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ソウル・アーチャー Soul Archer

 典型的なソウルナイフは蒸留した念能エネルギーからの近距離武器を用いるが遠隔攻撃の技能を開発することを選択したものもいる。これらのソウル・アーチャーは精神の力をエネルギーの矢に換えることに優れている。多くのソウル・アーチャーはマインド・ブレードを使用することができるが、エネルギーの矢を撃つことができればはるかに危険なこととなるだろう。
 一部のソウル・アーチャーがエネルギーの弓に似ているものを用いることを選ぶ一方で、単に自身の手からファイア・ボルトを撃つ者もいる。その多種多様な見た目にかかわらず危険性は同じである。彼らの中でより技能に優れたものは、近距離でも発射し気を逸らすことを利用するために反応することを学ぶ者もいる。

 役割:ソウル・アーチャーは遠隔からの戦闘員として最も適しているが、安全な距離へと戻るためには敵に直接向かい合う必要がある。ソウル・アーチャーは敵に近づいたり妨害する味方がいる時が最善であるため、遠くから死を投げつける。

属性:多種多様なソウル・アーチャーがいるため、ソウル・アーチャーはどの属性でもなれる。

ヒット・ダイス:d10

必要条件

 ソウル・アーチャーになるためには、キャラクターは以下の基準すべてを満たさなければならない。

 基本攻撃ボーナス:+5


 特殊:マインド・ブレード強化あるいはマインド・ボルト強化のクラス特徴

注意:以下に述べられているクラス特徴はマインド・ブレードについて言及しているが、ソウルボルトなどのアーキタイプのようなマインド・ボルトを形成するキャラクターも効果は同様に適用される。

クラス技能

 ソウル・アーチャーのクラス技能(と各技能の主要能力値)は次の通り:〈知覚〉【判】、〈隠密〉【敏】、〈生存〉【判】。
レベル毎の技能ランク:4+【知】修正値。

表:ソウル・アーチャー
レベル 基本攻撃ボーナス 頑健セーヴ 反応セーヴ 意志セーヴ 特殊 マインド・ブレード
1 +1 +0 +1 +0 マインド・アロー形成遠隔ブレード技能
2 +2 +0 +1 +0 遠隔特技 既存のクラスに+1レベル
3 +3 +1 +2 +1 遠隔ブレード技能 既存のクラスに+1レベル
4 +4 +1 +2 +1 遠隔念動打撃 既存のクラスに+1レベル
5 +5 +1 +3 +1 遠隔ブレード技能 既存のクラスに+1レベル
6 +6 +2 +3 +2 脊髄反射撃ち 既存のクラスに+1レベル
7 +7 +2 +4 +2 遠隔ブレード技能 既存のクラスに+1レベル
8 +8 +2 +4 +2 位相撃ち 既存のクラスに+1レベル
9 +9 +3 +5 +3 遠隔ブレード技能 既存のクラスに+1レベル
10 +10 +3 +5 +3 射撃強化 既存のクラスに+1レベル

クラス特徴

 ソウル・アーチャーのクラスの特徴は以下の通り。

 武器と防具の習熟 ソウル・アーチャーは武器や鎧の習熟を得ない。


 マインド・ブレード/Mind Blade 各レベルで、ソウル・アーチャーはマインド・ブレード強化のクラス特徴の目的でソウルナイフ・レベルを増加させる。これは、ほかの目的でソウルナイフ・レベルを増加させることをソウル・アーチャーに与えるものではない(ブレード技能や念能打撃の目的など)が、下記を参照せよ。

