許可を受けずに労働者供給事業を行ったとして、県警組織犯罪対策課などは26日、大分市高城新町、山口組系暴力団組長で建設会社社長、石川洋一郎(48)=強要未遂罪で服役中=と同市花高松1、無職で同組幹部、岩崎政美(37)の両容疑者を職業安定法違反(労働者供給事業の禁止)の疑いで逮捕した。2人は容疑を否認しているという。
容疑は、共謀して08年4~7月、厚労省による労働者供給の許可を受けずに、同市内の建設会社2社に労働者数人を赴かせ、延べ250回、建設現場などで働かせたとされる。建設会社から支払われる賃金の一部を引き抜き、約100万円の利益を上げていたとみられる。
毎日新聞 2009年5月27日 地方版