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スフィア・シンガー Sphere Singer

 出典 Path of Righteous 28ページ
 デズナ教徒は旅を愛することで有名であるが、スフィア・シンガーはこの旅への情熱を極限まで高めている。スフィア・シンガーは信仰と歌を組み合わせて旅の助けとする。地平線のみ香には何があるのか。次の部屋には何があるのか、常に発見したいと考えている。スフィア・シンガーのレベルがあがるに連れ、夢に影響を与え、運を操ることを学ぶ。最終的には星々の間を旅するために定命のものの起源を超える。それでもスフィア・シンガーがいかに強力であるとしても、彼女らが成長するという事実を見失いはしない。運命の移り気な気まぐれに曝されているという事実を見失うことはなく、必要なときに助けてくれる幸運を信頼している。

前提条件

 属性:中立にして善、混沌にして善、混沌にして中立

 神格:デズナを信仰していなければならない

 技能:〈知識:地理〉3ランク、〈芸能:歌唱〉6ランク

 特技:《武器の妙技》

 呪文:2レベル呪文の発動能力

 特殊:スターナイフに習熟していなければならない。

クラス技能

 スフィア・シンガーのクラス技能は、以下の通り:〈軽業〉【敏】、〈登攀〉【筋】、〈交渉〉【魅】、〈飛行〉【敏】、〈治療〉【判】、〈知識:神秘学〉【知】、〈知識:ダンジョン探検〉【知】、〈知識:地理〉【知】、〈知識:歴史〉【知】、〈知識:地域〉【知】、〈知識:自然〉【知】、〈知識:次元界〉【知】、〈知識:宗教〉【知】、〈知覚〉【判】、〈芸能〉【魅】、〈騎乗〉【敏】、〈呪文学〉【知】、〈生存〉【判】、〈水泳〉【筋】、〈魔法装置使用〉【魅】。

 レベル毎の技能ポイント:6+【知】修正値。

 ヒット・ダイスの種類:d8。

クラスの特徴

レベル 基本攻撃
ボーナス
頑健
セーヴ
反応
セーヴ
意志
セーヴ
特殊 1日毎の呪文
1 +0 +0 +1 +1 優美な手、星歌、放浪者の賛美歌
2 +1 +1 +1 +1 万能なる芸 既存の呪文を発動するクラスに+1レベル
3 +2 +1 +2 +2 快い夢 既存の呪文を発動するクラスに+1レベル
4 +3 +1 +2 +2 徘徊の夢(ドリーム) 既存の呪文を発動するクラスに+1レベル
5 +3 +2 +3 +3 揚羽蝶 既存の呪文を発動するクラスに+1レベル
6 +4 +2 +3 +3 万能なる芸、徘徊の夢(ドリーム・カウンシル) 既存の呪文を発動するクラスに+1レベル
7 +5 +2 +4 +4 導きの歩み、星唄(即行アクション) 既存の呪文を発動するクラスに+1レベル
8 +6 +3 +4 +4 徘徊の夢(ディマンド) 既存の呪文を発動するクラスに+1レベル
9 +6 +3 +5 +5 幸運の情実
10 +7 +3 +5 +5 綴れ織の旅人 既存の呪文を発動するクラスに+1レベル

クラス特徴

以下のすべてがスフィア・シンガー上級クラスの特徴である。

 優美な手(変則)/Graceful Hand:スフィア・シンガーはボーナス特技として前提条件を無視して《星刃の優美》UIを得る。

 星歌(超常)/Starsong:スフィア・シンガーは、バードの呪芸のバードのクラス特徴として、魔法の効果を作成するために〈芸能:歌唱〉を使用できる。スフィア・シンガーはこの能力をスフィア・シンガー・レベルの2倍に等しいラウンド数だけ1日に使用でき、バード・レベルから得たバードの呪芸のラウンド数を使用することもできる。星歌を開始することは移動アクションであるが、フリー・アクションとして各ラウンドで維持することができる。スフィア・シンガーがバードの呪芸を持っている場合、標準アクションの代わりに移動アクションとしてバードの呪芸を開始することもできる。星歌を中断することはできないが、スフィア・シンガーが殺された、麻痺状態気絶状態、サイレンスあるいはその他の方法で各ラウンドを維持するためのフリー・アクションを行うことができなくなる時即座に終了する。星歌は、スフィア・シンガーが一度に行うことができる星歌の数を決定する目的でバードの呪芸としてみなされる。星歌は聴覚構成要素があるが、視覚構成要素はない。7レベルの時点で、スフィア・シンガーは即行アクションとして星歌またはバードの呪芸を開始することができる。スフィア・シンガーの星歌に対するセーヴDCは10+スフィア・シンガーのレベル+【魅力】修正値に等しい。

