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ラークシャサ:マライ Rakshasa, Marai

質のよいローブを着たこの素早いフィーンドは、その腕に色とりどりの6匹の毒蛇をまとわせている。そして長く二股に裂けた舌が牙の生えた口から伸びている。

マライ 脅威度8 Marai

経験点4,800
LE/中型サイズの来訪者原住変身生物ラークシャサ
イニシアチブ +5; 感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+10
防御
AC 21、接触16、立ちすくみ15(+1回避、+5外皮、+5【敏】)
hp 94(9d10+45)
頑健 +8、反応 +11、意志 +9
DR 10/善および刺突; SR 23
攻撃
移動速度 40フィート
近接 噛みつき(×7)=+14(1d4+2、加えて“混乱”)
遠隔 エネルギーの矢(×6)=+14接触(1d8、加えて“特殊”)
特殊攻撃 エネルギーの矢、ディテクト・ソウツ(DC18)
修得呪文 (術者レベル5;精神集中+9)
一般データ
【筋】14、【敏】21、【耐】20、【知】11、【判】13、【魅】18
基本攻撃 +9; CMB +11; CMD 27
特技 《回避》《呪文音声省略》《呪文動作省略》《鋼の意志》《武器の妙技》
技能 〈軽業〉+14(跳躍+18)、〈呪文学〉+8、〈真意看破〉+12、〈知覚〉+10、〈知識:神秘学〉+8、〈登攀〉+7、〈はったり〉+20、〈変装〉+16;種族修正 +4〈はったり〉、+8〈変装〉
言語 共通語、地獄語、地下共通語
その他の特殊能力 変身人型生物いずれか;オルター・セルフ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、カルト(3~12)
宝物 標準
特殊能力
エネルギーの矢(変則)/Energy Bolts 1d4ラウンドに1回、機会攻撃を誘発する標準アクションとして、マライの腕にいる6匹の蛇それぞれが最大距離60フィートのエネルギーの矢を吐き出すことができる。それぞれの矢は1d8ポイントのダメージを与え、目標がDC19の頑健セーヴで抵抗に失敗すると、以降に説明する追加の効果を及ぼす。
 青紫の毒蛇/Amethyst Viper:[力場]ダメージに加え、伏せ状態になる。
 赤紫の毒蛇/Magenta Viper:[電気]ダメージに加え、1ラウンドの間よろめき状態になる。
 紅の毒蛇/Crimson Viper:[火]ダメージに加え、着火する(1d4、DC19)。
 彩緑の毒蛇/Emerald Viper:[酸]ダメージに加え、1ラウンドの間吐き気がする状態になる。
 空色の毒蛇/Turquoise Viper:[音波]ダメージに加え、1ラウンドの間朦朧状態になる。
 紫の毒蛇/Violet Viper:[冷気]ダメージに加え、1d4ラウンドの間不調状態になる。
混乱(超常)/Confusion (実際の口か腕にまとわせた蛇のいずれのものであれ)マライの噛みつきを受けたクリーチャーはDC19の意志セーヴを行わねばならず、失敗すると1ラウンドの間混乱状態になる。セーヴDCは【耐久力】に基づいている。
呪文 マライは5レベル・ソーサラーとして秘術呪文を発動する。

 マライは第一に常軌を逸した呪文の使い手であり、第二に汚らわしき堕落に誘うものである。思いのままに、思うようにならない神秘の研究に耽れるなら、ほとんどのマライは他のラークシャサの陰謀に内側で関与する。単独のマライが他の呪文の使い手の元に留まるために、新参者の魔法使いの振りをしていることもある。マライが成功したなら、その主人はすぐに従者になるか死んでしまう。
 新しい魔法的な発見の可能性はマライを駆り立てる。道徳心や同情がこのフィーンドの経験を押さえつけることはない。マライはラークシャサの本当の生体を知らない定命の者を拷問し搾取することを好む。そして英雄気取り(特に自分達のねぐらに侵入してきた者たち)に魔法の力を行使することにこの上ない喜びを感じるのだ。しかしこのようなゲームは、相手がマライの危険に気づいていないか少なくとも対抗することができない場合においてのみ、マライの娯楽として供される。
 マライは全長6フィート(約1.8m)で、重量は160ポンド(約72kg)。その蛇のような腕は巧みに動かすことも武器を装備することはできない。そのため手先の素早さが必要となる仕事をするときには、一般に人型生物の姿をとる。そのようなことができないマライは、そのような作業を行うためにメイジ・ハンドのような初級秘術呪文に頼らねばならない――そうでなければ、おそらく奴隷や魅了した仲間をその目的に使用するだろう。
最終更新:2016年11月12日 19:34