この自立的に動く武器と防具を身につけた死体の塊はあまりにも巨大で、前方へと波打っている。それはまるで、鋼鉄を巻いた肉で作られた攻城塔のようだ。
ウォースウォーン 脅威度16 Warsworn
防御
攻撃
一般データ
生態
出現環境 気候問わず
編成 単体
宝物 標準×2(魔法的でない鎧と武器)
特殊能力
残骸球(変則)/Scrap Ball ウォースウォーンは破損した武器や防具の塊を投擲することができる。このダメージは2d6+ウォースウォーンの【筋力】修正値に等しく、射程単位は20フィートである。
瀕死クリーチャー吸収(超常)/Absorb Dying Creature ウォースウォーンは同じ接敵面に侵入することで、
瀕死状態のクリーチャーを取り込むことができる。これによりクリーチャーは即座に死亡し、その死体はウォースウォーンの中に取り込まれる。同時にウォースウォーンはクリーチャーの【耐久力】に等しい値だけ回復する。取り込んだウォースウォーンが破壊されるまで、取り込まれた死体は
ウィッシュや
ミラクル以外の方法で蘇生させることはできない。
ウォースウォーンは巨大なアンデッドの混合体だ。いつも変わり続ける混沌とした肉体は、無数の戦士の死体とその武器と防具で作られている。ウォースウォーンはふらつく曲がりくねった姿を持つため、無数の魂が持つ武器と防具が砕け、奇妙な不協和音を作り出す。それはまるで、終わりなき戦いの断末魔を上げ続けているかのようだ。
ウォースウォーンは不死の神や戦神の意志によって作られる。あるいは死んだ戦士の戦場に宿る血の渇きや怒りによって生み出されることもある。一度作られると、ウォースウォーンは戦の怒りを撒き、土地を蹂躙し、戦闘による殺戮を引き起こすために存在する。
一般的なウォースウォーンの重量は数トンで、高さは25フィートに至ることもある。作られたばかりのものはずっと小さいが、すぐに戦場や大墓地にある近くの死体を取り込み、本来の大きさにまで膨らむ。彼らは常に、さらなる瀕死の肉体を求める。戦死や兵士を取り込むことを好むが、適した人型生物のものなら何でも喜んで取り込む。粉砕のためにいつも動いているため、身体の一部がこぼれ落ちる。そのため、離れた敵に投げつける残骸には事欠かない。
最終更新:2016年12月06日 21:37