ハレグゥエロパロスレSS保管庫@ Wiki 070901_5

◇◆◇案内◇◆◇

◇◆◇作品◇◆◇
ハレ×グゥ

ハレ×マリィ

ハレ×グゥ×マリィ

ハレ×ウェダ

ハレ×ワジ

ハレ×アルヴァ

グゥ×ウェダ

アルヴァ×グゥ

ポクテ×グゥ+α

クライヴ×ウェダ

ロバート×ウェダ

グプタ×ラヴェンナ

グプタ×ワジ

レジィ×マリィ

クライヴ×ワジ

ダマ×クライヴ

ハレとサニィ

その他

連載中







更新履歴

取得中です。


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

小麦色の白雪姫_5(二:248-260)
<<6>>

「……では、早速やってもらおうか」
 肩越しに流し目を送り、グゥは腕をしなやかに横に伸ばし、ローションを手首から肩まで
見せ付けるように真っ直ぐに垂らす。
「知らないぞ、どうなっても……」
 オレは小さく深呼吸し、目の前に差し出されたグゥの腕に静かに触れた。
ローションの筋に沿って、両手で腕を包むように丁寧に塗り込めていく。
 いつもの感触。ローションのせいで肌の触り心地はいつもと違ったが、何故か安心できた。
次いで、反対の手も同じように満遍なく塗る。ここまでは、滞りなく速やかに仕事は済んだ。
……問題は、ここからだ。

「……次は、ここだな」
 そう言うと、グゥは鎖骨の上にローションを横一線に引いた。身体のラインに沿ってトロトロと、
何本もの線がお腹の下まで垂れていく。
 コクンと喉が鳴る。その様子を肩越しに見るだけで、下半身に熱い血が集まるのが解った。
「……やるぞ、いいんだな?」
「早くしろ。ローションが流れるだろ」
 オレの言葉に間を空けず平坦に、早口で答える。心なしかその声は無感情に過ぎるように思えた。
グゥも少しは緊張しているのかもしれない。
 後ろから腰を抱くようにお腹に手を添える。どう触っていいのか解らず、牽制のつもりでそっと
指先でわき腹をなぞった。
「ひゃわわぅぅっ!?」
「───ぐホッ!!」
 ……瞬間、腹に、肘鉄が入った。眉をピクピクと吊り上げ口を尖らせたグゥと肩越しに目が合う。
「わざとやってるだろ……」
 ……すんません。
 今度はしっかりと手を密着させ、円を描くようにお腹を揉み込む。肉を持ち上げるように
下から上に撫で上げ、おへそにも指を通すとグゥの引き結ばれた口元から「ぅんッ」と引きつった
声が漏れ、ピクンと肩が揺れた。
 もう一度、下から上へ指を屈伸させるようにおへそをこねくる。
「んっ、ふぁ、あ……ッ」
 ちゅぷちゅぷと粘着質な水音に、グゥの吐息交じりのくぐもった声が混ざり、耳に心地良い。
「───ごぶッ! ボほッ!!」
 ……左右のわき腹に高速で肘のワンツーが入った。またグゥと肩越しに目が合う。
「遊ぶな、馬鹿」
 ……すんません。
 しかしその目は先ほどと違ってどこか弱々しく、頬も少し上気している。その声も、悪戯っ子を
嗜めるような、拗ねたような甘い色が含まれているように聞こえた。
 もっと苛めたい衝動に駆られるが、後が怖いのでやめておこう。おへその上を通り、わき腹に手を回す。
しっかりとした肉付きの中に肋骨の波の感触が僅かに触れる。優しく撫で上げるとグゥはくすぐったそうに
身をよじり、身体を小刻みに震わせていた。だけどここは心を鬼にして丁寧に塗らねば。説明にも「ムラなく
塗れ」と書いてあったし。

