この蛇のような金の鱗を持つドラゴンは、絶えず輪と結び目の模様へと歪む。
シェン CR24/MR9
防御
AC 44、接触8、立ちすくみ44(+38外皮、-4サイズ、+2【敏】)
HP 568(29d12+380)
頑健 +26、
反応 +20、
意志 +24
ダメージ減少 10/エピック;
完全耐性 睡眠、麻痺;
呪文抵抗 35
攻撃
移動速度 50フィート、
飛行250フィート(標準)、水泳80フィート
近接 噛みつき=+41(2d10+22/19~20)、爪(×2)=+41(2d8+15/19~20)、突き刺し=+40(2d10+22)、尾の打撃=+38(2d10+22)
接敵面 20フィート;
間合い 15フィート(噛みつきおよび突き刺しは20フィート)
特殊攻撃 ドラゴンの攻撃、狂気の霧、
でたらめな秘術、押し潰し、尾による一掃(DC34、2d6+22)、雲のブレス、持続するブレス攻撃(4d6[氷雪]、9ラウンド)、
神話パワー(9回/日、
活性+1d10)、ブレス攻撃(60フィートの円錐形、25d6[氷雪]、反応・DC34・半減、1d4ラウンド毎に使用可能)
擬似呪文能力 (術者レベル29;精神集中+35)
修得ソーサラー呪文 (術者レベル17;精神集中+23)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/水
編成 単体
宝物 ×3
特殊能力
変身(超常)/Change Shape シェンは
ビースト・シェイプIIIとして、回数無制限でキジ、貝、燕の形状をとることができる。
雲のブレス(超常)/Cloud Breath シェンが持続するブレス攻撃の能力を使用するとき、ブレスは
オブスキュアリング・ミストの呪文と類似する霧の雲を残す。持続するブレス攻撃が終了するとこの雲は消える。
ドラゴンの攻撃(変則)/Dragon Attacks シェンはそのサイズに基づくトゥルー・ドラゴンの全ての肉体攻撃(86~87ページ)と同様に突き刺し攻撃を持ち、突き刺しはトゥルーの噛みつき攻撃として機能する。
ガス化形態(超常)/Gaseous Form シェンは(呪文と同様に)回数無制限にガシアス・フォームの姿を取れ、無制限にこの形態でいることができる。ガス化形態である間、120フィートの飛行移動速度(完璧)を持つ。
蜃気楼の城(超常)/Mirage Castle 1日1回全ラウンド・アクションとして、シェンは10倍の体積に影響を与える
ミラージュ・アーケイナ (20レベル術者)として思いのままに幻術の城を作ることができる。シェンはその作成物を維持するために精神集中をする必要はない。シェンによってフリー・アクションとして解呪される、あるいはシェンが他のものを作るまで蜃気楼の城は残り続ける。即行アクションとしてシェンは既存の蜃気楼の城の詳細を変更することができる。神話パワーを1回分消費することによって、シェンは、城が意志セーヴに成功することで90%本物として機能する
シャドウ・カンジュレーションであるかのように、24時間幻想を準本物とすることができる。(訳注:DC未記載だが、擬呪でないためどの精神能力値を使おうと恐らくDC30)
狂気の霧(超常)/Mists of Madness 狂気を吹き込むためにブレス攻撃を行うときシェンはフリー・アクションとして神話パワーを1回分消費することができる。ブレス攻撃の範囲内のクリーチャーはDC30の意志セーヴに成功するか、ブレス攻撃の雲の範囲内に留まり続けるか去ったあと1d4ラウンドの間
混乱状態とならなければならない。これは[精神作用]効果であり、セーヴDCは【魅力】に基づいている。
真珠の魂(超常)/Pearl Soul 神話パワーを1回分消費する標準アクションとして、あるいは0ヒット・ポイント以下に減少したときコストなく自動的に、シェンは真珠の形状を取る。シェンは自身の環境への認識を保持するが、それ以外の点では
