※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

小さなてのひら/第2ボタンの誓い(後編)  ◆UcWYhusQhw


ボクはずっとその言葉を聞いていた。
あゆのその怒りの言葉を。
その言葉はボクを奮わせた。

純一は生きて欲しいってそういってくれたのか。
なんで死のうとしたのかよ、ボク。
それは純一を否定するだけだったのか。
最悪じゃん……ボク。

でもボクには生きる勇気なんかできっこない。
誰もいない世界なんて。
そう思ってるのに。

この初対面の少女、沙羅はどうしてこう心に突き刺さる事を言うんだよ。
でもできっこない。
だって怖いんだ、嫌なんだ。その一歩を踏み出すのが。

「私達は生きなきゃいけない。この残酷の世界で怖くても辛くても苦しくてもね。でも決して一人じゃないのよ。そう一人じゃ。
 だって私達は死んでった人達の思いを背負って生きてるから。だから一人じゃない。たとえ辛くなっても大丈夫だよ。
 励ましてくれるから。いつも傍にいて、大切な人達が。
 だからその分、私達は生きて生きて生き抜いていくんだよ! この世界で! だから生きようよ!」

沙羅の叫びが響く。
独りじゃない……でもやっぱり怖いよお。
生きるって重いんだよ。
でも……沙羅の言葉を信じてみたくなった。

でも何か……足りない。

その時ボクは見つけた。

ボクを動かすものを。

それは釘打ち機を出す時落としたもの。

それは学生服の第2ボタン。

なんでそんなもの持ってったんだ?
でもそれをとった瞬間、記憶が蘇る。
あの短い別れの時間。


『ゴホ……蟹……沢。済まないな、最期までいれなくて、代わりに……これ……やるよ』
『嫌だ……そんな事言うなよ!』
『大したもんじゃないけど……俺の代わりに……辛い時に……励ます為に使えよ』


ああ、純一。
なんでこんな事、おぼえていないなんて。
馬鹿……ボク。
そしてどんどん思い出す。
あの時は別れるのが嫌で聞けなかった。
今はよく響く。
純一の最後の言葉を。
優しいあの言葉。


『いいか……ゴホ……生きろ……何があっても……理屈なんかじゃないんだ……生きて進み続ければいい……どんな時でもな……
 辛くなったら……悲しくなったら……休んだっていいんだ……でも生きることを……諦めるなよ……俺は……この島で知ったから
 蟹沢や……つぐみ……みんな……から……どうしても……駄目だったら……それを見ろ……俺はいつも……傍……いるから
 励ますから……だから……安心……しろよ……傍に……いるから……そうして……また歩き続ければ……いいんだ
 だから……生きろ……蟹沢……生きて……生きて……いき続けろ……それが……願……い……だ……』



っあ……あああああ!!!
どうしてあの時しっかり聞いてなかったんだ。
純一は望んだじゃないかよ。
生きることを。
どうしてあの時、うんって答えなかったボクは!

なにやってんだよお……ボクは……ボクはあ!

ボタンを強く握り締める。
強く、強く。
純一に応えるように。

「生きよう! そして帰ろう! 私達は独りじゃないのよ!」
「ほら、このチビ! お前も生きるんだよ! それがあいつらの望みだろう!」

沙羅とあゆの声が響く。
いまなら応えられる。

生きていこう。

大丈夫だ。
勇気はある。
このボタンとともに。

純一、あゆ、沙羅からももらったんだ。
いけるんだ。

諦めちゃ駄目だ。

傍に見ている、純一が。皆が

だから見せつけてやろう。
生き続ける様を。

そうずっと、ずっと永遠に。

ボクは歩き続ける。
生き続ける。

純一ありがとう。
諦めないぞ、ボク。

純一も
何時までも何処までも
大好き。

生きよう

だから

ボクは

そのふたりの手を

握り締めた!

「ボクは……生きる! 進み続けてやる! 諦めるもんかーーーー!!!!!!!」

もう絶対諦めてたるんもんか!

見てろよ、純一!