 ゆっくり、きっちりわき腹にローションを塗りたくる。グゥは水平に持ち上げた腕を捻り、
耐えるように拳をぎゅっと握っていた。
 ようやくそこから手を離すとグゥは肩の力がみるみる抜け、はぁぁ、と大きな溜息を吐く。
「……ハレ、背中の時も思ったが、なんか慣れてないか?」
「へ?」
「なんと言うか……ハレに触られているとぼうっとしてくる」
 グゥはカクンと力無く頭を斜めに倒し、のぼせたように赤くした顔をこちらに向けた。
その目はとろんと蕩け、息も少し上がっている。
「母さんにいつもマッサージさせられてたから……それでじゃないかな」
「ふぅん……」
「……もしかして、気持ち良い、とか?」
「バカ」
 目を細め恥ずかしそうにそれだけを言うと、また前に向き直った。
 そんな態度を取られると、こちらとしても非常に困るのだが……。既に下半身に灯った熱は
臨界点を超え、ズボンの中で窮屈そうに張っているのだ。オレの手つきが怪しくなっても、それは
オレだけのせいじゃない事をご理解頂きたい。……まあ、怒っているワケでも無さそうだし、
このまま続けるとしよう。

 あと上半身で塗っていない箇所は、腋の下と鎖骨の辺りと……残りは、水着の周囲だ。
ブラの紐はローションを塗りはじめる前に、キッチリと結えてある。
 とりあえず、腋の下に手を挿し入れる。腕を横に伸ばしているので、そこにはくっきりと
窪みが出来ていた。
 指を揃え折り込み、窪みの内側を撫でる。やはりくすぐったいのか、またグゥはふるふると震え
今度は先ほどよりも大きな声で悶えていた。その声が耳を通るたびに、下半身に切ない痛みが走る。
 腋の下から背中を回り、塗り残しの無いように肩へと滑らせる。そのまま鎖骨の上を撫で、
水着のラインを指でなぞる。

 もう、グゥはどこを触っても、ぅん、ん、とくぐもった声を漏らし、息を荒げ身体を震えさせていた。
それに同調するように、オレの呼吸も徐々に昂ぶっていく。
 鎖骨からまた背中を通り、腋の下の水着のラインへ。水着の周辺は他の場所よりも段違いに柔らかく、
もちもちと弾力があった。なんとも心地よい感触。
 柔らかな肉に埋もれた指が少し、ブラの内側へ入った瞬間、グゥが敏感にその事に感づき
ビクンと大きく身体を引きつらせた。
「おい、何してる。そこは塗る必要ないだろ、エロガッパ」
「な、なんだよ。不可抗力だろ、これくらい」
「少し許したらすぐ調子に乗りおって……まったく、男というやつは」
「聞けよこらっ! 不可抗力だっつんてんだろっ」
「んー? さっきから怪しい手つきでグゥの横乳に触りまくってるくせに、今さら言い訳か?」
 思い切り得意そうに、グゥはニヤニヤとオレに嘲笑をよこす。
 ……こんにゃろう。確かにその通りだがその態度が無性にムカつく。

「……へー、オレ、触っちゃってた? いやあ、ごめんねえ。背中触ってるのと区別つかなくてさー」
「…………ほう」
 グゥの鋭い目線が突き刺さる。
 殺気めいたものを感じ、即座に自分の言動を後悔した。……オレって弱え。
「……グゥのは、そんなに無いか?」
 が、グゥはすぐに表情を緩め、不安げな声で小さくそう呟いた。
 殺気はとっくに消えたが、その言葉にむしろ後悔が深まる。たとえグゥみたいなヤツでも、
女の子にとってそこはデリケートな問題なのだ。
「確かに、背中と変わらぬかもな。ハレもこんな乳じゃ、つまらんよな」
「い、いやそんな事ないよッ! 大きさなんて関係ないって!!」
「慰めなどいらん……男はみな大きい方が好きなのだろう」
 慌ててフォローするが、グゥは前を向き顔を伏せてしまう。
 ああ、もう。突然そんな風に普通の女の子に戻られてはこちらのペースが狂う。いつもみたいに
皮肉たっぷりの百倍返しをされたほうがずっとマシだ。
「ごめん、変な事言っちゃって。背中と同じなんて、思ってないよ。グゥの言う通り、ヤラシイ事
考えながら触ってた」
「…………」
「それに大きさなんて、ホントに気にしなくていいんだからね。オレが好きなのは胸じゃなくて……グゥ、なんだからさ」
「…………」
 誠心誠意、言葉を尽くす。出来るだけ素直に……かなり相当に恥ずかしいが……自分の心を吐露する。
しかしグゥはますます俯き、胸を両手でぎゅっと押さえて身を縮こまらせる。
 そんなに、傷つくような事だったのか。自分の軽率さに腹が立つ。