 マインド・アロー形成/Form Mind Arrow ソウル・アーチャーは念能のエネルギーを半固体の矢として自身のマインド・ブレードを作ることを選択でき、フリー・アクションとしてマインド・アローを形成する。ソウル・アーチャーが複数回攻撃を行う能力を持つ場合、攻撃の一部として複数のマインド・アローを形成することができる。ソウル・アーチャーはマインド・アローを作成し発射するために片手が空いていなければならない。
 矢はソウル・アーチャーに適切なサイズのコンポジット・ロングボウから発射される矢に似ている(視覚的な面は除く)。ソウル・アーチャーはマインド・アローを用いた攻撃のダメージに【筋力】修正値ではなく【判断力】修正値を加える。マインド・アローは念能打撃の使用する能力、強化ボーナスや武器の特殊能力、特技を含むマインド・ブレードに通常適用される全ての利益を受けるが、マインド・アロー形成である間、近接特有のオプションは機能しない。
 《近距離射撃》などの遠隔攻撃に適用できる遠隔用特技はマインド・アローに適用される。マインド・ブレードに適用される近接武器のみに機能する武器の特殊能能力は、ソウル・アーチャーがマインド・ブレードの特殊能力を再割り当てする通常の時間を費やすまで、起動できない。

 遠隔ブレード技能/Ranged Blade Skill 1レベルの時点と以降2レベルごとに、ソウル・アーチャーはブレード技能を得る。このブレード技能は、マインド・ボルト変化のブレード技能を除き、ソウルボルトのアーキタイプがマインドボルトが選択することができるブレード技能を選択することができる。このブレード技能を選択するとき、ソウル・アーチャーのレベルはソウルナイフ・レベル+ソウル・アーチャー・レベルとして扱われる。

 遠隔特技/Ranged Feat 2レベルの時点で、ソウル・アーチャーは選択したボーナス特技を得る。選択する特技は《近距離射撃》を前提条件とするものでなければならない。

 遠隔念動打撃/Ranged Psychic Strike 4レベルと8レベルの時点で、マインド・ブレードがマインド・アロー形成の時ソウル・アーチャーの念能打撃のダメージはダメージ・ダイスが1つ増加する。ソウル・アーチャーが念動打撃の能力を持たない場合、念動打撃の能力を得、4レベルの時点で1d8ポイントのダメージを、8レベルの時点で2d8ポイントのダメージを与えるが、この能力はマインド。ブレードがマインド・アロー形成の時のみ使用できる。

 脊髄反射撃ち(変則)/Reflexive Shot 6レベルの時点で、ソウル・アーチャーは自身のマインド・アローで機会攻撃を行うことができる・ソウル・アーチャーは依然として、自身のマインド・ブレードあるいは素手打撃の間合いで機会攻撃を行うことができるが、依然として1ラウンドに1回の機会攻撃しか行えない(《迎え討ち》特技などで追加の機会攻撃を得ない限り)。

 位相撃ち(超常)/Phasing Shot 8レベルの時点で、ソウル・アーチャーは自身の念能収束を拡張し、標準アクションとして距離内の目標にマインド・アローを発射する遠隔接触攻撃を行うことができる。マインド・アローはまっすぐ目標に向かい、非魔法的あるいは非念能的な障壁や壁を通り抜ける(ウォール・オヴ・フォースウォール・オヴ・ファイアーウォール・オヴ・エクトプラズムなどはマインド・アローを止める)。この能力は遮蔽や視認困難を無視するが、それ以外の場合は攻撃は通常通り処理する。

 射撃強化(超常)/Empowered Shot 10レベルの時点で、ソウル・アーチャーは念能収束を拡張し、そのラウンドの全力攻撃内の全ての攻撃に適用する念能収束の拡張を必要とする1つの特技の効果を得る。この特技は遠隔攻撃に機能するものでなければならない。
 例えば、ソウル・アーチャーが《深層への衝撃》特技を持つ場合、全力攻撃内の全ての攻撃に遠隔接触攻撃として扱うためにこの能力を使用することができる。

Section 15: Copyright Notice
Psionics Expanded: Advanced Psionics Guide. Copyright 2011, Dreamscarred Press; Authors: Jeremy Smith and Andreas Rönnqvist.
最終更新:2023年06月12日 17:40