PU > クラス > バーバリアン

バーバリアン Barbarian

 ある英雄にとって、その内に宿る激怒は抑えることのできないものだ。その憤怒が受け継いだものか生来のものかにかかわらず、そのような冒険者は怒りを扱う術を身につけ、敵に対する力へと変える。このような原始的な戦士はバーバリアンと呼ばれ、怒りを戦場での強力な武器へと変える。傷を顧みず絶え止まぬ血への渇望を備えた粗暴なる暴力は、まさに戦の体現と言える。

 アンチェインド/Unchained:アンチェインド・バーバリアンは多くの点でCore Rulebook版に似通っている――彼らは依然として激怒を用い、激怒パワーを獲得する。しかし多くの点で細かな変更がなされている。今や激怒は能力値にボーナスを与えプレイヤーがいくつかのデータを再計算しなければならないものではなく、一時的ヒット・ポイントと攻撃とダメージ・ロールへの固定のボーナスを与える。さらに、多くの激怒パワーは激怒毎に1回だけ使用できるのではなく、バーバリアンが激怒しているときならいつでも機能する。最後に、多くの便利な激怒パワーはより便利で興味深いものになるよう調整された。

 属性:秩序以外。

 ヒット・ダイス:d12。

クラス技能 Class Skills

 バーバリアンのクラス技能は、以下の通り:〈威圧〉【魅】、〈軽業〉【敏】、〈騎乗〉【敏】、〈水泳〉【筋】、〈製作〉【知】、〈生存〉【判】、〈知覚〉【判】、〈知識:自然〉【知】、〈登攀〉【筋】、〈動物使い〉【魅】。
 レベル上昇毎の技能ポイント:4+【知力】修正値。

アンチェインド・バーバリアン Unchained Barbarian
レベル 基本攻撃ボーナス 頑健セーヴ 反応セーヴ 意志セーヴ 特殊
1 +1 +2 +0 +0 高速移動激怒
2 +2 +3 +0 +0 激怒パワー直感回避
3 +3 +3 +1 +1 危険感知+1
4 +4 +4 +1 +1 激怒パワー
5 +5 +4 +1 +1 直感回避強化
6 +6/+1 +5 +2 +2 危険感知+2、激怒パワー
7 +7/+2 +5 +2 +2 ダメージ減少1/―
8 +8/+3 +6 +2 +2 激怒パワー
9 +9/+4 +6 +3 +3 危険感知+3
10 +10/+5 +7 +3 +3 ダメージ減少2/―、激怒パワー
11 +11/+6/+1 +7 +3 +3 大激怒
12 +12/+7/+2 +8 +4 +4 危険感知+4、激怒パワー
13 +13/+8/+3 +8 +4 +4 ダメージ減少3/―
14 +14/+9/+4 +9 +4 +4 不屈の意思激怒パワー
15 +15/+10/+5 +9 +5 +5 危険感知+5
16 +16/+11/+6/+1 +10 +5 +5 ダメージ減少4/―、激怒パワー
17 +17/+12/+7/+2 +10 +5 +5 無疲労激怒
18 +18/+13/+8/+3 +11 +6 +6 危険感知+6、激怒パワー
19 +19/+14/+9/+4 +11 +6 +6 ダメージ減少5/―
20 +20/+15/+10/+5 +12 +6 +6 超激怒激怒パワー

クラスの特徴 Class Features

 バーバリアンのクラス特徴は以下の通り。

 武器と防具の習熟:バーバリアンはすべての単純武器、軍用武器、軽装鎧、中装鎧、盾(タワー・シールドを除く)に習熟している。

 高速移動(変則)/Fast Movement:バーバリアンの基本移動速度は、種族の標準より10フィート速い。この特典は鎧を着用していない状態または、軽装鎧か中装鎧を着用している状態で、装備品の総重量が中荷重以下の場合に適用される。このボーナスは、荷重や着用している鎧の種類でバーバリアンの移動速度を修正する前に適用しておくこと。このボーナスはバーバリアンの基本移動速度に関するすべての他のボーナスに累積する。

