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ウルシッカ Ursikka

この昆虫のようなクリーチャーは白い綿毛のような毛皮で覆われている。粘り気のある流体を滴らせる3つに分かれた口の上で1対の目が輝く。

ウルシッカ CR10 Ursikka

XP 9,600
真なる中立/超大型サイズの魔獣
イニシアチブ +4;感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚振動感知30フィート、夜目〈知覚〉+15
防御
AC 24、接触8、立ちすくみ24(+16外皮、-2サイズ)
HP 138(12d10+72)
頑健 +14、反応 +10、意志 +5;[精神作用]効果に対して+4
防御能力 凶暴性抵抗 [氷雪]20
攻撃
移動速度 40フィート、穴掘り20フィート
近接 噛みつき=+21(2d6+11、加えて“凍結唾液”)、爪(×2)=+21(1d8+11)
接敵面 15フィート;間合い 15フィート
特殊攻撃 上塗爪、毒吐き
一般データ
【筋】32、【敏】11、【耐】22、【知】2、【判】13、【魅】5
基本攻撃 +12;CMB +25(+27突き飛ばし);CMD 35(対突き飛ばし37、対足払い39)
特技 《イニシアチブ強化》《強打》《神速の反応》《突き飛ばし強化》《ひっつかみ》《ふっとばし攻撃》
技能 〈知覚〉+15、〈登攀〉+15
その他の特殊能力 冬眠
生態
出現環境 いずれかの寒冷/地上
編成 単体、2体、または巣(3~10)
宝物 なし
特殊能力
上塗爪(変則)/Coat Claws 標準アクションとして、ウルシッカはその鋏のような爪を冷たく粘着性の唾液で覆うことができる。このコーティングは1分間持続する。ウルシッカの上塗爪によって命中されたか、ウルシッカの《ひっつかみ》の特技によって組みつき状態となったクリーチャーは追加の2d6ポイントの[氷雪]ダメージを受ける(反応・DC22・半減)。
凍結唾液(変則)/Freezing Saliva ウルシッカの口から滴る唾液は冷たいだけでなく粘着性があり、クリーチャーが1d4ラウンドの間絡みつかれた状態となることを引き起こす(反応・DC22・無効)。絡みつかれた状態である間、クリ―チャーは毎ラウンド、2d6ポイントの[氷雪]ダメージを受ける。絡みつかれた状態のクリーチャーは、DC19の【筋力】判定に成功するか、斬撃武器もしくは[火炎]ダメージで絡みついた唾液に15ポイントのダメージを与えることで、この持続時間が終了する前に振りほどくことができる。唾液を取り除くために火を使用することは、絡みつかれた状態のクリーチャーにも同様にダメージを与える。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
冬眠(変則)/Hibernation 唾で自身を囲むことにより繭として固まり、ウルシッカは長い冬眠状態となることができる。冬眠中はウルシッカは飲食の必要はない。繭は硬度10、60ヒット・ポイントを持ち、[火炎]ダメージに対する完全耐性を持つ。繭が無傷のままならば、ウルシッカはその冬眠中傷つかない。ウルシッカは繭から自由になるために攻撃を使用しなければならない。
毒吐き(変則)/Spit 標準アクションとして、ウルシッカは60フィートの直線にその唾液を吐くことができる。範囲内のクリーチャーは8d6ポイントの[氷雪]ダメージを受け、絡みつかれた状態となる。DC22の反応セーヴに成功することはダメージを半減し絡みつかれた状態を無効化する。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。

 ウルシッカは広大な極地を支配する悪質な食物連鎖の頂点である。4本の細い脚で上部を支え、不安にさせる移動速度で飛び回るウルシッカは25フィートの高さにも達することができ、20フィートの長さもの長い腹部がその大半を占める。彼らの貪欲な前腕は骨から肉を剪断することができる鋭い鋏で終わっており、ボサボサの柔らかい毛が彼らの体の大部分を覆っている。しかし、ウルシッカの最も変わった特徴は、人間全体を飲み下すほど大きく広げることのできる3つに分かれた大口である。凍結唾液は絶えずこれらの歯ぎしりをする下顎骨から滴り、獲物を傷つけ捕える。残忍なる知性しかないウルシッカは、全ての小さなクリーチャーを食料として見て、人型生物の共同体全体に侵入しむさぼることを何とも思っていない。
最終更新:2021年05月09日 00:41