SH2プロット分析 By DA DOOD 第7章
ストーリー分析
このセクションで、あなたは個々のメタファー(隠喩*)の断片の全てと、各々全てへの細かな参照箇所を見つけるでしょう。 ここはゲームそのものの流れに沿っての分析の場所です。
私は５０以上の覚え書きを挙げるつもりです、そして、それらはサイレントヒルをプレイし、詳しく調べながら作ったのもです。 イベントの順番はゲームのものと同じです。
(内容の補完等の目的で追加したものについては、括弧で囲み*を付加しています。*）
(セリフ・メモなど日本語字幕に忠実ではありません。この分析に適切だと思われる方を選択しています。*）
(注意：「；）」＝ウインク・スマイリー Wink Smiley≠「；；」*)
０１．ジェイムスの鏡像
ゲームで見られるアニメシーンの最初の１フレームからスタートしよう。
ジェームスは答えを探す冒険をもう既にスタートしている。
鏡は複製されたもの、もしくは、二重性を示すサインだ
（それは過去の彼の行為から彼を逃避させるために創られた、ジェイムスの新しい、そして偽りの人格を表現している）、
しかしそれはまた疑念と自己分析を示すサインとも見ることができる。
ジェイムスは開始直後から、いったい何が起こっているのか確信を持てないでいる。
０２．メアリーの手紙
"あいまいな眠りの中で 夢見るのはあの町 サイレントヒル
いつかまた 二人で行こうと 約束しておきながら
私のせいでかなわなかった 私は一人でそこにいる
あの思い出の場所で あなたを待っている"
気味が悪い、でしょ？
あなたが死んだ自分の妻から手紙を受け取ったと想像してみてほしい。
これがジェイムスが自分の正気を問い始めた最初のところだ:
"死んだ人間から手紙が来るわけがない"
ここで分析されるものは何か？
そう、ジェイムスは彼が死んだ妻を捜すためにサイレントヒルにいると考える。それだけだ。
しかし彼はサイレントヒルに、自分つけているマスクを外すためにいる、それは自分が殺人犯であるといる事実を隠すためのものである、浅はかで自己本位な行為であった。
彼の妻との関係の(そして、'特別な場所'として公園について触れる)短いイントロの後で、あなたは再び彼を操作できる。
あなたはマップを手に握り、トルーカ湖に進路を取る。
０３．墓地での会話
アンジェラとの最初の出会いで、あなたはサイレントヒルへと向かった理由を話す。
彼女は安全でないとあなたに警告する。
それから彼女は、彼女が自分の母親を探している、そして自分の父親、兄弟も行方不明であると触れる。
彼女の会話中彼女は度々「ご免なさい」と言うことに気づいてほしい、それは事実上彼女はのんびり屋で消極的であることを表している。 あなたは彼女が何かおかしいとわかる。
０４．モンスターの影
ジェイムスは初めて通りへと行き着き、誰かが向こうへと歩いていくのを見る。
彼はそれを追っていこうと決める。
このモンスターがメアリーの大病の表現したもので、ジェームスに対しての罠だと知れば、あなたは彼とそのこととの接点の最初のサインを見ることがきるかもしれない。
０５．ラジオの電波障害
ついにゲームで最初のモンスターに出くわす場面で、あなたは最初の武器と奇妙なラジオを手に入れる、 それはどこに合わせようが下のような変なノイズしか出さないものだ。
あなたは不明瞭に色々ペラペラとしゃべっているメアリーの声を聴く事ができる。
それらの中で、部分的に抜け落ちる箇所はあるが、あなたはそれを理解することができる、
「ジェイムス、私はここにいる」、
「あなたを待っている」、
そしてそれらで最も重要なところ、
「なぜあなたは私を殺したの？」。
これはメアリーがまったく死にたくなかったという最初のサインだ−−そして、勿論、それはジェームスが実際は彼女を殺したというサインだ。
すばらしいのは２度目のプレイでは、それらがあなたにその部分を理解させることが、いかに容易なものであるかということだ−−しかし最初のものでは絶対に無理だ。
ウッドサイド アパート
０６．マネキンの服
あなたは最初にアパートのビルに入り、次に明かりのついた部屋が目に留まる、ここではゲームの最初のはっきりとした性的/浅はかさへの参照となるものがある：
マネキンモデルはジェイムスの死んだ妻の服を着ていて、フラッシュライトを携えているのだ。
マネキンには頭がない、それは我々を明らかな女性オブジェクトへの参照へと駆り立てる。
胴体に頭部がないということは心のない人間という意味である。
そのすぐ後で、最初の実際のマネキンモンスターにばったりと出会う（女性の脚に女性の脚を加えてくっ付けたもの）。
それは、勿論、生きている性的な抑圧だ：
ジェイムスはその"人間"か"生き物"を２対の脚として見ている。
０７．最初のメモ
上と同じ部屋にて。 我々がゲームで得られる最初のメモ（死体のところにあるメモは数に入れていない、それは単なるサバイバルTipsにすぎない）は物語(plot*)と関連性のある最初のものだ。
私は言わねばならない、私はその部屋でいつもとてもびくびくしていたので、そのメモに最近まで一度も気付かなかった。
そのメモは" 幸福な二人になるために "というタイトルが付けられている。
それらのTipsのうち１つは、
"他の女性には決して振り向かないこと"
とあり、ジェイムスにマリアから離れていろというはっきりとしたヒントだ、何故なら彼は決して彼女を独りにさせることが出来ないだろうから。
これは、同様に、彼が愛するもの/彼を愛する者を彼は決して見捨てるべきでないと、ジェイムスに警鐘を鳴らす意図がある。
問題は： このメモはあなたが幾つかのエンディングをもってゲームをクリアするに従って変化するということだ。
私はそのうち仮定の大部分をほのめかすものを選んだ。
ゲーム的には、これは単純にどうやって１つのエンディングに至るかにおいてのヒントである。
０８．ローラ、最初の遭遇
次はガキっぽいちっこい少女だ。馬鹿か、私は言ってやる。
ここにローラのありえない状況を暴く最初のサインがある：
彼女はジェイムスの鍵を理由も無しに蹴る。
それはまるで彼女がもう既に彼のことを知っているかようだ（まあ、そうなのだが、それは結局のところ、彼女がメアリーの半分のうちの１つであるからだ）。
それだけでなく、彼女は嘲笑ってさえいる（"Ha-Ha!"）、まるで彼女が本当にそうしたい、彼女が自分が何をやっているのかちゃんとわかっているかのようである。
彼女は彼の探求が失敗に終わることを彼に望んでいる。
これはこの物語において彼女(が存在すること*)の意味(/目的*)である。
これが、あなたが実際にキャラクター分析とキャラクターの行動を関連付けるかもしれない最初の機会だ。
０９．三角頭初めて現る
あなたは初めて死の燃えるような赤の三角頭を見る。
これはジェイムスが彼の罪の責任、そして彼の死刑執行人の正体に対して初めて対処するのを意図させる。
三角頭がじっと立っていることに注目して欲しい、そしてもしあなたが彼を直接見ているなら、あなたもじっと立っているべきだ、そうすれば、それは丁度でかいリアルタイムの鏡の様になる。
それは彼の真の人格と思い切って向かい合う最初の機会となる−−真の人格、それは彼の殺人犯としての/浅はかな面。
彼らが監獄の鉄格子に似たもので隔てられていることにも注目して欲しい。
１０．三角頭のレイプシーン
三角頭からの最初のレイプシーンは、ジェームスに彼の真の本性を示すという意味がある。