 激怒(変則)/Rage:バーバリアンは自己の内に眠る力と凶暴さを呼び覚まし、さらなる戦闘力を得ることができる。1レベルの時点で、バーバリアンは1日に4+【耐久力】修正値に等しいラウンド間、激怒することができる。2レベル以降レベルを獲得するたびに、バーバリアンは1日に追加で2ラウンドの間激怒できるようになる。ベアズ・エンデュアランス等の呪文による一時的な【耐久力】の上昇によってバーバリアンが1日の内に激怒可能なラウンド数が増加することはない。バーバリアンはフリー・アクションとして激怒を開始することができる。1日に激怒可能なラウンド数は8時間の休息により回復する。この休息時間は連続している必要はない。

 激怒している間、バーバリアンは近接攻撃ロール、近接ダメージ・ロール、投擲武器のダメージ・ロール、意志セーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。加えて、バーバリアンはアーマー・クラスに-2のペナルティを受け、ヒット・ダイス毎に一時的ヒット・ポイント2を得る。この一時的ヒット・ポイントはキャラクターがダメージを受けると最初に失われ、激怒が終了すると消滅する。また、直前の激怒から1分以内に再度激怒を使用した場合、この一時的ヒット・ポイントは回復しない。激怒中、バーバリアンは【魅力】基準、【敏捷力】基準、【知力】基準の技能(〈威圧〉〈軽業〉〈騎乗〉〈飛行〉を除く)や、忍耐や精神集中を必要とする能力(呪文発動など)を使用したりすることができない。

 バーバリアンはフリー・アクションで激怒を終了することができるが、その後1分間疲労状態となる。疲労状態過労状態の間、バーバリアンは再度激怒を使用することはできないが、そうでなければ1日に複数回激怒を使用することができる。バーバリアンが意識を失うと、激怒は直ちに終了する。

 激怒パワー(変則)/Rage Powers:レベルが上昇するごとに、バーバリアンは自分の激怒の新たな使用法を学んでゆく。2レベルの時点と以降2レベル毎に、バーバリアンは新しいパワーを1つ獲得する。バーバリアンが激怒パワーの利益を得られるのは激怒時に限られまた、それを使用するためにアクションを使用しなければならないパワーも存在する。特記しない限り、バーバリアンは同じパワーを複数回獲得することはできない。

 以下の激怒パワーのいくつかは“構え”である。構え激怒パワーの起動は移動アクションである。バーバリアンは同時に構え激怒パワーを2つ以上使用することはできない。構え激怒パワーを起動している際に別の構え激怒パワーを使用すると、現在の構えは即座に終了する。バーバリアンのターンの開始時に、フリー・アクションで構えを即座に終了することができる。そうしない場合、激怒が終了するまで持続する。

 嘲りの構え(変則)/Taunting Stance:バーバリアンは恐るべき反撃を準備し、自らの隙を敵に晒す。バーバリアンがこの構えを取る間、敵はバーバリアンに対する攻撃ロールとダメージ・ロールに+4のボーナスを得るが、バーバリアンに対するすべての攻撃はバーバリアンからの機会攻撃を誘発する。この機会攻撃は、機会攻撃を誘発した攻撃より前に解決される。これは構え激怒パワーである。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも12レベルでなければならない。

 新たな活力(変則)/Renewed Vigor:標準アクションとして、バーバリアンは1d8+【耐久力】修正値のダメージを回復する。4レベルを超える4レベル毎に、回復量は1d8ずつ増加する(20レベルの時点で、最大の5d8)。この能力は1日に1回だけ使用することができる。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも4レベルでなければならない。

 新たな生気(変則)/Renewed Vitality:バーバリアンは能力値へのペナルティ1つあるいは能力値ダメージ1つを2レベル毎に1ポイント(最大10)だけ無視する。6レベルの時点で、バーバリアンはさらに4レベル毎に負のレベル1を無視することができるようになる。激怒が終了すると、バーバリアンは能力値へのペナルティ、能力値ダメージ、負のレベルのすべての効果を受ける。

