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上級クラス Prestige Classes

 上級クラスは非常に高い専門性を持ってキャラクターをカスタマイズすることができる。しかしその必要条件は、上級クラスを持つキャラクターは高レベルの傾向があり、効果的であるには特定の種類のマルチクラスを要求するかもしれないことを意味している。NPC Codexは忙しいGMから上級クラスを持つNPCを作るのにかける時間を省く。
 Core Rulebookで詳述されている各々上級クラスのために、この項は上級クラス・レベルが2、4、7、10の役に立つ面白いNPCを与える。NPCはキャラクター・レベル9、13、17、20であり、キャンペーンで広範囲に渡るレベルで彼らを使うことができる。
 この章に掲載しているすべてのNPCは基本能力値セット「英雄的」(15、14、13、12、10、8)を使用しており、所持品の価値は『表:NPCの所持品』の「英雄的なレベル」の列を使用して求められている。
 一般的にNPCたちは、それがキャラクターにとって重要(クレリックは聖印、〈装置無力化〉を有するローグは盗賊道具を持つなど)でない限り、ロープ、たいまつ、ベルトポーチなどの日常的なアイテムを列記していない。君はNPCは彼または彼女の職業または冒険の履歴に応じて適切な装備をしていることにしてよく、また価格が問題である場合、あるいはポーションやほとんど消費されたワンドなどの消耗アイテムのためにキャラクターの余分な装備のいくつかを消すことができる。
 基本クラスと同様に、この章のNPCの最も一般的な3つの使い方は、競合するもの、協力者、あるいはプレイヤー・キャラクターとしてである。キャンペーンがPCに、上級クラスのレベルを獲得できる前にその上級クラスのメンバーと一緒に訓練を受ける事を要求する場合、君は特定の研究の過程を追い続けることに興味のあるPCのための師匠またはトレーナーとしてこれらのNPCを使って良い。

クラスについての注記 Notes on Classes

 基本クラスと同様に、君のキャンペーンにとってさらに有用にするためにこれらのキャラクターに対し加えたり変更したりできるオプションが常にある。君がキャラクターの基本クラス能力を他のクラスやアーキタイプに置き換えることを考えているならば、確実に変更したキャラクターがまだ上級クラスへの条件を満たすようにすること。例えば、アーケイン・トリックスターは急所攻撃+2d6をキャラクターに必要としているので、キャラクターの急所攻撃を除去するようなクラスやローグのアーキタイプは使用しない。
 この節の残りでは、この章にいるクラスそれぞれについての特定の代替クラスやアーキタイプの選択肢を検査する。

アーケイン・アーチャー

 この上級クラスは1レベルの秘術呪文を発動する能力を必要とし、この章のアーケイン・アーチャーの4人すべては少なくとも1レベルのバード、ソーサラー、ウィザードのいずれかを持つ。これらのキャラクターのフレーバーを変えたいのであれば、サモナーやウィッチなどの類似した秘術呪文の発動できるクラスをこれらの基本クラスと交換することができる。君はクラス間の些細な数字の違い(ウィザードとサモナーのヒット・ダイスの種類など)を誤魔化し、非常に異なる雰囲気のNPCを作ってさえ良い。例えば、競技会の覇者(アーケイン・アーチャー 4)はバード/ソーサラーであるが、簡単にサモナー/バードや、バード/ウィッチになり、これはこのキャラクターの非常に異なるコンセプトを示せる。

アーケイン・トリックスター

 この上級クラスは、急所攻撃+2d6を必要とし、ここで紹介されるアーケイン・トリックスターは少なくとも3レベルのローグ・クラスを持つ。メイジ・ハンドを発動することができるキャラクターが必要条件であることは、キャラクターにはバード、ソーサラー、ウィザードであることを意味し、アーケイン・トリックスターはこれら3つのクラスとローグのマルチクラスである。しかし、いずれのキャラクターもローグ・レベルをニンジャ・レベルに置き換えることができる。サンドマンのバードのアーキタイプと生体解剖者のアルケミストのアーキタイプは急所攻撃の能力を与えるので、アーケイン・トリックスターのための面白いクラスの交換である。

アサシン

 この上級クラスは基本クラスのどれからでも満たす(ゲームのメカニズムに関して)のが最も簡単な必要条件があるため、ここで紹介されている4人のアサシンは様々な基本クラスを持っている――クレリック/ローグ、ドルイド/ファイター、モンク、ローグ。数字の多くを変えることなく、君のキャンペーンに合うようにこれらのアサシンを手早くカスタマイズすることとなるとき、君に多くのオプションを与える。クレリック/ローグはオラクル/ローグ、クレリック/バード、ドルイド/ローグへとなるかもしれない。モンクはファイター、レンジャー、ローグとなるかもしれない。ドルイド/ファイターはドルイド/バーバリアン、ドルイド/レンジャー、クレリック/ファイターとなるかもしれない。ローグはバード、ニンジャ、サモナーであるかもしれない。