もし我々の相棒、三角頭がジェイムスを表現していて、さらに▲がモンスター（はっきりした性的な意味を同様に持っているもの）をレイプしているなら、我々はこう仮定できる、理論上、彼の行為に基づくと、ジェイムスは女の人をレイプする男とほとんど変わりがない、と。
さて、まったくもって明らかだ、▲はマネキンをレイプしている、それは少し前メアリーとして服を着せられたその仲間のうちの１つだ。
三角頭がモンスターをレイプするのを見てジェイムスの精神はとても混乱させられる。
１１．ウォルター・サリバン
階下の生ゴミを確かめるとき、あなたはこの男の真相を知るだろう。
ウォルター・サリバン、彼は２人の人間を殺害し逮捕された。
さて、この男は赤い悪魔を見たと主張している、スプーンで自殺するほんのちょっと前である。
これより、あなたは２つの事のうちどちらか１つを仮定できるかもしれない：
１−彼は三角頭を見た、そして、自身が罪が犯したことで追い回されることに本当に耐らえられなかった．．．そして自殺した；
２−又は、この赤い悪魔は三角頭ではなかった、そして自身が罪を犯したことで追い回されることに本当に耐らえられなかった．．．同上(自殺した*)。
ここで変化している項目は三角頭が彼のことで姿を現したかどうか、というところだ。
しかし私は、彼の行動はここではとても重要なことであったと信じている、ウォルターはジェイムス（殺人犯）とアンジェラ（自殺する者)との混合ようなものであるからだ。
なお、サイレントヒル４は、いわゆる"赤い悪魔"はストーリーの一部であって、ＳＨ２のものではないことをもう既にほのめかしている。
（「追い回される」：１は"三角頭によって"追い回される、２は"警察等によって"、尋問又は喚問のため、追い回されるの意味です。*）
１２．ゲロを吐くエディ
あなたはエディを見つける、そしてそのすぐ後に、彼は殺人の罪は無いと主張する−− 彼のジェイムスとの初めての繋がりだ。
彼は明らかにその男を台所で殺して丁度それに対処していた。つまり、否定していた。
我々は彼について何も知ることができない、彼には吐く食べ物が沢山のあるということを除いて。
彼はサイレントヒルの者ではない、丁度ジェイムスと同じだ。
分析するのはこの発言だ：
"エディもか・・・・・・何か用があって ここに？"。
文中のその罪の意識に気付いて欲しい。
あなたがゲームを終えた後、明らかになるのは、彼らは両方とも処罰される必要があった、そして、そのために街へ"招かれた"ということだ。
１３．リゾート・メモ
ここに、自分の余生のために偽りの人格を創れば、ジェイムスがどんな結末を迎えるか、ということに少し参照するものがある。
サイレントヒル プロモーションメモで、こんなふうにやっているフレーズがある：
"最高に思い出深いものになることを願っております"。
まぬけな編集者ロジャー。：）
彼(ロジャー*)はことの全てを予言した、そして、それを知りさえしない（これは誇張した表現です！まじめに取らないように）。
そのビラはサイレントヒルでの観光案内書であった、レイクビューホテルか湖であなたの時間を過ごす、みたいな感じのものだ。
もしあなたがそれらの情報を組み合わせるなら、あなたはゲームの最終エリアとわかるだろう：
そこはホテル、ただしジェイムスの想い出の中のものだ。
１４．三角頭との戦い＃１
▲による更にもう１つのレイプシーンと共に、ゲームでの最初のボスバトルが始まる。
それは挿入というよりむしろほぼオーラルセックスのように思える、しかしそれは、勿論、同じ冷酷な行為だ。
その後、彼と戦うことになる。
彼はある巨大な大鉈を持っていて、それは後々迷宮セクションにてとても重要な分析アイテムとなろう。
しばしの後、すごい"サイレン"音が三角頭を呼ぶ−−この音は最も議論されているものであり、ＳＨ１以降全てのシリーズにおいて神秘的なものとなっている。
私のサイレンの見解は、このゲーム(SH2*)では、単に邪悪を示すものだ、それはジェイムスが三角頭と同類であることを示す．．．三角頭がそれを聞くとき、彼はその方向へ行くものであり； ジェイムスはそれほど激しくない版のサイレンを歴史資料館で聞いて（ボート）、同じくそこを目指す。
それはジェイムスと三角頭をもう一度結びつけるために使われている。
サイレントヒル通り
１５．塀の上のローラ
その変な少女はますます変になって戻ってくる。
彼女は"もしかしたら自分が鍵を蹴ったかも"とやってくる、それはジェイムスを笑わせたくてのことだ。
彼女はよりいっそう非現実に振舞う：なぜ彼女が街にいるのかジェイムスが彼女に理由を尋ねると、彼女はただこう答える、
「はぁ？見てわかんないの？」
彼女は彼が物語での彼女の目的について知っていると考えているが、彼は知らないのだ。
あなたが、彼女は実在していない、そして、メアリーの一部である、と容易に言えるようになれば、クライマックスは今すぐやってくる ：(そのヒントとして*) どこからともなく、彼女は次のようにまさに"言い放つ"：
「メアリー愛してなかったじゃない」
これはきっと、ローラはサイレントヒルにジェイムスを嫌うためにいる、とほのめかしているに違いない。
１６．公園のマリア
それで、ジェイムスは彼らのいわゆる'特別な場所'へと到着する。
これはこの分析で最も論争の的になる項目の１つだ：
ジェイムスは彼の人生最愛の人と考える人間から１通の手紙を受け取った。
彼はマリアを見つける、彼女は彼がずっと愛した人であるとわかる。
それで必然的に, あなたはこう言うことができるかもしれない、その手紙は(彼がずっと持っている方) は最初からマリアからであった、と。
しかし、(なんと彼が*)最初にすべきことはそれじゃない： ジェイムスはこの女の人を見る、マリアとまったく同じ姿で、「ただ服装や髪の色は違う」。
これはあなたが、ジェイムスはなんて浅はかなんだろう、と気付くところだ。
彼はこの女の人をふしだらな服装をして変わった色に髪を染めたホットな娘として心に想い描いている。
これは彼が最初に見たときだけ気付くものではない(今回に限って、マリアとメアリーの違いを外見で判断したわけではない*)．．．彼は後もずっと続いてその考えでやっていく。
彼らの会話で少し分析することがある。
"私は幽霊なんかじゃない"、とマリアが言う。
その女の人は完全に新しい人格をもってやってくる、人格というのはジェイムスがメアリーが持っていることを最初から望んでいたものだ。 そして彼女は目の前にいる。
その幽霊発言というのは、つまり、彼女(マリア*)は実在していると彼に信じさせるために、彼は彼女を持てるのだ、と信じるようマリアがジェイムスをそそのかしているのだ。
彼女(メアリー*)のような女の人(マリア*） − 彼女(マリア*)のような − "め・あ・りー" − は存在するかもしれない、と彼に信じさせるためだ。 それとも、ありえるかも？
さて、事態はおかしくなり始めた。
あなたがまさに発とうとすると、マリアはあなたを止めて、彼女を見捨てることであなたを責める。
これはいきなりジェイムスを真実へと導いている−−それはマリアがサイレントヒルにいる理由のひとつだ。
さて、彼女は彼と一緒に行かせてくれるよう彼に頼んでいる．．．彼女が利用する言い分は？
何とも浅はかなことに、それ(言い分*)は成り立つ：
「メアリーに似ているんでしょ？」．．．うむ、さすがジェイムスだ。
「それとも嫌いだった？」、 これはさらに真実を予言 している。