「グゥ、オレ……」
「も、もういいっ! それ以上恥ずかしいコトばっか言うな……ッ」
 更に言葉を重ねようと開いた口を、グゥの両手が塞ぐ。振り向きざまに掌底突きのように勢い良く
手を打ち付けられ、パァンと乾いた音が頭に響いた。
「まったく、冗談の通じんやつだ……。こっちのペースまで狂う」
「……っぷは! そりゃオレの台詞だ。あーゆー冗談はヤメロよなぁ。……でも、ホントごめん」
「いいって言ってるだろ。グゥは自分の身体に不満など持ってない。ハレがいいなら、いい」
「……うん」
「しかし、確かにこの手の冗談はもう止めた方がよさそうだな。その度にあんな事言われたら……」
「……言われたら?」
「…………言ったらまたハレが調子に乗るから、言わない」
 そう言ってグゥはぷい、とまた前に向き直る。
 ……グゥ、それはもう、言ってるようなもんだと思うぞ。それでも直接言葉にして聞いてみたいと
思うのは贅沢なのだろうか。


「……もっと、触りたいか?」
「え?」
「素直に言えば、聞いてやらんでもないぞ?」
「お前、自分は言わないでオレには言わすのかよ……」
「……触りたくないのか」
「…………」
 ずるい。卑怯だ。グゥのあほ。ばかやろー。……くそう。
「……触りたいです」
「うむ。人間、正直が一番だな」
 がっくりとくず折れるオレの頭をグゥの手が優しく撫ぜる。生暖かい微笑みと尊大な声に包まれながら、
オレはいつか絶対お返ししてやると胸に固く誓った。

「いいか、ハレにはどう見えようと、グゥにも多少はあるのだ。それを確かめさせてやるだけだからな?」
 調子に乗ったらすぐやめる、と付け足し、グゥはまた両手を横に伸ばした。
 口実なのか照れ隠しなのか本気なのか。……気にして無いんじゃなかったのか、とは口に出しては
言えなかったが、とにかくオレにとってはこれで口実が出来上がったようだ。
 緊張を解すように自分の手をぎゅっと握る。まだローションでヌルヌルと滑る。はじめて触るのに
正しい感触が伝わり難そうで少し残念な気がしたが、コレはコレで実に、なんというか、エッチくさい。
 ローションが満遍なく行き渡るように両手を擦り合わせ、オレは静かにグゥの身体に手を伸ばした。

