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#region(''目次'') #contents() #endregion *モンスター作成の例 &small(){Monster Creation Examples}  最後に、本章で述べた単純モンスター作成ルールの流れを詳細に示すため、本項では既存のパスファインダーRPGのモンスターをこのルールを用いて再作成しよう。 **&aname(extended-example-medusa)詳細な例:メドゥサ &small(){&link(Extended Example: Medusa){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#extended-example-medusa}}  この長めの例により、モンスター作成の最初から終わりまでを詳細に書き、新しいメドゥサの射手を作成する。作成の流れの各ステップを記載し、この選択ルールを使ってモンスターを作成する際にどのように考えればよいかを示す。その後、&i(){Bestiary}に掲載されたものと新しいメドゥサを比較する。 ***&aname(monster-concept)モンスターのコンセプト &small(){Monster Concept}  GMは伝統的なメドゥサ――蛇の髪を持つ人に似たクリーチャーで、敵を石に変える能力を持つ――に似たモンスターを作りたい。GMはまた、このメドゥサを熟達した射手とし、それらの能力に注力しているようにしたいと考えている。GMはメドゥサを通常登場するものと同じレベル向けに使用したいと考え、CR7とした(また、メドゥサのヒット・ダイスも同様に7として扱う)。GMはいくつかの基本的な情報を知っている。メドゥサは秩序にして悪の人型怪物で、サイズは中型、基本移動速度は30フィートだ。 ***&aname(step-1-array)ステップ1:配役 &small(){Step 1: Array}  このメドゥサは手強い敵であるべきだ。そこでGMは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を選択した。GMは『表:戦闘員の主要データ』のCR7の値でメドゥサのデータを埋める。メドゥサはAC22、接触AC13、立ちすくみAC16だ。セーヴィング・スローのボーナスは頑健+8、反応+8、意志+6。CMDは24で、ヒット・ポイントは93だ。GMはこれら全てのデータのメモを取る。補正や選択能力で変更されない限りこれらを変更する必要はない。  次に、GMは後で決める値をのメモをとる。モンスターの特殊能力はDC15を持つ。呪文を与える予定はないため、呪文DCは飛ばす。既に再編成したいメドゥサの能力値修正がかなり定まっていたため、GMは【敏捷力】修正値+6、【耐久力】修正値+4、【魅力】修正値+2を与えた。イニシアチブ値は【敏捷力】修正値に合わせて、+6となった。GMは+15の修正値を持つ“達人”技能を1つ、+12の修正値を持つ“良好”技能を1つあとで選ぶことにする。&link_anchor(step-7-monster-options){ステップ7}でGMは戦闘系選択能力1つと任意の分野の選択能力を1つ選択する。  配役から記録する最後の項目はメドゥサの攻撃ボーナスだ。GMは遠隔攻撃が最も得意なメドゥサにしたかったので、ロングボウの攻撃として“高い”武器攻撃を用いる。攻撃ボーナスとして+13/+8を記し、22ポイントまでのダメージをあとで選ぶことにする。近接攻撃では、髪の蛇を使うことにする。メドゥサが最も得意なのは遠隔攻撃なので、GMは“低い”武器攻撃を使用することにした。+10/+5の攻撃ボーナス、16ポイントのダメージを与えることを記録しておく。  攻撃ボーナスとダメージは&i(){Bestiary}のモンスターよりも劇的に強力だ。GMは後のステップで他の能力を弱めることで補う事を考え、現状はこのままにすることにした。 ***&aname(step-2-creature-type-or-class-graft)ステップ2:クリーチャー種別補正あるいはクラス補正 &small(){Step 2: Creature Type or Class Graft}  メドゥサは人型怪物なので、GMはクリーチャー種別補正から自動取得特性をメドゥサに適用し、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートを得る。あとでレンジャーのクラス補正の使用を検討した後で、GMはモンスターのコンセプトとうまく合わないと判断した。代わりに、GMは人型怪物補正を使用し、メドゥサの反応セーヴを+10に、意志セーヴを+8に、頭部の蛇の攻撃ボーナスを+12/+7に、ロングボウによる攻撃ボーナスを+15/+10に増加させた。追加で選択できる“良好”技能1つを見たが、追加の“良好”技能を与えないことにした。 ***&aname(step-3-6-skipped-steps)ステップ3~6:無視するステップ &small(){Steps 3~6: Skipped Steps}  メドゥサは副種別を持たず、テンプレートに基づかず、サイズが中型で、呪文も持たない。そのためGMはステップ3~6を飛ばす。このルールで作られたモンスターのほとんどは、モンスターの作成処理で1~2ステップを飛ばすことになる。 ***&aname(step-7-monster-options)ステップ7:モンスターの選択能力 &small(){Step 7: Monster Options}  GMはメドゥサに石化の凝視攻撃を与えたいと決めている。[[凝視攻撃>PU/モンスター/ステップ7#gaze]]選択能力は既存のモンスターの共通ルールと同じルールを用いるため、GMは30フィートの間合いを持ち目標を永続的に[[石化状態>用語集/状態#Petrified]]にする凝視攻撃を記した。GMは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役の能力DCである15を使用する。この能力はメドゥサの戦闘系選択能力を1つ使用し、メドゥサには任意の分類から1つ選べる選択能力が残っている。  GMは蛇の噛みつき攻撃に[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]を追加する。また、メドゥサはその毒を屋にも塗布できることにした。[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]の選択能力に記載の基本データに、2+(メドゥサのCRが7であることから来る)2個の効果を追加する。GMは最終的にメドゥサの毒を&i(){種別}―致傷、&i(){頻度}―1/ラウンド(6ラウンド)、&i(){効果}――1d3【筋】、&i(){治癒}―2連続セーヴ成功、とした。これはBestiaryに掲載された毒に非常に近いが、DCは低い。これはGMの希望に沿ったものだ。[[全周囲視覚>モンスターの共通ルール#All-Around-Vision]]のような能力は追加のモンスターの選択能力としてメドゥサに[[挟撃不可>PU/モンスター/ステップ7#unflankable]]を与えることで真似られるものの、GMはメドゥサの強力な攻撃能力を考慮してそのままとした。 ***&aname(step-8-skills)ステップ8:技能 &small(){Step 8: Skills}  メドゥサは“達人”技能1つと“良好”技能2つを持つ。GMは射手向きという理由から、最初から“良好”技能である[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]を“達人”技能とした。現在、メドゥサの[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]は+15である。“良好”技能として、GMは社交系技能1つと【敏捷力】を用いる肉体系技能1つを割り当てようと考え、[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+12と[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+12を与えた。 ***&aname(step-9-damage)ステップ9:ダメージ &small(){Step 9: Damage}  ロングボウの攻撃は合計で22ポイントのダメージを与え、(ロングボウなので)ダメージ・ダイスにd8を用いるGMは『表:ダメージ・ダイスの値』の“21~23”行と“1d8”列を参照し、攻撃が1d8+18ポイントのダメージを与えるべきだということを理解した。少し考えた後、GMはより多くダメージ・ダイスを振り、モンスターがよりダメージがばらけ、《連射》特技のような能力を持つものとしたいと考えた。そこで、代わりに2d8+12を使用する。近接攻撃はd4を用いて16ポイントのダメージを与えるため、1d4+14となった。 ***&aname(reality-check)現実性の確認 &small(){Reality Check}  モンスターを見直して、GMは石化の凝視と強力な攻撃を兼ね備えたメドゥサはあまりに強力すぎると考えた。GMはここでダメージが噛み合っていないのだと判断した。とりわけ、メドゥサがロングボウを使用し、すべての攻撃に毒を使用できる部分に着目する。GMはメドゥサのダメージをCRが2低いかのように削る。ロングボウは2d8+6ポイントのダメージを、蛇の噛みつき攻撃は1d4+8ポイントのダメージを与える。 ***&aname(medusa)メドゥサ CR/HD 7 &small(){Medusa} &b(){イニシアチブ} +6;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +15([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 30フィート ****防御 &b(){AC} 22(接触13、立ちすくみ16);&b(){頑健} +8、&b(){反応} +10、&b(){意志} +10;&b(){CMD} 24 &b(){HP} 93 ****攻撃 &b(){近接} 蛇の噛みつき=+12/+7(1d4+8、加えて“毒”) &b(){遠隔} ロングボウ(距離100フィート)=+15/+10(2d8+6/×3、加えて“毒”) &b(){攻撃系選択能力(DC15)} [[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]](&i(){種別} 致傷型、&i(){頻度} 1回/ラウンド(6ラウンド間)、&i(){効果} 1d3【筋】、&i(){治癒} 2回連続のセーヴ成功)、石化の[[凝視>PU/モンスター/ステップ7#gaze]](永続的な[[石化状態>用語集/状態#Petrified]]、30フィート、頑健・無効);&b(){CMB} +13 ****一般データ &b(){【敏】}+6、&b(){【耐】}+4、&b(){【魅】}+2;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+12、[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+12 &b(){XP} 3,200;秩序にして悪/[[人型怪物>PU/モンスター/ステップ2#monstrous-humanoid]] **&aname(monster-examples)モンスターの例 &small(){&link(Monster Examples){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#monster-examples}}  以下に示すのは、Bestiaryに掲載されたモンスターを再作成したものだ。それらの多くは元のクリーチャーの修正版、つまりクラス・レベルや能力の組み合わせを変更した類似のクリーチャーだ。各項目にはモンスターに対する重要な選択を書き記し、配役の値と一致しない攻撃ボーナスやダメージをモンスターに選択するといったかんたんな処理をまとめている。それぞれの説明の後、後述のサイドバーにまとめた、本書独自の新しい形式でモンスターのデータを示している。  モンスターは単純なものから複雑な者の順に並んでいる。早めに登場するモンスター――特に[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]――の中には高いCRを持つが単純な能力しか持たないものもおり、そのようなモンスターは作成しやすい。 ---- **&aname(worg)ウォーグ &small(){&link(Worg){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#worg}}  単純なモンスターなので、ウォーグは作成しやすい。  &b(){配役}:ウォーグは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]だ。恐ろしく残忍なクリーチャーなので、高い【筋力】を持つ。GMはウォーグの【知力】修正値を0未満にはしないことにした。  &b(){クリーチャー種別}:[[魔獣>PU/モンスター/ステップ2#magical-beast]]のウォーグは、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]と[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を自動取得特性として得る。クラス補正を持たないため、データ調整も獲得し、頑健セーヴを+3から+5に、反応セーヴを+3から+5に、攻撃ボーナスを+4から+6に増加する。  &b(){選択能力}:ウォーグは戦闘系選択能力を1つ得る。ここでは[[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]](足払い)を得た。  &b(){技能}:さほど知性的なクリーチャーではないため、ウォーグの“良好”技能2つはいずれも肉体的なものとする。しかし“達人”技能として[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]を得た。 ***ウォーグ CR/HD2 &small(){Worg} &b(){イニシアチブ} +2;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +10([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 50フィート ****防御 &b(){AC} 16(接触12、立ちすくみ12);&b(){頑健} +5、&b(){反応} +5、&b(){意志} +1;&b(){CMD} 16(対足払い20) &b(){HP} 22 ****攻撃 &b(){近接} 噛みつき=+6(1d6+7、加えて [[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]][足払い]) &b(){CMB} +4(+8足払い) ****一般データ &b(){【筋】}+3、&b(){【敏】}+2、&b(){【耐】}+1、&b(){【知】}-2;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+7、[[〈生存〉>技能の詳細#Survival]]+7 &b(){XP} 600;中立にして悪/[[魔獣>PU/モンスター/ステップ2#magical-beast]] ---- **&aname(mastodon)マストドン &small(){&link(Mastodon){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#mastodon}}  大きく全てをなぎ倒すクリーチャー、マストドンは高いCRにも拘わらずちょっとした調整だけですむ。  &b(){配役}:マストドンは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役を用いる。GMはマストドンの圧倒的な【筋力】と貧弱な【敏捷力】を反映し、能力値修正を+7、+4、+3から+9、+4、-1に変更した。  &b(){クリーチャー種別}:[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]であるマストドンは[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]と-4の【知力】修正値を得る。また、頑健セーヴと意志セーヴは+10から+12に増加する。  &b(){サイズ}:マストドンは[[超大型>PU/モンスター/ステップ5#huge]]なので、接触ACを13に減少させ、立ちすくみACを21に増加させる。CMBは+21に、CMDは30に増加する。  &b(){選択能力}:マストドンは戦闘系選択能力として[[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]](突き飛ばし)を得る。これにより突き飛ばしにおけるCMBと突き飛ばしに対するCMDが調整される。他の選択能力全てを[[追加ヒット・ポイント>PU/モンスター/ステップ7#extra-hit-points]]に使用し、HPを126から151に増加させる。  &b(){技能}:マストドンはさほど賢くないため、“達人”技能として[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]を持つが、他の技能を持たない。  &b(){ダメージ}:マストドンは攻撃とダメージに肉体攻撃2回の列を用いる。2回の攻撃は同じ平均ダメージ値を持つが、異なるダメージ・ダイスを使用する。 ***マストドン CR/HD9 &small(){Mastodon} &b(){イニシアチブ} -1;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +17([[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} [[超大型>PU/モンスター/ステップ5#huge]](15フィート);&b(){移動速度} 40フィート ****防御 &b(){AC} 25(接触13、立ちすくみ21);&b(){頑健} +12、&b(){反応} +12、&b(){意志} +8;&b(){CMD} 30(対突き飛ばし33) &b(){HP} 151 ****攻撃 &b(){近接} 突き刺し(間合い15フィート)=+17(2d8+12)、叩きつけ(間合い15フィート)=+17(2d6+15) &b(){攻撃系選択能力} [[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]](突き飛ばし);&b(){CMB} +21(突き飛ばし+25) ****一般データ &b(){【筋】}+9、&b(){【敏】}-1、&b(){【耐】}+4、&b(){【知】}-4 &b(){XP} 6,400;真なる中立/[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]] ---- **&aname(griffon)グリフィン &small(){&link(Griffon){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#griffon}}  俊敏な天空の狩人グリフィンは、その種別とサイズによる主な調整のみで構築される。  &b(){配役}:グリフィンは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ7#combatant-array]]を用いる。速度と頑丈さのバランスを反映し、グリフィンは能力値修正を+4、+3、+2ではなく+4、+2、+2に変更した。  &b(){クリーチャー種別}:グリフィンは[[魔獣>PU/モンスター/ステップ2#magical-beast]]であり、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートと[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を得る。頑健セーヴと反応セーヴはいずれも+5から+7に、攻撃ボーナスは噛みつき用を+8から+10に、鉤爪用を+3から+5に増加する。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]なので、グリフィンは接触ACを12から11に、接触ACを14から15に変更する。CMBは+10から+12に、CMDは20から21に増加する。  &b(){選択能力}:グリフィンは戦闘系選択能力と任意選択能力で[[飛びかかり>モンスターの共通ルール#pounce]]と[[引っかき>PU/モンスター/ステップ7#rake]]を得る。  &b(){技能}:鋭い視覚を反映し、グリフィンの“達人”技能は[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]とした。また[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]]と[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]を“良好”技能とし、飛行中の俊敏さを与える。 ***グリフィン CR/HD4 &small(){Griffon} &b(){イニシアチブ} +2;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +12([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[鋭敏嗅覚>モンスターの共通ルール#Scent]]、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 30フィート、飛行80フィート(標準) ****防御 &b(){AC} 19(接触11、立ちすくみ15);&b(){頑健} +7、&b(){反応} +7、&b(){意志} +3;&b(){CMD} 21 &b(){HP} 44 ****攻撃 &b(){近接} 噛みつき=+10(1d6+10)、鉤爪(×2)=+5(1d6+4) &b(){攻撃系選択能力(DC13)} [[飛びかかり>モンスターの共通ルール#Pounce]]、[[引っかき>PU/モンスター/ステップ7#rake]];&b(){CMB} +12 ****一般データ &b(){【筋】}+4、&b(){【敏】}+2、&b(){【耐】}+2、&b(){【知】}-3;[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]]+9、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+9 &b(){XP} 1,200;真なる中立/[[魔獣>PU/モンスター/ステップ2#magical-beast]] ---- **&aname(goblin-fighter)ゴブリンのファイター &small(){&link(Goblin Fighter){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#goblin-fighter}}  砦を全焼させたくないなら、ゴブリンのファイターはどんな専制君主にも適した軍勢だ。  &b(){配役}:ゴブリンのファイターは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]であり、[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]クラス補正を付与する。  &b(){クリーチャー種別}:[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]クラス補正を持つため、ゴブリンは[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]種別から何も獲得しない。  &b(){クラス}:[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]として、ゴブリンは頑健セーヴと反応セーヴのボーナスを+1から+2に増加させる。また、ゴブリンは[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]クラス補正から戦闘系選択能力1つを得る。  &b(){副種別}:ゴブリンのファイターは[[(ゴブリン類)>PU/モンスター/ステップ3#goblinoid]]副種別から“良好”技能に[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]を得る。  &b(){サイズ}:ゴブリンの[[小型>PU/モンスター/ステップ5#small]]サイズにより、接触ACと立ちすくみACが1だけ増加し、CMBが2だけ減少し、CMDが1だけ減少する。“良好”技能に[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]を得る(再び;後述)。  &b(){選択能力}:このCRのファイターは通常戦闘系選択能力を1つ持つが、このゴブリンは俊敏な戦闘手法を反映して追加で2つの選択能力を持つ。[[イニシアチブ強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-initiative]]、[[回避円熟>PU/モンスター/ステップ7#dodge-expert]]、[[正確性>PU/モンスター/ステップ7#accuracy]]の全てがゴブリンのファイターのデータに計算されている。[[回避円熟>PU/モンスター/ステップ7#dodge-expert]]による立ちすくみACの調整を行っても、ゴブリンの立ちすくみACはこのCRのモンスターにしては低すぎる。そのため、ゴブリンは接触ACに+1のボーナスのみを得、立ちすくみACにはペナルティを受けない。ゴブリンは闇の中を見通すことができる。そのためゴブリンは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]の選択能力を得る。通常通り、感覚を与えてもゴブリンの選択能力数には数えない。  &b(){技能}:ゴブリンは既に[[(ゴブリン類)>PU/モンスター/ステップ3#goblinoid]]と[[小型>PU/モンスター/ステップ5#small]]補正の両方から、“良好”技能に[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]を得ている。そこで、GMの最良で2つ目の“達人”技能に[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]を加える。 ***ゴブリンのファイター CR/HD1/2 &small(){Goblin Fighter} &b(){イニシアチブ} +7;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +5([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} [[小型>PU/モンスター/ステップ5#small]];&b(){移動速度} 30フィート ****防御 &b(){AC} 15(接触14、立ちすくみ13);&b(){頑健} +2、&b(){反応} +2、&b(){意志} +0;&b(){CMD} 12 &b(){HP} 11 ****攻撃 &b(){近接} ショート・ソード=+3(1d4+2/19~20) &b(){遠隔} ショートボウ(有効距離60フィート)=+3(1d4+2/×3) &b(){CMB} +1 ****一般データ &b(){【筋】}+2、&b(){【敏】}+3、&b(){【耐】}+1、&b(){【魅】}-2;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+8、[[〈騎乗〉>技能の詳細#Ride]]+8、[[〈水泳〉>技能の詳細#Swim]]+5 &b(){XP} 200;混沌にして悪/[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]([[ゴブリン類>PU/モンスター/ステップ3#goblinoid]])の[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]1レベル ---- **&aname(zombie-minotaur)ミノタウロスのゾンビ &small(){&link(Zombie Minotaur){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#zombie-minotaur}}  テンプレートの中には複雑な変更を伴うものもあるが、[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]は適用するのが比較的容易だ。  &b(){配役}:このゾンビは[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]の推奨に従い、[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を使用する。  &b(){クリーチャー種別}:[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]]補正はこのクリーチャーに[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートと[[アンデッドの種別特性>モンスターの共通ルール#Undead-Traits]]を得、【耐久力】を“―”に設定する。また、ミノタウロスの意志セーヴを+1から+3に増加させる。精神を持たないアンデッドを選択した調整は、テンプレート補正でなされる。  &b(){テンプレート}:[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]はミノタウロスに[[よろめき状態>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]を与え、【知力】を“―”に変更し、[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]] 5/斬撃を与え、ゾンビの頑丈さを反映した[[追加ヒット・ポイント>PU/モンスター/ステップ7#extra-hit-points]]を与える。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]クリーチャーであるミノタウロスは、接触ACを12から11に、立ちすくみACを12から13に変更する。CMBは+2から+4に、CMDは14から15に増加する。  &b(){選択能力}:[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]から得られた[[追加ヒット・ポイント>PU/モンスター/ステップ7#extra-hit-points]]により、ゾンビのHPは16から19に増加する。[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]はこのモンスターが通常持つより多くの選択能力を与えるが、このゾンビにはミノタウロスらしさを残すため[[強力突撃>PU/モンスター/ステップ7#powerful-charge]]選択能力を与える。 ***ミノタウロスのゾンビ CR/HD1 &small(){Zombie Minotaur} &b(){イニシアチブ} +0;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +6([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 30フィート ****防御 &b(){AC} 14(接触11、立ちすくみ13);&b(){頑健} +2、&b(){反応} +2、&b(){意志} +3;&b(){CMD} 15 &b(){HP} 19;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 5/斬撃;&b(){完全耐性} [[アンデッドの完全耐性>PU/モンスター/ステップ2#undead]] &b(){弱点} [[よろめき状態>PU/モンスター/ステップ4#zombie]] ****攻撃 &b(){近接} 突き刺し(間合い10フィート)=+2(1d6+4)または叩きつけ(間合い10フィート)=+2(1d8+3) &b(){攻撃系選択能力} [[強力突撃>PU/モンスター/ステップ7#powerful-charge]];&b(){CMB} +4 ****一般データ &b(){【筋】}+3、&b(){【耐】} ―、&b(){【知】} ―、&b(){【判】}+1、&b(){【魅】}+2 &b(){XP} 400;中立にして悪/[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]] ---- **&aname(bat-swarm)バット・スウォーム &small(){&link(Bat Swarm){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#bat-swarm}}  バット・スウォームは作成は容易だが、[[(スウォーム)>PU/モンスター/ステップ3#swarm]]の副種別は複雑で、作成にあたり他のモンスターとは異なる要素を追加で与える。  &b(){配役}:バット・スウォームは[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]の知性しか持たないクリーチャーで構成されているため、[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役が妥当な唯一の選択肢だ。  &b(){クリーチャー種別}:[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]種別はバット・スウォームの頑健セーヴと反応セーヴのボーナスをそれぞれ+3から+5に増加させ、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を与える。しかし【知力】修正値は-4~-5となる。バットは他の[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]よりはるかに知性的であるため、-4の修正値とした。  &b(){副種別}:[[(スウォーム)>PU/モンスター/ステップ3#swarm]]の副種別はバット・スウォームに様々な完全耐性、範囲効果に対する脆弱性、[[スウォームの特性>クリーチャー種別#Swarm]]、[[群がり攻撃>クリーチャー種別#Swarm]]、[[わずらわす>PU/モンスター/ステップ7#distraction]]を与える。  &b(){サイズ}:バット・スウォームは無数の微小サイズのクリーチャーで構成されている。そのため接触ACと立ちすくみACに+4のボーナスを得る。スウォームのため、CMBとCMDをもたない。そのため、これらの値に対する調整は無視される。また、“達人”技能として[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]と[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]を得る。  &b(){選択能力}:バット・スウォームの選択能力は[[出血攻撃>PU/モンスター/ステップ7#bleed]]の選択能力の弱体化版だ。  &b(){技能}:サイズによる“達人”技能を除き、バット・スウォームの反響定位は周囲に気づく能力を強化する。そのため“達人”技能に[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]を割り当てる。[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]にしてはすでに多くの技能を持つため、バット・スウォームは“良好”技能を一切持たない。 ***バット・スウォーム CR/HD2 &small(){Bat Swarm} &b(){イニシアチブ} +3;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +10([[非視覚的感知>モンスターの共通ルール#Blindsense]]20フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} [[微小>PU/モンスター/ステップ5#diminutive]](10フィート);&b(){移動速度} 5フィート、飛行40フィート(良好) ****防御 &b(){AC} 16(接触16、立ちすくみ16);&b(){頑健} +5、&b(){反応} +5、&b(){意志} +1 &b(){HP} 22;&b(){完全耐性} 足払い、クリティカル・ヒット、挟撃、組みつき、突き飛ばし、特定の数のクリーチャーを目標とする呪文、武器ダメージ &b(){弱点} 範囲に効果のあるダメージ+50% &b(){防御系選択能力} [[スウォームの種別特性>クリーチャー種別#Swarm]] ****攻撃 &b(){近接} [[群がり攻撃>クリーチャー種別#Swarm]] (スウォームの接敵面にいる全ての目標)=常に命中(1d6、加えて“[[出血>PU/モンスター/ステップ7#bleed]]”1) &b(){攻撃系選択能力(DC11)} [[わずらわす>PU/モンスター/ステップ7#distraction]] ****一般データ &b(){【筋】}-4、&b(){【敏】}+3、&b(){【耐】}+1、&b(){【知】}-4、&b(){【判】}+2;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+10、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+10 &b(){XP} 600;真なる中立/[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]([[スウォーム>PU/モンスター/ステップ3#swarm]]) ---- **&aname(imp)インプ &small(){&link(Imp){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#imp}}  このインプは厄介な敵役で、相手を当惑させる様々な追加の選択能力を持つ。  &b(){配役}:インプは[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]を使用するが、反応セーヴと意志セーヴを入れ替える。インプはサイズに加え肉体的に脆弱なので、【筋力】修正値を-4とした。  &b(){クリーチャー種別}:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]補正により、インプは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートを得る。加えて、意志セーヴィング・スローを+1から+3に、攻撃ボーナスを+4から+6に増加させる。以下に示す選択調整により、インプは追加で“達人”技能を得る。  &b(){副種別}:[[(デヴィル)>PU/モンスター/ステップ2#devil]]の副種別は、インプに[[暗闇を見通す>モンスターの共通ルール#See-in-Darkness]]感覚、[強酸]と[氷雪]に対する[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]10、[火炎]と毒に対する[[完全抵抗>PU/モンスター/ステップ7#immunity]]、[[同族招来>PU/モンスター/ステップ7#summpn-allies]]選択能力、距離100フィートの[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]を与える。  &b(){サイズ}:インプは[[超小型>PU/モンスター/ステップ5#tiny]]なので、接触ACと立ちすくみACは10から12に増加する。  &b(){呪文}:[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]選択能力により、インプはいくつか擬似呪文能力を持つ。  &b(){選択能力}:このCRの[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]が通常持つモンスターの選択能力は1つだが、インプは合計で選択能力を5つ持つ。[[回避円熟>PU/モンスター/ステップ7#dodge-expert]]、[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]、[[変身>モンスターの共通ルール#change-shape]]、変更版の[[常時不可視>PU/モンスター/ステップ7#constant-invisibility]]と[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]。[[回避円熟>PU/モンスター/ステップ7#dodge-expert]]によりインプのACは14(接触12、立ちすくみ12)から16(接触16、立ちすくみ10)に変更される。計算上はインプの立ちすくみACは6に落ちるべきだが、GMは現実性の確認の段階で10に設定した。[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]にインプは能力2つを得る。潜伏期間を除去し、頻度を1/ラウンド(6ラウンド)に変更した。[[常時不可視>PU/モンスター/ステップ7#constant-invisibility]]の通常の効果の代わりに、インプは回数無制限で自分にのみ効果を及ぼす&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}を使用できる能力を得る。変更版の[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]選択能力により、インプは1日に1回使用できる呪文を2つ得る代わりに、1日に1回使用できる呪文を1つと、常時効果を発揮している呪文2つを得る。  &b(){技能}:インプは[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]補正から追加で“達人”技能を1つ、サイズ補正から“達人”技能の[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]と[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]を得る。[[変身>モンスターの共通ルール#change-shape]]における+10のボーナスは、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]技能も含まれている。  &b(){ダメージ}:[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]を持つ低いCRのクリーチャーなので、インプは針に“低い”ダメージ値を用いる。 ***インプ CR/HD2 &small(){Imp} &b(){イニシアチブ} +3;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +7([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[暗闇を見通す>モンスターの共通ルール#See-in-Darkness]]) &b(){サイズ} [[超小型>PU/モンスター/ステップ5#tiny]](2.5フィート);&b(){移動速度} 20フィート、飛行50フィート(完璧) ****防御 &b(){AC} 16(接触16、立ちすくみ6);&b(){頑健} +1、&b(){反応} +5、&b(){意志} +3;&b(){CMD} 14;&b(){精神集中} +4 &b(){HP} 20;&b(){完全耐性} [火炎]、[毒];&b(){[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]} [強酸]10、[氷雪]10 ****攻撃 &b(){近接} 針(間合い0フィート)=+6(1d4+5、加えて“毒”) &b(){攻撃系擬似呪文能力(DC13+呪文レベル)} 1/日―&i(){[[サジェスチョン>呪文/さ行/さあ~さも#Suggestion]]} &b(){攻撃系選択能力(DC13)} [[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]](&i(){種別} 致傷型、&i(){頻度} 1回/ラウンド(6ラウンド間)、&i(){効果} 1d2【敏】ダメージ、&i(){治癒} 1回のセーヴ成功);&b(){CMB} +2 ****一般データ &b(){汎用擬似呪文能力} 常時―&i(){[[ディテクト・グッド>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Good]]}、&i(){[[ディテクト・マジック>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Magic]]};回数無制限―&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}(自身のみ) &b(){共通選択能力} &i(){[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]}(ジャイアント・スパイダー、ボア、ラット、レイヴンのいずれか;&i(){[[ビースト・シェイプI>呪文/は行/は~ひいと#Beast-Shape-I]]})、[[同胞招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]](インプ、35%) &b(){【筋】}-4、&b(){【敏】}+3、&b(){【知】}+1、&b(){【魅】}+2;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+10、[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]]+10、[[〈知識:次元界〉>技能の詳細#Knowledge]]+7、[[〈知識:神秘学〉>技能の詳細#Knowledge]]+7、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+10、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+10、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]+12;[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]100フィート &b(){XP} 600;秩序にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[悪>PU/モンスター/ステップ3#evil]]、[[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]、[[秩序>PU/モンスター/ステップ3#law]]) ---- **&aname(fire-giant)ファイアー・ジャイアント &small(){&link(Fire Giant){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#fire-giant}}  このモンスターはBestiary版の[[ファイアー・ジャイアント>ジャイアント#giant-fire]]と異なる装備を使用するが、同じCRを持つ。  &b(){配役}:ファイアー・ジャイアントは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を用いる。  &b(){クリーチャー種別}:[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]なので、ファイアー・ジャイアントは頑健セーヴを+11から+13に増加させる。  &b(){副種別}:[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]補正により、ファイアー・ジャイアントは[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を獲得し、“良好”技能に[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]を加える。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ4#large]]であることから、ファイアー・ジャイアントの接触ACは15から14に、立ちすくみACは19から120に変化する。ファイアー・ジャイアントのCMBは+18から+20に増加する。  &b(){選択能力}:モンスターは戦闘系選択能力1つと任意の種別の選択能力を1つ持つ。[[防具追加>PU/モンスター/ステップ7#extra-armor]]により、ファイアー・ジャイアントのACは28(接触8、立ちすくみ24)にへんかし、移動速度は40フィートから30フィートになる。[[魔法の武器(ベイン)>PU/モンスター/ステップ7#bane]]選択能力により、ファイアー・ジャイアントのグレートアックスはドワーフに追加ダメージを与える。モンスターはボーナス選択能力として[[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]]を得、ファイアー・ジャイアントは岩を熱するため、この攻撃の殴打ダメージ3ポイント分を、1d6ポイントの[火炎]ダメージと置き換えている。  &b(){技能}:この巨人は第一に暴力的なので、“達人”技能は[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]]とし、[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]から得られる“良好”技能はこの技能を満たせば十分である。GMは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]から得られる“良好”技能2つが残っているが、使用しないことにした。  &b(){ダメージ}:ファイアー・ジャイアントは遠隔攻撃にさほど熟達していないため、[[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]]による攻撃は“低い”攻撃とダメージ値を用いる。 ***ファイアー・ジャイアント CR/HD10 &small(){Fire Giant} &b(){イニシアチブ} +0;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +14(夜目) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 30フィート ****防御 &b(){AC} 28(接触8、立ちすくみ24);&b(){頑健} +13、&b(){反応} +11、&b(){意志} +9;&b(){CMD} 30 &b(){HP} 143;&b(){完全耐性} [火炎] &b(){弱点} [氷雪]に対する脆弱性 &b(){防御系選択能力} [[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]] ****攻撃 &b(){近接} &i(){[[ドワーフ・ベイン>PU/モンスター/ステップ7#bane]]・グレートアックス}(間合い10フィート)=+18/+13/+8(3d6+19/×3[ドワーフに対して+2d6])または叩きつけ(間合い10フィート)(×2)=+18(1d8+21) &b(){遠隔} [[岩>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]](有効距離120フィート)=+13(1d8+15、加えて1d6[火炎]) &b(){CMB} +20 ****一般データ &b(){【筋】}+7、&b(){【耐】}+5、&b(){【判】}+3;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+14、[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]]+18 &b(){XP} 9,600;秩序にして悪/[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]([[巨人>PU/モンスター/ステップ3#giant]]、[[火>PU/モンスター/ステップ3#fire]]) ---- **&aname(satyr)サテュロス &small(){&link(Satyr){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#satyr}}  独特なパン・パイプを持つサテュロスは、モンスターの選択能力に含まれない独自の能力を必要とする。  &b(){配役}:魔法の才を絡めた、巧みで社交的なクリーチャーであるサテュロスは、魔法能力をカバーする選択能力を持つ[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]を用いる。  &b(){クリーチャー種別}:[[フェイ>PU/モンスター/ステップ2#fey]]補正により、サテュロスは[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を得る。サテュロスは反応セーヴを+3から+5に、意志セーヴを+7から+9に増加させる。攻撃ボーナスは+8から+6に低下する。選択補正から、追加の“達人”技能を1つ得る。  &b(){呪文}:サテュロスは&link_anchor(pipe){パン・パイプ}により魔法効果を放つことができる。そのためサテュロスは擬似呪文能力として呪文を得る。これらは呪文リストを使用するのではなく、状況に合わせて選択したものだ。  &b(){選択能力}:サテュロスは[[説得力>PU/モンスター/ステップ7#persuasive]]に社交系選択能力を1つ使用し、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]に任意選択能力を1つ使用する。さらにボーナス能力として&link_anchor(pipe){パン・パイプ}能力を持つ。&link_anchor(pipe){パン・パイプ}はサテュロス独自の能力であり、モンスターの選択能力に該当するものはない。これはBestiaryの[[サテュロス]]が持つパン・パイプ能力を元に作成した専用能力ではあるが、単純化した上、サテュロスのCRの標準的な能力DCを用いている。  &b(){技能}:[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]の配役を持つ[[フェイ>PU/モンスター/ステップ2#fey]]なので、サテュロスは“達人”技能4つと“良好”技能2つを持つ。  &b(){ダメージ}:Bestiaryの[[サテュロス]]が持つダガーによる攻撃の代わりに、このサテュロスは近接攻撃に角による攻撃だけを用いる。サテュロスの遠隔攻撃には“低い”ダメージ値(だが“高い”攻撃値)を用いる。 ***サテュロス CR/HD4 &small(){Satyr} &b(){イニシアチブ} +3;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +12(夜目) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 40フィート ****防御 &b(){AC} 17(接触10、立ちすくみ12);&b(){頑健} +3、&b(){反応} +5、&b(){意志} +9;&b(){CMD} 18 &b(){HP} 40;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 5/冷たい鉄 ****攻撃 &b(){近接} 角=+6(1d6+13) &b(){遠隔} ショートボウ(有効距離60フィート)=+6(1d6+10/×3) &b(){攻撃系擬似呪文能力(DC14+呪文レベル)} 1/日―&i(){[[フィアー>呪文/は行/ひいる~ふい#Fear]]};回数無制限―&i(){[[サジェスチョン>呪文/さ行/さあ~さも#Suggestion]]}、&i(){[[スリープ>呪文/さ行/すは~#Sleep]]}、&i(){[[チャーム・パースン>呪文/た行/た~ていさ#Charm-Person]]} &b(){攻撃系選択能力(DC15)} &link_anchor(pipe){パン・パイプ};&b(){CMB} +6 ****一般データ &b(){共通選択能力} [[説得力>PU/モンスター/ステップ7#persuasive]] &b(){【敏】}+3、&b(){【判】}+1、&b(){【魅】}+4;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+9、[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+12、[[〈芸能:管楽器〉>技能の詳細#Perform]]+12、[[〈交渉〉>技能の詳細#Diplomacy]]+9、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+12 &b(){XP} 1,200;混沌にして中立/[[フェイ>PU/モンスター/ステップ2#fey]] ****特殊能力 &small(){Special Abilities} &aname(pipe)&b(){パン・パイプ(超常)/Pipe} サテュロスはパン・パイプを用いて半径60フィート内にいる全てのクリーチャーに、呪文の効果をもたらす恐るべき曲を演奏できる(意志・無効、DC15)。この能力を使用するたび、サテュロスは&i(){[[サジェスチョン>呪文/さ行/さあ~さも#Suggestion]]}、&i(){[[スリープ>呪文/さ行/すは~#Sleep]]}、&i(){[[チャーム・パースン>呪文/た行/た~ていさ#Charm-Person]]}、&i(){[[フィアー>呪文/は行/ひいる~ふい#Fear]]}のいずれかを選択する。セーヴに成功したクリーチャーは、以降24時間、同じパン・パイプから効果を受けない。 ---- **&aname(frost-giant-explorer)フロスト・ジャイアントの探検家 &small(){&link(Frost Giant Explorer){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#frost-giant-explorer}}  ちょうどドルイドのように、このクリーチャーは自然の魔法を扱える。しかし、[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]にするのは、頑丈なフロスト・ジャイアントにそぐわない。その代わりに、このデータでは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]で作成を始め、[[ドルイド>PU/モンスター/ステップ2#druid]]のクラス補正の選択能力を材料に調整する。このモンスターはCR13の遭遇で&link_anchor(mastodon){マストドン}(244ページを参照)のそばで戦うことを想定している。  &b(){配役}:フロスト・ジャイアントは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役を使用し、魔法系選択能力から呪文発動能力を得る。反応セーヴと意志セーヴのボーナスを入れ替える。  &b(){クリーチャー種別}:このモンスターのセーヴィング・スローは不釣り合いに高いため、[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]補正でセーヴを増やす代わりに反応セーヴに-2のペナルティを与える。  &b(){クラス}:この巨人は[[ドルイド>PU/モンスター/ステップ2#druid]]補正は使用しないが、その選択能力の多くをこの補正から選ぶ。  &b(){副種別}:[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]の副種別から[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を獲得し、“良好”技能として[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]を得る。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]なので、フロスト・ジャイアントは接触ACを17から16に低下させ、立ちすくみACを21から22に増加する。CMBは+21から+23に、CMDは32から33に変化する。  &b(){呪文}:フロスト・ジャイアントは[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]選択能力から、[[動物呪文リスト>PU/モンスター/ステップ6#animal-spell-list]]からいくつか呪文を得る。この選択能力は呪文リストから主要呪文を得ることになっているが、モンスターのCR帯の主要呪文と副次呪文の両方から取捨選択してもよいようになっており、ここではそのように対処した。  &b(){選択能力}:戦闘系選択能力1つを得る代わりに、フロスト・ジャイアントは[[強力招来>PU/モンスター/ステップ7#powerful-summons]]魔法系選択能力を得る。もう一つの戦闘系選択能力で[[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]]を、任意選択能力で[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]を得た。  &b(){技能}:[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]副種別による“良好”技能を持つこの探検家は“達人”技能を1つしか持たないが、“良好”技能を一揃い持ち多方面に備えられる。  &b(){ダメージ}:フロスト・ジャイアントの[[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]]攻撃は“低い”攻撃値とダメージ値を用いる。 ***フロスト・ジャイアントの探検家 CR/HD12 &small(){Frost Giant Explorer} &b(){イニシアチブ} +0;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +16(夜目) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 40フィート;&b(){特殊移動} [[地形渡り>PU/モンスター/ステップ7#terrain-stride]](氷) ****防御 &b(){AC} 29(接触16、立ちすくみ22);&b(){頑健} +13、&b(){反応} +9、&b(){意志} +13;&b(){CMD} 33;&b(){精神集中} +17 &b(){HP} 176;&b(){完全耐性} [氷雪] &b(){弱点} [火炎]に対する脆弱性 &b(){防御系選択能力} [[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]] ****攻撃 &b(){近接} スピア(間合い10フィート)=+21/+16/+11(2d6+27/×3)または叩きつけ(間合い10フィート)(×2)=+21(1d8+27) &b(){遠隔} [[岩>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]](有効距離120フィート)=+15(1d8+21) &b(){CMB} +23 ****一般データ &b(){汎用呪文} 1回/日―&i(){[[サモン・ネイチャーズ・アライVII>呪文/さ行/さあ~さも#Summon-Nature-s-Ally-VII]]}、&i(){[[ビースト・シェイプIV>呪文/は行/は~ひいと#Beast-Shape-IV]]}(動物のみ) &b(){共通選択能力} [[強力招来>PU/モンスター/ステップ7#powerful-summons]] &b(){【筋】}+8、&b(){【耐】}+4、&b(){【判】}+5;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+16、[[〈知識:自然〉>技能の詳細#Knowledge]]+20、[[〈生存〉>技能の詳細#Survival]]+16、[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]]+16 &b(){XP} 19,200;混沌にして悪/[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]([[巨人>PU/モンスター/ステップ3#giant]]、[[冷気>PU/モンスター/ステップ3#cold]]) ---- **&aname(vampire-cleric)ヴァンパイアのクレリック &small(){&link(Vampire Cleric){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#vampire-cleric}}  Bestiaryの[[ヴァンパイアのソーサラー>ヴァンパイア]]を変更したこのヴァンパイアは、かなり高いCRのクレリックだ。  &b(){配役}:このクリーチャーは[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster]]の配役で、[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]クラス補正を取得できる。  &b(){クリーチャー種別}:[[ヴァンパイア>PU/モンスター/ステップ4#vampire]]のテンプレート補正に示されているように、ヴァンパイアは[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]]種別でなければならない。[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]クラス補正を取得するため、ヴァンパイアは[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]]種別から自動取得補正のみを得る。すなわち、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[アンデッドの種別特性>モンスターの共通ルール#undead-traits]]、【耐久力】を“―”に設定することだ。  &b(){クラス}:[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]クラス補正により、ヴァンパイアの頑健セーヴは+10から+12に増加し、“達人”技能に[[〈知識:宗教〉>技能の詳細#Knowledge]]を得る。自動的に[[エネルギー放出>PU/モンスター/ステップ7#channel-energy]]と[[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]]の選択能力を得る。  &b(){副種別}:ヴァンパイアは[[人型生物>PU/モンスター/ステップ3#humanoid]]の[[変性種>PU/モンスター/ステップ3#augmented]]の副種別を持つが、能力は変更しない。  &b(){テンプレート}:[[ヴァンパイア>PU/モンスター/ステップ4#vampire]]のテンプレート補正により、ヴァンパイアのACは23から25に、立ちすくみACは17から19に増加する。ヴァンパイアは常時効果を表す擬似呪文能力として&i(){[[スパイダー・クライム>呪文/さ行/すは~#Spider-Climb]]}を獲得し、ヴァンパイアの弱点も得る。このテンプレートは選択能力を多量に与える。[[エネルギーに対する抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]10([氷雪]と[雷撃])、[[エネルギー放出への抵抗>PU/モンスター/ステップ7#channel-resistance]]、[[回数無制限の魔法>PU/モンスター/ステップ7#at-will-magic]](&i(){[[ドミネイト・パースン>呪文/た行/と#Dominate-Person]]})、[[ガス化形態>PU/モンスター/ステップ7#gaseous-form]]、[[吸血>PU/モンスター/ステップ7#blood-drain]]、[[高速治癒>PU/モンスター/ステップ7#fast-healing]]5、[[生命力吸収>PU/モンスター/ステップ7#energy-drain]]、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]、[[同族作り>PU/モンスター/ステップ7#create-spawn]]、[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]、[[夜の子供たち>PU/モンスター/ステップ7#children-of-the-night]]だ。ヴァンパイアは[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]と多くの回復能力を持つため、ヒット・ポイントはCRが2だけ低いかのように計算し、103HPを与えることにする。  &b(){呪文}:暴力的で狂える本質のため、このクレリックは呪文リスト1つを取得するのではなく、[[悪>PU/モンスター/ステップ6#evil-spell-list]]と[[戦>PU/モンスター/ステップ6#war-spell-list]]の領域呪文リストを混ぜたものを用いる。このモンスターは[[戦の呪文リスト>PU/モンスター/ステップ6#war-spell-list]]の特殊能力のみを獲得し、攻撃ボーナスを1増加させる。  &b(){選択能力}:[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]として、個々に記載されているものの他に、このモンスターは追加で1つ(任意の)選択能力を得るはずだ。しかしこのモンスターは[[ヴァンパイア>PU/モンスター/ステップ4#vampire]]であることによる多くの能力を得ている。そのため、この選択能力は不要だと判断した。  &b(){技能}:[[ヴァンパイア・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#vampire]]により、このクリーチャーは“達人”技能として[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]、[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]を持つ。[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]による+10のボーナスには[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]技能が含まれている。  &b(){ダメージ}:負のレベルを与えヴァンパイアを回復させる叩きつけ攻撃には、“低い”ダメージ値を用いる。ヴァンパイアの遠隔攻撃には“低い”攻撃値とダメージ値を用いる。 ***ヴァンパイアのクレリック CR/HD11 &small(){Vampire Cleric} &b(){イニシアチブ} +2;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +19([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 30フィート;&b(){特殊移動} &i(){[[スパイダー・クライム>呪文/さ行/すは~#Spider-Climb]]}(常時) ****防御 &b(){AC} 25(接触13、立ちすくみ19);&b(){頑健} +12、&b(){反応} +10、&b(){意志} +14;&b(){CMD} 26;&b(){精神集中} +20 &b(){HP} 103;[[高速治癒>PU/モンスター/ステップ7#fast-healing]]5;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/魔法および銀;&b(){完全耐性} [[アンデッドの完全耐性>PU/モンスター/ステップ2#undead]];&b(){[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]} [氷雪]10、[雷撃]10 &b(){弱点} [[ヴァンパイアの弱点>PU/モンスター/ステップ4#vampire]] &b(){防御系選択能力} [[エネルギー放出に対する抵抗>PU/モンスター/ステップ7#channel-resistance]]+4 ****攻撃 &b(){近接} サイズ=+20/+15(2d4+25/×4)または叩きつけ=+20(1d4+20、加えて“[[生命力吸収>PU/モンスター/ステップ7#energy-drain]]”[負のレベル2]) &b(){遠隔} ライト・クロスボウ(有効距離80フィート)=+15(1d8+22/19~20) &b(){攻撃呪文(DC 17+呪文レベル)} 1回/日―&i(){[[スレイ・リヴィング>呪文/さ行/すは~#Slay-Living]]}、&i(){[[ディスペル・グッド>呪文/た行/ていす~ていせ#Dispel-Good]]};3回/日―&i(){[[スピリチュアル・ウェポン>呪文/さ行/すは~#Spiritual-Weapon]]}、&i(){[[ビストウ・カース>呪文/は行/ひいる~ふい#Bestow-Curse]]};回数無制限―&i(){[[インフリクト・ライト・ウーンズ>呪文/あ行/いり~いん#Inflict-Light-Wounds]]}、&i(){[[ドミネイト・パースン>呪文/た行/と#Dominate-Person]]}、&i(){[[ベイン>呪文/は行/へ~ほ#Bane]]} &b(){攻撃系選択能力} [[エネルギー放出>PU/モンスター/ステップ7#chanel-energy]](負のエネルギー)、[[吸血>PU/モンスター/ステップ7#blood-drain]]、[[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]](インフリクト);&b(){CMB} +20 ****一般データ &b(){汎用呪文} 3回/日―&i(){[[ダークネス>呪文/た行/た~ていさ#Darkness]]}、&i(){[[プレイヤー>呪文/は行/ふれいむ~ふろ#Prayer]]};回数無制限―[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shapre]]([[ウルフ]]または[[ダイア・バット>バット#bat-dire]])、&i(){[[ビースト・シェイプII>呪文/は行/は~ひいと#Beast-Shape-II]]} &b(){共通選択能力} [[ガス化形態>PU/モンスター/ステップ7#gaseous-form]]、[[同族作り>PU/モンスター/ステップ7#create-spawn]]、[[夜の子供たち>PU/モンスター/ステップ7#children-of-the-night]] &b(){【筋】}+8、&b(){【耐】} ―、&b(){【敏】}+2、&b(){【知】}+1、&b(){【判】}+9、&b(){【魅】}+5;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+19、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+19、[[〈知識:宗教〉>技能の詳細#Knowledge]]+19、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+19、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]+15 &b(){XP} 12,800;混沌にして悪/[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]]([[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]の[[変性種>PU/モンスター/ステップ2#augmanted]])の[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]10レベル ---- ***&aname(ogre-mage)オーガ・メイジ &small(){&link(Ogre Mage){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#ogre-mage}}  オーガ・メイジ・オニは腹黒い変身生物であり、武威と魔法の脅威を使いこなす。  &b(){配役}:オーガ・メイジの確実な予備の戦術は強力なグレートソードだ。そこで[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を用いる。オニは状況に応じて様々な役割を果たすため、オーガ・メイジは通常より高い能力修正値を持つ。オーガ・メイジの精神は反応より強力なため、意志セーヴと反応セーヴのボーナスを置き換える。  &b(){クリーチャー種別}:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]であるオーガ・メイジは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]を獲得し、攻撃ロールと頑健セーヴに+2を得る。  &b(){副種別}:オーガ・メイジは副種別補正を2つ持ち、両方から選択能力を得る。[[(オニ)>PU/モンスター/ステップ3#oni]]の副種別からは[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]と[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]の選択能力を得る。[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]の副種別は[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]と、“良好”技能として[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]を与える。  &b(){サイズ}:このオーガ・メイジは[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]なので、接触ACに-1、立ちすくみACに+1、CMBに+2、およびCMDに+1を得る。  &b(){呪文}:オーガ・メイジは[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]の選択能力を2回修得し、潜入と戦闘を支援する独自の呪文一式を得る。追加のボーナスにより、&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}と&i(){[[ダークネス>呪文/た行/た~ていさ#Darkness]]}を回数無制限で得る。  &b(){選択能力}:[[イニシアチブ強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-initiative]]の選択能力はオーガ・メイジの戦術に組み込まれている。  &b(){技能}:オーガ・メイジは一点突破というよりは多才な存在で、様々な状況を同レベルに対応できる。“達人”技能1つと“良好”技能2つの代わりに、多彩なオーガ・メイジは[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]の副種別から得た2つより多い、5つの“良好”技能を得る。  &b(){ダメージ}:オーガ・メイジはコンポジット・ロングボウに“低い”攻撃値とダメージ値を用いる。 ***オーガ・メイジ CR/HD8 &small(){Ogre Mage} &b(){イニシアチブ} +6;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +13([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 40フィート、飛行60フィート(良好) ****防御 &b(){AC} 23(接触12、立ちすくみ18);&b(){頑健} +11、&b(){反応} +7、&b(){意志} +9;&b(){CMD} 27;&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 19;&b(){精神集中} +12 &b(){HP} 110;[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]5([強酸]、[火炎]) ****攻撃 &b(){近接} グレートソード(間合い10フィート)=+17/+12(3d6+15/19~20) &b(){遠隔} コンポジット・ロングボウ(有効距離110フィート)=+13/+8(2d6+12/×3) &b(){攻撃系擬似呪文能力(DC13+呪文レベル)} 1/日―&i(){[[コーン・オヴ・コールド>呪文/か行/くり~こお#Cone-of-Cold]]}、&i(){[[チャーム・モンスター>呪文/た行/た~ていさ#Charm-Monster]]}、&i(){[[ディープ・スランバー>呪文/た行/た~ていさ#Deep-Slumber]]} &b(){CMB} +19 ****一般データ &b(){汎用擬似呪文能力} 1/日―&i(){[[ガシアス・フォーム>呪文/か行/か~くら#Gaseous-Form]]};回数無制限―&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}、&i(){[[ダークネス>呪文/た行/た~ていさ#Darkness]]};常時―&i(){[[フライ>呪文/は行/ふえ~ふら#Fly]]} &b(){共通選択能力} [[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]](小型、中型、または大型の人型生物;&i(){[[オルター・セルフ>呪文/あ行/えれ~#Alter-Self]]}または&i(){[[ジャイアント・フォームI>呪文/さ行/さん~しやい#Giant-Form-I]]}) &b(){【筋】}+6、&b(){【敏】}+2、&b(){【耐】}+6、&b(){【知】}+2、&b(){【判】}+2、&b(){【魅】}+4;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+13、[[〈呪文学〉>技能の詳細#Spellcraft]]+13、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+13、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+13、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]+23、[[〈魔法装置使用〉>技能の詳細#Use Magic Device]]+13 &b(){XP} 4,800;秩序にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[オニ>PU/モンスター/ステップ3#oni]]、[[巨人>PU/モンスター/ステップ3#giant]]、[[原住>PU/モンスター/ステップ3#native]]、[[変身生物>PU/モンスター/ステップ3#shapechanger]]) ---- **&aname(night-hag-soul-collector)ナイト・ハグの魂蒐集家 &small(){&link(Night Hag Soul Collector){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#night-hag-soul-collector}}  ナイト・ハグの魂収集家は危険な敵というだけではない。彼女は危険なことに優れたつながりを持っている。彼女は囚えた魂を従わせ、戦場で有利に働くように使役する。このような能力は[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]クラス補正により与えられる。  &b(){配役}:このナイト・ハグは実用上すべての意味で[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]だ。そのため彼女は[[術者>PU/モンスター/ステップ1#supellcaster-array]]を用いる。しかし、ナイト・ハグが[[術者>PU/モンスター/ステップ1#supellcaster-array]]にしては肉体的に優れている事実を反映し、高い能力修正値を割り当てている。  &b(){クリーチャー種別}:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]なので、ナイト・ハグは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]と攻撃ロールに+2のボーナスを得る。彼女は[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]によるセーヴィング・スローへの調整を、[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]によるものと置き換えた。  &b(){クラス}:ナイト・ハグの魂蒐集家は[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]クラス補正により、頑健セーヴと反応セーヴを1増加させ、“達人”技能として[[〈知識:次元界〉>技能の詳細#Knowledge]]を得る。魂の抜け殻は幻獣として扱う。ナイト・ハグはテーマ上[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]に似ているが、実際には[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]のクラス・レベルは持たないものとする。  &b(){呪文}:ナイト・ハグは[[召喚術呪文リスト>PU/モンスター/ステップ6#conjuration-spell-list]]の変更版を用いる。テーマ上、[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]クラス補正の[[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]]による招来を保持したままにする。&link_anchor(soul-broker){魂仲介}のため、彼女の魂の売買を表現するため常時発動している識別関係の呪文と、[[回数無制限の魔法>PU/モンスター/ステップ7#at-will-magic]]として&i(){[[ソウル・バインド>呪文/さ行/すは~#Soul-Bind]]}を必要とする。  &b(){選択能力}:[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]補正により、ナイト・ハグは[[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]](&i(){[[サモン・モンスターI>呪文/さ行/さあ~さも#Summon-Monster-I]]})と、魔法系選択能力1つと任意の選択能力1つを得る。彼女は[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shapre]]と、敵を安全に痛めつけることのできる変更版の選択能力、&link_anchor(dream-haunting){夢中憑依}を選択する。悪の来訪者と交易を繰り返すために必要な防御能力を表現するため、このナイト・ハグはCRに比して特に強力な[[呪文抵抗>PU/モンスター/ステップ7#spell-resisntance]]と[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]の選択能力を持つ。  &b(){技能}:ナイト・ハグとの遭遇は社交的なものや詐術によるものにもなり得る。そのため、このモンスターは追加で“達人”技能と“良好”技能を持つ。[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]による+10のボーナスには[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]技能が含まれている。  &b(){ダメージ}:主要攻撃3種のダメージには、主要攻撃2回のダメージ(18)を2倍にして36とし、それを(彼女の攻撃数の合計である)3つに分配した。それぞれの攻撃は大まかに12ポイントのダメージを与える。  &b(){魂の抜け殻/Lost Soul}:これはナイト・ハグが自分を守るために使役する魂の抜け殻のねじれた姿を表している。実質的には幻獣であり、彼女が[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]補正を用いる理由だ。この魂のねじれた姿には長い触手の先に叫ぶ口があり動くと噛みついてくる。これにより魂の抜け殻は[[飛びかかり>モンスターの共通ルール#Pounce]]を得る。  配役:幻獣である魂の抜け殻は、[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を用いる。  クリーチャー種別:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]種別補正により、魂の抜け殻は攻撃ロールと反応セーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。  サイズ:魂の抜け殻は[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]サイズであり、接触ACに-1、立ちすくみACに+1、CMBに+2、CMDに+1となる。  選択能力:[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]である魂の抜け殻は、戦闘系選択能力1つと任意の選択能力1つを持つ。これらの選択能力を用いて、[[飛びかかり>モンスターの共通ルール#Pounce]]と[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]を得る。  技能:[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]は通常“達人”技能1つと“良好”技能2つを得るが、魂の抜け殻は単純な存在なので、GMは“達人”技能として[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]を、“良好”技能として[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]のみを与えることにした。  ダメージ:主要攻撃4つのダメージを決定するため、魂の抜け殻は主要攻撃2回のダメージ値(22)を2倍にして44ポイントのダメージを算出し、4で割った。それぞれの攻撃は11ポイントのダメージを与えるため、表5-9を参照して1d8+6とした。 ***ナイト・ハグの魂蒐集家 CR/HD9 &small(){Night Hag Soul Collector} &b(){イニシアチブ} +4;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +14(暗視60フィート) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 30フィート;&b(){特殊移動} &i(){[[イセリアルネス>呪文/あ行/あに~いせ#Etherealness]]}(回数無制限) ****防御 &b(){AC} 21(接触12、立ちすくみ15);&b(){頑健} +9、&b(){反応} +9、&b(){意志} +12;&b(){CMD} 24;&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 24;&b(){精神集中} +12 &b(){HP} 103;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/冷たい鉄および魔法;&b(){完全耐性} [恐怖]、睡眠、[火炎]、(魅惑)、[氷雪] ****攻撃 &b(){近接} 爪(×2)=+14(1d4+9)、噛みつき=+14(1d6+9) &b(){攻撃系擬似呪文能力} (DC16+呪文レベル)1/日―&i(){[[ディープ・スランバー>呪文/た行/た~ていさ#Deep-Slumber]]};回数無制限―&i(){[[マジック・ミサイル>呪文/ま行/ま~みす#Magic-Missile]]}、&i(){[[ソウル・バインド>呪文/さ行/すは~#Soul-Bind]]}、&i(){[[レイ・オヴ・エンフィーブルメント>呪文/ら行/れ~#Ray-of-Enfeeblement]]} &b(){攻撃系選択能力} [[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]](サモン・モンスター)、&link_anchor(dream-haunting){夢中憑依};&b(){CMB} +14 ****一般データ &b(){汎用擬似呪文能力} 1/日―&i(){[[ディメンジョン・ドア>呪文/た行/ていみ~てん#Dimension-Door]]};3/日―&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}、&i(){[[ダークネス>呪文/た行/た~ていさ#Darkness]]}、&i(){[[ディスペル・マジック>呪文/た行/ていす~ていせ#Dispel-Magic]]}、&i(){[[ヘイスト>呪文/は行/へ~ほ#Haste]]};常時―&i(){[[ディテクト・イーヴル>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Evil]]}、&i(){[[ディテクト・グッド>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Good]]}、&i(){[[ディテクト・ケイオス>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Chaos]]}、&i(){[[ディテクト・マジック>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Magic]]}、&i(){[[ディテクト・ロー>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Law]]};全ての召喚術(招来)の呪文の持続時間は2倍 &b(){共通選択能力} [[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]、&link_anchor(soul-broker){魂仲介} &b(){【筋】}+6、&b(){【敏】}+4、&b(){【耐】}+6、&b(){【知】}+4、&b(){【判】}+3、&b(){【魅】}+3;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+14、[[〈交渉〉>技能の詳細#Diplomacy]]+14、[[〈呪文学〉>技能の詳細#Spellcraft]]+14、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+14、[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]+14、[[〈知識:次元界〉>技能の詳細#Knowledge]]+17、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+17、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]+27 &b(){XP} 6,400;中立にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[悪>PU/モンスター/ステップ3#evil]]、[[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]) ****特殊能力 &aname(dream-haunting)&b(){夢中憑依(超常)/Dream Haunting} ナイト・ハグはエーテル界の住居からクリーチャーの夢に憑依できる。