ジェイムスはだまされるであろう、なぜならマリアは彼が思うほど完璧じゃない。
１７．彼女を守れ
さて、マリアは彼の妻を表現したもののはずでなかったろうか？
そういうわけで、今回通しで、マリアをどのように守るか、という観点で見るあなたの行動の在り方は、あなたの運命を 左右することとなる。
あなたは通り(streets*)で彼女を守らなくてはならない。
もしあなたが彼女と離れないようにして、絶えず彼女を守るものなら、そのゲームの結末は Maria、そしてまさにメアリーのように生きることで彼女がどう呪われるかに焦点を合わせるものとなる。
１８．ボウリング場での奇妙なこと
ジェイムスはローラとエディの会話を聞く。
ローラはサイレントヒルの創造物であると知っていると、彼女がエディから見えていることは完璧に理解できることだ、彼女の人格は同様にエディのジレンマの部分でもあるからである（彼女は彼に悪態をつき、彼を嘲笑する）。
同様に、彼女がありえない立場であることを証明するもうひとつのことは、彼女が彼に尋ねるこういう質問である： "で、どうしてここに？"。
彼女は街のことを知っているのだ。
("で、どうしてここに？"：ローラ「で、何やったの?」を指しています。つまり彼がサイレントヒルにいる＝何か悪いことをしたから、という街の"性質"を知っているという意味です。その後にも ローラ「強盗 殺人？」と続きます。*)
さて、我々はこう仮定出来るかもしれない、その聞いた会話の全てはジェイムスの潜在意識に他ならない、と。
しかし、そうはしないでおこう、多分それは安っぽい思い付きなのであろう。
私は彼女は本当にエディに話しかけていたと信じている、しかしそれをもって彼女が実在するとは言えない。 彼女がサイレントヒルに実在するというのは、サイレントヒルへと呼ばれる者にとっては、ということだ。
その会話の奇妙な部分に焦点を合わせてみよう。
エディはローラにもうメアリーを見つけたかどうか尋ねる。
それで、ここで我々はローラは真実を知っている半分ではないということを発見する(彼女はジェイムスがメア リーを殺したことを知らない）。
真実を知っている方（そして、ジェイムスにそれを見せるべき方)はマリアだ。
してやったり。
ローラはサイレントヒルに彼女としての制限を受けた状態でいる、それはジェイムスを嘲笑って、彼は良い、愛すべき夫ではなかったと彼に悟らせることである。
彼女はまたメアリーを探している、なぜなら、サイレントヒルに、彼女は目的と記憶を持つ"実在する"小さな少女として命を獲得しているからだ（少なくとも肉体的には）−−その記憶は偽りの記憶で、ジェイムスがそれについて考えるために創られたものだ。
彼女はメアリーを見つけようと努めている、なぜなら、それは彼女の街での純真な欲求であるからだ：彼女は彼女がメアリーの半分であるとは知らない．．．彼女はただただジェイムスは彼女(メアリー*）をひどく扱った、そして良い人間ではなかったということを知っている。
彼女は彼が彼女を殺したことは知らない、彼女はまさに一人の純真な子供にすぎないのだ。
ローラはサイレントヒルに創造され、そして命を与えられた。
彼女はメアリーを探したいと望むのは、街が彼女をそう導いているということではなくて、必然的に彼女に含まれるメアリーに関するそれらの記憶が絶えず彼女の心に干渉し、彼女は末期の外来席(*)でメアリーという名の女の人に実際に会ったのだと本気で思わせている（それらは全く不条理なことだ）。
街は彼女にジェイムスは卑劣な夫であるといういくつかの証拠を与えた、そして彼女はそれらの証拠を、彼女は実際にメアリーに会ったという彼女の主張を後押しするために使って終わりを迎えた。
いつも真実はローラでなく、マリアの手に握られていたことを覚えておいて欲しい。
ローラはあなたが真実を見つけるのを何気に助ける。
彼女はあなたの人生に干渉して、あなたに悪口を言うために創られた。
１９．ヘブンズ ナイト
「君のママは仕事で何してるの？」、Kゴードンはマリアの息子に尋ねた。
「彼女はナイトクラブのストリッパーさ！」。
さて、それは妄想しすぎる男の夢の成せる業なのではないか、どうだろう？
いつジェイムスは大勢の男の前で服を脱ぐ女を欲しがるだろう？ (ジェイムスは間違いなくそんな女が欲しいと心で思っている*)
我々は彼のことを知らないが、それは、彼がナイトクラブで触れたい完璧な女なわけで、まさに浅はかな妄想だ。
マリアはジェイムスによる完璧な女の根本的要素だ。
それはメアリーが一度もそれほどに重きを置かなかった戯れの面だ。
マリアはジェイムスとまさに楽しみたがっている女だ。
ヘブンズナイトは、マリアはジェイムスの現実となった性的妄想である、という最大のしるしなのである。
ブルックヘブン病院
我々はローラを追ってブルックヘブン病院に到着する。
彼女は、メアリーはそこにいるといういくつかの証拠を持っている、それで彼女はそこに自分から入る。
それは彼女の最初の何気ないジェイムスへの助けである。
２０．Ｓ３にて休むマリア
ジェイムスがＳ３号室についたとき、マリアはしばらく休ませてくれるよう彼に頼む。
あなたは彼女が病気であるという兆候を与え始めるのを見てとることができる、そしてそのことは我々に、
ジェイムスは完璧なメアリーを決して持つことはない、といやでも確信させられる。
彼女の頭痛の理由に気付くのは面白いことだ：「多分、二日酔いのせいだけどね」。
彼女は彼女の人格にあまりにのめりこみすぎだ：）。
２１．屋上の日記
どうしたらこんなに早く夜がやってくるのだろうか？
まぁともあれ、ジェイムスは屋上でこの日記を見る。
ここで、彼の利己的ルーツは悩まされる： 幾つかの痛々しい言葉を拾いつつ、我々は読む、
「戦わずして逃げることはそんなにも罪なのだろうか？」 、
つまりこういうことだ：
ジェイムスはメアリーを世話するのにギブアップした(上*)、そして/又は 彼は彼自身の人生を終わらせることを考えている(下*)；
「自己本位かもしれない、しかしそれは私が望むことだ」。
なんの説明も必要ない。
これはゲームを通して最も強烈な自殺テーマイベントの１つだ。
それはまたアンジェラの理由においては逆説をたどる：彼女のケースでは、逃げることは自己本位なことではない。
それは賢明なことだ。あなたには理由がわかるだろう。
２２．ジェイムス、ローラを見つける．．．
．．．なにかの人形で遊んでいる、それは彼女の無垢な面に焦点を合わせている。
これは、彼女はどんなモンスターも決して見ることはなかった、ということを我々が学ぶ最初の機会だ（どうして私は見なければ？）。
それは彼女がメアリーの純真で罪の無い側だからである、そして、彼が彼女(メアリー*)をひどく扱ったということをジェイムスに本当に知ってもらいたいのだ。
注意して欲しい、毎回ローラは彼はひどい夫であると言いたくて、彼女はまさにそれを言うのだ。
彼女は自分の思考の中で発想したセリフはまったく持っていない（ありえない本質）、議論の余地はない。
それは、彼女の存在意義はなんて"ロボット的"なもののようであろうか、ということだ。
また、彼女は「言わないと どなる？」と言って、 彼の古い人格を彼に思い出させようとしている。
２３．閉じ込められたジェイムス
ローラはまた彼を別の罠にはめる。
メアリーの手紙を探しに行くと言い張って、彼女はジェイムスを部屋へと導く、そして、彼をそこに閉じ込める。