 スフィア・シンガーの星歌はレベルがあがるに連れて強くなる。

 放浪者の賛美歌/Wanderer’s Hymn:1レベルの時点で、スフィア・シンガーは音楽を使用してステップを早めることができる。この星歌を維持している限り、基本地上移動速度に+30フィートの強化ボーナスを得る。

 快い夢/Sweet Dreams:3レベルの時点で、スフィア・シンガーは5分間演奏の費やし寝ている者を保護するために5ラウンドの星歌を消費することができる。5分間の演奏全体でスフィア・シンガーから30フィート以内にとどまっているクリーチャーは、ナイトメアやナイト・ハグの夢中憑依などの寝ている目標に攻撃するその他の効果に完全耐性を持つ。加えて、そのようなクリーチャーは《dream feast》(Pathfinder Campaign Setting: Inner Sea Gods 232ページ)の利益を得る。

 揚羽蝶/Butterfly:5レベルの時点で、スフィア・シンガーは音楽で空を探検できる。この星歌を維持している間、フライの利益を得る。あるいは5分間芸能に費やし、10ラウンド星歌に費やすと、オーヴァーランド・フライトの利益を得ることができる。これら両方の効果は、スフィア・シンガーの合計ヒット・ダイスに等しい術者レベルで発現される。いずれの効果下にある間、スフィア・シンガーは大きな蝶の羽を成長させる。

 導きの歩み/Guide My Steps:7レベルの時点で、スフィア・シンガーは彼女の目的へのガイドとして歌を使用することを学ぶ。この星歌を使用するには、3ラウンドの間芸能に費やし、6ラウンド星歌に費やさなければならない。この芸能の終わりに、スフィア・シンガーはキャラクター・レベルに等しい術者レベルでファインド・ザ・パスの利益を得る。
 スフィア・シンガーが選択した場合、明確な目的地を意識せずに、導きの歩みを使用することができる。GMの裁量により、スフィア・シンガーは新しいロマンチックな機会、夕日を眺めるのに適した場所、エキゾチックなモンスターのスなど、特に興味深いものに案内されるかもしれない。そうでなければ、効果が終わるまでただただ宛もなくさまよう。

 幸運の情実/Fortune’s Favor:9レベルの時点で、スフィア・シンガーの歌は非常に活気がありそして楽しいため、デズナ自身が気が付き比類のない幸運で祝福する。星歌を維持している間、スフィア・シンガーがd20ロールを行うとき(ただしラウンド毎に1回)、2回ロールして望む方の結果を採用することができる。

 万能なる芸(変則)/Versatile Performance:2レベルと6レベルの時点で、スフィア・シンガーはバードのクラス特徴として万能なる芸を得る。スフィア・シンガーは〈芸能:歌唱〉あるいは〈芸能:舞踊〉を選択することができる。既にこれらの両方を選択していた場合、その代わりに他の万能なる芸を得ることができる。スフィア・シンガーがこの能力を得るとき、コストなく関連した技能でランクを再修得することができる。

 徘徊の夢(超常)/Wandering Dream:4レベルの時点で、スフィア・シンガーはボーナス特技として《明晰夢》OAを得る。毎晩寝るとき、一人の人物と連絡を取ることができる。これはスフィア・シンガーはが受信者に精通している必要があることを除いて、ドリームとして機能する。多くのスフィア・シンガーはこの方法で遠い家族あるいは恋人とのコンタクトを保持する。6レベルの時点でこの効果は受信者にドリーム・カウンシルOAに従ってスフィア・シンガーの夢景に入ることを許可する(受信者がこれに応じてドリームを発動したかのように)。

 8レベルの時点で、スフィア・シンガーは、親しい人と連絡を取る代わりに、クリーチャーの夢に旅をしサジェスチョンを残すことができる。これはディマンドとして機能するが、センディングの代わりにドリームを修正する。この方法で使用すると、ドリームの受信者の通常の制限が適用される。スフィア・シンガーが眠りにつくときにこれらの能力のどれを使用するか(選択肢があるならば)を選択する。

 綴れ織の旅人(変則、擬呪)/Tapestry Traveler:10レベルの時点で、スフィア・シンガーは星屑とこの世のものならぬエネルギーのエッセンスで満たされ、蛹から現れた蝶のように死すべき運命を超える。スフィア・シンガーの種別はフェイに代わり、大きな蝶の羽を生やし飛行移動速度50フィート(良好)を得る。加えて、[氷雪]に対する完全耐性と、無呼吸のモンスターの共通ルールを得る。
最終更新:2022年12月14日 00:10