精神コマンド
◆カテゴリー:システム用語◆
- スパロボの代表的なシステムで、第二次スーパーロボット大戦で採用されてから今日に至るまでに、数々の新規精神コマンドの実装と、様々な効果修正が行なわれている。
当スパロボTRPGシステム(以下:当システム)も原作と同様、シリーズを重ねる度に新規精神コマンドの導入や、既存精神コマンドの修正が行なわれてきた。中にはゲームバランスの兼ね合いにより、廃止されるものも多く存在する。
尚、当システムの精神コマンドは、原作(特にスーパーロボット大戦Fおよびスーパーロボット大戦F完結編)を基にしたラインナップから成り立っている。
本記事では、当システムの精神コマンドの移り変わりを、シリーズの経過に沿って紹介する。
スパロボTRPG版精神コマンドの歴史
- 第一部
本作品での精神コマンドの取得方法はロール&チョイス方式を採用していた。
チョイス方式の場合、奇跡、魂、復活、夢、覚醒の精神コマンドが選択できない代わりに、自分の好きな精神コマンドを6種まで設定できた。逆にロール方式の場合には完全ランダムである代わりに、上記の強力な精神コマンドを引き当てる可能性がある。
当時のPLの中で誰1人として、チョイス方式を選択しなかった事は、想像にた易い事だろう。
当時採用されていた精神コマンドは、その全てがスーパーロボット大戦Fおよびスーパーロボット大戦F完結編に存在していたものであり、効果も原作のものをそのまま採用していた様だ。
- 第二部
本作品から早々とロール&チョイス方式が廃止される事になり、それ以後、多少の差はあれど、精神コマンドの取得方法については一貫して選択方式が採用され続けている。
第二部になって新規追加された精神コマンドは特殊なものを除いて特にない(はずである 要出典)。
また、廃止された精神コマンドも存在しない。
- 第三部
本作品から新規導入したオリジナル精神コマンドは、止め、逆境、猛撃、決死、憤怒、絆(原作にあるものとは別物)。
スーパーロボット大戦αなどから、奇襲、捨て身が導入された。
廃止された精神コマンドは奇跡、復活、夢となっている。
- 第四部
本作品から精神コマンドはCOST制選択方式に切り替わり、以後現在に至るまで、本システムをベースに運用されている。
本作品から「簡易精神コマンド」と「NPC専用精神コマンド」、「セリフ精神コマンド限定精神コマンド」が導入された。詳しくは後述項目より参照下さい。
本作品から新規導入したオリジナル精神コマンドは、先読み、追撃。「NPC専用精神コマンド」に愛嬌、捕縛、鹵獲、超加速。「セリフ精神コマンド限定精神コマンド」として、頑強、極致、強襲らが導入され、
スーパーロボット大戦IMPACTなどから、感応、不屈、鼓舞(効果は大激励)、戦慄、突撃が導入された。
廃止された精神コマンドは努力、幸運、憤怒、絆になっている。
また、第四部では、小隊システムを導入した経緯により、精神コマンド効果と消費SPの全体的な見直しが行なわれた。
- 第五部
本作品から「ヒーローポテンシャル」システムが導入されると共に、セリフ精神コマンドが廃止される事になった。
第五部から新規導入されたオリジナル精神コマンドは、直撃、遮断、威圧(原作の効果とは別物)となっている。
また、第四部では「セリフ精神コマンド限定精神コマンド」となっていた不屈についても、正式に「通常精神コマンド」入りを果たす事になる。
廃止された精神コマンドは、補給で、魂、奇襲、捨て身、決死については、「ヒーローポテンシャル専用精神コマンド」とした位置付けに変更された。
小隊システムが第五部から早々に廃止してしまった為に、本作品でも効果と消費SPの見直しが行なわれている。
- 第六部
基本的には、第五部を払拭した形になっている。新規導入、効果修正された精神コマンドは存在しないが、本作品から「簡易精神コマンド」自体が廃止になった為、それに該当する直感、我慢、疾走、沸騰が事実上廃止扱いになった。
- 第七部(スパロボ7)
本作品から第五部より廃止されていたセリフ精神コマンドが、一部ルールに制限を受けた形で再実装される。
新規導入される精神コマンドとしては、第四部で「セリフ精神コマンド限定精神コマンド」に該当していた突撃である。
廃止される精神コマンドは今のところはない様で、効果修正を受ける精神コマンドも今のところは偵察のみとなる。
精神コマンドの種類
- 通常精神コマンド
PCであれば誰でも取得が可能な精神コマンドで、第四部からはその全てにCOSTが1〜5まで設定される様になった。
この記事で言う「廃止扱いになった精神コマンド」とは、「通常精神コマンド」や「簡易精神コマンド」などの様に、取得または使用の制限がない精神コマンドを、通常の手段では、利用できなくなる事を意味する。尚、廃止された精神コマンドでも「イベント限定精神コマンド」として利用される場合がある。
- 番外精神コマンド
「通常精神コマンド」以外に該当する精神コマンドの総称。
「番外精神コマンド」は、現行システムの最新版である「スパロボTRPGver7.0」を基に設定されている。(10'4/14現在)
・NPC専用精神コマンド
NPCキャラでしか取得ができない精神コマンド。「通常精神コマンド」と同様にCOSTが1〜5まで設定されている。
「通常精神コマンド」と比べると、特殊なものや、強力なものが多い傾向にある。
PCでは取得できない精神コマンドであるが、セリフ精神コマンドとしては挑戦できる。
・簡易精神コマンド
第四部〜第五部までは「番外精神コマンド」に該当されていない精神コマンドだったが、現在ではそのシステム自体廃止扱いになっている。
基本的には精神コマンドの取得枠や取得レベルに関係なく、誰でも、どんなタイミングでも利用可能な精神コマンドであった。
消費SPと効果は全体的に控えめに設定されており、キャンペーン序盤には特に重宝されていた様だ。
該当精神コマンドは、直感、我慢、疾走、沸騰の4種類が存在していた。
・セリフ精神コマンド限定精神コマンド
その名の通り、セリフ精神コマンドでしか使用を認められていない精神コマンドで、第三部〜第四部に存在していた。
スパロボ7でセリフ精神コマンドが復活してからは、「ヒーローポテンシャル専用精神コマンド」にその概念が置き換わっている。
・ヒーローポテンシャル専用精神コマンド
第五部〜スパロボ7、言うなればヒーローポテンシャルが存在するシリーズになってから導入された分類である。
文字通りヒーローポテンシャルでしか取得できない精神コマンドで、「NPC専用精神コマンド」以上に強力なものが揃っている。
また、条件はどれも厳しいが、「ヒーローポテンシャル専用精神コマンド」をセリフ精神コマンド」として挑戦する事も可能である。
ヒーローポテンシャルについては、専用の記事を参照下さい。
・イベント限定精神コマンド
色々な経緯で廃止された精神コマンド等がこれに当たる。
GMが演出目的で発動させる精神コマンドで、PC側が任意で発動させる事はできない。
シリーズ別利用可能精神コマンドリスト
- 第一部精神コマンド
- 第二部精神コマンド
- 第三部精神コマンド
- 第四部精神コマンド
- 第五部精神コマンド
- 第六部精神コマンド
- 第七部精神コマンド