それだけでなく、かれは３体のモンスターを前にする、それは檻の中にいるように見える、そして、
釣り下がる ．．．
それはメアリーの死の問題へと我々を駆り立てる（彼女は死んだ、そして、疾病状態へと捕らえられた、対してジェイムスはかまうことを完全に避ける）。
２４．"異界側"のサイレントヒル
多くの人はジェイムスがサイレントヒルの異界側へ２度訪ねると信じている（病院の中、そして、ホテル）。
私は多分それと意見を異にしなければならないであろう。
私はホテルのパートを後に説明するつもりであるが、少しここでそれについて語るとしよう、この異界側のサイレントヒルはあなたの正規の異界側である、それは丁度サイレントヒル１と３のもののようにだ。
これはジェイムスの心によって創りだされたものではなかった。
ハリーやヘザーがこの異界のサイレントヒルに生きているのと同じくらいのもので、それは彼らの心から来たものではない。
それらはサイレントヒル１のイベントの名残だ−−なぜか？
それはものすごい量の分析となって出るだろうが、この物語が焦点を合わせていることに対してはそれは重要ではない。
もしあなたがそのことに対して何かの意見をもっているなら、私にＥメールを送ってくれると良いです、それについて話し合いましょう。；）
２５．地下のマリア
マリアはまたもやメアリーのように演じ始める。
彼女は脆く、恐れおののいて、自分を見捨てたことに対してジェイムスに再び声を上げて叫ぶ(ほぼ公園でのことのように、ただ、今回は、彼女は手荒い）。
彼女はまたジェイムスの別の自己についての問題を、「見捨てないでよ」や「あなたは私を世話するはずでしょ」、と言ってほのめかす。
それ以外に、マリアもまたローラを探さねばならないと感じる（彼女(ローラ*)を知りもしないくせに、ただ付け加える．．．それは彼女達の繋がりを証明している）。
それは簡単なことだ、私の見解では：
自分にはジェイムスに真実を見出させることが出来ない、ということをマリアは既にわかっている。
彼女がサイレントヒルにいる主な目的は何か？
あなたのポケット分析を確認して欲しい。
彼女はいつもジェイムスに真実を語ろうとしている、しかし、彼にそれを見出させることができないでいる。
それで彼女は何を計画するか？
彼女はローラに従うよう望んでいる、彼女(ローラ*)が彼女(マリア*)をそのことで助けてくれるかもしれないからである。
彼女は、ローラにはメアリーを殺したことをジェイムスに思い出させる純真な方法を見つけるかもしれない、と感じている．．．(そして実際に*)それは起こることである、我々がローラに続いて病院、それからホテルへと行くことになるからだ−−それらは物語(plot*)中で２つの最も重要な場所である。
勿論、ローラを気にするかどうかはマリア次第である．．．彼女達は同じとんでもない人間だ。
しかし、それがうまくいかなかったとしても、マリアはもう既に代替案を持っていた。
ヒント：
あなたはなが〜い廊下にまさに着こうとしている。
彼女はふしだらになり、そして彼に彼の真の欲望を見せることによって、彼に真実を示そうとした．．．しかし 彼がメアリーを殺害したことを彼に示そうとはしなかった。 その時は、まだ。
２６．トリック・オア・トリート
ゲームでの私お気に入りの部分の１つだ。 会話の主な内容はそのまま"ジェイムス"のものだ：殺人と処罰について。
質問の１つはぞっとする殺人に関するものだ。
私はこれは直接的には物語(plot*)に関連していないと信じている（"景品"がそれを物語っている）、しかしそれは殺人に参照されるものである、それで私は重要だと見なした。
そしてそれは我々の大好きな、おろかな連続殺人犯のことを扱っている：ウォルター・サリバン、彼もまたジェイムスに関連している。
２７．三角頭メアリーを殺す！
ジェイムスの不当な殺人のリアルな最初の投影がここで突如起こる。
長い長い廊下で、あなたはマリアを守ることになる、あなた．．．から。
(いや*)三角頭から。
さて、やがてあなたはエレベーターまで到達できるのだが、マリアは殺されて終わる。
これは殺人に関してジェイムスに真実を見せるためのマリアの最初の試みだ。
異界側のサイレントヒル通り
２８．ジェームス、ブルックヘブンを出る
"マリアを守れなかった
また 何にもできなかった．．． メアリー 君は本当に三年前に死んだのか
それともこれは ただ 君の話すやりかたなのか？"
私はこれは独り言であると信じている。
ジェイムスは何かを理解し始めている−−彼は彼女が病気の間、妻を守らなかったということを。
彼は彼女にとって善良ではなかった。
２９．ニーリーズ・バー、異界側
私のゲームでのお気に入りの引用文はここで見つけられたものであり、それは単独でこの仮説をほとんど説明するものだ。
"本当に メアリーに 会いたい ならば 死ねばいい
ジェイムス あなたが行くのは メアリーとは 別の場所
かもしれない けれど"
これは完璧な告発だ。
ジェイムスは彼がしたことで地獄に行こうとしている、そして、決してメアリーと見つけることはないであろう。
なぜか？
なぜなら彼は彼女を愛のために殺したわけではないからだ。
彼は自分の人生を取り戻すために彼女を殺した。 彼は彼女を殺害したのだ。
もしそれが単純な"安楽死"であったならば、彼は自由でしょう、でしょ．．．？
まぁ、それならばの話だ。
(「殺害した」：murder − 最初から"何かを目論んで"、殺す意思をもって殺したということであり、広い意味でのkillとは区別されます。日本ではあまり聞き慣れない言葉「謀殺」あたりになるので、本翻訳では殺害に置き換えています。同様に、本仮説の意図からジェイムスに対して、killerではなく当然murdererを使っていますが、日本では一般にごっちゃになっているので殺人犯に置き換えています*）
３０．底知れぬ深い穴
これはまた別の良く知られた議論のトピックである。
我々はこれを"direckter"のメッセージで読む：
"深淵に見つめられることを怖れる者には 深淵を覗き込むことはできない"
これを理解してみよう。 院長が何について言っているかというと（ついでながら、クレイジーな院長だ）それは偽装だ。
ジェイムスは深淵にまっこうから立ち向かう勇気を持ち合わせていなかった（彼が殺人犯であるという事実だ） 。
それで彼は結局自分自身を騙して終わる。
ジェイムスは深淵を覗き込むことが出来ないのだ、なぜなら、そうするためには彼は向こう側から見つめられる 必要があるからだ。
つまり：もしジェイムスが彼の妻か他の誰かに対して誠実でいれないなら、彼は自分自身に対して決して誠実ではないであろう。
じっと見るには両側がある。
「その深淵はSocietyにある」と彼(院長*)は言う。
さて、これは明らかに"歴史資料館"という意味で、私の次の場所(トルーカ刑務所*)での所見でそれと判断できる−−深淵からのもの(所見*) を含む。
( "direckter"は英語版ＳＨ２のメモ（多分患者の 一人のもの）の中の表記とのことで、日本語版の「いんちょうせせい」にあたります。ジョークで書いています。*)
トルーカ刑務所
３１．サイレン（？）
トルーカ刑務所への道は、歴史資料館の中から伸びている。
そこに到着すると、我々は資料館のサイレントヒルの絵画を眺める、加えて三角頭のものもあり、それはいつぞや昔の死刑執行人の像を暗に示している。