 暗視獲得(変則)/Night Vision:バーバリアンの明かりへの感覚は極めて鋭くなり、有効距離60フィートの暗視を得る。既に暗視を持つ場合、その有効距離が60フィート増加する。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは嫁の種族特性を持つか、夜目激怒パワーを有していなければならない。

 威圧の眼光(変則)/Intimidating Glare:敵の士気をくじくために行う全ての〈威圧〉判定において、バーバリアンは【魅力】修正値ではなく【筋力】修正値を加える。隣接した敵の士気をくじく際、バーバリアンは標準アクションではなく移動アクションで〈威圧〉判定を試みることができるようになる。バーバリアンが隣接した敵の士気をくじくことに成功したなら、敵はバーバリアンの現在の激怒が終了するまでの間ずっと怯え状態になる。

 怒りへの着火(変則)/Roused Anger:バーバリアンは疲労状態であっても激怒を使用することができる。バーバリアンが疲労状態で激怒を使用した場合疲労状態を失うが、激怒による一時的ヒット・ポイントを得ることはできない。この激怒が終了すると、バーバリアンは10分間過労状態になる。

 怒れる泳者(変則)/Raging Swimmer:バーバリアンは基本地上移動速度(高速移動クラス特徴を含む)の半分に等しい水泳移動速度を得る。加えて、バーバリアンは〈水泳〉判定に+8の強化ボーナスを得る。

 怒れる跳躍者(変則)/Raging Leaper:バーバリアンは跳躍のために〈軽業〉判定を試みる際、常に助走しているものと扱う。加えて、バーバリアンは跳躍のための〈軽業〉判定に+8のボーナスを得る。最後に、バーバリアンが落下した際、落下によるダメージを決定する目的において、落下距離を半分にする。

 怒れる登攀者(変則)/Raging Climber:バーバリアンは基本地上移動速度(高速移動クラス特徴を含む)の半分に等しい登攀移動速度を得る。この登攀移動速度を用いて、〈登攀〉DCが20を超える面を登坂することはできない。加えて、バーバリアンは〈登攀〉判定に+8の強化ボーナスを得る。

 打ち倒しの構え(変則)/Knockdown Stance:バーバリアンは敵を転ばすことに意識を傾けることができる。1ラウンドに1回、バーバリアンは近接攻撃1回を目標1体に対する足払い攻撃に置き換えることができる。成功すると、目標は倒れて伏せ状態になる。この足払いの試みは機会攻撃を誘発しない。これは構え激怒パワーである。

 内なる頑健 (変則)/Internal Fortitude:バーバリアンは不調状態吐き気がする状態完全耐性を得る。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも8レベルでなければならない。

 鋭敏嗅覚(変則)/Scent:バーバリアンは鋭敏嗅覚能力を得る。この能力を用いて、バーバリアンは見えない敵の位置を知ることができる。詳細な情報はCore Rulebookの564ページを参照のこと。

 鋭敏な精度(変則)/Sharpened Accuracy精密さの構えを使用している間、バーバリアンは視認困難による失敗確率を無視し、完全視認困難を視認困難として扱う。加えて、バーバリアンは完全遮蔽を除き、遮蔽の影響を受けなくなる。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも8レベルで、かつ精密さの構え激怒パワーを有していなければならない。

 エネルギー吸収(超常)/Energy Absorption:1日1回、バーバリアンはエネルギーに対する抵抗激怒パワーで抵抗するエネルギー種別のダメージを与える攻撃1つからのエネルギーを吸収することができる。バーバリアンはその攻撃から一切ダメージを受けず、セーヴィング・スローを試みることもない。代わりに、バーバリアンは激怒による一時的ヒット・ポイントを、受けるはずだったダメージの半分(エネルギーに対する抵抗を無視する)だけ増加させることができる。バーバリアンが16レベル以上なら、激怒が終了する前に蓄積したエネルギーを60フィート円錐形もしくは120フィート直線状のブレス攻撃として解き放つことができる。このブレス攻撃は、バーバリアンが吸収した効果から受けるはずだったダメージに等しい量のダメージを与える。ブレス攻撃の影響を受けるクリーチャーは反応セーヴ(DC=10+バーバリアン・レベルの半分+【耐久力】修正値)を行い、成功すればダメージを半減できる。このブレス攻撃を使用しても、バーバリアンはこの能力から得た一時的ヒット・ポイントを保持する。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも12レベルで、かつエネルギーに対する抵抗激怒パワーを有していなければならない。