 鳩尾の上からブラの中へ指を挿し入れ、中心から腋の下まで滑らせる。指を揃え、くにくにと
旋回するように揉み込みゆっくりと水着の中へ指を侵入させた。
 ひんやりとした皮膚の内側に、熱い脈動を感じる。トクトクとグゥの鼓動が伝わる。
きめの細かい肌はローションのせいかぴたりと吸い付き、肌の上を指が通るとそこだけ内部に
みっちりと詰まったゼリーのような感触が移動し、指が通り過ぎるとまた元に戻る。
 サイズは小さいのに重量感があり、柔らかく温かで、そこがしっかりと女の子である事を
こんなにも主張している。
「ぅン……ッ」
 尺取虫のような動きでじわじわと指を奥へ移動させている途中、違う感触が指に触れた。
少しざらりと起伏があり、中心に小さな豆粒のようなこりっとした固いものがある。
「ふあッ! うんんッ!!」
 そこに中指の腹を擦り付けると、グゥはこれまでに無いくらい身を悶えさせ、大きな嬌声を上げた。
 気付けば、グゥのブラはすっかり上に持ち上がり、代わりにオレの手がその胸を包んでいた。
ぴったりと隙間無く、それでいてオレの手に余る事も無く、オレの手がそこにある事が自然であるかの
ように、綺麗に収まっている。
 呼吸を抑えようと口を閉じても、鼻から荒い息が漏れる。心臓はドンドンと内側からノックされて
いるように大きく響き、頭は下半身に集まっている以外の血が全て上っているように沸騰していた。
 ぐらりと地面が揺らぐ。自分の立っている場所が安定していない感覚。また倒れてしまいそうな
不安感を抱いたが、視界は意外な程クリアだった。頭の中も冷静だ。……多分。
 掌を軽く揺すると、たぽたぽと胸の奥が揺れるのが解る。全体を外側に押し広げ、離すと
張りよくすぐに戻る。逆に、きゅっと内側に寄せると微妙に谷間らしきものが出来る。周囲の
肉と、おっぱいとの境界は明確にあるようだった。少し、感動。
 そんな動きにもグゥは敏感に反応していた。きゅっと目を瞑り、はっはっと細かく息を吐く。

 ───グゥはれっきとした女の子の身体を持っている。そんな事はこうして確かめるまでもなく、
とっくに解ってた事だ。でも、だからこそ、ここで止まれるはずもない。

 指の感覚を開け、少し圧迫を緩める。途端に、ぷるんと桃色の突起が指の間から飛び出した。
首の後ろをジリッと電気が走り抜ける。今、オレの目の前にグゥの上半身が全て露になっている。
さっきみたいに一瞬じゃない。しかも、それはオレの手の中に納まり指の届く場所にあるのだ
「ど、どうだ、解ったか? もう十分じゃないか?」
「……もうちょっと。まだ、ちゃんと確認してない所あるし」
「そうか……もう少しなら、辛抱してやろう」
「うん、背中には絶対に無い部分を見つけたからさ……」
「……そこに触れれば、ハッキリするのか?」
「……うん」
「ならば、この際だ。念入りに検めればよかろう」
「…………」
「早く……」
「うん……」
 互いに言い訳を探すように、確認を取り合うように言葉を交わす。グゥも、解っているんだろう。
もう、お互いに戻れない所まで来ている事に。


「グゥ、腕、上げて」
「……ん」
 グゥはオレの言葉に素直に頷き、ばんざいをするように高く腕を伸ばした。
 完全に無防備になったその胸のサイズを確認するように、柔肉の周囲を指先でなぞり上げる。
ぷにぷにと下から持ち上げるように揉み上げ、その頂点の突起に指の腹を押し当て、全体を
揉み込む。乳首に中指の腹を当て、柔らかく押し込みこねるように指を回す。乳首の先端部分を
触れるか触れないかの所で指をかすらせる。ぷっくりと隆起してきた突起を指で摘み、きゅっと
引っ張る。ローションの滑りでぬるりと指から逃れた所をまた摘み、ローションを乳首全体に
塗り込むように何度も摘みくりくりと捻る。