我々は階段の下から恐ろしい音を聞く。 ジェイムスはその階段を下りていこうと決心する。
我々はサイレンを聞く（注意：有名なサイレントヒルのサイレンと同じ種類のものではない）。
これ(サイレン*)は更に大きな繋がりをジェームズと▲にもたらす、(サイレンは*)彼らを同じ悪しき存在とするもの−−そしてその存在は同じ方法で呼ばれる（同じ装置を通してということではなく、同じ大きさの音ということ）。
ところで、果てのない階段のようなものそれ自体は、最初に深淵に臨むジェイムスの方法というものが意図されている。
彼の真実の行動(殺したこと*)を意識的に思い出すことへの彼の最初の一歩だ。
３２．何か普通でない奇妙な穴
その場所は下水路の下の監獄のようである、その場所の周りを走っている異臭のする水全てがそれ(下水道*) と判断させる。
前に進むと、あなたは飛び込む幾つかの非常に怪しい穴のシークエンス(イベントの１つ*)に従うに違いない。
私は１週目のプレイではその穴に飛び込まなかった。
私は怖かったのだ、そして他に何もすることがないとわかって初めてそうした(飛び込んだ*)。
これはジェイムスが再び深淵にまっこうから立ち向かうということだ。
下へ下へと向かっていく。
暗黒の穴へと飛び込むということは、真実を見つけるためにリスクを負うということだ。
あたりが異常になり始めているのに気付く、そこには逆さまの部屋や変な方角を向いている部屋があるのだ。
これは迷宮の予言だ、それはジェイムスの心が変わろうとしていること、そして全ては彼の考えているようなものとはかぎらないと、彼が理解しかけていることを示している。
彼の心は今や開いている。
３３．エディは再び殺した
刑務所の入り口で、我々はリボルバーを抱えているエディを見る、そして男が殺されている、彼の額には弾丸の穴があり、そしてデブは彼を殺したと主張してさえいる；
"俺を馬鹿にした"からだ、と。
彼はそれから取り下げて(*)、そして彼は男を殺害したことに関してただ冗談を言っていたと彼に話す。
それは、明らかに、本当のことではない。
これはエディの本性はまともではない、とジェイムスに示している、そしてジェイムスは彼と結びつけ始めている、そう、たった今−−彼が理由の向こう側にある物事を理解しかけているのだ。
思い出して欲しい、彼は丁度深淵へと飛び込んだのだ。
３４． 燃えるホテル
これはホテルがジェイムスの記憶の中だけで存在することを予言している。
ジェイムスが入り込んだそのホテルは、彼と彼の妻がそこにいたときに存在していたホテルに他ならない。
絵は(現実のSHで*)今日の概観になったホテルに何が起こったのかを我々に語りかけている。
迷宮
３５．人のものではない地
さて、ジェイムスの心が本当に締め付けられ始める時だ。
彼の心は文字通りの迷宮を創りだした、そこから彼は彼の出口を見つけるに違いない。
我々は確信をもってこう言える、この場所は現実には存在していない、そして、くぐり抜けてきたパズルの解決法に取り組んでいるジェイムスの心の断片でしかない、と。
ゆえに、心の迷宮ということだ。 出口は彼に何かを学ばせるであろう。
３６．三角頭の部屋
ジェイムスは迷宮で彼の双の敵対者に２度直面する。
それらの機会のうちあるものは一巡する部屋通路でおこり、そこではマンダリンモンスターがジェイムスを追いかけ回す。
それで、彼はその通路を回って行き、そして入り込むところはなんというのか．．．どうこれを描写すれば良いのか？ 精神異常者の部屋。
幾つかの死体がある、病院で吊るされたモンスターを包むために使われる死体の檻がある。
巨大なファン（全ＳＨの中で）があり、そして、部屋が赤い。
さらに重要なことに、ジェイムスは三角頭が以前使っていた武器を見つけるのだ
−−大鉈（the great knife*）。
ジェイムスが、彼は殺人犯で、ちょうど三角頭と同じようなものだ、と本当に理解するためのチャンスだ
−−三角頭 − 自己本位で、そして、かの行為に付随するいかなる感情も持ち合わせてない。
あなたが "大鉈を手に入れた" と読んだ瞬間、三角頭の存在本質との彼の最も大きな繋がりを、ジェイムスは直視する。
彼らは両方とも同類、ならば．．．どうして同じ武器を使わずにおこうものか？
同様に次の間の面白い繋がりもある−クレジットはGameFAQs.comのSH2板のユーザのものになります− アンジェラの包丁(Knife*)と大鉈(the Great Knife*)それ自体（＝アンジェラの包丁の最終三角頭"バージョン"である）。
３７．独房の会話
ジェイムスを驚かせたことに、監獄の独房で座っているのはなんとマリアである。
彼女は元気でぴんぴんしている。
この会話はゲームを通して最も重要なものだ、それはジェイムスの浅はかな本性を明らかにするものだからである。
マリアは自分はメアリーではないと指摘する（それは彼女は実在している、そして、彼のものとなれるかもしれない、と ジェイムスに信じさせるためだ）、同時に彼女は彼らがホテルで作成したビデオテープについて触れ、ジ ェイムスに彼の内の小さな望みを育てさせる。
彼女はそれ(↑*)をする、何故ならそれは本物のジェイムスが戻ってきて欲しいと望むものであるからだ：それは本物の想い出。
我々が見たように、そうすることにより、彼女はジェイムスの記憶の中にホテルを生じさせたのかもしれない。
それから、彼女はジェイムスの浅はかな自己を示す４、５の事を言う、
"あなたが望むなら そうなのかもね"
"ほら…… あなたも触ってみる？"
"ね？ 生きてるし本物よ"
"もういいじゃない 私は私で"
そして、最も明らかなところ、
"こんな鉄格子ごしじゃ 何もできない"。
ゲームの教訓の１つ（ジェイムスの本当の自己に関して） は今(↓*)教えられようとしている。
彼はすぐ戻るよと言う、そしてそれは後に再びマリアが死ぬことを引き起こす。
なぜか？
なぜなら彼は彼女を救い出し、そして守ってみると言い張るからだ。
彼は理解していないのか？
それはマリアがなぜそんなにも彼にむきになっているのかという理由だ！
彼は彼女(マリア/メアリー*)を守らなかった。
彼がそれについてできることは何もない。もう戻ることは出来ないのだ。
メアリーの表現であるマリア、
彼女はジェイムスが彼女を守るべき時には絶対に戻らないと知っている。
何が起こるのか？
彼女は再び彼に真実を語ろうとする−−彼女は死ぬのだ。
３８．新聞
"今日"の日付になっている（メアリーの死後"３年"のうち、一年前でなく、３年前でもなく、今日である）、新聞は我々にこの男、オラスコ氏に関しての記事を伝える、彼は泥酔し、自分の娘に暴力を振るった経歴を持つ。 彼は死んだ。
ところで：自分の父親が死んでいるにもかかわらず、アンジェラは今でもずっと父親の幻を抱いていると気付くのは悲しい事ではないのでは？
(→彼女の父親は死んでいるのだから、アンジェラがもう父親の幻を抱かなくても良いと気付けば、それは喜ばしいことでしょう？*)
彼女は彼が死んでいるとは知らないない、なぜなら墓地で彼女は彼に"行方不明"であると触れたからだ。
うむ、彼女が丁度隣の部屋に入った時、彼女はその新聞を読んだに違いない。
神が彼の愚かで、残酷で、利己的な魂に安らぎを与えますように。
さて、"我々はDoodが憎い"的パートである：
私は、アンジェラが自分の父を殺害していること、が物語に対して適切であると信じてはいない。