エルドリッチ・ナイト

 このクラスは全ての軍用武器への習熟と3レベルの秘術呪文の発動能力を必要とし、キャラクターはバーバリアン、ファイター、パラディン、レンジャー・レベル(Core Rulebookで全ての軍用武器への習熟を得る唯一の方法である)と、バード、ソーサラー、ウィザード・レベルを持たなければならない。このクラスのテーマはメイガスの基本クラスに引き継がれたが、上級クラスを使用することは、メイガスの単一のクラスとしてできないことをできるようにし、例えば、高いレベルの呪文を使ったり、メイガスの呪文リストにない秘術呪文を使用したり、秘術呪文と信仰呪文を組み合わせたり(魔術戦闘士の覇者のエルドリッチ・ナイトとして)、バーバリアンの激怒を使ったりできる。ほとんどの場合、君はキャラクターの術者クラスを他のものに交換したり(召喚術士レベルをサモナー・レベルを、ソーサラー・レベルをバード・レベルに置き換えるなど)、武闘派のレベルを他の武闘派のレベルに置き換えられる(バーバリアンをレンジャーに、ファイターをキャヴァリアーになど)。

シャドウダンサー

 このクラスは3つの戦闘特技と小さな技能への投資を必要とするため、主に武勇のキャラクターに適する一方、同様に術者に手の届く範囲である。しかしシャドウダンサーのクラス能力の多く――暗視、身かわし、習熟、ローグの技、直観回避――は他のクラスや種族で利用可能である(もしくは他のクラス能力で模倣できる)ので、このクラスのレベルを取る多くのキャラクターは重複する能力を持つことになるだろう。効果的なシャドウダンサーを作ることは、これを避けるために元となるクラスと特技の精選を必要とする;君がこれまでのレベルを交換するならば、キャラクターが2つの異なる源から得る能力の数を最小にするようにすること。

デュエリスト

 このクラスは3つの戦闘特技を必要とするため、ファイター(と、程度は劣るがローグの技を使って追加の戦闘特技を得られる者であるローグ)が自然と適する。知的な戦術を利用したり、軽装鎧を着たり鎧を着なかったり、軽い武器または片手用の刺突武器をふるい、空いている手で最適な選択をするために、バーバリアン(激怒を基にした能力は主題と不似合いだ)、モンク(武器なしで戦うことができ、デュエリストのクラス能力を使うことができるモンクの武器が1つしかない)、パラディン(重装鎧を着ている)、レンジャー(ほとんどの場合は弓使いか、2つの武器を近接戦で使う)ことに依存する。したがって、ここで紹介されている4人のデュエリストはファイター・レベルまたはローグ・レベルを有している。デュエリストは必要条件として特定のファイターやローグのクラス特徴を使わないので、君はこの一般データを使う新しいデュエリストを作るために、これらのクラスの特徴を片手一刀流戦士、機動戦士、軽業師のローグ、放蕩者のローグといった別のアーキタイプのものに容易に交換できる。

ドラゴン・ディサイプル

 このクラスは、任意発動の秘術のクラス(基本の例ではバードとソーサラーの2つのみである)のレベルを必要とし、キャラクターにソーサラー・レベルがあるならば、竜の血脈を持つことを必要としているため、この上級クラスは、おそらくCore Rulebookの中で最も専門的である。幸いにもキャラクターの竜の種類を変えることは極めて簡単であり、ソーサラーのクラスに記されている、10の竜の種類のうち好きなものとして4つのキャラクターを使うことができる。

パスファインダー・クロニクラー

 このクラスは特定のクラス能力を必要とせず、小さな技能への投資と、キャラクターのデータ部に影響を及ぼさない役割や背景を必要としている;そのため、ここのパスファインダー・クロニクラーの例たちは様々なクラスを表している。アサシンのサンプル・キャラクターと同様に、これは君のキャンペーンに合うようにこれらのパスファインダー・クロニクラーをカスタマイズするために基本クラスを簡単に交換できることを意味し、例えば狂った預言者はクレリックから召喚術士へ、練達の物語作家はソーサラーを幻術師へ、勇戦の吟唱詩人はバーバリアン/バードをレンジャー/バードへ変えて良い。

ミスティック・シーアージ

 このクラスは2つの異なる呪文発動クラス3レベル以上の投資を必要とし、通常この道に興味がある人物は上級クラスを得ることへの途中で他のクラスを取っている余裕はない。ミスティック・シーアージの2つの独特なクラス能力のうちの1つは、他のクラスから魔法を発動するために呪文スロットを使う能力である。しかしながら、それをすると呪文が通常より高い呪文スロットを使うので、これは最適ではない選択である――キャラクターがこれをするのは通常、追加で発動する必要がありかつ正しいクラスの十分な呪文スロットを持っていない場合のみである。通常より弱い呪文をもつパワー不足のキャラクターを発表するのではなく、この章の4人のミスティック・シーアージはこのクラス能力を使う者として描写しないことにした。それが君のキャンペーンに合うならば、この能力を利用するために自由に呪文リストを変えること。

ローアマスター

 このクラスの技能、特技、呪文の前提条件は非常に特殊であり、独特なクラス能力は戦闘に特に役に立たないため、このクラスのキャラクターは賢者や師というNPCの地位へとしばしば追いやられる。ここで示されている4人のローアマスターは神、自然、人型生物の歴史、次元界についての知識に重きを置いている。しかし、この上級クラスの能力は基本クラスの能力を変更せず、キャラクターの研究分野と特別な関連性もないため、君はクラス・レベルを他と交換することができるか、キャンペーンのために必要とするものに知識を変更することができる。例えば、君が次元界の専門家を必要とするならば、神聖なる学匠を使って彼女の〈知識:次元界〉と〈知識:宗教〉の技能ボーナスを交換する。