「ふっ……くぁ、ちょ、ちょっと待て……こ、これも、マッサージで覚えたのか?」
「んなワケないだろ。やりたいようにやってるだけだよ」
「……天然で、コレか……もはや才能と言うより、病気……うぅんッ」
「気持ち、いいの?」
「バ、バカッ! そんな事聞くな……ッ」
「言ってよ。どう、こんなのとか、いい?」
「ふぁぁんっ! ひぁぁっ!」
 乳輪を押し広げ、乳首を根元から爪の先でカリカリと掻くとグゥは大きく声を上げ涎の飛沫を飛ばした。
オレは構わずその敏感な突起を責めながら、耳元でぼそりと囁く。
「お願い、グゥの口から聞きたいんだ」
「そっ、そんな仕返しは、卑怯だぞ……」
「そんなつもりないよ。グゥが良いなら、オレも嬉しいんだ。」
「ひぁ……んんんッ! ……イイ…なんで、こんなに……イイんだッ」
「グゥ……」
 グゥは脚を開いて正座するオレの股にお尻を押し付け、オレに持たれかかる。
 目を固く瞑り、何かに耐えるように俯き、伸ばした腕をオレの首の後ろに巻きつけオレから
離れないように体重を預けていた。
「解んないけど、多分……オレがグゥを大好きだからじゃないかな……」
「………ふぁ、ぁぁぁ……」
 途端にグゥの目がとろんと蕩け、熱を帯びはじめた。カクンとオレの肩に首をしなだれかからせ、
艶っぽい吐息を漏らす。弛緩した口端から垂れた一筋の涎が首筋を汚し、つぅ、と糸を引く。

「ぐ、グゥも、ハレの事…んむ…ちゅ、…ハレのことぉ……ッ」
 オレの頬や唇に見境無く吸い付き、キスをねだる。オレからも唇を寄せ、舌を挿し入れドロドロに
唾液に塗れたグゥの舌と絡めあった。
 唇を重ねながらも、胸に添えた指は忙しなく動く。胸に膨らみが出来るように乳肉を寄せ上げ、
先端でピンと尖った突起を優しく撫でる。乳肉に乳首が陥没するように押し込み、くりくりと指を
捻る。胸の上を滑るように揉みこねながらチュクチュクと往復し、指の谷間に先端をきゅ、と挟み
擦り上げる。
 本能の赴くままに、それでも特にグゥの反応がいいやり方を重点的に繰り返し徹底的に乳首を
苛めた。
「なんか…変だ……ンく、…胸の、奥が…っん………ぷぁ…熱いぃ……」
 発情したように小刻みに息を吐き出しながら、キスの合間に言葉を繋げる。
 両方の突起を同時に摘むと、グゥはガクッと一瞬、反射運動のように頭を倒した。そのまま
きゅ、きゅ、とリズミカルに先端を揉み込むとグゥは首をぶんぶんと横に振りながらオレの手を
胸から離そうと腕を掴んでくる。が、全身の筋肉が弛緩してしまったようにその手にはまるで力が
篭っていなかった。

 先ほどからグゥは脚を閉じ、もじもじとしきりに腰をくねらせている。そのため、熱く腫れ上がった
オレの分身がその柔らかなお尻に布越しに圧迫され、淡い快感とそれを解放出来ない苦しみが交互に襲い、
酷くもどかしい。
 最初はオレから逃げようとしているのかと思ったが、そうではないらしい。グゥは太ももを
ピッタリと密着させ、ぐにぐにと動かし自ら股間を圧迫して刺激を得ているように見えた。