私としては、彼女のテーマ、彼女の焦点、彼女の目的はわかりやすく、単純に死ぬ許可を手に入れることだと思う。
彼女のジェイムスとの会話のほぼ全てが自殺を含んでいることに気付く。
しかし、今はその時でない。
とにかく：新聞は次のやり方で解釈することができるかもしれない：
１）与えられた境遇の中、アンジェラはするどい家庭用品（包丁）で自分の父親を殺した、それは彼女を罪人へとするものではない、だけれども、それは彼女になお罪の意識を芽生えさせた
２）新聞は"今日"の日付になっていることから、それはまさに起ころうとしている争いの予告である。アンジェラに包丁を持たせていると、事は醜く終わるかもしれない、そして、彼女のサイレントヒルにいる理由は破滅するであろう。
"それでどうあなたはその血痕を説明するのか？"
えと、私がジェイムスのメアリーからの手紙に対してやったことと同じやり方だ：
それは彼を彼の運命へと先導するために現れた。 アンジェラの包丁．．．もだ。
３９．子宮
我々はマユのように見えるこの部屋に入り込む；マユ、又は子宮、好きなように言ってもらえるといい（それらの周りにあるものは挿入を思い起こさせる、どうだろうか？）。
前に挙げた男の娘であるアンジェラ・オラスコをレイプしようとしているモンスターがいる。
さて、それは彼女の父さんではない、彼は死んだのだから．．．これはモンスターだ、そしてアンジェラはそのモンスターを彼女の父として見ている。
一方こちらは単純。
ジェイムスが見るものはドアと一体化した一人の男、(ドア*)でなければベッドだ。
あなたがモンスターを殺せば、彼女はジェイムスの誠実さを疑い始める：
「私のためっていいたいの？ わかってるのよ 下心があるんでしょ」
「あの男みたいに叩けば？、殴って思い通りにしたら」
そしてこう言って会話を終える、
「相手の気持ちなんて どうせ考えないんだから。 いらなくなったんでしょ 代わりでもできたの？」
そしてそれは実際に起こったことだ。
アンジェラはジェイムスをこう見なしている、彼は利己的な者のうちの一人、性的倒錯した男であり、彼は偽りの人格でやっていくつもりだ、と。
そう、あなたは容易にこう言える、このジェイムスの新しい人格に関する仮説は(Doodによって*)作り上げられたものじゃないか、と（うむ、そうだ！）、しかし、その証拠は＿ある＿：深淵のように、マリアの存在と彼の殺人だ。
さて、思い出して欲しい、アンジェラの目的はポケット分析で挙げられている。
それはマリアのものと同様だ−−彼に彼はここで描かれているこのジェイムスではないと思い出させるためだ。
しかし、そのことはいい、彼はまさに殺すところだ、エディを．．．：）
４０．マリア再び死す
それはかなりのところ、独房での会話のトピック（０３７番）でほとんど説明されたものだ。
マリアを守るとジェイムスがどうしても言い張るので、そうなってしまった。
４１．地下墓地
さて、ここで我々は幾つかの異なる実際に存在していた人々の墓石を見る、ウォルター・サリバンもその一人− 殺人犯。
同様に"裏切り者"として石の上に肩書きが付けられているミリアム・Ｋのものもある。
もし、それほど気味が悪くないなら、我々は３つの空の穴をみることができる：
ひとつはジェイムスのもの、 ひとつはエディのもの、そしてひとつはアンジェラのもの。
空の墓はある限られた者だけのものであると、他にも気が付いた人はいただろうか、その者とは−この分析に従うと− ゲームでの実在の人物ではないか？
マリアやローラの墓石は全く無い。
そこであなたは言うかもしれない
"え、だってローラが墓石を持っていないのは彼女が罪人ではないからだ！"
．．．ではアンジェラは罪人と？
私はそう(罪人だから墓石がある*)とは思わない。
その墓石はそういう意味でそこにある訳では無い、何故なら彼女(アンジェラ*)は何も悪いことをしなかった． ．．それは彼女が彼女自身をあやめることへのほんの許容のため。
墓石は死以外の何とも関連していないと記憶している。
その意味は知られていない。
それはあなたが眠いときに、あなたのベッドがあなたを呼び寄せるようなものだ。
冷酷なアナロジー(類推*)だ。
４２．エディとの戦い
ジェームスはエディのところへいく、彼は自分のことをバカにした目つきで見た奴を何人か殺した。
そしてもう少しだ。 ジェイムスはむきになる。
「エディ 君をそんなふうに見たとかだけで
殺すとか できないだろう．．．」
、と彼は言う。 対するエディの答えは美しいものだ：
「ジェイムス きれいごと言うなよ。
あんただって この町に呼ばれたんだ。 おれと同じだ」
このことは事実上、ジェイムスを殺人レベルにまでした。
それから、ビデオゲームの歴史の中で最も愚かなセリフが来る、（うむ、多分バイオハザードの"ジル・サンドイッチ" が賞を取る、でもこいつは２番目にはなる）：
(エディ*)「そうさ 俺をバカに するような奴は、みんな撃っちまえばいいんだよ 殺せば」。
そのセリフはこう続く：
(ジェイムス*)「エディ、狂ったのか？」 （ホームコメディの笑い声が起こる）、 そして戦いが始まる。
それから、我々は他の部屋に移動する（皮肉にも"死肉"がいっぱい）、
そこでエディが何やらクールなことを言う−−
「頭がよかろうが 運動が得意だろうが 死体になっちまえば同じだ」。
ジェイムスが最後にエディを殺せば、彼(ジェイムス*)はまさに負けることになる。
「私は人間を殺した！」と彼は言う。
さて、ジェイムス、あなたはまた一人他の者を殺した。
この出来事は、他今まで挙げた４１項目くらいのやつと一緒で、君(ジェイムス*）がそのまぬけな頭の中で妻を自分勝手な理由で殺したことと、殺人犯 で・あ・る こと理解するために存在する。：）
また、エディがとても苦手な武器は一番に大鉈だということに気付く、それは再びジェイムスを三角頭と同じ程度のものにするものだ。
もし三角頭が誰かの罪を処罰するものであるなら、ジェイムスはただ▲のようにエディを処罰したのだ、
それもジェイムス独特の武器を持って。
エディの物語でのパートは今終わる。
ジェイムスは自分が殺人犯であることを知っている−しかし彼は知らない、彼はもう既にそのひとり＿であった＿ことを。 それは何故マリアがここにいるかということだ。
("ジル・サンドイッチ"： "You almost became a Jill sandwich" あちらで有名なバイオの萎えセリフ。他にも、 "You, the master of unlocking"：鍵はずしマスター、等沢山あります。 文法がどうのこうのではなく、使い所と言い回しが突飛といった類です。*)
(「ホームコメディの笑い声が起こる」：ジョークなので真面目に取らないで下さい。"あり得ない、コントみたいなセリフで面白すぎ"という意味です。イマイチ何がおかしいのかピンとこないのは、英語のセリフ「Have you gone nuts?」と日本語セリフにニュアンスの違いがあるためです。*)
レイクビューホテル
その退屈なボートでの旅路(trip*)の後で、あなたはついにゲームを通して最高のパートへと行き着く：
ホテル、そこはジェイムスとメアリーが彼らがサイレントヒルにいたときに滞在していたところだ。
楽しんで欲しい、これはサイレントヒルの中でももっとも美しい区域だ。
ローラが実在していると考える人へのメッセージ：私はそれを非難しようとはしていない、 しかし、いったいどうやったらローラは独りでホテルまで行けるというのだろう？ 0.0
