この炎のように赤い人型生物は昆虫と爬虫類の奇妙な混合物のような外見をしており、4本の腕を持ち牙の生えた大顎をひくつかせている。
ジル 脅威度6 Xill
防御
AC 21、接触14、立ちすくみ17(+5外皮、+2盾、+4【敏】)
hp 67(9d10+18)
頑健 +8、
反応 +10、
意志 +6
SR 17
攻撃
移動速度 40フィート
近接 ショート・ソード=+13/+13/+8(1d6+3/19~20)、
爪=+13(1d4+3、加えて“
つかみ”)、
噛みつき=+7(1d3+1、加えて“
麻痺”)、または
爪(×4)=+13(1d4+3、加えて“
つかみ”)、
噛みつき=+12(1d3+3、加えて“
麻痺”)
遠隔 ロングボウ(×2)=+13(1d8/×3)
特殊攻撃 産みつけ、
麻痺(1d4時間、DC16)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(エーテル界)
編成 単体、2体、徒党(3~6)
宝物 標準(鋼鉄製ヘヴィ・シールド、ショート・ソード×2、ロングボウ×2とアロー40本、その他の宝物)
特殊能力
産みつけ(変則)/Implant ジルは1回の標準アクションとして、無防備状態のクリーチャーに2d6個の卵を産みつけることができる。卵は24時間で孵化し、幼生は宿主を体内から食い荒らし、宿主が死ぬまで幼生1体につき毎時間1ポイントの【耐久力】
ダメージを与える。その後幼生は体内から出てきて、可能ならば成体になるべくエーテル界に界渡りする。
リムーヴ・ディジーズまたは同種の効果を使えば犠牲者から全ての生みつけられた卵や幼生を除去できる。DC20の
〈治療〉判定(1回の試みにつき10分間かかる)に成功すれば、1回につき1個の卵か幼生を切除できる。判定に失敗しても再挑戦できるが、成否に関わらず、1回試みるごとに患者に1d4ポイントのダメージを与える。
多刀流体得(変則)/Multiweapon Mastery ジルは複数の武器で戦っても攻撃ロールにペナルティを被らない。爪攻撃は武器を使用している場合であっても主要攻撃として扱う。
界渡り(超常)/Planewalk ジルは1回の移動アクションでエーテル界から物質界へ移動することができる。物質界からエーテル界へ移動するには2回の連続した全ラウンド・アクションを要し、その間ジルは動けない状態になる。ジルが薄れて消えていくにつれ、攻撃を命中させるのは難しくなる。敵は1ラウンド目には20%の失敗確率を、2ラウンド目には50%の失敗確率をこうむる。ジルは界渡りをする際に、同意しているか
無防備状態のクリーチャー1体を連れて行くことができる。
ジルはエーテル界に住む襲撃者であり、たった1つの目的――他者の犠牲の上に自分たちの種族が繁栄すること――のために出会った全ての者を征服しようとする。全てのジルは女性であり、卵を産む能力を持つが、卵を孵すには生きている宿主が必要となる。彼女らは犠牲者を麻痺させ、通常時は大顎の裏に引っ込めているグロテスクな産卵管を使って卵を産みつける。邪悪で異質な次元旅行者であるジルは全て、すばらしい知性と全体主義的かつ軍国主義的な文化を持つ。彼女たちは他の生命体のほとんどを孵化器とみなしているが、
フェイズ・スパイダーがもっともこの目的にかなっていると重宝する。
最終更新:2016年10月30日 04:39