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亜人種

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[来歴]


亜人種とは、人と似るが否なる者を示し、世界中に種族が存在する。
そのなかでも、小人の国ともいわれるニダヴェリールは、亜人たちが多く住む土地として知られる。
ニダヴェリールを統治している種族は、小人族、即ちドヴェルグであり、現代ではドワーフと呼ばれる存在だ。

妖精族は、妖精界から人間界へと特殊な道を通ってこちらの世界に現れるが、留まる者たちの多くはニダヴェリールへと集まる。
亜人種も同じくだが、彼らがニダヴェリールに集うのは、それ以外の国であると、多かれ少なかれ亜人という存在が迫害の対象となるためである。
そもそもドワーフ族がもっとも最古の亜人と言われているため、亜人種の受け入れには寛容であり、国内での種族的な差異を気にしていない点も理由の一つだろう。

ドワーフ族は、先に語った通り最古の亜人といわれており、人間界に古くから住んでいた種族でもある。
彼らの容姿は男女で異なり、男性ならば髭と髪が伸び、毛深い姿をしていて黒髪が多い。
身長は低く、どれほど成長しても160cmを超えることはなく、平均は150cmほどである。
翻って、女性の場合は、毛深くはないが、容姿の成長が人間でいう十一、二歳で停止してしまい、それ以降老けることがない。
髪の色も他種族ほどではないが、明るい色を持って産まれる場合が多い。
男性と同じく身長が低く、どれほど育っても140cmを超えることはなく、平均は130cmほどである。
見た目とは裏腹に男女ともに怪力で、不思議と男女に腕力の差がない。
更に、男女ともに大酒飲みである。

他種族と違い、女性は慎みを、といった習慣がなく、男女で職種が分かれないのも特徴だろう。
多くの者たちが、鉱山で採掘をおこなったり、あるいは職人として数多の芸術を作りだす。
なかには、鉱山採掘と職人の二足の草鞋を巧みにはきかえる者たちも存在する。
職人としての技量や蒸気機関などの技術力も高く、彼らが生み出す装具は、時折神々のそれを凌駕するほどだ。

だが、そういった技術力の反面、魔術に関する知識が浅いうえ、マナの存在を敬うことが無く、神々の力を借り受けることにも否定的であるため、自然系統以外の魔術を行使できない。
ただし、ドワーフ族には、〝キアス〟と呼ばれる彼らが独自に編みだした魔術文字があり、多くの者たちが、キアス文字を駆使してルーンと遜色ない魔術を行使できる。
キアス文字の作製には、蒸気機関などの科学的アプローチによるところが大きいとされる。
製作には、ドワーフだけでなく数多くの亜人種が参加したといわれ、キアス文字はドワーフのというより亜人全体の魔術文字であり、製作に携わった多数の亜人の手助けなくして、キアス文字の完成はなかっただろう。

彼らの特異性として挙げられるのは、神に対して恐れという感情を持っていない点である。
人間種ならば、彼らは神から産まれたために本能的に神を恐れてしまう。
エルフ族は、世界が神に変わる人に近い種族(単純に力が弱いという意味で)として生み出したと言われており、話の真偽は兎も角、やはり本能的に神を恐れている。
上記の理由で、元々エルフ族であったダークエルフも同じくだ。

唯一、ドワーフだけが異なる。
彼らは、一体何のために世界が生みだした種族なのかも解らない存在であり、神に付随するところがないため、神に諂うことも、恐れることもなく対することができるのだ。
そのため、しばしば対立も見受けられる。

亜種族が数多く暮らすため、一つの意識に絞ることは難しいが、上記の意味合もあり、ドワーフに焦点を絞るのであれば〝大いなる意思〟に関しては、信じられていないといえる。
彼らは、何の為に世界に配されたのかまったくに不明の種である。
一説では、神が創りだした人間という種に変わり、世界に配されたとも言われるが、その割に彼らは〝大いなる意思〟に対する恐れや敬いをもたない。
更に、他説によれば、古代種の小さき者(一説には虫とも言われる)が人の姿へと進化した者たちであるともされている。
彼らは、〝大いなる意思〟を崇めず、神を恐れる神経も持ち合わせてはいない。
彼らにとって神とは、いかに強い力を持っていようが、万物の上に立つ存在などではなく、単なる他種族の一つにすぎないという考え方である。
そのため宗教は存在しないが、自らをカザドの民と呼ぶ彼らドワーフは、皆が神格化された初代から列なるドゥリン(大統領)を崇め、唯一絶対としている。


[言語]


ドワーフには、多くの部族が存在するとされるが、使用言語はクズドゥル語に統一されている。
これは、各統領と、それを従える大統領以外のドワーフには、地位などの立場的要素が重要でないために、種族の優劣がなく、言語を細分化する必要がないことが理由の一つとされる。
翻って、ライトエルフなどは、エルフとハイエルフなどの立場や地位の上下で言語が異なる。

クズドゥル語は、人間には少々発音が難しいとされているが、エルダール語よりも勉強する者が多いことで知られる。
その理由は、ドワーフという種族の気安さと、ニダヴェリールの公用語であるという点があり、特に後者の場合、ニダヴェリールに住む亜人や一部の妖精に限り、母語以外にクズドゥル語を習得している者も多く、この言葉さえ覚えてしまえば、ニダヴェリールに住む亜人や一部の妖精と言語による意思疎通ができるという強みがあるのだ。


[職種]


男女ともに怪力を活かし鉱山で働いたり、手先の器用さから、鍛冶職以外にも彫金、木工、裁縫、革細工の職人になるなど、職種も幅広い。

彼らが保有する鉱山には、マナを含んだ特殊鉱物が数多く存在し、それらを巧みに採掘することができるのもドワーフの優れた点である。
これらの特殊鉱物は、宝具の素材となる場合もあり、彼らの職人としての技量と技術力の高さも相俟って、強力な装具が作られることも多く、ドワーフが作り出す細工は、時折神々のそれを凌駕する。

ドワーフの多くが、鉱石を使った装身具や武具などを作りだすことに優れた職人であるが、そのなかでも鍛冶に携わる者たちはエルフの職人すら凌駕するといわれている。
製作を依頼されれば、たとえ神々が相手であろうとも報酬と対価なくして仕事を請け負わないとされる。

彼らが作りだす細工で、特に優れたものは、エルフが作りだす〝エルヴン〟と同じように銘が冠され、それらは〝ドワヴィッシュ〟と呼ばれ、〝ドワヴィッシュアックス〟〝ドワヴィッシュヘルム〟などがそれにあたる。


[寿命と不死性]


寿命は人間よりも長いが、他種族よりは短く、最長で三百歳ほどといわれている。


[名前]


ドワーフの名前は、人間と同様に〝ギブン〟のみで〝ベリティ〟〝サー〟をもたないのが一般的だ。
しかし、例外として各部族の統領は、〝ギブン〟の後に、それぞれの部族名を〝サー〟として冠している。

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