 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・





私達はやっと蟹沢を立ち直らせる事ができた。
……全く手のかかる子だよ。
今は今後の為の情報交換をやっている。
「……後、警戒すべき人間は、月宮あゆ、坂上智代、倉成武の3人よ。ただし倉成武は病気に犯されて凶行に走ってるだけ。治れば何とかなるはずだわ。そちらは?」
月宮あゆ、か。
まさか警戒すべき人物にあがるとはね。あの満身創痍の奴が。
訳わかんないさね。

そしてこっちが伝えるべきはもっとも憎い奴。
「まず一人は……名前がわかんないけど不思議な剣を使う女。そしてもっとも汚い奴が一ノ瀬ことみ!」
ああ、この名前を告げるだけで腹立たしい。
「そいつは無害な人間を騙し殺戮を繰り返している。今は瑞穂とアセリアという女を騙し行動してるさ」
瑞穂とアセリア。
その名を告げた瞬間、
「嘘……瑞穂達が!?」
「マジかよ……」
二人は驚いていた。

何だふたりとも仲間だったのかい。
って事は信じてもらうことは難しいか。
また仲間を失うのかい。
まあ仕方ないか。信頼してるの私よりあっちの方に違いない。
でも参ったね。
そう思った瞬間
「許さないわね、その一ノ瀬って女。瑞穂達を騙すなんて」
「ああ……一ノ瀬って女、最悪だぜ」
二人は信じられないことをいった。

は?
今なんていった?
「……私を信じるというのかい、アンタ達?」
信じるのか? 私を?
そしたら2人はさも当然のようにこう言いのけた。
「当たり前じゃない、あゆこそ何言ってるんのよ」
「そうだぞ」
「いいのかい白鐘?」
「ええ、短い間だけど、あゆがそんな騙す人間じゃないのはしってる」
「そうだ、ボクもあゆがいなかったならどうなってたか……」

それに、と二人は続け
「「私(ボク)達、仲間じゃない。信じるのが当たり前だよ」」

ああ、何て甘い人間だ。
簡単に信じるって言うか普通?

仲間……か。
必要ない……っていいたいけど。
こいつらならいっか。
少なくても蟹沢の一件以降こいつらを信用してるのは事実だ。
なら……いいか。
やれやれ甘くなったもんだ、本当に。

「そうか、ありがとよ、白鐘、蟹沢」

そうお礼を言った。でも白鐘気に入らなかったらしく
「……そう思うなら、名前で呼んでくれる? もう仲間なんだから」
「ボクも……できればカニって言って欲しい。皆に言われ続けたからさ」

沙羅とカニか。
私がそう呼ぶのか?
いや……あまり……。
そう思い二人のほうを見ると期待している目で見ている。

ああ! もう! わかったよ!
「これでいいのかい! 沙羅! カニ!」
「ええ! それでいいのよ、あゆ」
「おう、そうだぞ」
2人は満足そうに見る。

はあ、まあいいか。
これから……頼むよ。沙羅、カニ。
やれやれだよ


それから私達はカニから脱出に好都合な情報を得た。
盗聴されてる事。これは私以外解っていたが。
山頂に「塔」といわれるものが有るらしい。
なにやら首輪に関係する事らしい。

そしてもう一つ、いま沙羅が頭を悩ましてるもの
『国を裂く事ができる最高の至宝……国を裂く事ができる最高の至宝……至宝?……うーん』
「別に今しなくてもいいんじゃねーの?」
「いや! 探偵事務所の助手としてこれはとかなきゃ! 引っかかってるのよ!」
暗号文とやらだ。なんか集めるとあるらしい。
その3つのうち一つ、国を裂く事ができる最高の至宝が何か気になるらしい。

「国を裂く、国を裂く? 至宝…………?」
沙羅の呟きをBGMにしながら考える。

どうやらわたしはなにも脱出について調べてなかった。
ただ復讐だけ。

でも考えなけれならない。
生きるのなら。
帰るのなら。
少しでも脱出の事を。

その時
「国裂く……国裂き……国崎!?……最高!?」
何か閃いたらしく

「国崎最高ボターーーーーーーーン!!!」

そう叫んだ。

……はあ!?
なんじゃそりゃ!?
ああ遂に
「頭がいっちまったかい……かわいそうに」
「沙羅……」
私とカニは哀れみの視線を沙羅に向ける。
「違!? 違うって!? 本当に有るんだって!?」
「へえ……どんなのかい?」
「ええ……押すとね"イヤッホォォォオゥ国崎最高!!" というのよ」