 エネルギーに対する抵抗(変則)/Energy Resistance:バーバリアンはバーバリアン・レベルの半分(最低1)に等しい、エネルギー種別1つ([音波]、[酸]、[電気]、[火]、[冷気]のいずれか)に対する抵抗を得る。8レベルの時点で、バーバリアンはプロテクション・フロム・エナジーと同様の、同じ種別のエネルギーに対する限定的な完全耐性を獲得する。バーバリアンはまず自分のエネルギーに対する抵抗を適用した後で、レベル毎に2ポイントを無効化することができる。エネルギー種別はこの激怒パワーを選択した際に選択し、以降変更できない。この激怒パワーは複数回選択できる。選択するたびに、異なるエネルギー種別1つに適用される。

 押しのけ(変則)/Shove Aside:バーバリアンが突撃する際、経路にいる仲間1人を押しやることができる。突撃の目標に隣接していない限り、その仲間は突撃の経路を妨げない。これにより、仲間の位置は移動しない。単にバーバリアンが通過できるようになるだけである。

 上級押しのけ(変則)/Shove Aside, Greater:これは押しのけと同様に機能するが、突撃の目標に隣接していない限り、仲間を何体でも押しやることができる。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも8レベルで、かつ押しのけ激怒パワーを有していなければならない。

 恐れ知らずの激怒(変則)/Fearless Rage:バーバリアンは怯え状態恐れ状態完全耐性を得る(ただし恐慌状態には適用されない)。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも12レベルでなければならない。

 壊滅的な一打(変則)/Crippling Blow:1日1回、バーバリアンが攻撃を命中させた際、目標の【筋力】あるいは【敏捷力】に1ポイントの能力値ダメージを与えることができる。このダメージは、バーバリアン・レベル4毎に1ポイントずつ増加する。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも8レベルでなければならない。

 掠り傷(変則)/Flesh Wound:1日1回、バーバリアンは攻撃1つから受ける重傷を避けることができる。バーバリアンは攻撃から受けるはずだったダメージに等しいDCに対して頑健セーヴを試みる。成功すると、その攻撃から一切ダメージを受けない。失敗すると、その攻撃から半分だけダメージを受け、そのダメージは非致傷ダメージとなる。バーバリアンは攻撃ロールが行われた後、ダメージがロールされる前にこの能力を使用するかどうかを宣言しなければならない。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも10レベルでなければならない。

 完璧な明晰(変則)/Perfect Clarity平静の構えを使用している間、バーバリアンは失敗確率及び幻術を看破するために行う意志セーヴィング・スローを2回ロールし、より良い出目を選択することができる。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは平静の構え激怒パワーを有していなければならない。

 器官防御(変則)/Protect Vitals慎重なる構えを使用している間、バーバリアンはクリティカル・ロールに対するACに+4の回避ボーナスを追加で得る。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも8レベルで、かつ慎重なる構え激怒パワーを有していなければならない。

 吉兆の印(超常)/Auspicious Mark:バーバリアンは精霊に印を刻まれている。それは印象的な刺青や傷、あるいは母斑のような形で現れる。即行アクションとして、バーバリアンは精霊の祝福を呼び出し、自分が行おうとするd20ロールの結果に1d6を加えることができる。このボーナスは4レベル毎に1ずつ増加する。バーバリアンはd20ロールの出目を見た後でこの能力を使用することができる。この能力は1日に1回だけ使用することができる。