石化状態であるかのように扱われる。シェンの真珠の形態はどのような形であれダメージを受けることはなく、ほとんどの呪文や能力の影響を受けないが、シェンは
ミラクルあるいは
ウィッシュの呪文によってドラゴンの形態に戻ることを強制される。真珠の形態である間、シェンは自然治癒し、完全に回復するとき、ドラゴンの形態に自動的に戻る。
シェンは不可解で勇敢なドラゴンであり、彼らのインペリアル・ドラゴンの種より強力で謎めいている。シェンは鳥、貝、甲殻類、真珠の外見になることを好み、真の姿で見つかることはめったにない。その真なる姿は巨大な蛇体の龍の姿で、緑色と金色の輝く鱗で飾られる。シェンは一定の動きをするクリーチャーであり、その長い身体を、うねらせ揺する事で煌めく回転と複雑な結び目の模様へと変える。
典型的に慈悲深いシェンは神が耳を貸さない時に祈祷者に答え、貧しい漁師の網に魚を集めさえすることで知られている。しかしこれらの誇り高きクリーチャーは軽蔑されたり、無礼に扱われたと信じた時に気まぐれに、そして狭量にさえなることがある。このような違反は無作為なものに見えるかもしれない:燕(シェンの好物)を食べる、特別な祭日にシェンの狩猟場に侵入する、そして些細な破壊活動を行うことは全てシェンの怒りを招きうる。このような理由から、一部の哲学者はシェンが自然律を維持しようとするバランスのクリーチャーであると示唆している。彼らはあらゆるもののバランスを元に戻すために、厳冬に早めの雪解けをもたらしたり、田舎の村を襲うクリーチャーを破壊したりする。彼らの動機が何であれ、大部分の人々はシェンを恐れ尊重している。多くの場合、珍しい幸運あるいは不運はシェンに起因している。
シェンは物理的に力強い一方で、彼らが振るう印象的な魔法のため恐れられ尊敬されている。彼らは強力な幻術士にして天気と気候の操作者である。
シェンは海洋やその他の大きな水の中での静かな熟考を好む;ごくまれに彼らは大きな川で見つかる。シェンはほとんど食べる必要がない一方で、少量の魚と鳥を食べることを楽しむ。何らかのちょっとした軽蔑に対する復讐をするとき、家畜を食べ、作物を凍らせるが、彼らは概してそのような饗宴や理不尽な破壊に関わることを強要されていない。
シェンは大きな真珠に変身することができ、眠る代わりに頻繁に変身する。シェンは数年あるいは数十年真珠になってから再び自然界に現れるかもしれない。
多くのドラゴンと同様に、シェンは多くの宝物を蓄えており、大部分は偉大な行為に対する感謝として与えられた捧げものであるが、彼らを怒らせた人々や打ち破ったモンスターからの略奪品もある。それ以外では社交的な性格にもかかわらず、シェンは宝を盗むあるいは荒らす事ですらそれをしたクリーチャーを許さず、宝から取り除かれた些細なものを元に戻すためにどのようなことでもする。
シェンは宝を守るために、水中あるいは水上に彼らが家と呼ぶ巨大な蜃気楼の城を作る。これらの城は、しばしば幻覚の絹と金で派手に装飾された数十の空の部屋、幻の家具がそろった豪華なダイニング・ホール、そして擬似的なシャンデリアで照らされた広い控えの間がある、巨大なものである。これらのクリーチャーが人間の住居に倣い彼らの蜃気楼の家を作る理由を正確に理解しているものは誰もおらず、表面上の類似点は訪問者をさらに混乱させ当惑させることに役立つのみである。
孤独なクリーチャーであるにもかかわらず、シェンは他の多くの種類のドラゴンよりも頻繁に社会的活動をし、時には大きな仕事や行為を達成するために仲間と一緒に共謀する。そのようなグループでは、めったに短命な種族の邪魔はしないが、大いに必要とされている時に同情を示すことが知られており、干ばつの時に必要な雨を運んだり、彼らの家に隣接する地域から極めて厄介なクリーチャーを取り除いたりする。このために、そして大きな獣に対する恐怖から、地元の住民はシェンにかなりの敬意を表し、生贄や宝物を奉納し、ドラゴンに賛辞を捧げる。
最終更新:2023年08月06日 01:22