憑依されたクリーチャーは、目覚めたときに1ポイントの【耐久力】ダメージを受ける。 &aname(soul-broker)&b(){魂仲介(超常)/Soul Broker} 標準アクションとして、ナイト・ハグは傍らで戦わせるために囚えた魂1つを開放させることができる。後述のナイト・ハグの魂の抜け殻を参照。 ***ナイト・ハグの魂の抜け殻 CR/HD9 &small(){Night Hag's Lost Soul} &b(){イニシアチブ} +4;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +14([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 30フィート、飛行60フィート(良好) ****防御 &b(){AC} 25(接触15、立ちすくみ18);&b(){頑健} +10、&b(){反応} +12、&b(){意志} +8;&b(){CMD} 28 &b(){HP} 126;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/冷たい鉄および魔法 ****攻撃 &b(){近接} 噛みつき(間合い15フィート)(×4)=+19(1d8+6) &b(){攻撃系選択能力} [[飛びかかり>モンスターの共通ルール#pounce]];&b(){CMB} +19 ****一般データ &b(){【筋】}+7、&b(){【敏】}+4、&b(){【耐】}+3;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+17、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+14 &b(){XP} 6,400;中立にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]) ---- **&aname(marilith-general)マリリスの将軍 &small(){&link(Marilith General){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#marilith-general}}  マリリスは奈落の軍勢を率いる6本腕の将軍であり、圧倒的な攻撃回数の象徴だ。このマリリスは一般的なその技術をよりよく反映した変更版の選択能力を用いる。  &b(){配役}:奈落の将軍であるマリリスは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を使用し、強力な能力値修正を追加する。  &b(){クリーチャー種別}:マリリスは[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]なので、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]に加え、攻撃ロールと頑健セーヴに+2のボーナスを得る。さらに、マリリスは選択調整にある呪文を、修正した呪文リストから獲得する。  &b(){副種別}:[[(デーモン)>PU/モンスター/ステップ3#demon]]の副種別から、マリリスは[[完全耐性>PU/モンスター/ステップ7#immunity]]、[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resisntance]]、[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]、[[同族招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]]を得る。その戦術的な気質により、マリリスは[[同族招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]]で呼び出せる仲間の種類が通常より多い。  &b(){サイズ}:このマリリスは[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]サイズなので、接触ACに-1、立ちすくみACに+1、CMBに+2、およびCMDに+1を得る。  &b(){呪文}:マリリスは無数の刃で的に直接対処することを好む。そのため、変更版の呪文リストは敵を直接魔法で攻撃するよりも、欺き、動き回り、戦場を操るものにした。  &b(){選択能力}:通常、CR17の[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]は戦闘系選択能力2つと任意の選択能力1つを持つ。しかしマリリスの将軍は賢く戦略的だ。戦場で軍勢をよりうまく導くため、[[クリティカルの手練れ>PU/モンスター/ステップ7#critical-striker]]と[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]に加え、マリリスは[[英雄的回復>PU/モンスター/ステップ7#heroic-recovery]]と[[自信鼓舞>PU/モンスター/ステップ7#inspire-courage]]社交系選択能力を得る。  &b(){技能}:指揮所を維持するため、マリリスの将軍は狡猾で社交的な技能が必要となる。そのため、マリリスは通常より多くの“達人”技能が必要となったが、代償に“良好”技能を1つ失う。  &b(){ダメージ}:マリリスの複数の腕による攻撃は、ダメージの計算を複雑にする。2回の肉体攻撃のダメージ(50)を2倍にし、100ポイントのダメージを与えることにする。その後これを50%増しにする――マリリスは何度も攻撃するし、尾の打撃は命中しにくいため――。その結果、合計値は150となる。150を攻撃10回で割ると15だ。241ページの表5-9に従えば2d6+9となる。尾の打撃は弱い攻撃であり、この配役における肉体攻撃3回の二次的攻撃用の低い攻撃値とダメージ値を用いる。これによりマリリスのダメージ総量は減少するが、他のダメージを増強する必要はないだろう。 ***マリリスの将軍 CR/HD17 &small(){Marilith General} &b(){イニシアチブ} +5;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +29([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、&i(){[[トゥルー・シーイング>呪文/た行/と#True-Seeing]]}) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 40フィート;&b(){特殊移動} &i(){[[グレーター・テレポート>呪文/た行/ていみ~てん#Teleport-Greater]]}(回数無制限、自身に加え50ポンドの物体のみ) ****防御 &b(){AC} 34(接触20、立ちすくみ25);&b(){頑健} +20、&b(){反応} +18、&b(){意志} +15;&b(){CMD} 39(対組みつき43、足払いされない);&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 28;&b(){精神集中} +25 &b(){HP} 297;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/冷たい鉄および善;&b(){完全耐性} [雷撃]、[毒];&b(){[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]} [強酸]10、[火炎]10、[氷雪]10;&i(){[[アンホーリィ・オーラ>呪文/あ行/あに~いせ#Unholy-Aura]]} &b(){防御擬似呪文能力} 回数無制限―&i(){[[プロジェクト・イメージ>呪文/は行/ふれいむ~ふろ#Project-Image]]} ****攻撃 &b(){近接} &i(){+1ロングソード}(間合い10フィート)=+29/+24/+19/+14(2d6+9/17~20)、&i(){+1ロングソード}(間合い10フィート)(×5)=+29(2d6+9/17~20)、尾の打撃=+24(2d6+3加えて [[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]][組みつき]) &b(){攻撃系擬似呪文能力(DC18+呪文レベル)} 3/日―&i(){[[ブレード・バリアー>呪文/は行/ふれいむ~ふろ#Blade-Barrier]]};回数無制限―&i(){[[テレキネシス>呪文/た行/ていみ~てん#Telekinesis]]} &b(){攻撃系選択能力} [[クリティカルの手練れ>PU/モンスター/ステップ2#critical-striker]];&b(){CMB} +31(組みつき+35) ****一般データ &b(){汎用擬似呪文能力} 3/日―&i(){[[フライ>呪文/は行/ふえ~ふら#Fly]]} &b(){共通選択能力} [[英雄的回復>PU/モンスター/ステップ7#heroic-recovery]]、[[同胞招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]]([[マリリス>デーモン/マリリス]]20%、[[ナルフェシュネー>デーモン/ナルフェシュネー]]35%、[[ヘズロウ>デーモン/ヘズロウ]]1d4体60%のいずれか)、[[勇気鼓舞>PU/モンスター/ステップ7#inspire-courage]] &b(){【筋】}+8、&b(){【敏】}+5、&b(){【耐】}+11、&b(){【知】}+5、&b(){【判】}+5、&b(){【魅】}+8;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+29、[[〈交渉〉>技能の詳細#Diplomacy]]+29、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+21、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+29、[[〈魔法装置使用〉>技能の詳細#Use Magic Device]]+29;[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]100フィート &b(){XP} 102,400;CE/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[悪>PU/モンスター/ステップ3#evil]]、[[混沌>PU/モンスター/ステップ3#chaos]]、[[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]、[[デーモン>PU/モンスター/ステップ3#demon]]) ---- ***&aname(ancient-blue-dragon)エインシャント・ブルー・ドラゴン &small(){&link(Ancient Blue Dragon){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#ancient-blue-dragon}}  このエインシャント・ブルー・ドラゴンはCR18の肉体攻撃から推定されるダメージの追加攻撃を持つ。[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]であるにも拘わらず、限定的な呪文発動能力(CR12~15の[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]相当)を持つ。これは竜の生来の呪文発動能力を表現するためで、[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]と[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]の中間のDCを持つ。呪文はこの竜専用のものだが、選んだリストから追加の恩恵を受けることはない。  その多くの才能を表現するため、この竜は選択能力を4つではなく7つ得る。ここには基本データに組み込み済みのもの([[呪文抵抗>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]、[[防御追加>PU/モンスター/ステップ7#extra-armor]])も含まれている。能力のありのままの力を反映するため、[[ブレス攻撃>PU/モンスター/ステップ7#breath-weapon]]のDCに+4を加える。この竜は追加で【判断力】と【魅力】の修正値に+5を与えている。[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]の配役の技能数を用い、データに[[鋭敏飛行>PU/モンスター/ステップ7#flying-acumen]]を組み込んだ。  &b(){配役}:この竜は強力で、けだものの象徴だ。[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役を用いるが、限定的な呪文発動能力を持ち、加齢によって卓抜した精神的能力値を備える。  &b(){クリーチャー種別}:[[竜>PU/モンスター/ステップ2#dragon]]種別により、エインシャント・ブルー・ドラゴンは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]、睡眠と[[麻痺状態>用語集/状態#Paralyzed]]への[[完全耐性>PU/モンスター/ステップ7#Immunity]]、攻撃ロールと意志セーヴに対する+2のボーナスを得る。圧倒的なサイズを強調するため、エインシャント・ブルー・ドラゴンは頑健セーヴに+2のボーナスを得る。  &b(){サイズ}:このドラゴンは[[巨大>PU/モンスター/ステップ5#gargantuan]]サイズにより、接触ACに-4、立ちすくみACに+5、CMBに+8、およびCMDに+4を得る。  &b(){呪文}:同じCRの本当の[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]より比較的弱い術者としての本質を表現するため、この竜はCR12~15の[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]として呪文を獲得し、DCは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]と[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]の中間とした。変更した呪文リストを持つため、この竜は選択した既存の呪文リストから得られる追加の恩恵を獲得しない。  &b(){選択能力}:通常、CR18の[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]は戦闘系選択能力3つと任意の選択能力1つを得る。しかしエインシャント・ブルー・ドラゴンは[[呪文抵抗>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]、[[防御追加>PU/モンスター/ステップ7#extra-armor]]だけではなく、その恐ろしい力を反映した[[クリティカルの手練れ>PU/モンスター/ステップ7#critical-striker]]と[[防御砕き>PU/モンスター/ステップ7#defence-breaker]]も持つ。  &b(){技能}:長い年月をかけて語られない知識を収集した結果、エインシャント・ブルー・ドラゴンは[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]の技能数を用い、[[鋭敏飛行>PU/モンスター/ステップ7#flying-acumen]]により、[[巨大>PU/モンスター/ステップ5#gargantuan]]サイズ補正の[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]を“達人”技能にできないという制限を打ち消している。  &b(){ダメージ}:この竜は主要攻撃3つと二次的攻撃2つを持つ。肉体攻撃2回のダメージ(55)を2倍して110にする。多くの攻撃が低いボーナスを使用するため、これを125%にする(合計137)。ダメージは特定の攻撃を強調するため、不均一に分割した。噛みつきと尾の打撃に32ポイント、爪に22ポイント、翼に13ポイントだ。 ***エインシャント・ブルー・ドラゴン CR/HD18 &small(){Ancient Blue Dragon} &b(){イニシアチブ} +4;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +31([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[非視覚的感知>モンスターの共通ルール#Blindsense]]60フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){オーラ} 畏怖すべき存在(300フィート、DC25)、[雷撃](10フィート、2d6[雷撃]) &b(){サイズ} [[巨大>PU/モンスター/ステップ5#gargantuan]](20フィート);&b(){移動速度} 40フィート、穴掘り20フィート、飛行250フィート(劣悪、[[ホバリング>PU/モンスター/ステップ7#flying-acumen]]) ****防御 &b(){AC} 37(接触11、立ちすくみ35);&b(){頑健} +20、&b(){反応} +18、&b(){意志} +18;&b(){CMD} 43;&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 29;&b(){精神集中} +23 &b(){HP} 330;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 15/魔法;&b(){完全耐性} 睡眠、[雷撃]、麻痺 &b(){防御呪文} 1回/日―&i(){[[ミスリード>呪文/ま行/ま~みす#Mislead]]} ****攻撃 &b(){近接} 噛みつき(間合い20フィート)=+30(4d6+18/19~20)、爪(間合い15フィート)(×2)=+30(3d6+12)、翼(間合い15フィート)(×2)=+25(2d6+6)、尾の打撃(間合い15フィート)=+25(3d8+18) &b(){攻撃呪文} (DC17+呪文レベル)1回/日―&i(){[[フォースフル・ハンド>呪文/は行/ふえ~ふら#Forceful-Hand]]};3回/日―&i(){[[エナヴェイション>呪文/あ行/うお~えな#Enervation]]}、&i(){[[ホールド・モンスター>呪文/は行/へ~ほ#Hold-Monster]]};回数無制限―&i(){[[ヘイスト>呪文/は行/へ~ほ#Haste]]} &b(){攻撃系選択能力(DC27)} [[ブレス攻撃>PU/モンスター/ステップ7#breath-attack]](120フィートの直線状、19d6[雷撃])、[[クリティカルの手練れ>PU/モンスター/ステップ7#critical-striker]]、[[防御砕き>PU/モンスター/ステップ7#defense-breaker]];&b(){CMB} +36 ****一般データ &b(){汎用呪文} 3回/日―&i(){[[ディメンジョン・ドア>呪文/た行/ていみ~てん#Dimension-Door]]}、&i(){[[ハリューサナトリ・テレイン>呪文/は行/は~ひいと#Hallucinatory-Terrain]]};回数無制限―&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]} &b(){【筋】}+12、&b(){【敏】}-2、&b(){【耐】}+8、&b(){【知】}+6、&b(){【判】}+5、&b(){【魅】}+5;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+31、[[〈呪文学〉>技能の詳細#Spellcraft]]+25、[[〈知識:神秘学〉>技能の詳細#Knowledge]]+31、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+25、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+31 &b(){XP} 153,600;秩序にして悪/[[竜>PU/モンスター/ステップ2#dragon]]([[地>PU/モンスター/ステップ3#earth]]) ---- **&aname(pit-fiend)ピット・フィーンド &small(){&link(Pit Fiend){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#pit-fiend}}  戦闘と呪文発動の両方に役立つ能力を多様に分散して持つピット・フィーンドは、単純なモンスター作成ルールを持ってしても作成がかなり複雑になる。100%の[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]ではないため、特別なデータの調整を必要とする。  &b(){配役}:このモンスターは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役から多くの値を参照するが、大量の呪文を持ち、それゆえに[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]のヒット・ポイントを持つ。地獄界ヘルの強力な支配者、ピット・フィーンドの最初の能力修正値は+13、+13、+9、+9、+6、+6だ。  &b(){クリーチャー種別}:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]であるピット・フィーンドは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートを獲得し、頑健セーヴを+20から+22に増加させ、攻撃ボーナスを+30から+32に増加させる。選択調整として、追加で1つ“達人”技能を得る。  &b(){副種別}:[[(デヴィル)>PU/モンスター/ステップ1#devil]]の副種別補正により、[[暗闇を見通す>モンスターの共通ルール#See-in-Darkness]]の感覚、[強酸]と[氷雪]に対する[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]10、[火炎]と毒に対する[[完全耐性>PU/モンスター/ステップ7#immunity]]を得る。さらに、ピット・フィーンドは[[同族招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]]選択能力と[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]100フィートを得る。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]なので、ピット・フィーンドは接触ACを22から21に低下させ、立ちすくみACを28から29に増加させる。CMBは+32から+34に、CMDは42から43に増加する。  &b(){呪文}:このモンスターは[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]であるかのように呪文を得る。加えて、[[回数無制限の魔法>PU/モンスター/ステップ7#at-will-magic]]として&i(){[[グレーター・テレポート>呪文/た行/ていみ~てん#Teleport-Greater]]}と&i(){[[ホールド・モンスター>呪文/は行/へ~ほ#Hold-Monster]]}を使用できる。  &b(){選択能力}:配役から得られる戦闘系選択能力3つから、ピット・フィーンドは[[締めつけ>PU/モンスター/ステップ7#constrict]]、[[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]](組みつき)――組みつきにおけるCMBと組みつき判定に対するCMDにボーナスを得る――、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]を得る。任意の選択能力1つから、効果8つ(2+ピット・フィーンドのCR20の1/3)を持つ[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]を得る。これらの利益は潜伏期間を除去、頻度を1/ラウンド(6ラウンド)に変更、能力ダメージを3回増加、治療に2回連続セーヴが必要とした。さらに効果2つにこのモンスター専用のものを考え割り当てる。頻度を1/ラウンド(10ラウンド)に増加、治療に3回連続セーヴが必要とした。古典的なピット・フィーンドに鑑みて、このモンスターは傷を[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]できる。しかしコストを支払っていないため、[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]量はレベルの割に低い。病気の噛みつきもコストなしに取得した。そのため、高レベルの戦闘に合ったものとは言えない。このデヴィルは[[[恐怖]のオーラ>PU/モンスター/ステップ7#fear-aura]]をボーナス選択能力として獲得し、呪文に一切の選択能力を消費していない。しかしこれらの追加はピット・フィーンドのような高レベルの適役には妥当なものだ。[[Bestiaryのピット・フィーンド>デヴィル/ピット・フィーンド]]の悪魔合体は戦闘で使うことはないため、ここでは削除している。  &b(){技能}:クリーチャー種別補正のため、ピット・フィーンドは“達人”技能を1つではなく2つ持つ。  &b(){ダメージ}:ピット・フィーンドの攻撃回数はBestiaryよりも数が減っている。特に、攻撃にインパクトを与えたかったため、翼攻撃は削除した。この配役における肉体攻撃2回のダメージ(66)を2倍にして132、そして25%を加算して165を得る。その後攻撃4回にこれらを分割する。それぞれの爪に48ポイント、噛みつきに42ポイント、尾の打撃に27ポイントのダメージ値を割り当てる。 ***ピット・フィーンド CR/HD20 &small(){Pit Fiend} &b(){イニシアチブ} +9;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +35([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[暗闇を見通す>モンスターの共通ルール#See-in-Darkness]]) &b(){オーラ} [[[恐怖]>PU/モンスター/ステップ7#fear-aura]](30フィート、DC20) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 40フィート、飛行60フィート(標準);&b(){特殊移動} &i(){[[グレーター・テレポート>呪文/た行/ていみ~てん#Teleport-Greater]]}(回数無制限、自身に加え50ポンドの物体のみ) ****防御 &b(){AC} 38(接触21、立ちすくみ29);&b(){頑健} +22、&b(){反応} +20、&b(){意志} +17;&b(){CMD} 43(対組みつき47);&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 31;&b(){精神集中} +26 &b(){HP} 333;[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]5([善]武器、[善]呪文);&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/善および銀;&b(){完全耐性} [火炎]、[毒];&b(){[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]} [強酸]10、[氷雪]10 ****攻撃 &b(){近接} 爪(間合い10フィート)(×2)=+32(2d8+42)、噛みつき(間合い10フィート)=+32(4d6+30、加えて“毒”および“病気”)、尾の打撃(間合い10フィート)=+32(2d8+18、加えて [[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]][組みつき]) &b(){攻撃系擬似呪文能力} (DC17+呪文レベル)1/日―呪文高速化&i(){[[ファイアーボール>呪文/は行/ひいる~ふい#Fireball]]}、&i(){[[メテオ・スウォーム>呪文/ま行/みら~#Meteor-Swarm]]};回数無制限―&i(){[[ウォール・オヴ・ファイアー>呪文/あ行/うお~えな#Wall-of-Fire]]}、&i(){[[マス・ホールド・モンスター>呪文/は行/へ~ほ#Hold-Monster-Mass]]} &b(){攻撃系選択能力(DC25)} [[締めつけ>PU/モンスター/ステップ7#constrict]](2d8+60)、[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]](&i(){種別} 致傷型、&i(){頻度} 1回/ラウンド(10ラウンド間)、&i(){効果} 1d6【耐】ダメージ、&i(){治癒} 3回連続のセーヴ成功)、[[病気>PU/モンスター/ステップ7#disease]](&i(){潜伏期間} 即座、&i(){頻度} 1回/日、&i(){効果} 1d4【筋】ダメージ、&i(){治癒} 2回連続のセーヴ成功);&b(){CMB} +34(組みつき+38) ****一般データ &b(){共通選択能力} [[同胞招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]](一般的に[[アイス・デヴィル>デヴィル/アイス・デヴィル]]または[[バーブド・デヴィル>デヴィル/バーブド・デヴィル]]、60%) &b(){【筋】}+13、&b(){【敏】}+9、&b(){【耐】}+13、&b(){【知】}+6、&b(){【判】}+9、&b(){【魅】}+6;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+35、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+28、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+28;[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]100フィート &b(){XP} 307,200;秩序にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[悪>PU/モンスター/ステップ3#evil]]、[[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]、[[秩序>PU/モンスター/ステップ3#law]]、[[デヴィル>PU/モンスター/ステップ3#devil]])