 恐怖の怒号(変則)/Terrifying Howl:バーバリアンは標準アクションとして恐ろしい怒号を放つ。30フィート以内にいる。バーバリアンによって怯え状態になった敵(通常は〈威圧〉技能による)はすべて意志セーヴ(DC=10+バーバリアン・レベルの半分+【筋力】修正値)を行わねばならず、失敗すると1d4+1ラウンドの間恐慌状態となる。敵がこの能力に対するセーヴを一度試みると(成否にかかわらず)、この能力に対して24時間の間完全耐性を得る。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも8レベルで、かつ威圧の眼光激怒パワーを有していなければならない。

 凶暴の奮起(変則)/Inspire Ferocity無謀なる構えを使用している間、バーバリアンは30フィート以内にいる同意する仲間全てに、この構えのボーナスとペナルティを両方与える。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは無謀なる構え激怒パワーを有していなければならない。

 強烈な一振り(変則)/Mighty Swing:バーバリアンは自動的にクリティカル・ヒットを確定させる。この能力はクリティカル可能域をロールした時点で、割り込みアクションとして使用することができる。この能力は1日に1回だけ使用することができる。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも12レベルでなければならない。

 筋力の構え(変則)/Strength Stance:バーバリアンは圧倒的な筋力を呼び出すことができる。バーバリアンは戦技判定とCMDに+1の技量ボーナスを得る。このボーナスはバーバリアン・レベル4毎に1ずつ増加する。加えて、バーバリアンは物体を運んだり、押したり、曲げたり、破壊したりするために行う【筋力】判定に+8の技量ボーナスを得る(このボーナスは戦技には適用されない)。これは構え激怒パワーである。

 獣の憤怒(変則)/Animal Fury:バーバリアンは1回の噛みつき攻撃を得る。これは主要肉体攻撃であり、1d4ポイント(中型の場合。小型の場合1d3)+【筋力】修正値のダメージを与える。人工的な武器を用いて全力攻撃アクションを行う場合、噛みつき攻撃はバーバリアンの最大の攻撃ボーナス-5で行い、ダメージ・ロールに【筋力】修正値の半分を加える。バーバリアンは組みつきを維持したり、組みつきから逃れるためのアクションの一部として、噛みつき攻撃を行える。噛みつき攻撃が命中するうと、バーバリアンはそのラウンドの終了まで、目標に対して行う組みつき判定に+2のボーナスを得る。

 元素の構え(超常)/Elemental Stance:この構えを開始する際、バーバリアンはエネルギー種別([酸]、[電気]、[火]、[冷気]のいずれか)を1つ選択する。バーバリアンの近接攻撃は、追加で1ポイントの選択したエネルギー種別のダメージを与える。8レベルの時点で、このダメージは1d6ポイントに増加する。12レベルの時点で、バーバリアンのクリティカル・ヒットは追加で1d10ポイント(クリティカル・ヒットで×3ダメージを与える武器なら2d10、クリティカル・ヒットで×4ダメージを与える武器なら3d10)の選択したエネルギー種別のダメージを追加で与える。これは構え激怒パワーである。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも4レベルでなければならない。

 剛力の構え(変則)/Powerful Stance:バーバリアンは暴力的な思いに身を委ねることができる。バーバリアンは近接ダメージ・ロールと投擲武器によるダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。このボーナスはバーバリアン・レベル4毎に1ずつ増加する。これは構え激怒パワーである。

 再生の構え(変則)/Regenerative Stance:バーバリアンは精気を継続的にその見に満たすことができる。自分のターンの開始時に、バーバリアンは4レベル毎に一時的ヒット・ポイント1(最大でラウンドごとに5ヒット・ポイント)を回復する。しかし、この一時的ヒット・ポイントは激怒で得られる一時的ヒット・ポイントの最大値を上回ることはない。これは構え激怒パワーである。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも4レベルでなければならない。

 駿足(変則)/Swift Foot:バーバリアンは基本移動速度に10フィートの強化ボーナスを得る。バーバリアンはこの激怒パワーを3回まで選択できる。効果は累積する。

 瞬発力(変則)/Sprint:疾走及び突撃の際、バーバリアンは自分の移動できる距離に移動速度の半分を加える。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも4レベルで、かつ駿足激怒パワーを有していなければならない。