ふーん
「「……」」
私とカニはもっと哀れんでやった。
馬鹿か。こいつは。
「本当に有るんだって! 本当に」
「ああ! もう解ったから叫ぶな! この糞虫が」
まったく! そんなに必死にならんでも。

う……ん、虫?
確か暗号文の奴って正義を持つ虫だよな。
まさか……いや
こんなトンチなわけがないだろ。
でもさ
「なあ、その虫って蟻じゃないかい?」
そう思い口に出した。
沙羅たちは驚き
「どうしてだよ、あゆ」
「いやさ……アリって漢字で書くと虫に義だろ? ほらそのまんまじゃない」
「おおー」
「そうか……とても簡単の事ね」

いや信じるのかい! 思いっきり小学生のなぞなぞだぞ。
あれ? でもこれなら……ある。
ありを食う魔物、いや動物か。
しかも今は私はそれを持っている。
「これじゃないのかい? オオアリクイのぬいぐるみ、朝倉が持ってたさ」
取り出したるはやたら大きいぬいぐるみ。
そうオオアリクイのぬいぐるみ。
朝倉が持ってたもの。

二人は驚き
「きっとそれじゃねーの!? 違いないぜ!?」
「安易に信じるのはよくないけど、可能性は高いわね」
簡単に信じた。
……お前ら、本当に単純だよ。
なんというか……頭痛くなってきた。

でも。
どうやら……私は脱出に貢献できたみたいだ。
なら、頑張るか。
復讐だけじゃなく脱出の為に。
帰る為に。
生きる為に。




 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




そしてボク達は意見交換が終わり出発する事になった。
目的はこれにきまった。
「一ノ瀬ことみを探す為に西へ。そして山頂に行きましょう」
取り敢えずことみを探す。その中で塔のある山頂に行くことにする。それで決まった。

そしてボク達は出発しようとした。
でもその前にボクは言いたい事があった。
それはここに居ないムカツク奴への言葉。
みんなの分を篭めての言葉。
「あゆ、沙羅。そこで止まっていろよ」

二人を止めボクはその言葉を大声で発しった。
それは

「鷹野ーーーーーーー!!!!! 聞いてるか! テメー! ボク達は絶対脱出してみせる! 純一達の想いをついで! 
 いつまでもそこでのんびりしてられると思ったら大間違いだ! 直ぐにお前の元にいってテメーを倒す! みんなの分までぶん殴ってやる!
 覚悟しとけよ! ボクは絶対生き延びてやる! 諦めるもんか! 首を洗ってまってろ! おらああ!!!!!!」

鷹野への宣戦布告。

もう止まらない。

「ちょっと見つかるでしょ!? そんな大声出して!」
沙羅がボクを焦りなだめた。

あ、そっかこのままじゃ殺し合いに乗った人間に見つかる。
やベー。
「あゆ、沙羅、さっさ行こうぜ!」
「もうちょっと考えて言葉を発しようよ……本当に」
「まったくさね……本当にさ」
「いいじゃねーかよ! たまには!」

そういい僕らは駆け出した。




純一、聞いてるよな?
ボク、純一の遺志を継ぐから。
殺し合いに乗ってる人間を止め全員での脱出。
まずはことみって奴からだ。たこ殴りにはするけど。
だから心配すんなよ? 傍にいるって解るから。
純一の分まで鷹野、殴ってやるからさ。
だから、安心しろ。

それにしてもお前解ってやったのか? 第2ボタン。
あれ本当は好きな女が男からもらうものなんだぞ。
だからボク、嬉しかった、純一からその好意の証であるボタンをもらえて。
まあお前はヘタレだから気付いてないだろうけどさ。

でも嬉しいのには変わりはないからよ。
だって好きだから。
お前の分まで生きてみせる。

だから進むの諦めーねよ。
なあ? 純一?