４３．メアリーの手紙
見よ、この最も長いストーリー分析の項目を。
あなたは気付いただろうか？、ローラは話にとても沢山出てきた割りに、ほとんど姿を現していない。
うむ、それはキャラクターとしての構想が完璧な程うまく練られたものであるということだ。
我々はこの小さな少女と、ここで３、４回出くわす、そのたびに彼女はジェイムスに対してより過敏になっている−−なぜなら、彼女の純真さがそうさせるのだ。
メアリーは１通の手紙をローラに手渡す（思い出してほしい、ローラが得る証拠は全て作り上げられたもの − 事実ではない、その＿証拠＿例えば手紙 − 彼女がジェイムスに伝えて、彼の行動をとてもひどい夫として組み上げるためのもの．．．思い出して欲しい、同じく、ローラの純真さは彼女は実在しており、それらの証拠は"彼女のため"にあり、ジェイムスのためではないと彼女を信じさせた）。
この手紙を読むと、彼が最近妻をどう扱っていたか、そして彼女の誕生日でそう批判された情報で、ローラがジェイムスを憎んでいることがわかる。
同様に、この手紙はローラに、メアリーは死んでいこうとしている、とは言っていない。
彼女は静かで、美しい場所にいて、そして彼女はただ"いなくなった"と言っているのだ。
ローラの純真さはメアリーはまったく死んでなんてなくて、彼女はまさにそこに、ホテルの中にいると信じるよう彼女を導いた。
誕生日の問題：私はこれを分析に持ってくるべきだとは考えていない、それはとても大きな論争になることがもうわかっているからだ．．．あえて言うなら、そう、それは、メアリーは実際には３年前に死んでいなかった−−彼女が死んだのは、実は、先週じゃｈｄふじこｄんかｆ、と知られる以上のものだ。
(誕生日の問題は*)このアイデアと同じくらい気がきいていて、同じくらい薄気味悪く聞こえるが、私 は 信 じ て い な い 。そう言っておきます。 私はそれを価値あるものとして受け入れていません。
辛い辛い１週間というのは、１人の人間が、いずれ記憶抑制へと進化していく精神状態を＿進展させる＿に は短すぎる期間だ。
まして、何か実際の日付に関する事柄を我々に証明するのに、ローラはとてつもなく非現実的だ。
私はいつも、彼女は３年前ということの現われである、と考察している−−推定ではメアリーは死んだのはそのときだ（彼女はもはや存在していないピアノを演奏してもおかしくないという掲示）
−そして彼女の純真さは、彼女は実際に先週８歳になったと、彼女をだまして信じさせた．．．それは真実ではないのではないだろうか。
"先週"というのは３年前であったかもしれない。
しかし．．．このくらいにしておきましょう： 私は自分の見方を示しておきました、そして私はあなたに、それはプロット分析には不適切です、と伝えたい 。
なぜなら、それは本当にそうであるからだ。
我々はジェイムスの行動と、それらが何を意味するのかについて話しています。
どんどん進みましょう；）
４４．ビデオテープ
マリアが少し話していたビデオテープはホテルのフロントのメモに出ている。
それにはこう書いてある：
"ジェイムス・サンダーランド様、お忘れ物のビデオテープは、１階事務室にてお預かりしております、（．．．)"。
それであなたはそのテープを探す。
４５．３１２号室
長らく待った時は終わりとなる。
ホテルで棚にアイテムを預けて地獄を経験したのち、我々は３１２号室につく。
それは普通のホテルの部屋で、澄んだ外の景色が見える。
ジェイムスはビデオテープを見る、そこで映し出されているのは、メアリー、彼女には病気の最初の兆候があるのがわかる（これは彼らの最後の良き想い出ということになる、以来ずっとメアリの病気が出始めたからだ） 、そして、勿論、彼女を殺すジェイムスも。
やはり _それ_ は安楽死ではなかった。 それは冷血な殺人であった。
わかるでしょう、彼が殺人犯であると言うとき、多分、私はジェイムスの行動をあまりに批判しすぎる．．．それはただただ私は自分の愛する者を殺している自分自身を想像できないからだ。
誰に対してもそうだが。
しかし、まあ、私はジェイムスではない、彼は明らかに殺人犯だ。
彼は枕で彼女を窒息死させる、そして我々は彼女が少し抵抗してもがくのさえ見ることができる（ビデオはそんなにクリアではない）。
これは何を意味するのか？ これは彼が性的倒錯者ということを意味するのか？
とんでもない！違う。
それはジェイムスがメアリーを愛していなかったことを意味する。それが全てだ。
全ての性的な暗示は、浅はかな行動をほのめかすため、そしてジェイムスの真の自己本位な本性を示すためのものである。
要求は自己本位なものだ。 ＿その＿要求は狂気と思える程自己本位なものだ。：）
今 → ジェイムスの世界はまさに崩れ去った。
彼の真の本性があらわにされた。
従って、マリアとローラの主要な目的はここで成し遂げられる。
彼女達はジェイムスを真実へと導いた。
いくらかのラッキーなアイテムとかまあ色々助けがあってのことではある。
ローラは知らずして彼を助け、そして、ついに彼はそのビデオテープの終わりにまでいきついた。
彼は ついに 自分が殺人犯であると理解する。
彼はついに昔の利己的な人格へと戻る、それで彼は(私は彼と同じくらいショックを受けた)、本当にそのすべてを理解していたようであった。
つまり：そのとき彼は凶暴にはならなかった、そして再びこう言うのだ「私は人間を殺した」。
これはやっと出現した本当のジェイムスだ。
自己本位から誰かを殺したという彼の罪の意識は、ついに彼を打ち負かした。
それは何故メアリーが３１２号室で彼を待っていたかということだ。
その真実を彼が見出すためだ。
彼女どう扱い、彼女をどう殺したかを彼が思い出すためだ。
彼の殺人に関する物的証拠と対話するために、彼には彼ら最後の良き想い出が必要だった。
ローラは部屋に入ってくる。
メアリーを見つけるよう運命づけられ、心に希望を持って、彼女は自分が嫌うある男から何かを聞く：
「私が殺したんだ」。
さて、ローラは彼女の物語でのパートを演じる。
彼女が今までしたことは、全てこれから起こるこれに結ばれる:
「そんなにキライだったの！？ジャマだったの！?」
「メアリーは･･････ジェイムスのこと いつも待っていたのに･･････」
「どうして・・・？ ジェイムスのばか！ ばかばかばか」
彼女はジェイムスに彼が聞かねばならなかったことを伝えたのだ。
そしてまた、彼女はもう二度とメアリーを再び探さないだろう。
それで、我々は確信をもってこう言える：
ローラの物語でのパートは今終わる。 ジェイムスはついに目覚めた。
４６．実際あった光景
ローラとマリアのミッションが成し遂げられ、ジェイムスが彼の本当の自己を発見してから、ジェイムスは
"ほぼ"今現在あるような姿のホテルを見る：
破壊され、消火によりずぶぬれになっている。
水は地下まで達していて、今やプールよりもすごいことになっている（とてもひどいデザインのプールだ）。
消防署のバナー(立ち入り禁止のテープ*)があり、いくつかの部屋へのあなたの行く道をふさいでいる。
これはこう理解するのが簡単だ、ジェイムスは彼の偽りの人格からまさに戻ったということ、
それは彼の"偽りの世界"のものであり、彼が彼の過去の行動を回避するために創られたものだ。
４７．アンジェラの灰
我々はついにアンジェラの観点でサイレントヒルを見ることになる。