 迅速なる反応(変則)/Quick Reflexes:バーバリアンは1ラウンドに追加で1回機会攻撃を行えるようになる。

 慎重なる構え(変則)/Guarded Stance:バーバリアンはより防御的な姿勢を取ることができる。これにより、バーバリアンは現在の激怒の間、アーマー・クラスに+1の回避ボーナスを得る。このボーナスはバーバリアン・レベル4ごとに1ずつ増加する。これは構え激怒パワーである。

 精密さの構え(変則)/Accurate Stance:バーバリアンは打撃に意識を集中することができる。バーバリアンは近接攻撃ロールと投擲武器による攻撃ロールに+1の技量ボーナスを得る。このボーナスはバーバリアン・レベル4毎に1ずつ増加する。これは構え激怒パワーである。

 大地割り(変則)/Ground Breaker:バーバリアンは全ラウンド・アクションとして、床を攻撃することができる。この攻撃は自動的に命中し、通常通りダメージを与える。バーバリアンが床の硬度より高いダメージを与えたなら、バーバリアンが占めているマスとバーバリアンが隣接する全てのマスは移動困難地形になる。そのマスにいるバーバリアン以外のクリーチャーは、DC15の反応セーヴに成功しなければ倒れて伏せ状態となる。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも6レベルでなければならない。

 上級大地割り(変則)/Ground Breaker, Greater大地割り激怒パワーを使用する際、バーバリアンはその半径を5フィート広げることができる。この激怒パワーは複数回選択でき、効果は累積する。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも8レベルで、かつ大地割り激怒パワーを有していなければならない。

 ダメージ減少上昇(変則)/Increased Damage Reduction:激怒中、バーバリアンのダメージ減少は2/―だけ増加する。バーバリアンはこの激怒パワーを3回まで選択することができる。効果は累積する。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも8レベルでなければならない。

 致死的精度(変則)/Lethal Accuracy精密さの構えを使用している間、バーバリアンのダメージのクリティカル倍率は1だけ増加する(×2は×3に、×3は×4に、×4は×5に)。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも16レベルで、かつ精密さの構え激怒パワーと致命的精度激怒パワーを有していなければならない。

 致命的精度(変則)/Deadly Accuracy精密さの構えを使用している間にクリティカル可能域をロールすると、バーバリアンはクリティカル・ロールに対する精密さの構えのボーナスを2倍適用する。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも4レベルで、かつ精密さの構え激怒パワーを有していなければならない。

 逃走不能(変則)/No Escape:バーバリアンは割り込みアクションとして、自分の基本移動速度の2倍まで移動することができる。バーバリアンはこの能力を、隣接している敵が離脱アクションを用いて自分から離れようとする際にのみ使用することができる。この移動において、バーバリアンは通常通り機会攻撃を誘発する。

 呪い避け(変則)/Superstition:バーバリアンは呪文及び擬似呪文能力に抵抗するためのセーヴィング・スローに+2の技量ボーナスを得る。このボーナスはバーバリアン・レベル4毎に1ずつ増加する。仲間が発動した呪文であっても、バーバリアンは呪文に同意した目標になることはできず、全ての呪文に対してセーヴィング・スローを試みなければならない。

 跳ね返し(変則)/Knockback:1ラウンドに1回、バーバリアンは近接攻撃1回の代わりに目標1体に対して突き飛ばしを試みることができる。どの攻撃を置き換えたかにかかわらず、この戦技判定では最大のCMBを用いる。突き飛ばしが成功すると、目標はバーバリアンの【筋力】修正値に等しいダメージを受け、通常通り倒れて伏せ状態となる。バーバリアンは目標を移動させることができない。この突き飛ばしは機会攻撃を誘発しない。

 反射的回避(変則)/Reflexive Dodge慎重なる構えを使用している間、バーバリアンはACへの回避ボーナスを反応セーヴィング・スローに対するボーナスにも適用できる。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも6レベルで、かつ慎重なる構え激怒パワーを有していなければならない。

 粉砕者(変則)/Smasher:武器破壊の戦技や誰も所有していない物体に対して攻撃を試みる際、バーバリアンはバーバリアン・レベル毎に1ポイントだけ、物体の硬度を無視する。

 平静の構え(変則)/Calm Stance:バーバリアンは平静なる心境に入る。この構えを使用している間、バーバリアンは激怒から一時的ヒット・ポイント以外の利益を得なくなるが、激怒のペナルティを一切受けない(ここにはACへのペナルティや行えないアクションの制限も含まれる)。平静の構えを使用している間に経過したラウンド数も、1日の激怒のラウンド数に含まれる。これは構え激怒パワーである。

 魔女狩り(変則)/Witch Hunter:バーバリアンは呪文や擬似呪文能力を有するクリーチャーに対するダメージ・ロールに+1のボーナスを得る。このダメージへのボーナスは、バーバリアン・レベル4毎に1だけ増加する。加えて、継続的に利益を与える呪文効果を受けたクリーチャーに対してバーバリアンがクリティカル・ヒットを確定させたなら、その効果のうち1つが1ラウンド抑止される(複数の効果を受けているクリーチャーの場合、無作為に選択する)。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは呪い避け激怒パワーを有していなければならない。

 魔法喰らい(超常)/Eater of Magic:呪文、超常能力、擬似呪文能力に抵抗するためのセーヴィング・スローに成功したなら、バーバリアンは呪文のレベル(呪文あるいは擬似呪文能力の場合)あるいはその効果を作り出したものの脅威度の半分(超常能力の場合)に等しい一時的ヒット・ポイントを得る。この一時的ヒット・ポイントはバーバリアンの激怒が終了すると失われる。また、この一時的ヒット・ポイントは激怒による一時的ヒット・ポイントと累積するが、他の激怒パワーから得られた一時的ヒット・ポイントとは累積しない。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも10レベルで、かつ呪い避け激怒パワーを有していなければならない。

 無謀なる構え(変則)/Reckless Stance:バーバリアンは防御を捨てて思い切り攻撃する。バーバリアンは攻撃ロールに+1のボーナスを得るが、ACに-1のペナルティを受ける。このボーナスとペナルティは4レベルの時点と、以降4レベル毎に1ずつ増加する。これは構え激怒パワーである。

 明晰な心(変則)/Clear Mind:バーバリアンが意志セーヴィング・スローに失敗した際、自分の次のターンの終了時に、新たに意志セーヴィング・スローを試みることができる(元のDCを用いる)。二回目のセーヴィング・スローに成功すると、バーバリアンは最初のセーヴィング・スローに成功した家のように扱われ、呪文や効果で決定されたとおりに効果を無効化したり弱めることができる。二回目のセーヴィング・スローに失敗すると、バーバリアンは通常通り呪文や効果の効果をすべて受ける。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも8レベルでなければならない。

 予期せぬ攻撃(変則)/Unexpected Strike:バーバリアンの隣接するマスへ入ってきた敵に対して、バーバリアンは機会攻撃を行うことができる。その移動が本来機会攻撃を誘発するかどうかはこの効果に影響を与えない。自分に隣接したマスに他の敵がいない場合のみ、バーバリアンはこの能力を使用することができる。この激怒パワーを選択するには、バーバリアンは最低でも8レベルでなければならない。

 夜目(変則)/Low-Light Vision:バーバリアンの感覚は鋭くなり、夜目を得る。

 流血の一打(変則)/Bleeding Blow剛力の構えを使用している間、バーバリアンは敵に大量の血を流させる攻撃を行うことができる。1ラウンドに1回、バーバリアンは攻撃1つで剛力の構えによるボーナス・ダメージの半分に等しい出血ダメージを与えることができる。この出血ダメージはダメージ減少を無視する。この出血ダメージはこの能力による新しい出血ダメージと累積しない。この激怒パワーを選択するにはバーバリアンは最低でも8レベルで、かつ剛力の構え激怒パワーを有していなければならない。

