このクリーチャーの形は名状しがたいぞっとするような悪臭を放つ、蠢く質量の印象を与える。
スポーン・オヴ・ヨグ=ソトース CR10
XP 9,600
混沌にして悪/大型サイズの
異形(
他次元界)
イニシアチブ +6;
感覚 暗視60フィート、
擬似視覚30フィート;
〈知覚〉+20
オーラ 悪臭(30フィート、DC22、10ラウンド)
防御
AC 24、接触11、立ちすくみ22(+13外皮、-1サイズ、+2【敏】)
HP 133(14d8+70)
頑健 +9、
反応 +8、
意志 +12
防御能力 希薄な生来の不可視;
ダメージ減少 10/魔法;
完全耐性 [火炎]、[氷雪];
抵抗 [音波]10;
呪文抵抗 21
攻撃
移動速度 30フィート、登攀30フィート
近接 噛みつき=+17(1d8+8/19~20/×3)、触手(×4)=+16(1d6+4、加えて“つかみ”)
接敵面 10フィート;間合い 10フィート
特殊攻撃 吸血(1d4【耐】)、荒廃
一般データ
生態
出現環境 温暖/丘陵
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
荒廃(変則)/Devastation 全ラウンド・アクションとして、スポーンは建物に猛攻を浴びせられ、そのラウンドにその建造物に4d6+16ポイントのダメージを与える。
希薄な生来の不可視(変則)/Tenuous Natural Invisibility 不可視状態のクリーチャーを縁取る効果(
グリッターダストや
フェアリー・ファイアーなど)と
インヴィジビリティ・パージの効果を影響を受けることを除き、この機能は生来の不可視と同様である。これは解呪されない。
スポーン・オヴ・ヨグ=ソトースは、カルト信者による、星々の彼方にいる外なる神ヨグ=ソートス(135ページ参照)の本質を召喚して人型生物のクリーチャーを妊娠させる下劣な儀式の結果として、この世界に生まれる。外なる神はこの次元や世界のものではない;定命の者1人の肉と骨を合体させることによってのみそれの落とし子が存在できる。死亡した場合、落とし子の肉は急速に溶け始め、分厚い残留物を残すだけとなる。スポーン・オヴ・ヨグ=ソトースは生来の不可視であるが、彼らは他の者に、その存在を警戒させ恐れさせる、忘れられない悪臭を放っている。
古代の伝説によれば、スポーン・オヴ・ヨグ=ソトースは全ての正気の生命を滅亡させ、グレート・オールド・ワンの帰還の手段を準備する為に世界を侵すのだという。だが、落とし子が世界にもたらす虐殺と騒乱は星々の彼方にいる主人からの計画のためと同等に、単なるそれの獰猛さと尽きざる血の飢えのためであるように見える。
スポーン・オヴ・ヨグ=ソトースは速やかに大型サイズまで成長し、餌を与え続けられるならば、稀ではあるが成長し続ける。真なる古代のスポーン・オヴ・ヨグ=ソトースは家畜小屋や小さな丘ほどの大きさである。
全てのスポーン・オヴ・ヨグ=ソトースが巨大であったり非人間的であったりするというわけではない。幾人か(これはしばしば、自分のより怪物的な親族の双生児である事がある)は粗雑な人型生物の姿形を残しているが、彼らの奇形が非常に大きいため、文明的な地域で出歩くには、変装や何層にも及ぶだぶだぶの衣服を身に着ける必要がある。これらの不吉なクリーチャーは広い範囲の奇妙で異常な能力と外見を持ち、通常術者である――一般に
闇の綴れ織の神秘を持つオラクル(
Pathfinder RPG Ultimate Magic 54ページ)か、
異形の血脈を持つソーサラーである。
最終更新:2023年08月16日 01:14