賑う都市の大建築物や王侯の宮殿の政治や陰謀から離れて生活している素朴な民は、よく働き単純に生き、自分たちの人里はなれた城市で生き延びるためにお互いに協力しあう。遠く離れた辺境の開拓者、片田舎の農夫、ひなびた小村の平凡な人々など、ほとんどの普通の人たちは家族や隣人たちとただ静かに生活し、興奮や危険のことはほとんど気にかけずにすむことだけを望む。見知らぬ人間に対して疑い深く脅威を用心している、これらの田舎の人たちはその共同体の伝統を守るが、金を運んできたりもっとよいものを約束したりする者とは喜んで取引をする。
経験点135(
更新)
人間、1レベル・コモナー
N/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ +0;
感覚 〈知覚〉+3
防御
AC 10、接触10、立ちすくみ10
hp 6(1d6+3)
頑健 +2、反応 +0、意志 -1
攻撃
移動速度 30フィート
近接 代用クラブ=+1(1d4+1)
遠隔 スリング=-1(1d3+1)
一般データ
【筋】12、
【敏】11、
【耐】15、
【知】4、
【判】9、
【魅】10
基本攻撃 +0;
CMB +1;
CMD 11
特技 《持久力》、
《代用武器の巧み》
技能 〈知覚〉+3、
〈登攀〉+5
言語 共通語
装備 代用クラブ、スリングと石10個、カブ
恩恵 村一番の愚か者はPCたちを自分がうろついている街の中にある秘密の物または隠されている物に案内し、ある範囲を捜索するための
〈知覚〉判定に+5のボーナスを与えることができる。
村一番の愚か者は慈善、物乞い、半端仕事、時にはスリングで小さな獲物を倒して乏しい生活を送っている、穏やかな愚か者である。通常はやさしい魂を持っているが、挑発されると怒り狂い、手近にある物を盲滅法に振り回すかもしれない。
村一番の愚か者に
《持久力》の代わりに
《技能熟練:通常は製作または知識技能》を与えることで、ある分野では非常に知識がある愚かな使用人を作成することができる。愚かな使用人の【耐久力】値と【魅力】値を入れ替え、
《動物の友》、
《技能熟練:動物使い》を、
〈登攀〉技能の代わりに
〈動物使い〉技能を与えると、馬追いや人間よりも動物と付き合うのが上手い者を作ることができる(hp4、頑健+0、
〈動物使い〉+11)。また村一番の愚か者は粗野なナイフを持ち歩いたり、自らの拳(そして
《素手打撃強化》特技)で残酷な村人のあざけりから身を守ることを学んでいるかもしれない。
また村一番の愚か者は囚人、ガレー船の漕ぎ奴隷、精神病院の狂人として使用することもできる。
〈登攀〉技能を適切な〈製作〉または
〈職能〉技能と入れ替えることで素朴な一般人とすることもできる。厩番は
〈騎乗〉技能を持っているかもしれないし、波止場に住んでいる者は
〈水泳〉技能を持っているかもしれない。走り回る浮浪児は
《快速》と
《疾走》特技を持っているかもしれない。
村一番の愚か者は通常は単独で遭遇するが、1人の
侍祭、
酔っ払い、
農場主、あるいは
店主と連れ立っているかもしれない。
経験点200
人間、1レベル・コモナー/1レベル・エキスパート
N/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ +0;
感覚 〈知覚〉+1
防御
AC 10、接触10、立ちすくみ10
hp 10(2HD;1d6+1d8+2)(
更新)
頑健 +1、
反応 +0、
意志 +3
攻撃
移動速度 30フィート
近接 クラブ=+0(1d6)または
シックル=+0(1d6)
遠隔 スリング=+0(1d4)または
クラブ=+0(1d6)
一般データ
農場主は経済の屋台骨であり、世界のために食料と家畜を生産している。典型的な農場主は公平で分別があり信用できるが、よそ者には疑い深い。農場主は地方の噂のよい情報源であり、農場の周りの地域について自分の掌のように知っている。
特に危険な地域の農場主は危難の時のために着古したレザー・アーマーを持っているかもしれない(AC12)し、しばしば民兵の訓練の時から残しておいた古ぼけたスピアやクロスボウを家のどこかに持っている。退役兵の農場主や野生のクリーチャーから何回も自分の土地を守ってきた者は、コモナーのかわりにウォリアーを数レベル持っているかもしれない。このような農場主は技能は同じだが、ヒット・ポイントは11、頑健セーヴは+3、基本攻撃ボーナスは+1に上昇する。また通常は家と家族を守るために使う軽装鎧とよりよい武器を持っている。
農場主は通常2人から6人の家族と共に現れる(脅威度1~4)。それ以外に、農場主は3人の農場主の子供たちと野良で働いているかもしれない(脅威度3)。町では、1人の農場主は1人の
店主と押し問答をしているかもしれない(脅威度2)し、3人の農場主が田舎の酒場で可愛らしい
酒場の女給と話をしているかも知れない(脅威度3)。松明とピッチフォーク(スピアとして扱う)を持った12人の農場主で怒れる農村の暴徒を作ることができる(脅威度6)。
経験点4,800
人間、3レベル・アリストクラート/7レベル・エキスパート
N/中型サイズの
人型生物
イニシアチブ +0;
感覚 〈知覚〉+10
防御
AC 16、接触10、立ちすくみ16(+2盾、+4鎧)
hp 44(10d8)
頑健 +3、反応 +3、意志 +8
攻撃
移動速度 30フィート
近接 +1レイピア=+7/+2(1d6/18~20)または
ダガー=+6/+1(1d4-1/19~20)
遠隔 ダガー=+7(1d4-1/19~20)
一般データ
村長は街や都市の権威者である。小さな村は1人の裕福な市民や一般人による小さな議会に統治されているかもしれないが、村長は大きな共同体全体で行うことを鋭く認識し、一般人や富と権力を持つもの双方と共に効率よく働くことができる。その地位のため、貴族の称号を持っていない場合も領地を持つ郷紳や家柄のよい貴族と付き合うことができる。
村長はいかなるサイズの街や都市、あるいは戦略的または経済的に重要な小さな村にも現れうる。大都市には区長として数人の村長がいて、都市の評議会を作っているかもしれない。村長は大学やギルドの長、称号を持つ領主の使者として使うこともできる。
市長はしばしば2人の
衛兵隊長を護衛として連れている(脅威度9)。1人の
貴族と共に現れることもある(脅威度10)。あるいは1人の
豪商とその
傭兵の護衛と現れるかもしれない(脅威度11)。
最終更新:2017年06月15日 18:15