 直感回避(変則)/Uncanny Dodge:2レベルの時点で、バーバリアンは通常であれば察知できないような危険に反応する能力を得る。バーバリアンは立ちすくみ状態にならなくなるが、動けない状態になれば、やはりACへの【敏捷力】ボーナスは失われてしまう。また、この能力を有するバーバリアンでも、敵がバーバリアンに対してフェイントを成功させた場合は、やはりACへの【敏捷力】ボーナスを失う。

 バーバリアンがすでに他のクラスで直感回避を獲得していた場合は、直感回避の代わりに直感回避強化(後述)を自動的に獲得する。

 危険感知(変則)/Danger Sense:3レベルの時点で、バーバリアンは罠を回避するための反応セーヴに+1のボーナスと、罠による攻撃に対するACに+1の回避ボーナスを得る。加えて、バーバリアンは敵の不意打ちを避けるために行う〈知覚〉判定に+1のボーナスを得る。これらのボーナスは以降3レベル毎に1ずつ増加する(18レベルの時点で最大の+6)。この能力は特技やクラスの前提条件において罠感知として扱われ、罠感知を置き換えるアーキタイプのクラス特徴と置き換えることができる。バーバリアンが他のクラスで罠感知を獲得した場合、この能力で得られたボーナスは罠感知によるボーナスと累積する。

 直感回避強化(変則)/Improved Uncanny Dodge:5レベルの時点で、バーバリアンは挟撃されなくなる。この能力を持つバーバリアンに対して、急所攻撃を与えるクラスは挟撃による急所攻撃を行なうことができない。ただし、急所攻撃を与えるクラス・レベルの合計が目標のバーバリアン・レベルより4以上高い場合、ローグは挟撃(および急所攻撃)を行なうことができる。
 他のクラスで得た直感回避の代わりとして自動的に直感回避強化を獲得したキャラクターは、ローグに挟撃されうるかどうかを判断する際、直感回避を授けるクラスのクラス・レベルをすべて累積させることができる。

 ダメージ減少(変則)/Damage Reduction:7レベルの時点で、バーバリアンはダメージ減少を得る。武器や肉体攻撃の命中を受けるごとに、バーバリアンはそのダメージを1ポイント軽減することができる。10レベルの時点と以降3レベル毎に、ダメージ減少は1ポイントずつ上昇する(19レベルの時点で最大の5ポイント)。ダメージ減少によって受けたダメージを0にすることはできるが、0未満にすることはできない。

 大激怒(変則)/Greater Rage:11レベルの時点で、バーバリアンが激怒している間に得られる近接攻撃ロール、近接ダメージ・ロール、投擲武器のダメージ・ロール、意志セーヴへのボーナスは+3に増加する。加えて、激怒を開始する際に得られる一時的ヒット・ポイントの総量は、ヒット・ダイス毎に3に増加する。

 不屈の意思(変則)/Indomitable Will:14レベルの時点で、バーバリアンは激怒中、心術呪文に抵抗するための意志セーヴに+4のボーナスを得る。このボーナスは、意志セーヴへの士気ボーナスを含む、激怒中に受ける他の修正値すべてと累積する。

 無疲労激怒(変則)/Tireless Rage:17レベルの時点で、バーバリアンは激怒終了時に疲労状態にならなくなる。激怒終了後1分以内に再度激怒した場合、バーバリアンは激怒から一時的ヒット・ポイントを得ない。

 超激怒(変則)/Mighty Rage:20レベルの時点で、バーバリアンが激怒している間に得られる近接攻撃ロール、近接ダメージ・ロール、投擲武器のダメージ・ロール、意志セーヴへのボーナスは+4に増加する。加えて、激怒を開始する際に得られる一時的ヒット・ポイントの総量は、ヒット・ダイス毎に4に増加する。

未修正の激怒パワー Unmodified Rage Powers

 激怒パワーの内、Core Rulebookに掲載されたもの全てと、Pathfinder Roleplaying Game: Advanced Player's GuidePathfinder Roleplaying Game: Ultimate Combatに掲載されたもので更新されたものは本章に再掲されている。後者2冊に掲載された以下の激怒パワーは、修正無く使用することができる。

 Advanced Player's Guide圧倒する前進圧倒する猛攻撃大げさな罵倒