それに応えるように何故か手に持ったボタンが温かく感じた気がした。
それは不思議な温かかさだった。




【D-6 森/2日目 昼】


【カニと夜叉と空気】

1:一ノ瀬ことみを探す為西へ。
2:山頂に行く。
3:暗号文を解読したい。

【備考】
※純一達の車はホテルの付近に止めてあり、キーは刺さっていません。燃料は軽油で、現在は約三分の二程消費した状態です。
※山頂に首輪・脱出に関する重要な建物が存在する事を確認。参加者に暗示がかけられている事は半信半疑。
※山頂へは行くとしてももう少し戦力が整ってから向かうつもり。
※鷹野を操る黒幕がいると推測しています
※自分達が別々の世界から連れて来られた事に気付きました
※ハクオロが死んだと思ってます
※一ノ瀬ことみ、月宮あゆ、坂上智代、倉成武を警戒。
※アセリアと瑞穂はことみに騙されていると判断しました。
※暗号文で正義を持つ虫を食べた魔物=オオアリクイのヌイグルミ@Kanon と考えてます。
 国を裂く事ができる最高の至宝=国崎最高ボタン と沙羅は思ってますが他の2人は半信半疑。


【蟹沢きぬ@つよきす-Mighty Heart-】
【装備:拡声器、釘撃ち機(10/20)純一の第2ボタン】
【所持品:竜鳴館の血濡れのセーラー服@つよきす-Mighty Heart-、地図、時計、コンパス
     支給品一式x3、麻酔薬入り注射器×2、食料品沢山(刺激物多し)懐中電灯、単二乾電池(×4本)】
【状態:強い決意、左手指先に切り傷、数箇所ほど蜂に刺された形跡、悲しみ】
【思考・行動】
基本:殺し合いに乗ってる人間を止め全員での脱出 、ただし乗っている相手はぶっ潰す。
0:純一の遺志を継ぐ
1:西へ向かう。
2:武を探す
3:ゲームをぶっ潰す。
4:鷹野と川澄舞に対する怒り
5:殺し合いに乗ってる人間を止め全員での脱出


【備考】
※アセリアに対する警戒は小さくなっています
※宣戦布告は「佐藤」ではなく「よっぴー」と叫びました。
※ハクオロはそれなりに信頼。音夢を殺したと思ってます。
※あゆを完全に信頼。
※沙羅を完全に信頼。
※純一の死を有る程度乗り越えました。


【大空寺あゆ@君が望む永遠】
【装備:S&W M10 (6/6) 防弾チョッキ 生理用品、洋服】
【所持品:予備弾丸6発・支給品一式x5 ホテル最上階の客室キー(全室分) ライター 懐中電灯】
      、大型レンチ  オオアリクイのヌイグルミ@Kanon クロスボウ(ボルト残25/30)
     ヘルメット、ツルハシ、昆虫図鑑、スペツナズナイフの柄 虹色の羽根@つよきす-Mighty Heart-】
【状態:生理(軽度)、肋骨左右各1本亀裂骨折、強い意志、左前腕打撲(多少は物も握れるようになってます】
【思考・行動】
行動方針:殺し合いに乗るつもりは無い。しかし、亜沙を殺した一ノ瀬ことみは絶対に逃さない。
0:とりあえず西へ。
1:一ノ瀬ことみを追う
2:二人を殺す為の作戦・手順を練る
3:ことみを警戒
4:沙羅とカニと一緒に行動
5:殺し合いに乗った人間を殺す
6;甘い人間を助けたい
7:川澄舞に対する憎しみ


【備考】
※ことみが人殺しと断定しました。
※ハクオロの事は徐々に信頼しつつあります。多少の罪の意識があります。
※支給品一式はランタンが欠品 。
※生理はそれほど重くありません。ただ無理をすると体調が悪化します。例は発熱、腹痛、体のだるさなど
※きぬを完全に信頼。
※沙羅を完全に信頼。


【白鐘沙羅@フタコイ オルタナティブ 恋と少女とマシンガン】
【装備: ワルサー P99 (15/16)】
【所持品1:フロッピーディスク二枚(中身は下記) ワルサー P99 の予備マガジン5 カンパン30個入り(10/10) 500mlペットボトル4本】
【所持品2:支給品一式×2、ブロッコリー&カリフラワー@ひぐらしのなく頃に祭、空鍋&おたまセット@SHUFFLE! ON THE STAGE、往人の人形】
【所持品3:『バトル・ロワイアル』という題名の本、エスペリアの首輪、映画館にあったメモ、家庭用工具セット、情報を纏めた紙×12、ロープ】
【所持品4:爆弾作成方法を載せたメモ、肥料、缶(中身はガソリン)、信管】
【所持品5:地獄蝶々@つよきす、S&W M36(5/5)】
【状態:疲労大・肋骨にひび・強い決意・若干の血の汚れ・両腕に軽い捻挫】
【思考・行動】
基本行動方針:一人でも多くの人間が助かるように行動する
0:ことみを追う為西へ。
1:土永さんに複雑な想い
2:状況が落ち着いたら、爆弾を作成する
3:状況が落ち着いたら、フロッピーディスクをもう一度調べる
4:首輪を解除できそうな人にフロッピーを渡す
5:情報端末を探す。
6:混乱している人やパニックの人を見つけ次第保護。
7:最終的にはタカノを倒し、殺し合いを止める。 タカノ、というかこのFDを作った奴は絶対に泣かす
8:きぬたちと行動
9:空気って何よ?