#region(''目次'') #contents() #endregion *モンスター作成の例 &small(){Monster Creation Examples}  最後に、本章で述べた単純モンスター作成ルールの流れを詳細に示すため、本項では既存のパスファインダーRPGのモンスターをこのルールを用いて再作成しよう。 **&aname(extended-example-medusa)詳細な例:メドゥサ &small(){&link(Extended Example: Medusa){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#extended-example-medusa}}  この長めの例により、モンスター作成の最初から終わりまでを詳細に書き、新しいメドゥサの射手を作成する。作成の流れの各ステップを記載し、この選択ルールを使ってモンスターを作成する際にどのように考えればよいかを示す。その後、&i(){Bestiary}に掲載されたものと新しいメドゥサを比較する。 ***&aname(monster-concept)モンスターのコンセプト &small(){Monster Concept}  GMは伝統的なメドゥサ――蛇の髪を持つ人に似たクリーチャーで、敵を石に変える能力を持つ――に似たモンスターを作りたい。GMはまた、このメドゥサを熟達した射手とし、それらの能力に注力しているようにしたいと考えている。GMはメドゥサを通常登場するものと同じレベル向けに使用したいと考え、CR7とした(また、メドゥサのヒット・ダイスも同様に7として扱う)。GMはいくつかの基本的な情報を知っている。メドゥサは秩序にして悪の人型怪物で、サイズは中型、基本移動速度は30フィートだ。 ***&aname(step-1-array)ステップ1:配役 &small(){Step 1: Array}  このメドゥサは手強い敵であるべきだ。そこでGMは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を選択した。GMは『表:戦闘員の主要データ』のCR7の値でメドゥサのデータを埋める。メドゥサはAC22、接触AC13、立ちすくみAC16だ。セーヴィング・スローのボーナスは頑健+8、反応+8、意志+6。CMDは24で、ヒット・ポイントは93だ。GMはこれら全てのデータのメモを取る。補正や選択能力で変更されない限りこれらを変更する必要はない。  次に、GMは後で決める値をのメモをとる。モンスターの特殊能力はDC15を持つ。呪文を与える予定はないため、呪文DCは飛ばす。既に再編成したいメドゥサの能力値修正がかなり定まっていたため、GMは【敏捷力】修正値+6、【耐久力】修正値+4、【魅力】修正値+2を与えた。イニシアチブ値は【敏捷力】修正値に合わせて、+6となった。GMは+15の修正値を持つ“達人”技能を1つ、+12の修正値を持つ“良好”技能を1つあとで選ぶことにする。&link_anchor(step-7-monster-options){ステップ7}でGMは戦闘系選択能力1つと任意の分野の選択能力を1つ選択する。  配役から記録する最後の項目はメドゥサの攻撃ボーナスだ。GMは遠隔攻撃が最も得意なメドゥサにしたかったので、ロングボウの攻撃として“高い”武器攻撃を用いる。攻撃ボーナスとして+13/+8を記し、22ポイントまでのダメージをあとで選ぶことにする。近接攻撃では、髪の蛇を使うことにする。メドゥサが最も得意なのは遠隔攻撃なので、GMは“低い”武器攻撃を使用することにした。+10/+5の攻撃ボーナス、16ポイントのダメージを与えることを記録しておく。  攻撃ボーナスとダメージは&i(){Bestiary}のモンスターよりも劇的に強力だ。GMは後のステップで他の能力を弱めることで補う事を考え、現状はこのままにすることにした。 ***&aname(step-2-creature-type-or-class-graft)ステップ2:クリーチャー種別補正あるいはクラス補正 &small(){Step 2: Creature Type or Class Graft}  メドゥサは人型怪物なので、GMはクリーチャー種別補正から自動取得特性をメドゥサに適用し、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートを得る。あとでレンジャーのクラス補正の使用を検討した後で、GMはモンスターのコンセプトとうまく合わないと判断した。代わりに、GMは人型怪物補正を使用し、メドゥサの反応セーヴを+10に、意志セーヴを+8に、頭部の蛇の攻撃ボーナスを+12/+7に、ロングボウによる攻撃ボーナスを+15/+10に増加させた。追加で選択できる“良好”技能1つを見たが、追加の“良好”技能を与えないことにした。 ***&aname(step-3-6-skipped-steps)ステップ3~6:無視するステップ &small(){Steps 3~6: Skipped Steps}  メドゥサは副種別を持たず、テンプレートに基づかず、サイズが中型で、呪文も持たない。そのためGMはステップ3~6を飛ばす。このルールで作られたモンスターのほとんどは、モンスターの作成処理で1~2ステップを飛ばすことになる。 ***&aname(step-7-monster-options)ステップ7:モンスターの選択能力 &small(){Step 7: Monster Options}  GMはメドゥサに石化の凝視攻撃を与えたいと決めている。[[凝視攻撃>PU/モンスター/ステップ7#gaze]]選択能力は既存のモンスターの共通ルールと同じルールを用いるため、GMは30フィートの間合いを持ち目標を永続的に[[石化状態>用語集/状態#Petrified]]にする凝視攻撃を記した。GMは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役の能力DCである15を使用する。この能力はメドゥサの戦闘系選択能力を1つ使用し、メドゥサには任意の分類から1つ選べる選択能力が残っている。  GMは蛇の噛みつき攻撃に[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]を追加する。また、メドゥサはその毒を屋にも塗布できることにした。[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]の選択能力に記載の基本データに、2+(メドゥサのCRが7であることから来る)2個の効果を追加する。GMは最終的にメドゥサの毒を&i(){種別}―致傷、&i(){頻度}―1/ラウンド(6ラウンド)、&i(){効果}――1d3【筋】、&i(){治癒}―2連続セーヴ成功、とした。これはBestiaryに掲載された毒に非常に近いが、DCは低い。これはGMの希望に沿ったものだ。[[全周囲視覚>モンスターの共通ルール#All-Around-Vision]]のような能力は追加のモンスターの選択能力としてメドゥサに[[挟撃不可>PU/モンスター/ステップ7#unflankable]]を与えることで真似られるものの、GMはメドゥサの強力な攻撃能力を考慮してそのままとした。 ***&aname(step-8-skills)ステップ8:技能 &small(){Step 8: Skills}  メドゥサは“達人”技能1つと“良好”技能2つを持つ。GMは射手向きという理由から、最初から“良好”技能である[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]を“達人”技能とした。現在、メドゥサの[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]は+15である。“良好”技能として、GMは社交系技能1つと【敏捷力】を用いる肉体系技能1つを割り当てようと考え、[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+12と[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+12を与えた。 ***&aname(step-9-damage)ステップ9:ダメージ &small(){Step 9: Damage}  ロングボウの攻撃は合計で22ポイントのダメージを与え、(ロングボウなので)ダメージ・ダイスにd8を用いるGMは『表:ダメージ・ダイスの値』の“21~23”行と“1d8”列を参照し、攻撃が1d8+18ポイントのダメージを与えるべきだということを理解した。少し考えた後、GMはより多くダメージ・ダイスを振り、モンスターがよりダメージがばらけ、《連射》特技のような能力を持つものとしたいと考えた。そこで、代わりに2d8+12を使用する。近接攻撃はd4を用いて16ポイントのダメージを与えるため、1d4+14となった。 ***&aname(reality-check)現実性の確認 &small(){Reality Check}  モンスターを見直して、GMは石化の凝視と強力な攻撃を兼ね備えたメドゥサはあまりに強力すぎると考えた。GMはここでダメージが噛み合っていないのだと判断した。とりわけ、メドゥサがロングボウを使用し、すべての攻撃に毒を使用できる部分に着目する。GMはメドゥサのダメージをCRが2低いかのように削る。ロングボウは2d8+6ポイントのダメージを、蛇の噛みつき攻撃は1d4+8ポイントのダメージを与える。 ***&aname(medusa)メドゥサ CR/HD 7 &small(){Medusa} &b(){イニシアチブ} +6;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +15([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 30フィート ****防御 &b(){AC} 22(接触13、立ちすくみ16);&b(){頑健} +8、&b(){反応} +10、&b(){意志} +10;&b(){CMD} 24 &b(){HP} 93 ****攻撃 &b(){近接} 蛇の噛みつき=+12/+7(1d4+8、加えて“毒”) &b(){遠隔} ロングボウ(距離100フィート)=+15/+10(2d8+6/×3、加えて“毒”) &b(){攻撃系選択能力(DC15)} [[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]](&i(){種別} 致傷型、&i(){頻度} 1回/ラウンド(6ラウンド間)、&i(){効果} 1d3【筋】、&i(){治癒} 2回連続のセーヴ成功)、石化の[[凝視>PU/モンスター/ステップ7#gaze]](永続的な[[石化状態>用語集/状態#Petrified]]、30フィート、頑健・無効);&b(){CMB} +13 ****一般データ &b(){【敏】}+6、&b(){【耐】}+4、&b(){【魅】}+2;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+12、[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+12 &b(){XP} 3,200;秩序にして悪/[[人型怪物>PU/モンスター/ステップ2#monstrous-humanoid]] **&aname(monster-examples)モンスターの例 &small(){&link(Monster Examples){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#monster-examples}}  以下に示すのは、Bestiaryに掲載されたモンスターを再作成したものだ。それらの多くは元のクリーチャーの修正版、つまりクラス・レベルや能力の組み合わせを変更した類似のクリーチャーだ。各項目にはモンスターに対する重要な選択を書き記し、配役の値と一致しない攻撃ボーナスやダメージをモンスターに選択するといったかんたんな処理をまとめている。それぞれの説明の後、後述のサイドバーにまとめた、本書独自の新しい形式でモンスターのデータを示している。  モンスターは単純なものから複雑な者の順に並んでいる。早めに登場するモンスター――特に[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]――の中には高いCRを持つが単純な能力しか持たないものもおり、そのようなモンスターは作成しやすい。 ---- **&aname(worg)ウォーグ &small(){&link(Worg){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#worg}}  単純なモンスターなので、ウォーグは作成しやすい。  &b(){配役}:ウォーグは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]だ。恐ろしく残忍なクリーチャーなので、高い【筋力】を持つ。GMはウォーグの【知力】修正値を0未満にはしないことにした。  &b(){クリーチャー種別}:[[魔獣>PU/モンスター/ステップ2#magical-beast]]のウォーグは、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]と[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を自動取得特性として得る。クラス補正を持たないため、データ調整も獲得し、頑健セーヴを+3から+5に、反応セーヴを+3から+5に、攻撃ボーナスを+4から+6に増加する。  &b(){選択能力}:ウォーグは戦闘系選択能力を1つ得る。ここでは[[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]](足払い)を得た。  &b(){技能}:さほど知性的なクリーチャーではないため、ウォーグの“良好”技能2つはいずれも肉体的なものとする。しかし“達人”技能として[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]を得た。 ***ウォーグ CR/HD2 &small(){Worg} &b(){イニシアチブ} +2;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +10([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 50フィート ****防御 &b(){AC} 16(接触12、立ちすくみ12);&b(){頑健} +5、&b(){反応} +5、&b(){意志} +1;&b(){CMD} 16(対足払い20) &b(){HP} 22 ****攻撃 &b(){近接} 噛みつき=+6(1d6+7、加えて [[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]][足払い]) &b(){CMB} +4(+8足払い) ****一般データ &b(){【筋】}+3、&b(){【敏】}+2、&b(){【耐】}+1、&b(){【知】}-2;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+7、[[〈生存〉>技能の詳細#Survival]]+7 &b(){XP} 600;中立にして悪/[[魔獣>PU/モンスター/ステップ2#magical-beast]] ---- **&aname(mastodon)マストドン &small(){&link(Mastodon){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#mastodon}}  大きく全てをなぎ倒すクリーチャー、マストドンは高いCRにも拘わらずちょっとした調整だけですむ。  &b(){配役}:マストドンは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役を用いる。GMはマストドンの圧倒的な【筋力】と貧弱な【敏捷力】を反映し、能力値修正を+7、+4、+3から+9、+4、-1に変更した。  &b(){クリーチャー種別}:[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]であるマストドンは[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]と-4の【知力】修正値を得る。また、頑健セーヴと意志セーヴは+10から+12に増加する。  &b(){サイズ}:マストドンは[[超大型>PU/モンスター/ステップ5#huge]]なので、接触ACを13に減少させ、立ちすくみACを21に増加させる。CMBは+21に、CMDは30に増加する。  &b(){選択能力}:マストドンは戦闘系選択能力として[[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]](突き飛ばし)を得る。これにより突き飛ばしにおけるCMBと突き飛ばしに対するCMDが調整される。他の選択能力全てを[[追加ヒット・ポイント>PU/モンスター/ステップ7#extra-hit-points]]に使用し、HPを126から151に増加させる。  &b(){技能}:マストドンはさほど賢くないため、“達人”技能として[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]を持つが、他の技能を持たない。  &b(){ダメージ}:マストドンは攻撃とダメージに肉体攻撃2回の列を用いる。2回の攻撃は同じ平均ダメージ値を持つが、異なるダメージ・ダイスを使用する。 ***マストドン CR/HD9 &small(){Mastodon} &b(){イニシアチブ} -1;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +17([[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} [[超大型>PU/モンスター/ステップ5#huge]](15フィート);&b(){移動速度} 40フィート ****防御 &b(){AC} 25(接触13、立ちすくみ21);&b(){頑健} +12、&b(){反応} +12、&b(){意志} +8;&b(){CMD} 30(対突き飛ばし33) &b(){HP} 151 ****攻撃 &b(){近接} 突き刺し(間合い15フィート)=+17(2d8+12)、叩きつけ(間合い15フィート)=+17(2d6+15) &b(){攻撃系選択能力} [[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]](突き飛ばし);&b(){CMB} +21(突き飛ばし+25) ****一般データ &b(){【筋】}+9、&b(){【敏】}-1、&b(){【耐】}+4、&b(){【知】}-4 &b(){XP} 6,400;真なる中立/[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]] ---- **&aname(griffon)グリフィン &small(){&link(Griffon){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#griffon}}  俊敏な天空の狩人グリフィンは、その種別とサイズによる主な調整のみで構築される。  &b(){配役}:グリフィンは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ7#combatant-array]]を用いる。速度と頑丈さのバランスを反映し、グリフィンは能力値修正を+4、+3、+2ではなく+4、+2、+2に変更した。  &b(){クリーチャー種別}:グリフィンは[[魔獣>PU/モンスター/ステップ2#magical-beast]]であり、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートと[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を得る。頑健セーヴと反応セーヴはいずれも+5から+7に、攻撃ボーナスは噛みつき用を+8から+10に、鉤爪用を+3から+5に増加する。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]なので、グリフィンは接触ACを12から11に、接触ACを14から15に変更する。CMBは+10から+12に、CMDは20から21に増加する。  &b(){選択能力}:グリフィンは戦闘系選択能力と任意選択能力で[[飛びかかり>モンスターの共通ルール#pounce]]と[[引っかき>PU/モンスター/ステップ7#rake]]を得る。  &b(){技能}:鋭い視覚を反映し、グリフィンの“達人”技能は[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]とした。また[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]]と[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]を“良好”技能とし、飛行中の俊敏さを与える。 ***グリフィン CR/HD4 &small(){Griffon} &b(){イニシアチブ} +2;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +12([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[鋭敏嗅覚>モンスターの共通ルール#Scent]]、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 30フィート、飛行80フィート(標準) ****防御 &b(){AC} 19(接触11、立ちすくみ15);&b(){頑健} +7、&b(){反応} +7、&b(){意志} +3;&b(){CMD} 21 &b(){HP} 44 ****攻撃 &b(){近接} 噛みつき=+10(1d6+10)、鉤爪(×2)=+5(1d6+4) &b(){攻撃系選択能力(DC13)} [[飛びかかり>モンスターの共通ルール#Pounce]]、[[引っかき>PU/モンスター/ステップ7#rake]];&b(){CMB} +12 ****一般データ &b(){【筋】}+4、&b(){【敏】}+2、&b(){【耐】}+2、&b(){【知】}-3;[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]]+9、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+9 &b(){XP} 1,200;真なる中立/[[魔獣>PU/モンスター/ステップ2#magical-beast]] ---- **&aname(goblin-fighter)ゴブリンのファイター &small(){&link(Goblin Fighter){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#goblin-fighter}}  砦を全焼させたくないなら、ゴブリンのファイターはどんな専制君主にも適した軍勢だ。  &b(){配役}:ゴブリンのファイターは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]であり、[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]クラス補正を付与する。  &b(){クリーチャー種別}:[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]クラス補正を持つため、ゴブリンは[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]種別から何も獲得しない。  &b(){クラス}:[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]として、ゴブリンは頑健セーヴと反応セーヴのボーナスを+1から+2に増加させる。また、ゴブリンは[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]クラス補正から戦闘系選択能力1つを得る。  &b(){副種別}:ゴブリンのファイターは[[(ゴブリン類)>PU/モンスター/ステップ3#goblinoid]]副種別から“良好”技能に[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]を得る。  &b(){サイズ}:ゴブリンの[[小型>PU/モンスター/ステップ5#small]]サイズにより、接触ACと立ちすくみACが1だけ増加し、CMBが2だけ減少し、CMDが1だけ減少する。“良好”技能に[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]を得る(再び;後述)。  &b(){選択能力}:このCRのファイターは通常戦闘系選択能力を1つ持つが、このゴブリンは俊敏な戦闘手法を反映して追加で2つの選択能力を持つ。[[イニシアチブ強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-initiative]]、[[回避円熟>PU/モンスター/ステップ7#dodge-expert]]、[[正確性>PU/モンスター/ステップ7#accuracy]]の全てがゴブリンのファイターのデータに計算されている。[[回避円熟>PU/モンスター/ステップ7#dodge-expert]]による立ちすくみACの調整を行っても、ゴブリンの立ちすくみACはこのCRのモンスターにしては低すぎる。そのため、ゴブリンは接触ACに+1のボーナスのみを得、立ちすくみACにはペナルティを受けない。ゴブリンは闇の中を見通すことができる。そのためゴブリンは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]の選択能力を得る。通常通り、感覚を与えてもゴブリンの選択能力数には数えない。  &b(){技能}:ゴブリンは既に[[(ゴブリン類)>PU/モンスター/ステップ3#goblinoid]]と[[小型>PU/モンスター/ステップ5#small]]補正の両方から、“良好”技能に[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]を得ている。そこで、GMの最良で2つ目の“達人”技能に[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]を加える。 ***ゴブリンのファイター CR/HD1/2 &small(){Goblin Fighter} &b(){イニシアチブ} +7;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +5([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} [[小型>PU/モンスター/ステップ5#small]];&b(){移動速度} 30フィート ****防御 &b(){AC} 15(接触14、立ちすくみ13);&b(){頑健} +2、&b(){反応} +2、&b(){意志} +0;&b(){CMD} 12 &b(){HP} 11 ****攻撃 &b(){近接} ショート・ソード=+3(1d4+2/19~20) &b(){遠隔} ショートボウ(有効距離60フィート)=+3(1d4+2/×3) &b(){CMB} +1 ****一般データ &b(){【筋】}+2、&b(){【敏】}+3、&b(){【耐】}+1、&b(){【魅】}-2;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+8、[[〈騎乗〉>技能の詳細#Ride]]+8、[[〈水泳〉>技能の詳細#Swim]]+5 &b(){XP} 200;混沌にして悪/[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]([[ゴブリン類>PU/モンスター/ステップ3#goblinoid]])の[[ファイター>PU/モンスター/ステップ2#fighter]]1レベル ---- **&aname(zombie-minotaur)ミノタウロスのゾンビ &small(){&link(Zombie Minotaur){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#zombie-minotaur}}  テンプレートの中には複雑な変更を伴うものもあるが、[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]は適用するのが比較的容易だ。  &b(){配役}:このゾンビは[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]の推奨に従い、[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を使用する。  &b(){クリーチャー種別}:[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]]補正はこのクリーチャーに[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートと[[アンデッドの種別特性>モンスターの共通ルール#Undead-Traits]]を得、【耐久力】を“―”に設定する。また、ミノタウロスの意志セーヴを+1から+3に増加させる。精神を持たないアンデッドを選択した調整は、テンプレート補正でなされる。  &b(){テンプレート}:[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]はミノタウロスに[[よろめき状態>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]を与え、【知力】を“―”に変更し、[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]] 5/斬撃を与え、ゾンビの頑丈さを反映した[[追加ヒット・ポイント>PU/モンスター/ステップ7#extra-hit-points]]を与える。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]クリーチャーであるミノタウロスは、接触ACを12から11に、立ちすくみACを12から13に変更する。CMBは+2から+4に、CMDは14から15に増加する。  &b(){選択能力}:[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]から得られた[[追加ヒット・ポイント>PU/モンスター/ステップ7#extra-hit-points]]により、ゾンビのHPは16から19に増加する。[[ゾンビ・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#zombie]]はこのモンスターが通常持つより多くの選択能力を与えるが、このゾンビにはミノタウロスらしさを残すため[[強力突撃>PU/モンスター/ステップ7#powerful-charge]]選択能力を与える。 ***ミノタウロスのゾンビ CR/HD1 &small(){Zombie Minotaur} &b(){イニシアチブ} +0;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +6([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 30フィート ****防御 &b(){AC} 14(接触11、立ちすくみ13);&b(){頑健} +2、&b(){反応} +2、&b(){意志} +3;&b(){CMD} 15 &b(){HP} 19;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 5/斬撃;&b(){完全耐性} [[アンデッドの完全耐性>PU/モンスター/ステップ2#undead]] &b(){弱点} [[よろめき状態>PU/モンスター/ステップ4#zombie]] ****攻撃 &b(){近接} 突き刺し(間合い10フィート)=+2(1d6+4)または叩きつけ(間合い10フィート)=+2(1d8+3) &b(){攻撃系選択能力} [[強力突撃>PU/モンスター/ステップ7#powerful-charge]];&b(){CMB} +4 ****一般データ &b(){【筋】}+3、&b(){【耐】} ―、&b(){【知】} ―、&b(){【判】}+1、&b(){【魅】}+2 &b(){XP} 400;中立にして悪/[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]] ---- **&aname(bat-swarm)バット・スウォーム &small(){&link(Bat Swarm){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#bat-swarm}}  バット・スウォームは作成は容易だが、[[(スウォーム)>PU/モンスター/ステップ3#swarm]]の副種別は複雑で、作成にあたり他のモンスターとは異なる要素を追加で与える。  &b(){配役}:バット・スウォームは[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]の知性しか持たないクリーチャーで構成されているため、[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役が妥当な唯一の選択肢だ。  &b(){クリーチャー種別}:[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]種別はバット・スウォームの頑健セーヴと反応セーヴのボーナスをそれぞれ+3から+5に増加させ、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を与える。しかし【知力】修正値は-4~-5となる。バットは他の[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]よりはるかに知性的であるため、-4の修正値とした。  &b(){副種別}:[[(スウォーム)>PU/モンスター/ステップ3#swarm]]の副種別はバット・スウォームに様々な完全耐性、範囲効果に対する脆弱性、[[スウォームの特性>クリーチャー種別#Swarm]]、[[群がり攻撃>クリーチャー種別#Swarm]]、[[わずらわす>PU/モンスター/ステップ7#distraction]]を与える。  &b(){サイズ}:バット・スウォームは無数の微小サイズのクリーチャーで構成されている。そのため接触ACと立ちすくみACに+4のボーナスを得る。スウォームのため、CMBとCMDをもたない。そのため、これらの値に対する調整は無視される。また、“達人”技能として[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]と[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]を得る。  &b(){選択能力}:バット・スウォームの選択能力は[[出血攻撃>PU/モンスター/ステップ7#bleed]]の選択能力の弱体化版だ。  &b(){技能}:サイズによる“達人”技能を除き、バット・スウォームの反響定位は周囲に気づく能力を強化する。そのため“達人”技能に[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]を割り当てる。[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]にしてはすでに多くの技能を持つため、バット・スウォームは“良好”技能を一切持たない。 ***バット・スウォーム CR/HD2 &small(){Bat Swarm} &b(){イニシアチブ} +3;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +10([[非視覚的感知>モンスターの共通ルール#Blindsense]]20フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} [[微小>PU/モンスター/ステップ5#diminutive]](10フィート);&b(){移動速度} 5フィート、飛行40フィート(良好) ****防御 &b(){AC} 16(接触16、立ちすくみ16);&b(){頑健} +5、&b(){反応} +5、&b(){意志} +1 &b(){HP} 22;&b(){完全耐性} 足払い、クリティカル・ヒット、挟撃、組みつき、突き飛ばし、特定の数のクリーチャーを目標とする呪文、武器ダメージ &b(){弱点} 範囲に効果のあるダメージ+50% &b(){防御系選択能力} [[スウォームの種別特性>クリーチャー種別#Swarm]] ****攻撃 &b(){近接} [[群がり攻撃>クリーチャー種別#Swarm]] (スウォームの接敵面にいる全ての目標)=常に命中(1d6、加えて“[[出血>PU/モンスター/ステップ7#bleed]]”1) &b(){攻撃系選択能力(DC11)} [[わずらわす>PU/モンスター/ステップ7#distraction]] ****一般データ &b(){【筋】}-4、&b(){【敏】}+3、&b(){【耐】}+1、&b(){【知】}-4、&b(){【判】}+2;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+10、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+10 &b(){XP} 600;真なる中立/[[動物>PU/モンスター/ステップ2#animal]]([[スウォーム>PU/モンスター/ステップ3#swarm]]) ---- **&aname(imp)インプ &small(){&link(Imp){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#imp}}  このインプは厄介な敵役で、相手を当惑させる様々な追加の選択能力を持つ。  &b(){配役}:インプは[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]を使用するが、反応セーヴと意志セーヴを入れ替える。インプはサイズに加え肉体的に脆弱なので、【筋力】修正値を-4とした。  &b(){クリーチャー種別}:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]補正により、インプは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートを得る。加えて、意志セーヴィング・スローを+1から+3に、攻撃ボーナスを+4から+6に増加させる。以下に示す選択調整により、インプは追加で“達人”技能を得る。  &b(){副種別}:[[(デヴィル)>PU/モンスター/ステップ2#devil]]の副種別は、インプに[[暗闇を見通す>モンスターの共通ルール#See-in-Darkness]]感覚、[強酸]と[氷雪]に対する[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]10、[火炎]と毒に対する[[完全抵抗>PU/モンスター/ステップ7#immunity]]、[[同族招来>PU/モンスター/ステップ7#summpn-allies]]選択能力、距離100フィートの[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]を与える。  &b(){サイズ}:インプは[[超小型>PU/モンスター/ステップ5#tiny]]なので、接触ACと立ちすくみACは10から12に増加する。  &b(){呪文}:[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]選択能力により、インプはいくつか擬似呪文能力を持つ。  &b(){選択能力}:このCRの[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]が通常持つモンスターの選択能力は1つだが、インプは合計で選択能力を5つ持つ。[[回避円熟>PU/モンスター/ステップ7#dodge-expert]]、[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]、[[変身>モンスターの共通ルール#change-shape]]、変更版の[[常時不可視>PU/モンスター/ステップ7#constant-invisibility]]と[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]。[[回避円熟>PU/モンスター/ステップ7#dodge-expert]]によりインプのACは14(接触12、立ちすくみ12)から16(接触16、立ちすくみ10)に変更される。計算上はインプの立ちすくみACは6に落ちるべきだが、GMは現実性の確認の段階で10に設定した。[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]にインプは能力2つを得る。潜伏期間を除去し、頻度を1/ラウンド(6ラウンド)に変更した。[[常時不可視>PU/モンスター/ステップ7#constant-invisibility]]の通常の効果の代わりに、インプは回数無制限で自分にのみ効果を及ぼす&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}を使用できる能力を得る。変更版の[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]選択能力により、インプは1日に1回使用できる呪文を2つ得る代わりに、1日に1回使用できる呪文を1つと、常時効果を発揮している呪文2つを得る。  &b(){技能}:インプは[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]補正から追加で“達人”技能を1つ、サイズ補正から“達人”技能の[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]と[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]を得る。[[変身>モンスターの共通ルール#change-shape]]における+10のボーナスは、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]技能も含まれている。  &b(){ダメージ}:[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]を持つ低いCRのクリーチャーなので、インプは針に“低い”ダメージ値を用いる。 ***インプ CR/HD2 &small(){Imp} &b(){イニシアチブ} +3;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +7([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[暗闇を見通す>モンスターの共通ルール#See-in-Darkness]]) &b(){サイズ} [[超小型>PU/モンスター/ステップ5#tiny]](2.5フィート);&b(){移動速度} 20フィート、飛行50フィート(完璧) ****防御 &b(){AC} 16(接触16、立ちすくみ6);&b(){頑健} +1、&b(){反応} +5、&b(){意志} +3;&b(){CMD} 14;&b(){精神集中} +4 &b(){HP} 20;&b(){完全耐性} [火炎]、[毒];&b(){[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]} [強酸]10、[氷雪]10 ****攻撃 &b(){近接} 針(間合い0フィート)=+6(1d4+5、加えて“毒”) &b(){攻撃系擬似呪文能力(DC13+呪文レベル)} 1/日―&i(){[[サジェスチョン>呪文/さ行/さあ~さも#Suggestion]]} &b(){攻撃系選択能力(DC13)} [[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]](&i(){種別} 致傷型、&i(){頻度} 1回/ラウンド(6ラウンド間)、&i(){効果} 1d2【敏】ダメージ、&i(){治癒} 1回のセーヴ成功);&b(){CMB} +2 ****一般データ &b(){汎用擬似呪文能力} 常時―&i(){[[ディテクト・グッド>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Good]]}、&i(){[[ディテクト・マジック>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Magic]]};回数無制限―&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}(自身のみ) &b(){共通選択能力} &i(){[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]}(ジャイアント・スパイダー、ボア、ラット、レイヴンのいずれか;&i(){[[ビースト・シェイプI>呪文/は行/は~ひいと#Beast-Shape-I]]})、[[同胞招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]](インプ、35%) &b(){【筋】}-4、&b(){【敏】}+3、&b(){【知】}+1、&b(){【魅】}+2;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+10、[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]]+10、[[〈知識:次元界〉>技能の詳細#Knowledge]]+7、[[〈知識:神秘学〉>技能の詳細#Knowledge]]+7、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+10、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+10、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]+12;[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]100フィート &b(){XP} 600;秩序にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[悪>PU/モンスター/ステップ3#evil]]、[[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]、[[秩序>PU/モンスター/ステップ3#law]]) ---- **&aname(fire-giant)ファイアー・ジャイアント &small(){&link(Fire Giant){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#fire-giant}}  このモンスターはBestiary版の[[ファイアー・ジャイアント>ジャイアント#giant-fire]]と異なる装備を使用するが、同じCRを持つ。  &b(){配役}:ファイアー・ジャイアントは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を用いる。  &b(){クリーチャー種別}:[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]なので、ファイアー・ジャイアントは頑健セーヴを+11から+13に増加させる。  &b(){副種別}:[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]補正により、ファイアー・ジャイアントは[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を獲得し、“良好”技能に[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]を加える。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ4#large]]であることから、ファイアー・ジャイアントの接触ACは15から14に、立ちすくみACは19から120に変化する。ファイアー・ジャイアントのCMBは+18から+20に増加する。  &b(){選択能力}:モンスターは戦闘系選択能力1つと任意の種別の選択能力を1つ持つ。[[防具追加>PU/モンスター/ステップ7#extra-armor]]により、ファイアー・ジャイアントのACは28(接触8、立ちすくみ24)にへんかし、移動速度は40フィートから30フィートになる。[[魔法の武器(ベイン)>PU/モンスター/ステップ7#bane]]選択能力により、ファイアー・ジャイアントのグレートアックスはドワーフに追加ダメージを与える。モンスターはボーナス選択能力として[[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]]を得、ファイアー・ジャイアントは岩を熱するため、この攻撃の殴打ダメージ3ポイント分を、1d6ポイントの[火炎]ダメージと置き換えている。  &b(){技能}:この巨人は第一に暴力的なので、“達人”技能は[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]]とし、[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]から得られる“良好”技能はこの技能を満たせば十分である。GMは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]から得られる“良好”技能2つが残っているが、使用しないことにした。  &b(){ダメージ}:ファイアー・ジャイアントは遠隔攻撃にさほど熟達していないため、[[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]]による攻撃は“低い”攻撃とダメージ値を用いる。 ***ファイアー・ジャイアント CR/HD10 &small(){Fire Giant} &b(){イニシアチブ} +0;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +14(夜目) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 30フィート ****防御 &b(){AC} 28(接触8、立ちすくみ24);&b(){頑健} +13、&b(){反応} +11、&b(){意志} +9;&b(){CMD} 30 &b(){HP} 143;&b(){完全耐性} [火炎] &b(){弱点} [氷雪]に対する脆弱性 &b(){防御系選択能力} [[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]] ****攻撃 &b(){近接} &i(){[[ドワーフ・ベイン>PU/モンスター/ステップ7#bane]]・グレートアックス}(間合い10フィート)=+18/+13/+8(3d6+19/×3[ドワーフに対して+2d6])または叩きつけ(間合い10フィート)(×2)=+18(1d8+21) &b(){遠隔} [[岩>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]](有効距離120フィート)=+13(1d8+15、加えて1d6[火炎]) &b(){CMB} +20 ****一般データ &b(){【筋】}+7、&b(){【耐】}+5、&b(){【判】}+3;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+14、[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]]+18 &b(){XP} 9,600;秩序にして悪/[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]([[巨人>PU/モンスター/ステップ3#giant]]、[[火>PU/モンスター/ステップ3#fire]]) ---- **&aname(satyr)サテュロス &small(){&link(Satyr){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#satyr}}  独特なパン・パイプを持つサテュロスは、モンスターの選択能力に含まれない独自の能力を必要とする。  &b(){配役}:魔法の才を絡めた、巧みで社交的なクリーチャーであるサテュロスは、魔法能力をカバーする選択能力を持つ[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]を用いる。  &b(){クリーチャー種別}:[[フェイ>PU/モンスター/ステップ2#fey]]補正により、サテュロスは[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を得る。サテュロスは反応セーヴを+3から+5に、意志セーヴを+7から+9に増加させる。攻撃ボーナスは+8から+6に低下する。選択補正から、追加の“達人”技能を1つ得る。  &b(){呪文}:サテュロスは&link_anchor(pipe){パン・パイプ}により魔法効果を放つことができる。そのためサテュロスは擬似呪文能力として呪文を得る。これらは呪文リストを使用するのではなく、状況に合わせて選択したものだ。  &b(){選択能力}:サテュロスは[[説得力>PU/モンスター/ステップ7#persuasive]]に社交系選択能力を1つ使用し、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]に任意選択能力を1つ使用する。さらにボーナス能力として&link_anchor(pipe){パン・パイプ}能力を持つ。&link_anchor(pipe){パン・パイプ}はサテュロス独自の能力であり、モンスターの選択能力に該当するものはない。これはBestiaryの[[サテュロス]]が持つパン・パイプ能力を元に作成した専用能力ではあるが、単純化した上、サテュロスのCRの標準的な能力DCを用いている。  &b(){技能}:[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]の配役を持つ[[フェイ>PU/モンスター/ステップ2#fey]]なので、サテュロスは“達人”技能4つと“良好”技能2つを持つ。  &b(){ダメージ}:Bestiaryの[[サテュロス]]が持つダガーによる攻撃の代わりに、このサテュロスは近接攻撃に角による攻撃だけを用いる。サテュロスの遠隔攻撃には“低い”ダメージ値(だが“高い”攻撃値)を用いる。 ***サテュロス CR/HD4 &small(){Satyr} &b(){イニシアチブ} +3;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +12(夜目) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 40フィート ****防御 &b(){AC} 17(接触10、立ちすくみ12);&b(){頑健} +3、&b(){反応} +5、&b(){意志} +9;&b(){CMD} 18 &b(){HP} 40;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 5/冷たい鉄 ****攻撃 &b(){近接} 角=+6(1d6+13) &b(){遠隔} ショートボウ(有効距離60フィート)=+6(1d6+10/×3) &b(){攻撃系擬似呪文能力(DC14+呪文レベル)} 1/日―&i(){[[フィアー>呪文/は行/ひいる~ふい#Fear]]};回数無制限―&i(){[[サジェスチョン>呪文/さ行/さあ~さも#Suggestion]]}、&i(){[[スリープ>呪文/さ行/すは~#Sleep]]}、&i(){[[チャーム・パースン>呪文/た行/た~ていさ#Charm-Person]]} &b(){攻撃系選択能力(DC15)} &link_anchor(pipe){パン・パイプ};&b(){CMB} +6 ****一般データ &b(){共通選択能力} [[説得力>PU/モンスター/ステップ7#persuasive]] &b(){【敏】}+3、&b(){【判】}+1、&b(){【魅】}+4;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+9、[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+12、[[〈芸能:管楽器〉>技能の詳細#Perform]]+12、[[〈交渉〉>技能の詳細#Diplomacy]]+9、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+12 &b(){XP} 1,200;混沌にして中立/[[フェイ>PU/モンスター/ステップ2#fey]] ****特殊能力 &small(){Special Abilities} &aname(pipe)&b(){パン・パイプ(超常)/Pipe} サテュロスはパン・パイプを用いて半径60フィート内にいる全てのクリーチャーに、呪文の効果をもたらす恐るべき曲を演奏できる(意志・無効、DC15)。この能力を使用するたび、サテュロスは&i(){[[サジェスチョン>呪文/さ行/さあ~さも#Suggestion]]}、&i(){[[スリープ>呪文/さ行/すは~#Sleep]]}、&i(){[[チャーム・パースン>呪文/た行/た~ていさ#Charm-Person]]}、&i(){[[フィアー>呪文/は行/ひいる~ふい#Fear]]}のいずれかを選択する。セーヴに成功したクリーチャーは、以降24時間、同じパン・パイプから効果を受けない。 ---- **&aname(frost-giant-explorer)フロスト・ジャイアントの探検家 &small(){&link(Frost Giant Explorer){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#frost-giant-explorer}}  ちょうどドルイドのように、このクリーチャーは自然の魔法を扱える。しかし、[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]にするのは、頑丈なフロスト・ジャイアントにそぐわない。その代わりに、このデータでは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]で作成を始め、[[ドルイド>PU/モンスター/ステップ2#druid]]のクラス補正の選択能力を材料に調整する。このモンスターはCR13の遭遇で&link_anchor(mastodon){マストドン}(244ページを参照)のそばで戦うことを想定している。  &b(){配役}:フロスト・ジャイアントは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役を使用し、魔法系選択能力から呪文発動能力を得る。反応セーヴと意志セーヴのボーナスを入れ替える。  &b(){クリーチャー種別}:このモンスターのセーヴィング・スローは不釣り合いに高いため、[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]補正でセーヴを増やす代わりに反応セーヴに-2のペナルティを与える。  &b(){クラス}:この巨人は[[ドルイド>PU/モンスター/ステップ2#druid]]補正は使用しないが、その選択能力の多くをこの補正から選ぶ。  &b(){副種別}:[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]の副種別から[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]を獲得し、“良好”技能として[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]を得る。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]なので、フロスト・ジャイアントは接触ACを17から16に低下させ、立ちすくみACを21から22に増加する。CMBは+21から+23に、CMDは32から33に変化する。  &b(){呪文}:フロスト・ジャイアントは[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]選択能力から、[[動物呪文リスト>PU/モンスター/ステップ6#animal-spell-list]]からいくつか呪文を得る。この選択能力は呪文リストから主要呪文を得ることになっているが、モンスターのCR帯の主要呪文と副次呪文の両方から取捨選択してもよいようになっており、ここではそのように対処した。  &b(){選択能力}:戦闘系選択能力1つを得る代わりに、フロスト・ジャイアントは[[強力招来>PU/モンスター/ステップ7#powerful-summons]]魔法系選択能力を得る。もう一つの戦闘系選択能力で[[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]]を、任意選択能力で[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]を得た。  &b(){技能}:[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]副種別による“良好”技能を持つこの探検家は“達人”技能を1つしか持たないが、“良好”技能を一揃い持ち多方面に備えられる。  &b(){ダメージ}:フロスト・ジャイアントの[[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]]攻撃は“低い”攻撃値とダメージ値を用いる。 ***フロスト・ジャイアントの探検家 CR/HD12 &small(){Frost Giant Explorer} &b(){イニシアチブ} +0;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +16(夜目) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 40フィート;&b(){特殊移動} [[地形渡り>PU/モンスター/ステップ7#terrain-stride]](氷) ****防御 &b(){AC} 29(接触16、立ちすくみ22);&b(){頑健} +13、&b(){反応} +9、&b(){意志} +13;&b(){CMD} 33;&b(){精神集中} +17 &b(){HP} 176;&b(){完全耐性} [氷雪] &b(){弱点} [火炎]に対する脆弱性 &b(){防御系選択能力} [[岩投げ>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]] ****攻撃 &b(){近接} スピア(間合い10フィート)=+21/+16/+11(2d6+27/×3)または叩きつけ(間合い10フィート)(×2)=+21(1d8+27) &b(){遠隔} [[岩>PU/モンスター/ステップ7#rock-throwing]](有効距離120フィート)=+15(1d8+21) &b(){CMB} +23 ****一般データ &b(){汎用呪文} 1回/日―&i(){[[サモン・ネイチャーズ・アライVII>呪文/さ行/さあ~さも#Summon-Nature-s-Ally-VII]]}、&i(){[[ビースト・シェイプIV>呪文/は行/は~ひいと#Beast-Shape-IV]]}(動物のみ) &b(){共通選択能力} [[強力招来>PU/モンスター/ステップ7#powerful-summons]] &b(){【筋】}+8、&b(){【耐】}+4、&b(){【判】}+5;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+16、[[〈知識:自然〉>技能の詳細#Knowledge]]+20、[[〈生存〉>技能の詳細#Survival]]+16、[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]]+16 &b(){XP} 19,200;混沌にして悪/[[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]([[巨人>PU/モンスター/ステップ3#giant]]、[[冷気>PU/モンスター/ステップ3#cold]]) ---- **&aname(vampire-cleric)ヴァンパイアのクレリック &small(){&link(Vampire Cleric){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#vampire-cleric}}  Bestiaryの[[ヴァンパイアのソーサラー>ヴァンパイア]]を変更したこのヴァンパイアは、かなり高いCRのクレリックだ。  &b(){配役}:このクリーチャーは[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster]]の配役で、[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]クラス補正を取得できる。  &b(){クリーチャー種別}:[[ヴァンパイア>PU/モンスター/ステップ4#vampire]]のテンプレート補正に示されているように、ヴァンパイアは[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]]種別でなければならない。[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]クラス補正を取得するため、ヴァンパイアは[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]]種別から自動取得補正のみを得る。すなわち、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[アンデッドの種別特性>モンスターの共通ルール#undead-traits]]、【耐久力】を“―”に設定することだ。  &b(){クラス}:[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]クラス補正により、ヴァンパイアの頑健セーヴは+10から+12に増加し、“達人”技能に[[〈知識:宗教〉>技能の詳細#Knowledge]]を得る。自動的に[[エネルギー放出>PU/モンスター/ステップ7#channel-energy]]と[[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]]の選択能力を得る。  &b(){副種別}:ヴァンパイアは[[人型生物>PU/モンスター/ステップ3#humanoid]]の[[変性種>PU/モンスター/ステップ3#augmented]]の副種別を持つが、能力は変更しない。  &b(){テンプレート}:[[ヴァンパイア>PU/モンスター/ステップ4#vampire]]のテンプレート補正により、ヴァンパイアのACは23から25に、立ちすくみACは17から19に増加する。ヴァンパイアは常時効果を表す擬似呪文能力として&i(){[[スパイダー・クライム>呪文/さ行/すは~#Spider-Climb]]}を獲得し、ヴァンパイアの弱点も得る。このテンプレートは選択能力を多量に与える。[[エネルギーに対する抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]10([氷雪]と[雷撃])、[[エネルギー放出への抵抗>PU/モンスター/ステップ7#channel-resistance]]、[[回数無制限の魔法>PU/モンスター/ステップ7#at-will-magic]](&i(){[[ドミネイト・パースン>呪文/た行/と#Dominate-Person]]})、[[ガス化形態>PU/モンスター/ステップ7#gaseous-form]]、[[吸血>PU/モンスター/ステップ7#blood-drain]]、[[高速治癒>PU/モンスター/ステップ7#fast-healing]]5、[[生命力吸収>PU/モンスター/ステップ7#energy-drain]]、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]、[[同族作り>PU/モンスター/ステップ7#create-spawn]]、[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]、[[夜の子供たち>PU/モンスター/ステップ7#children-of-the-night]]だ。ヴァンパイアは[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]と多くの回復能力を持つため、ヒット・ポイントはCRが2だけ低いかのように計算し、103HPを与えることにする。  &b(){呪文}:暴力的で狂える本質のため、このクレリックは呪文リスト1つを取得するのではなく、[[悪>PU/モンスター/ステップ6#evil-spell-list]]と[[戦>PU/モンスター/ステップ6#war-spell-list]]の領域呪文リストを混ぜたものを用いる。このモンスターは[[戦の呪文リスト>PU/モンスター/ステップ6#war-spell-list]]の特殊能力のみを獲得し、攻撃ボーナスを1増加させる。  &b(){選択能力}:[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]として、個々に記載されているものの他に、このモンスターは追加で1つ(任意の)選択能力を得るはずだ。しかしこのモンスターは[[ヴァンパイア>PU/モンスター/ステップ4#vampire]]であることによる多くの能力を得ている。そのため、この選択能力は不要だと判断した。  &b(){技能}:[[ヴァンパイア・テンプレート>PU/モンスター/ステップ4#vampire]]により、このクリーチャーは“達人”技能として[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]、[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]を持つ。[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]による+10のボーナスには[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]技能が含まれている。  &b(){ダメージ}:負のレベルを与えヴァンパイアを回復させる叩きつけ攻撃には、“低い”ダメージ値を用いる。ヴァンパイアの遠隔攻撃には“低い”攻撃値とダメージ値を用いる。 ***ヴァンパイアのクレリック CR/HD11 &small(){Vampire Cleric} &b(){イニシアチブ} +2;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +19([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 30フィート;&b(){特殊移動} &i(){[[スパイダー・クライム>呪文/さ行/すは~#Spider-Climb]]}(常時) ****防御 &b(){AC} 25(接触13、立ちすくみ19);&b(){頑健} +12、&b(){反応} +10、&b(){意志} +14;&b(){CMD} 26;&b(){精神集中} +20 &b(){HP} 103;[[高速治癒>PU/モンスター/ステップ7#fast-healing]]5;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/魔法および銀;&b(){完全耐性} [[アンデッドの完全耐性>PU/モンスター/ステップ2#undead]];&b(){[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]} [氷雪]10、[雷撃]10 &b(){弱点} [[ヴァンパイアの弱点>PU/モンスター/ステップ4#vampire]] &b(){防御系選択能力} [[エネルギー放出に対する抵抗>PU/モンスター/ステップ7#channel-resistance]]+4 ****攻撃 &b(){近接} サイズ=+20/+15(2d4+25/×4)または叩きつけ=+20(1d4+20、加えて“[[生命力吸収>PU/モンスター/ステップ7#energy-drain]]”[負のレベル2]) &b(){遠隔} ライト・クロスボウ(有効距離80フィート)=+15(1d8+22/19~20) &b(){攻撃呪文(DC 17+呪文レベル)} 1回/日―&i(){[[スレイ・リヴィング>呪文/さ行/すは~#Slay-Living]]}、&i(){[[ディスペル・グッド>呪文/た行/ていす~ていせ#Dispel-Good]]};3回/日―&i(){[[スピリチュアル・ウェポン>呪文/さ行/すは~#Spiritual-Weapon]]}、&i(){[[ビストウ・カース>呪文/は行/ひいる~ふい#Bestow-Curse]]};回数無制限―&i(){[[インフリクト・ライト・ウーンズ>呪文/あ行/いり~いん#Inflict-Light-Wounds]]}、&i(){[[ドミネイト・パースン>呪文/た行/と#Dominate-Person]]}、&i(){[[ベイン>呪文/は行/へ~ほ#Bane]]} &b(){攻撃系選択能力} [[エネルギー放出>PU/モンスター/ステップ7#chanel-energy]](負のエネルギー)、[[吸血>PU/モンスター/ステップ7#blood-drain]]、[[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]](インフリクト);&b(){CMB} +20 ****一般データ &b(){汎用呪文} 3回/日―&i(){[[ダークネス>呪文/た行/た~ていさ#Darkness]]}、&i(){[[プレイヤー>呪文/は行/ふれいむ~ふろ#Prayer]]};回数無制限―[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shapre]]([[ウルフ]]または[[ダイア・バット>バット#bat-dire]])、&i(){[[ビースト・シェイプII>呪文/は行/は~ひいと#Beast-Shape-II]]} &b(){共通選択能力} [[ガス化形態>PU/モンスター/ステップ7#gaseous-form]]、[[同族作り>PU/モンスター/ステップ7#create-spawn]]、[[夜の子供たち>PU/モンスター/ステップ7#children-of-the-night]] &b(){【筋】}+8、&b(){【耐】} ―、&b(){【敏】}+2、&b(){【知】}+1、&b(){【判】}+9、&b(){【魅】}+5;[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]+19、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+19、[[〈知識:宗教〉>技能の詳細#Knowledge]]+19、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+19、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]+15 &b(){XP} 12,800;混沌にして悪/[[アンデッド>PU/モンスター/ステップ2#undead]]([[人型生物>PU/モンスター/ステップ2#humanoid]]の[[変性種>PU/モンスター/ステップ2#augmanted]])の[[クレリック>PU/モンスター/ステップ2#cleric]]10レベル ---- ***&aname(ogre-mage)オーガ・メイジ &small(){&link(Ogre Mage){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#ogre-mage}}  オーガ・メイジ・オニは腹黒い変身生物であり、武威と魔法の脅威を使いこなす。  &b(){配役}:オーガ・メイジの確実な予備の戦術は強力なグレートソードだ。そこで[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を用いる。オニは状況に応じて様々な役割を果たすため、オーガ・メイジは通常より高い能力修正値を持つ。オーガ・メイジの精神は反応より強力なため、意志セーヴと反応セーヴのボーナスを置き換える。  &b(){クリーチャー種別}:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]であるオーガ・メイジは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]を獲得し、攻撃ロールと頑健セーヴに+2を得る。  &b(){副種別}:オーガ・メイジは副種別補正を2つ持ち、両方から選択能力を得る。[[(オニ)>PU/モンスター/ステップ3#oni]]の副種別からは[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]と[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]の選択能力を得る。[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]の副種別は[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]と、“良好”技能として[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]を与える。  &b(){サイズ}:このオーガ・メイジは[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]なので、接触ACに-1、立ちすくみACに+1、CMBに+2、およびCMDに+1を得る。  &b(){呪文}:オーガ・メイジは[[副次魔法>PU/モンスター/ステップ7#secondary-magic]]の選択能力を2回修得し、潜入と戦闘を支援する独自の呪文一式を得る。追加のボーナスにより、&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}と&i(){[[ダークネス>呪文/た行/た~ていさ#Darkness]]}を回数無制限で得る。  &b(){選択能力}:[[イニシアチブ強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-initiative]]の選択能力はオーガ・メイジの戦術に組み込まれている。  &b(){技能}:オーガ・メイジは一点突破というよりは多才な存在で、様々な状況を同レベルに対応できる。“達人”技能1つと“良好”技能2つの代わりに、多彩なオーガ・メイジは[[(巨人)>PU/モンスター/ステップ3#giant]]の副種別から得た2つより多い、5つの“良好”技能を得る。  &b(){ダメージ}:オーガ・メイジはコンポジット・ロングボウに“低い”攻撃値とダメージ値を用いる。 ***オーガ・メイジ CR/HD8 &small(){Ogre Mage} &b(){イニシアチブ} +6;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +13([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 40フィート、飛行60フィート(良好) ****防御 &b(){AC} 23(接触12、立ちすくみ18);&b(){頑健} +11、&b(){反応} +7、&b(){意志} +9;&b(){CMD} 27;&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 19;&b(){精神集中} +12 &b(){HP} 110;[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]5([強酸]、[火炎]) ****攻撃 &b(){近接} グレートソード(間合い10フィート)=+17/+12(3d6+15/19~20) &b(){遠隔} コンポジット・ロングボウ(有効距離110フィート)=+13/+8(2d6+12/×3) &b(){攻撃系擬似呪文能力(DC13+呪文レベル)} 1/日―&i(){[[コーン・オヴ・コールド>呪文/か行/くり~こお#Cone-of-Cold]]}、&i(){[[チャーム・モンスター>呪文/た行/た~ていさ#Charm-Monster]]}、&i(){[[ディープ・スランバー>呪文/た行/た~ていさ#Deep-Slumber]]} &b(){CMB} +19 ****一般データ &b(){汎用擬似呪文能力} 1/日―&i(){[[ガシアス・フォーム>呪文/か行/か~くら#Gaseous-Form]]};回数無制限―&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}、&i(){[[ダークネス>呪文/た行/た~ていさ#Darkness]]};常時―&i(){[[フライ>呪文/は行/ふえ~ふら#Fly]]} &b(){共通選択能力} [[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]](小型、中型、または大型の人型生物;&i(){[[オルター・セルフ>呪文/あ行/えれ~#Alter-Self]]}または&i(){[[ジャイアント・フォームI>呪文/さ行/さん~しやい#Giant-Form-I]]}) &b(){【筋】}+6、&b(){【敏】}+2、&b(){【耐】}+6、&b(){【知】}+2、&b(){【判】}+2、&b(){【魅】}+4;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+13、[[〈呪文学〉>技能の詳細#Spellcraft]]+13、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+13、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+13、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]+23、[[〈魔法装置使用〉>技能の詳細#Use Magic Device]]+13 &b(){XP} 4,800;秩序にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[オニ>PU/モンスター/ステップ3#oni]]、[[巨人>PU/モンスター/ステップ3#giant]]、[[原住>PU/モンスター/ステップ3#native]]、[[変身生物>PU/モンスター/ステップ3#shapechanger]]) ---- **&aname(night-hag-soul-collector)ナイト・ハグの魂蒐集家 &small(){&link(Night Hag Soul Collector){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#night-hag-soul-collector}}  ナイト・ハグの魂収集家は危険な敵というだけではない。彼女は危険なことに優れたつながりを持っている。彼女は囚えた魂を従わせ、戦場で有利に働くように使役する。このような能力は[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]クラス補正により与えられる。  &b(){配役}:このナイト・ハグは実用上すべての意味で[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]だ。そのため彼女は[[術者>PU/モンスター/ステップ1#supellcaster-array]]を用いる。しかし、ナイト・ハグが[[術者>PU/モンスター/ステップ1#supellcaster-array]]にしては肉体的に優れている事実を反映し、高い能力修正値を割り当てている。  &b(){クリーチャー種別}:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]なので、ナイト・ハグは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]と攻撃ロールに+2のボーナスを得る。彼女は[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]によるセーヴィング・スローへの調整を、[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]によるものと置き換えた。  &b(){クラス}:ナイト・ハグの魂蒐集家は[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]クラス補正により、頑健セーヴと反応セーヴを1増加させ、“達人”技能として[[〈知識:次元界〉>技能の詳細#Knowledge]]を得る。魂の抜け殻は幻獣として扱う。ナイト・ハグはテーマ上[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]に似ているが、実際には[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]のクラス・レベルは持たないものとする。  &b(){呪文}:ナイト・ハグは[[召喚術呪文リスト>PU/モンスター/ステップ6#conjuration-spell-list]]の変更版を用いる。テーマ上、[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]クラス補正の[[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]]による招来を保持したままにする。&link_anchor(soul-broker){魂仲介}のため、彼女の魂の売買を表現するため常時発動している識別関係の呪文と、[[回数無制限の魔法>PU/モンスター/ステップ7#at-will-magic]]として&i(){[[ソウル・バインド>呪文/さ行/すは~#Soul-Bind]]}を必要とする。  &b(){選択能力}:[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]補正により、ナイト・ハグは[[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]](&i(){[[サモン・モンスターI>呪文/さ行/さあ~さも#Summon-Monster-I]]})と、魔法系選択能力1つと任意の選択能力1つを得る。彼女は[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shapre]]と、敵を安全に痛めつけることのできる変更版の選択能力、&link_anchor(dream-haunting){夢中憑依}を選択する。悪の来訪者と交易を繰り返すために必要な防御能力を表現するため、このナイト・ハグはCRに比して特に強力な[[呪文抵抗>PU/モンスター/ステップ7#spell-resisntance]]と[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]の選択能力を持つ。  &b(){技能}:ナイト・ハグとの遭遇は社交的なものや詐術によるものにもなり得る。そのため、このモンスターは追加で“達人”技能と“良好”技能を持つ。[[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]による+10のボーナスには[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]技能が含まれている。  &b(){ダメージ}:主要攻撃3種のダメージには、主要攻撃2回のダメージ(18)を2倍にして36とし、それを(彼女の攻撃数の合計である)3つに分配した。それぞれの攻撃は大まかに12ポイントのダメージを与える。  &b(){魂の抜け殻/Lost Soul}:これはナイト・ハグが自分を守るために使役する魂の抜け殻のねじれた姿を表している。実質的には幻獣であり、彼女が[[サモナー>PU/モンスター/ステップ2#summoner]]補正を用いる理由だ。この魂のねじれた姿には長い触手の先に叫ぶ口があり動くと噛みついてくる。これにより魂の抜け殻は[[飛びかかり>モンスターの共通ルール#Pounce]]を得る。  配役:幻獣である魂の抜け殻は、[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を用いる。  クリーチャー種別:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]種別補正により、魂の抜け殻は攻撃ロールと反応セーヴィング・スローに+2のボーナスを得る。  サイズ:魂の抜け殻は[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]サイズであり、接触ACに-1、立ちすくみACに+1、CMBに+2、CMDに+1となる。  選択能力:[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]である魂の抜け殻は、戦闘系選択能力1つと任意の選択能力1つを持つ。これらの選択能力を用いて、[[飛びかかり>モンスターの共通ルール#Pounce]]と[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]を得る。  技能:[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]は通常“達人”技能1つと“良好”技能2つを得るが、魂の抜け殻は単純な存在なので、GMは“達人”技能として[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]を、“良好”技能として[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]のみを与えることにした。  ダメージ:主要攻撃4つのダメージを決定するため、魂の抜け殻は主要攻撃2回のダメージ値(22)を2倍にして44ポイントのダメージを算出し、4で割った。それぞれの攻撃は11ポイントのダメージを与えるため、表5-9を参照して1d8+6とした。 ***ナイト・ハグの魂蒐集家 CR/HD9 &small(){Night Hag Soul Collector} &b(){イニシアチブ} +4;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +14(暗視60フィート) &b(){サイズ} 中型;&b(){移動速度} 30フィート;&b(){特殊移動} &i(){[[イセリアルネス>呪文/あ行/あに~いせ#Etherealness]]}(回数無制限) ****防御 &b(){AC} 21(接触12、立ちすくみ15);&b(){頑健} +9、&b(){反応} +9、&b(){意志} +12;&b(){CMD} 24;&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 24;&b(){精神集中} +12 &b(){HP} 103;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/冷たい鉄および魔法;&b(){完全耐性} [恐怖]、睡眠、[火炎]、(魅惑)、[氷雪] ****攻撃 &b(){近接} 爪(×2)=+14(1d4+9)、噛みつき=+14(1d6+9) &b(){攻撃系擬似呪文能力} (DC16+呪文レベル)1/日―&i(){[[ディープ・スランバー>呪文/た行/た~ていさ#Deep-Slumber]]};回数無制限―&i(){[[マジック・ミサイル>呪文/ま行/ま~みす#Magic-Missile]]}、&i(){[[ソウル・バインド>呪文/さ行/すは~#Soul-Bind]]}、&i(){[[レイ・オヴ・エンフィーブルメント>呪文/ら行/れ~#Ray-of-Enfeeblement]]} &b(){攻撃系選択能力} [[任意発動>PU/モンスター/ステップ7#spontaneous-casting]](サモン・モンスター)、&link_anchor(dream-haunting){夢中憑依};&b(){CMB} +14 ****一般データ &b(){汎用擬似呪文能力} 1/日―&i(){[[ディメンジョン・ドア>呪文/た行/ていみ~てん#Dimension-Door]]};3/日―&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]}、&i(){[[ダークネス>呪文/た行/た~ていさ#Darkness]]}、&i(){[[ディスペル・マジック>呪文/た行/ていす~ていせ#Dispel-Magic]]}、&i(){[[ヘイスト>呪文/は行/へ~ほ#Haste]]};常時―&i(){[[ディテクト・イーヴル>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Evil]]}、&i(){[[ディテクト・グッド>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Good]]}、&i(){[[ディテクト・ケイオス>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Chaos]]}、&i(){[[ディテクト・マジック>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Magic]]}、&i(){[[ディテクト・ロー>呪文/た行/ていて~ていま#Detect-Law]]};全ての召喚術(招来)の呪文の持続時間は2倍 &b(){共通選択能力} [[変身>モンスターの共通ルール#Change-Shape]]、&link_anchor(soul-broker){魂仲介} &b(){【筋】}+6、&b(){【敏】}+4、&b(){【耐】}+6、&b(){【知】}+4、&b(){【判】}+3、&b(){【魅】}+3;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+14、[[〈交渉〉>技能の詳細#Diplomacy]]+14、[[〈呪文学〉>技能の詳細#Spellcraft]]+14、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+14、[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]+14、[[〈知識:次元界〉>技能の詳細#Knowledge]]+17、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+17、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]+27 &b(){XP} 6,400;中立にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[悪>PU/モンスター/ステップ3#evil]]、[[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]) ****特殊能力 &aname(dream-haunting)&b(){夢中憑依(超常)/Dream Haunting} ナイト・ハグはエーテル界の住居からクリーチャーの夢に憑依できる。憑依されたクリーチャーは、目覚めたときに1ポイントの【耐久力】ダメージを受ける。 &aname(soul-broker)&b(){魂仲介(超常)/Soul Broker} 標準アクションとして、ナイト・ハグは傍らで戦わせるために囚えた魂1つを開放させることができる。後述のナイト・ハグの魂の抜け殻を参照。 ***ナイト・ハグの魂の抜け殻 CR/HD9 &small(){Night Hag's Lost Soul} &b(){イニシアチブ} +4;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +14([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 30フィート、飛行60フィート(良好) ****防御 &b(){AC} 25(接触15、立ちすくみ18);&b(){頑健} +10、&b(){反応} +12、&b(){意志} +8;&b(){CMD} 28 &b(){HP} 126;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/冷たい鉄および魔法 ****攻撃 &b(){近接} 噛みつき(間合い15フィート)(×4)=+19(1d8+6) &b(){攻撃系選択能力} [[飛びかかり>モンスターの共通ルール#pounce]];&b(){CMB} +19 ****一般データ &b(){【筋】}+7、&b(){【敏】}+4、&b(){【耐】}+3;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+17、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+14 &b(){XP} 6,400;中立にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]) ---- **&aname(marilith-general)マリリスの将軍 &small(){&link(Marilith General){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#marilith-general}}  マリリスは奈落の軍勢を率いる6本腕の将軍であり、圧倒的な攻撃回数の象徴だ。このマリリスは一般的なその技術をよりよく反映した変更版の選択能力を用いる。  &b(){配役}:奈落の将軍であるマリリスは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]を使用し、強力な能力値修正を追加する。  &b(){クリーチャー種別}:マリリスは[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]なので、[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]に加え、攻撃ロールと頑健セーヴに+2のボーナスを得る。さらに、マリリスは選択調整にある呪文を、修正した呪文リストから獲得する。  &b(){副種別}:[[(デーモン)>PU/モンスター/ステップ3#demon]]の副種別から、マリリスは[[完全耐性>PU/モンスター/ステップ7#immunity]]、[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resisntance]]、[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]、[[同族招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]]を得る。その戦術的な気質により、マリリスは[[同族招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]]で呼び出せる仲間の種類が通常より多い。  &b(){サイズ}:このマリリスは[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]サイズなので、接触ACに-1、立ちすくみACに+1、CMBに+2、およびCMDに+1を得る。  &b(){呪文}:マリリスは無数の刃で的に直接対処することを好む。そのため、変更版の呪文リストは敵を直接魔法で攻撃するよりも、欺き、動き回り、戦場を操るものにした。  &b(){選択能力}:通常、CR17の[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]は戦闘系選択能力2つと任意の選択能力1つを持つ。しかしマリリスの将軍は賢く戦略的だ。戦場で軍勢をよりうまく導くため、[[クリティカルの手練れ>PU/モンスター/ステップ7#critical-striker]]と[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]に加え、マリリスは[[英雄的回復>PU/モンスター/ステップ7#heroic-recovery]]と[[自信鼓舞>PU/モンスター/ステップ7#inspire-courage]]社交系選択能力を得る。  &b(){技能}:指揮所を維持するため、マリリスの将軍は狡猾で社交的な技能が必要となる。そのため、マリリスは通常より多くの“達人”技能が必要となったが、代償に“良好”技能を1つ失う。  &b(){ダメージ}:マリリスの複数の腕による攻撃は、ダメージの計算を複雑にする。2回の肉体攻撃のダメージ(50)を2倍にし、100ポイントのダメージを与えることにする。その後これを50%増しにする――マリリスは何度も攻撃するし、尾の打撃は命中しにくいため――。その結果、合計値は150となる。150を攻撃10回で割ると15だ。241ページの表5-9に従えば2d6+9となる。尾の打撃は弱い攻撃であり、この配役における肉体攻撃3回の二次的攻撃用の低い攻撃値とダメージ値を用いる。これによりマリリスのダメージ総量は減少するが、他のダメージを増強する必要はないだろう。 ***マリリスの将軍 CR/HD17 &small(){Marilith General} &b(){イニシアチブ} +5;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +29([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、&i(){[[トゥルー・シーイング>呪文/た行/と#True-Seeing]]}) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 40フィート;&b(){特殊移動} &i(){[[グレーター・テレポート>呪文/た行/ていみ~てん#Teleport-Greater]]}(回数無制限、自身に加え50ポンドの物体のみ) ****防御 &b(){AC} 34(接触20、立ちすくみ25);&b(){頑健} +20、&b(){反応} +18、&b(){意志} +15;&b(){CMD} 39(対組みつき43、足払いされない);&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 28;&b(){精神集中} +25 &b(){HP} 297;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/冷たい鉄および善;&b(){完全耐性} [雷撃]、[毒];&b(){[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]} [強酸]10、[火炎]10、[氷雪]10;&i(){[[アンホーリィ・オーラ>呪文/あ行/あに~いせ#Unholy-Aura]]} &b(){防御擬似呪文能力} 回数無制限―&i(){[[プロジェクト・イメージ>呪文/は行/ふれいむ~ふろ#Project-Image]]} ****攻撃 &b(){近接} &i(){+1ロングソード}(間合い10フィート)=+29/+24/+19/+14(2d6+9/17~20)、&i(){+1ロングソード}(間合い10フィート)(×5)=+29(2d6+9/17~20)、尾の打撃=+24(2d6+3加えて [[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]][組みつき]) &b(){攻撃系擬似呪文能力(DC18+呪文レベル)} 3/日―&i(){[[ブレード・バリアー>呪文/は行/ふれいむ~ふろ#Blade-Barrier]]};回数無制限―&i(){[[テレキネシス>呪文/た行/ていみ~てん#Telekinesis]]} &b(){攻撃系選択能力} [[クリティカルの手練れ>PU/モンスター/ステップ2#critical-striker]];&b(){CMB} +31(組みつき+35) ****一般データ &b(){汎用擬似呪文能力} 3/日―&i(){[[フライ>呪文/は行/ふえ~ふら#Fly]]} &b(){共通選択能力} [[英雄的回復>PU/モンスター/ステップ7#heroic-recovery]]、[[同胞招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]]([[マリリス>デーモン/マリリス]]20%、[[ナルフェシュネー>デーモン/ナルフェシュネー]]35%、[[ヘズロウ>デーモン/ヘズロウ]]1d4体60%のいずれか)、[[勇気鼓舞>PU/モンスター/ステップ7#inspire-courage]] &b(){【筋】}+8、&b(){【敏】}+5、&b(){【耐】}+11、&b(){【知】}+5、&b(){【判】}+5、&b(){【魅】}+8;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+29、[[〈交渉〉>技能の詳細#Diplomacy]]+29、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+21、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+29、[[〈魔法装置使用〉>技能の詳細#Use Magic Device]]+29;[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]100フィート &b(){XP} 102,400;混沌にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[悪>PU/モンスター/ステップ3#evil]]、[[混沌>PU/モンスター/ステップ3#chaos]]、[[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]、[[デーモン>PU/モンスター/ステップ3#demon]]) ---- ***&aname(ancient-blue-dragon)エインシャント・ブルー・ドラゴン &small(){&link(Ancient Blue Dragon){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#ancient-blue-dragon}}  このエインシャント・ブルー・ドラゴンはCR18の肉体攻撃から推定されるダメージの追加攻撃を持つ。[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]であるにも拘わらず、限定的な呪文発動能力(CR12~15の[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]相当)を持つ。これは竜の生来の呪文発動能力を表現するためで、[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]と[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]の中間のDCを持つ。呪文はこの竜専用のものだが、選んだリストから追加の恩恵を受けることはない。  その多くの才能を表現するため、この竜は選択能力を4つではなく7つ得る。ここには基本データに組み込み済みのもの([[呪文抵抗>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]、[[防御追加>PU/モンスター/ステップ7#extra-armor]])も含まれている。能力のありのままの力を反映するため、[[ブレス攻撃>PU/モンスター/ステップ7#breath-weapon]]のDCに+4を加える。この竜は追加で【判断力】と【魅力】の修正値に+5を与えている。[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]の配役の技能数を用い、データに[[鋭敏飛行>PU/モンスター/ステップ7#flying-acumen]]を組み込んだ。  &b(){配役}:この竜は強力で、けだものの象徴だ。[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役を用いるが、限定的な呪文発動能力を持ち、加齢によって卓抜した精神的能力値を備える。  &b(){クリーチャー種別}:[[竜>PU/モンスター/ステップ2#dragon]]種別により、エインシャント・ブルー・ドラゴンは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]、睡眠と[[麻痺状態>用語集/状態#Paralyzed]]への[[完全耐性>PU/モンスター/ステップ7#Immunity]]、攻撃ロールと意志セーヴに対する+2のボーナスを得る。圧倒的なサイズを強調するため、エインシャント・ブルー・ドラゴンは頑健セーヴに+2のボーナスを得る。  &b(){サイズ}:このドラゴンは[[巨大>PU/モンスター/ステップ5#gargantuan]]サイズにより、接触ACに-4、立ちすくみACに+5、CMBに+8、およびCMDに+4を得る。  &b(){呪文}:同じCRの本当の[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]より比較的弱い術者としての本質を表現するため、この竜はCR12~15の[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]として呪文を獲得し、DCは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]と[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]の中間とした。変更した呪文リストを持つため、この竜は選択した既存の呪文リストから得られる追加の恩恵を獲得しない。  &b(){選択能力}:通常、CR18の[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]は戦闘系選択能力3つと任意の選択能力1つを得る。しかしエインシャント・ブルー・ドラゴンは[[呪文抵抗>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]、[[防御追加>PU/モンスター/ステップ7#extra-armor]]だけではなく、その恐ろしい力を反映した[[クリティカルの手練れ>PU/モンスター/ステップ7#critical-striker]]と[[防御砕き>PU/モンスター/ステップ7#defence-breaker]]も持つ。  &b(){技能}:長い年月をかけて語られない知識を収集した結果、エインシャント・ブルー・ドラゴンは[[専門家>PU/モンスター/ステップ1#expert-array]]の技能数を用い、[[鋭敏飛行>PU/モンスター/ステップ7#flying-acumen]]により、[[巨大>PU/モンスター/ステップ5#gargantuan]]サイズ補正の[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]を“達人”技能にできないという制限を打ち消している。  &b(){ダメージ}:この竜は主要攻撃3つと二次的攻撃2つを持つ。肉体攻撃2回のダメージ(55)を2倍して110にする。多くの攻撃が低いボーナスを使用するため、これを125%にする(合計137)。ダメージは特定の攻撃を強調するため、不均一に分割した。噛みつきと尾の打撃に32ポイント、爪に22ポイント、翼に13ポイントだ。 ***エインシャント・ブルー・ドラゴン CR/HD18 &small(){Ancient Blue Dragon} &b(){イニシアチブ} +4;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +31([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[非視覚的感知>モンスターの共通ルール#Blindsense]]60フィート、[[夜目>モンスターの共通ルール#Low-Light-Vision]]) &b(){オーラ} 畏怖すべき存在(300フィート、DC25)、[雷撃](10フィート、2d6[雷撃]) &b(){サイズ} [[巨大>PU/モンスター/ステップ5#gargantuan]](20フィート);&b(){移動速度} 40フィート、穴掘り20フィート、飛行250フィート(劣悪、[[ホバリング>PU/モンスター/ステップ7#flying-acumen]]) ****防御 &b(){AC} 37(接触11、立ちすくみ35);&b(){頑健} +20、&b(){反応} +18、&b(){意志} +18;&b(){CMD} 43;&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 29;&b(){精神集中} +23 &b(){HP} 330;&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 15/魔法;&b(){完全耐性} 睡眠、[雷撃]、麻痺 &b(){防御呪文} 1回/日―&i(){[[ミスリード>呪文/ま行/ま~みす#Mislead]]} ****攻撃 &b(){近接} 噛みつき(間合い20フィート)=+30(4d6+18/19~20)、爪(間合い15フィート)(×2)=+30(3d6+12)、翼(間合い15フィート)(×2)=+25(2d6+6)、尾の打撃(間合い15フィート)=+25(3d8+18) &b(){攻撃呪文} (DC17+呪文レベル)1回/日―&i(){[[フォースフル・ハンド>呪文/は行/ふえ~ふら#Forceful-Hand]]};3回/日―&i(){[[エナヴェイション>呪文/あ行/うお~えな#Enervation]]}、&i(){[[ホールド・モンスター>呪文/は行/へ~ほ#Hold-Monster]]};回数無制限―&i(){[[ヘイスト>呪文/は行/へ~ほ#Haste]]} &b(){攻撃系選択能力(DC27)} [[ブレス攻撃>PU/モンスター/ステップ7#breath-attack]](120フィートの直線状、19d6[雷撃])、[[クリティカルの手練れ>PU/モンスター/ステップ7#critical-striker]]、[[防御砕き>PU/モンスター/ステップ7#defense-breaker]];&b(){CMB} +36 ****一般データ &b(){汎用呪文} 3回/日―&i(){[[ディメンジョン・ドア>呪文/た行/ていみ~てん#Dimension-Door]]}、&i(){[[ハリューサナトリ・テレイン>呪文/は行/は~ひいと#Hallucinatory-Terrain]]};回数無制限―&i(){[[インヴィジビリティ>呪文/あ行/いり~いん#Invisibility]]} &b(){【筋】}+12、&b(){【敏】}-2、&b(){【耐】}+8、&b(){【知】}+6、&b(){【判】}+5、&b(){【魅】}+5;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+31、[[〈呪文学〉>技能の詳細#Spellcraft]]+25、[[〈知識:神秘学〉>技能の詳細#Knowledge]]+31、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+25、[[〈飛行〉>技能の詳細#Fly]]+31 &b(){XP} 153,600;秩序にして悪/[[竜>PU/モンスター/ステップ2#dragon]]([[地>PU/モンスター/ステップ3#earth]]) ---- **&aname(pit-fiend)ピット・フィーンド &small(){&link(Pit Fiend){http://paizo.com/pathfinderRPG/prd/unchained/monsters/monsterCreationExamples.html#pit-fiend}}  戦闘と呪文発動の両方に役立つ能力を多様に分散して持つピット・フィーンドは、単純なモンスター作成ルールを持ってしても作成がかなり複雑になる。100%の[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]ではないため、特別なデータの調整を必要とする。  &b(){配役}:このモンスターは[[戦闘員>PU/モンスター/ステップ1#combatant-array]]の配役から多くの値を参照するが、大量の呪文を持ち、それゆえに[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]のヒット・ポイントを持つ。地獄界ヘルの強力な支配者、ピット・フィーンドの最初の能力修正値は+13、+13、+9、+9、+6、+6だ。  &b(){クリーチャー種別}:[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]であるピット・フィーンドは[[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィートを獲得し、頑健セーヴを+20から+22に増加させ、攻撃ボーナスを+30から+32に増加させる。選択調整として、追加で1つ“達人”技能を得る。  &b(){副種別}:[[(デヴィル)>PU/モンスター/ステップ1#devil]]の副種別補正により、[[暗闇を見通す>モンスターの共通ルール#See-in-Darkness]]の感覚、[強酸]と[氷雪]に対する[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]10、[火炎]と毒に対する[[完全耐性>PU/モンスター/ステップ7#immunity]]を得る。さらに、ピット・フィーンドは[[同族招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]]選択能力と[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]100フィートを得る。  &b(){サイズ}:[[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]]なので、ピット・フィーンドは接触ACを22から21に低下させ、立ちすくみACを28から29に増加させる。CMBは+32から+34に、CMDは42から43に増加する。  &b(){呪文}:このモンスターは[[術者>PU/モンスター/ステップ1#spellcaster-array]]であるかのように呪文を得る。加えて、[[回数無制限の魔法>PU/モンスター/ステップ7#at-will-magic]]として&i(){[[グレーター・テレポート>呪文/た行/ていみ~てん#Teleport-Greater]]}と&i(){[[ホールド・モンスター>呪文/は行/へ~ほ#Hold-Monster]]}を使用できる。  &b(){選択能力}:配役から得られる戦闘系選択能力3つから、ピット・フィーンドは[[締めつけ>PU/モンスター/ステップ7#constrict]]、[[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]](組みつき)――組みつきにおけるCMBと組みつき判定に対するCMDにボーナスを得る――、[[ダメージ減少>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]を得る。任意の選択能力1つから、効果8つ(2+ピット・フィーンドのCR20の1/3)を持つ[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]]を得る。これらの利益は潜伏期間を除去、頻度を1/ラウンド(6ラウンド)に変更、能力ダメージを3回増加、治療に2回連続セーヴが必要とした。さらに効果2つにこのモンスター専用のものを考え割り当てる。頻度を1/ラウンド(10ラウンド)に増加、治療に3回連続セーヴが必要とした。古典的なピット・フィーンドに鑑みて、このモンスターは傷を[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]できる。しかしコストを支払っていないため、[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]量はレベルの割に低い。病気の噛みつきもコストなしに取得した。そのため、高レベルの戦闘に合ったものとは言えない。このデヴィルは[[[恐怖]のオーラ>PU/モンスター/ステップ7#fear-aura]]をボーナス選択能力として獲得し、呪文に一切の選択能力を消費していない。しかしこれらの追加はピット・フィーンドのような高レベルの適役には妥当なものだ。[[Bestiaryのピット・フィーンド>デヴィル/ピット・フィーンド]]の悪魔合体は戦闘で使うことはないため、ここでは削除している。  &b(){技能}:クリーチャー種別補正のため、ピット・フィーンドは“達人”技能を1つではなく2つ持つ。  &b(){ダメージ}:ピット・フィーンドの攻撃回数はBestiaryよりも数が減っている。特に、攻撃にインパクトを与えたかったため、翼攻撃は削除した。この配役における肉体攻撃2回のダメージ(66)を2倍にして132、そして25%を加算して165を得る。その後攻撃4回にこれらを分割する。それぞれの爪に48ポイント、噛みつきに42ポイント、尾の打撃に27ポイントのダメージ値を割り当てる。 ***ピット・フィーンド CR/HD20 &small(){Pit Fiend} &b(){イニシアチブ} +9;&b(){[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]} +35([[暗視>モンスターの共通ルール#Darkvision]]60フィート、[[暗闇を見通す>モンスターの共通ルール#See-in-Darkness]]) &b(){オーラ} [[[恐怖]>PU/モンスター/ステップ7#fear-aura]](30フィート、DC20) &b(){サイズ} [[大型>PU/モンスター/ステップ5#large]](10フィート);&b(){移動速度} 40フィート、飛行60フィート(標準);&b(){特殊移動} &i(){[[グレーター・テレポート>呪文/た行/ていみ~てん#Teleport-Greater]]}(回数無制限、自身に加え50ポンドの物体のみ) ****防御 &b(){AC} 38(接触21、立ちすくみ29);&b(){頑健} +22、&b(){反応} +20、&b(){意志} +17;&b(){CMD} 43(対組みつき47);&b(){[[SR>PU/モンスター/ステップ7#spell-resistance]]} 31;&b(){精神集中} +26 &b(){HP} 333;[[再生>PU/モンスター/ステップ7#regeneration]]5([善]武器、[善]呪文);&b(){[[DR>PU/モンスター/ステップ7#damage-reduction]]} 10/善および銀;&b(){完全耐性} [火炎]、[毒];&b(){[[抵抗>PU/モンスター/ステップ7#energy-resistance]]} [強酸]10、[氷雪]10 ****攻撃 &b(){近接} 爪(間合い10フィート)(×2)=+32(2d8+42)、噛みつき(間合い10フィート)=+32(4d6+30、加えて“毒”および“病気”)、尾の打撃(間合い10フィート)=+32(2d8+18、加えて [[戦技強化>PU/モンスター/ステップ7#improved-combat-maneuver]][組みつき]) &b(){攻撃系擬似呪文能力} (DC17+呪文レベル)1/日―呪文高速化&i(){[[ファイアーボール>呪文/は行/ひいる~ふい#Fireball]]}、&i(){[[メテオ・スウォーム>呪文/ま行/みら~#Meteor-Swarm]]};回数無制限―&i(){[[ウォール・オヴ・ファイアー>呪文/あ行/うお~えな#Wall-of-Fire]]}、&i(){[[マス・ホールド・モンスター>呪文/は行/へ~ほ#Hold-Monster-Mass]]} &b(){攻撃系選択能力(DC25)} [[締めつけ>PU/モンスター/ステップ7#constrict]](2d8+60)、[[毒>PU/モンスター/ステップ7#poison]](&i(){種別} 致傷型、&i(){頻度} 1回/ラウンド(10ラウンド間)、&i(){効果} 1d6【耐】ダメージ、&i(){治癒} 3回連続のセーヴ成功)、[[病気>PU/モンスター/ステップ7#disease]](&i(){潜伏期間} 即座、&i(){頻度} 1回/日、&i(){効果} 1d4【筋】ダメージ、&i(){治癒} 2回連続のセーヴ成功);&b(){CMB} +34(組みつき+38) ****一般データ &b(){共通選択能力} [[同胞招来>PU/モンスター/ステップ7#summon-allies]](一般的に[[アイス・デヴィル>デヴィル/アイス・デヴィル]]または[[バーブド・デヴィル>デヴィル/バーブド・デヴィル]]、60%) &b(){【筋】}+13、&b(){【敏】}+9、&b(){【耐】}+13、&b(){【知】}+6、&b(){【判】}+9、&b(){【魅】}+6;[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]+35、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]]+28、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]+28;[[テレパシー>PU/モンスター/ステップ7#telepathy]]100フィート &b(){XP} 307,200;秩序にして悪/[[来訪者>PU/モンスター/ステップ2#outsider]]([[悪>PU/モンスター/ステップ3#evil]]、[[他次元界>PU/モンスター/ステップ3#extraplanar]]、[[秩序>PU/モンスター/ステップ3#law]]、[[デヴィル>PU/モンスター/ステップ3#devil]])

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