破滅の階段を歩くよう運命付けられて（彼女の家だろう、多分）、彼女はジェームスを自分の母親と混同する。
彼女が彼の顔を感じたとき、彼女はそれがジェイムスと知る。
それでも、彼女は彼に話しかける、彼女の包丁を返して欲しいと。
「持っておきたい？」、
「私は･･････自殺なんて･･････」。
勿論、しないだろう。あなたは利己的な男だ。
例えあなたがそれを持っておいて、そして何度か詳しく調べてたとしても、あなたは"in water"で終わるだろうに、
それ("in water"*)は依然自己本位な行動であることを意味している。
アンジェラはそれから言う：
"いつも支えて 許して 私を普通に愛してくれる？ （ジェイムスの利己的な考えが、そのとき浮かんでくる。 彼は世話が必要な妻はもう欲しくはない。彼は教訓を学んだのだ、彼はもう独りになりたい、平穏に）．．．それは私が思ったことだ"。
それから彼女は炎の中を上って行く、
それは今までにデザインされた最も美しいゲームシーンのうちの１つだ 。
アンジェラは死んだのか？
う･･･ん、私はそう信じている。
それはそもそも最初から彼女が探していたものだ。
そして彼女にはそのための理由があった。
今まで通り生きてきて、最高の解決法は"けがれた"ものをその根源から絶つことであったろう。
アンジェラの物語でのパートは今終わった。
４８．２対の三角頭との戦い
マリアは逆さまになって高い足場にいる。
２体の三角頭(２体の殺人者、２▲）は今ジェイムスをじっと見つめている、それはまるで彼らがまさしく彼を待っていて、何かをしようとしているようであった。
マリアは叫び声をあげ、そして三角頭のうちの１体がマリアを殺す。 まただ。
それから、ジェイムスはただひざまずいて、倒れこむ。
今やついに彼は自覚した、彼はその行為を理解する：
ジェイムス：
私は弱かった
だからおまえの 存在を望んでいた
私の罪を罰してくれる 誰か･･････
でも もういらないんだ･･････
わかったんだ･･････
自分で 決着はつける
さて、ここで、我々は、彼が誰のことを話していたのか、という１つの疑問を持つかもしれない。
私は、彼は三角頭とマリアのことを話していたと信じている、なぜなら彼らは彼の罪において彼を罰するものであったからだ。
もうこれを終わらせるときだ．．．そして彼は遂行した。
何故２体の三角頭がいたのか？
まあ、それは人それぞれだ。
多くの人は、もう１体はエディの死のことで（私もこれ派）彼を罰するために姿を現した、と信じていて、また他の人は、単にゲームをクールにさせるためだ、と言う、そしてまた他の人は、それはビデオテープのものを全部見終わった後に彼の有罪の/罪人の状態を丁度上昇させるためだ、と言う。
私はそれはエディの１体だったと信じている（そしてそれは仮説に対して最も妥当なものだ）。
さて、ジェイムスは▲達をうち負かす、そしてもはや彼らは必要ない。
ところで、この戦いの時の曲は私が今まで生きてきて聴いたうちで最も黙示的なものだ。
"2001年宇宙の旅"のものよりなおいっそう黙示的なものだった。
そいつらを打ち負かした後、彼は２つの卵を獲得する−−それぞれ彼の殺人を表現している （
緋色(深い赤*)＝最近のもの、エディ；
錆(さび*）色＝古いもの、メアリー）。
そしてそれで、三角頭のパートは今終了した。
４９．廊下の会話
これはこのゲームの完璧なエンディングだ、少なくとも私の意見ではそう思う。
これを読んでいようがいまいが、あなたは各々の感情と全物語にある事実を全て理解できるべきだ。
メアリー：「何か用 ジェイムス」
ジェイムス：「ああ ほらこれ メアリーの好きな･･････」
メアリー：「花 買って来たの･･････ 醜い私へのあてつけ？ 帰って ジェイムス」
私が理解する限り、メアリーはその大病で自分はどんなに哀れなことかと思いとても疲れたのだ （彼女は本当に悲しかった、彼女が死んでいこうとしている、そして、誰も何も彼女を助けることはできなかった、と知っているからだ）。
しかし、また、彼女はジェイムスといることに疲れた、彼女をいたわらず、そのような状況での愛の行動は花を持ってくることだと思うような夫。
もちろん、それは間違っている。
メアリー：
ジェイムス･･････ やっぱヤダ
行かないで お願い
そばにいて ずっとそばにいて
出て行けなんてウソよ
ねえジェイムス お願い
大丈夫って言って
死なないよって はげまして
たすけて･･････
彼女は死に物狂いだ。彼女は、彼にプライドも何もかも投げうって乞うっている、彼女の病気の状態を、
そして、彼女が必要な全てはジェイムス彼自身であると理解してもらうために。
私は想像することが出来ない、ジェイムスが部屋を離れるときのメアリーの顔を；
私は本当にそれで泣きたくなる。
私は思う．．．理論的に自分の妻を愛する本当の夫というものは決して彼がやったように彼女を見捨てないだろうと。
例え何があってもだ。
しかし、その一方で、あなたはジェイムスの気持ちも理解し始める。
病院の個室に入っていくあなた自身を想像して欲しい、毎日毎日、何年も、とても長い間あなたを幸せにした人に会うために。
それはなぜ私が、分析の最初のところで、そう言ったかということだ：
あなたはジェイムスの利己主義を裁かなくても良いが．．．あなたはそれを理解すべきだ。
これは同様になぜ私が録音(テープ*)を分析しなかったかということでもある。
ジェイムスはただ自分の妻がどれくらい生きていなくてはならないのかを尋ねた。
ドクターが３年の病を"ほのめかした"かどうか、それは問題ではない。
問題となったのはジェイムスのそのときの気持ちであって、"メアリーの死期"はその手がかりではない。
それらは１人の人から人への愛の感情を意味していなかった。
もし彼がメアリーを愛しているなら、彼女をいたわることに手を上げていなかったろう。
彼はメアリーを心配する者のように言った．．．しかし彼はそれらしくふるまってはいなかった。
私はいまだに、彼女が３年前に死んだかそうでないかは、的はずれのことだと考えている、その一方で、
彼女がもしかすると先週死んだかもしれない、とは私は本当に信じることができない。
あてはまることはあまりに多すぎる。
そういうことで、この個々に区切った分析はその終わりへと達しました。
私がキャラクターの章で言ったように、この物語の結論は印刷した(もしくは、他の文書へコピーした、かどちらでもないか)あなたのポケット分析(またはその章)にて書かれています。
ここに書かれたどの事実も皆、それぞれのキャラクターの分析の中で結論として確認されています。
ジェイムスとは何でしょうか？
彼は性犯罪者？絶対に違います。
彼は性的倒錯者？全く違います。
彼は基本的な要求と愛をもって笑うことを混同し、そして人生が彼をあざむくまでそれを悟ることのなかった男です。
物語の最後、何通りかの帰結に至るパートは全く違う次元のものです。
ラストボスを含むこの後で来る全てのものは、ただゲームプレイそのものの為にあります、アンロックできる幾つかのエンディングを開放するためのものです。
私はそれほどこれを詳しく調べることが楽しいとは思っていません、なぜなら私はひとつのエンディングが他のものより、より真実に近いかたちで終わりとなるように感じるからです．．．そして"基準"としていずれかの結論を取ることはまさしく(他の結論を*)傷つける。
あなたはなぜ私がこれを、丁度ここで言ったのかわかるでしょう：