【備考】
※国崎最高ボタンについて、暗号文と関わりありと考えてます。
※FDの中身は様々な情報です。ただし、真偽は定かではありません。
※紙に書かれた事以外にも情報があるかもしれません。
※“最後に.txt .exe ”を実行するとその付近のPC全てが爆発します。
※↑に首輪の技術が使われている可能性があります。ただしこれは沙羅の推測です。
※図書館のパソコンにある動画ファイルは不定期配信されます。現在、『開催!!.avi』と『第三視点からの報告』が存在します。
※肥料、ガソリン、信管を組み合わせる事で、爆弾が作れます(威力の程度は、後続の書き手さん任せ)。
※坂上智代マーダー化の原因が土永さんにあることを知りました。
※沙羅が持っていった良美の荷物は地獄蝶々とS&W M36だけです。他の荷物は良美の死体の側に放置しています。
※きぬを完全に信頼。
※あゆを完全に信頼。




 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




ここは鷹野がいる部屋。
そこにあるオペレーターの報告があった。
「鷹野様。桜の樹に少し異変が」
高野はけだるそうにそこへ向く。
折角見てたのを邪魔されたのだ。
少し不機嫌だった。

「……何?」
「……報告します。桜の一部が散りました」
「……は? どういう事?」
鷹野はあまりにも予想外の事で驚いた。
突然一部分がかれたのだ。

取り敢えず考えられることを言ってみた
「朝倉純一の死に影響したの?」
「いえ……それよりももっと後です。何かの物に反応したように散ったんです」
「何かに反応? ……解せないわ。朝倉純一が何かを残したとでも言うの?」
「いえ……そこまでは」
「まあいいわ。制限に影響はないのね?」
「はい。それは大丈夫です」
「なら、もういいわ」

鷹野はオペレータを下がらせて思考に没頭し始めた
(なにか……すこしずつ狂ってるわね……でもこれくらいは大丈夫……桜は参加者がいけない場所に有るんだし)

しかし思考の途中で割り込む大声が一つ

「鷹野ーーーーーーー!!!!! 聞いてるか! テメー! ボク達は絶対脱出してみせる! 純一達の想いをついで! 
 いつまでもそこでのんびりしてられると思ったら大間違いだ! 直ぐにお前の元にいってテメーを倒す! みんなの分までぶん殴ってやる!
 覚悟しとけよ! ボクは絶対生き延びてやる! 諦めるもんか! 首を洗ってまってろ! おらああ!!!!!!」

それはきぬの宣戦布告。
それを聴いた瞬間
「……っ!? この甲殻類!」
頭に血が上り何も考えれなくなってしまった。
だが直ぐに冷静に、そしてあざ笑うように
「ふふ……いいわ。来れるのならかかってきなさい……もっとも貴方の場合辿り着く前に死んでしまうと思うけど……ふふふはははは!!!!」
そう告げた。
そして残るのは
「はははははは!!!!!!!」
鷹野の嘲笑のみ。

【残り13人】


198:小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編) 投下順に読む 199:第六回定時放送
198:小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編) 時系列順に読む 199:第六回定時放送
198:小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編) 大空寺あゆ 202:私たちに翼はない(Ⅰ)
198:小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編) 蟹沢きぬ 202:私たちに翼はない(Ⅰ)
198:小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編) 白鐘沙羅 202:私たちに翼はない(Ⅰ)
198:小さなてのひら/第2ボタンの誓い(前編) 鷹野三四 199:第六回定時放送






| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー