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サボサン Sabosan

このバットのような人型は一対の大きな薄い翼を生やし、毛皮で覆われた引き締まった筋肉質の肉体をしている。

サボサン CR5 Sabosan

XP 1,600
中立にして悪/中型サイズの人型怪物
イニシアチブ +8;感覚 暗視60フィート、鋭敏嗅覚非視覚的感知60フィート;〈知覚〉+14
防御
AC 18、接触14、立ちすくみ14(+4外皮、+4【敏】)
HP 52(7d10+14)
頑健 +4、反応 +9、意志 +6
攻撃
移動速度 30フィート、飛行40フィート(良好)
近接 噛みつき=+10(1d6+3、加えて“出血”)、(×2)=+10(1d6+3、加えて“つかみ”)
特殊攻撃 吸血(1【耐久力】)、強力突撃、2d6+6)、怖い叫び、出血(1d4)、粉塵
一般データ
【筋】16、【敏】18、【耐】15、【知】9、【判】13、【魅】10
基本攻撃 +7;CMB +10;CMD 24
特技 《イニシアチブ強化》《かすめ飛び攻撃》《技能熟練:知覚》《強打》《ホバリング》(B)
技能 〈隠密〉+14、〈軽業〉+11、〈知覚〉+14、〈飛行〉+8
言語 奈落語
生態
出現環境 暑熱/森林または地下
編成 単体、狩猟隊(2~6)、または氏族(7~12)
宝物 標準
特殊能力
粉塵(変則)/Dust Cloud サボサンは《ホバリング》をボーナス特技として持ち、その特技を使用して自身が大型でないにも拘わらず粉塵を巻き上げられる。発生する粉塵は半径30フィートしかない。
怖い叫び(超常)/Fell Shriek 標準アクションで、サボサンは30フィートの円錐形に聴覚喪失状態にさせる叫びを放つことができる。この範囲にいるクリーチャーはDC15の頑健セーヴに成功しない限り1分間聴覚喪失状態になる。サボサンはこの能力に対する完全耐性を持つ。このセーヴDCは【耐久力】に基づく。

 サボサンはバットに似た知的な悪の人型の種族であり、暑熱で人里離れた森か広大な大洞窟の地中深くに住む。
 サボサンは人間の知性とバットの生来の狩猟の適性を組み合わせた邪悪な捕食者である。彼らは暖かい気候を好み、険しい山の頂、打ち棄てられた廃墟、隠れた温泉の近くにある地下洞窟、密林の鬱蒼とした木々の群生地といった、大抵の侵入者では到達できないような場所を住まいとする傾向がある。広げれば身長の3倍ほどの長さの翼を持つサボサンは機敏で優雅な飛行者であり、獲物を求め諦めることなく風に乗り、着地もせずに数マイル移動できる。
 日光の下では人間と同様にものが見えるが、サボサンは自身の反響定位に基づいた非視覚的感知の能力が大きな利点となる黄昏時あるいは日没後に狩りをする。サボサンはまた自身の声の攻撃的な使用もでき、自身の叫びを高音の爆撃に収束することで他のクリーチャーたちを聴覚喪失にできる。集団で狩猟や攻撃をする時は、サボサンの1人が怖い叫びを相手に使い、他のサボサンがその大きな翼で大きな粉塵を巻き上げることで敵の眼と耳を潰す。
 サボサンの異常なほど細い体格はやつれ果てた姿でなく、腕力と機敏さを示している。その巨大で薄い翼は広げれば20フィート弱にまでなる。男性も女性も赤や焦げ茶色の毛を頭部、首、胸部、そして背中に生やしている。サボサンは身長6フィート弱で、体重はたった150ポンドだ。


最終更新:2020年09月05日 03:28