 トクンと、心にまた一つ新しい熱が灯る。
 オレは片手で乳首を弄ったまま、もう片方の手をすっとグゥの下半身に伸ばした。素早くお腹の上を
滑り降り、パンツの中に一息に滑り込ませる。
「ぇ……えっ! ハレッ!?」
 瞬間、グゥは椅子から転げたように脚を跳ね上げた。しかしオレがグゥの上半身も下半身も
押さえているため、いくら身をよじっても逃げる事は出来ない。
 そうこうしているうちにオレの両手に同時に急所を責められ、またグゥはその身から力が抜ける。
 パンツの淵に溜まっていたのだろう、ローションがオレの手の間を抜け流れ込んでくる。
それのせいか、オレの手が元々ローションに塗れているせいか、グゥの女の子の部分はやけに
ヌルヌルと粘着質な感触を指に与える。まるで最初からとろとろに濡れていたようだ。
 そこの形を確かめるように、指先をゆっくりと撫で付けながら徘徊する。脚の付け根をなぞり、
下腹部を触診するように慎重に触れながら移動する。そのまま真っ直ぐに下り、ようやくグゥの
最も大事な部分に指が触れた。
 そこはどんな形だったか。母さんのを見てしまった時は確か、毛の奥に隠れてよく解らなかったが
ちょっとグロテスクだった記憶がある。だけど今触れているものは何と言うか、一番近いものを
挙げろと言われたら、感触で言えばグゥのほっぺだろうか。柔らかくて、じわりと奥に熱を持っていて、
ツルツルと心地いい手触り。毛もまだ生えていないようだ。
 周囲の柔らかいほっぺを揉みながら、中心に指を近づけていく。中指を這わせたそこには
ただ一本の浅い谷間があるだけのように思えた。

「ひっ─────!」
 ……そこを撫でた瞬間、グゥの身体がビクンと弾けるように大きく跳ねた。
「そ、そこはダメだ、今は胸だけで……」
 薄らと涙を浮かべ、グゥが懇願するような目で見詰める。
 だけど、そんな顔で、そんな事を言われて、止まれる程の理性はオレには残っていなかった。
中指で中心の溝をなぞりながら、残りの指で柔肉を揉みこねる。自分のよく知らない場所を触るのは
少し怖い。慎重に、優しく表面を擦る。
「ホントにダメだ……ハレ…ダメ……ッ」
 それだけでもグゥは身体をぶるぶると震わせ、ダメだ、ダメだ、と小さく呟きオレの腕をぎゅっと
握り締める。余程敏感な場所なのだろう。より慎重に、ゆっくりと指を動かす。
 小刻みな身体の震えの波の中に混じっていた大きな波の間隔が、徐々に狭まってくる。それが
どちらの波とも付かぬ程に激しくなった時、グゥはがばっと顔を上げ大粒の涙を零す瞳でオレを見上げた。

「…………離して……ハレ……」
「─────ッ」
 その瞳から感じたものは、本当の拒絶。
 オレの身体から、瞬時に力が抜ける。拘束から解かれたグゥはすぐさまオレから離れ、
一目散に砂を蹴った。
 ……グゥが、オレから離れていく。砂の足音が、迷い無く遠のいていく。
 あんなに、心に誓っていた事なのに。オレは結局、保険医の息子なんだ。
身体が動かない。もう、グゥを追う気力すらなかった。


 ザバァン、と。不意に背後から大きな波音が聞こえた。その音にかき消されるように、グゥの
足音が耳に届かなくなった。ふと顔を上げる。母さんたちの元へ走り去ったならまだ姿が見えて
いるはずなのに、その方向には何も見えなかった。
 次いで、先ほどからジャブジャブとけたたましく水音を立てている海の方角に目を向ける。

 …………いた。

 海に腰まで浸かり、遠くを見詰めている。時折ぶるっと大きく身体を揺すり、その表情は
どこか恍惚としているように見えた。
「あ゛~~~~~~~~~…間一髪……」
 大きく吐き出した息のついでのように、妙な声を上げている。

 ……まさか。

 …………まさかまさか……。

 さっき、腰をくねらせていたのは別に、自身を慰めていたワケじゃなくて……。

「お、ま、え、な~~!!」
 ザブザブと、着衣が濡れるのも構わず大股で波をかき分けグゥの前に立つ。
「どうした。……泣いてるのか?」
「……ッ! ねーよ!!」
 慌てて海水で顔を洗う。グゥに言われてはじめて気付いた。すぐに止まったが、自分でも
何の涙なのかよく解らなかった。
「おい、今グゥの周囲はバイオハザード警報が発令中だぞ。顔を洗うなら向こうでした方が
賢明だと思うのだが……」
「……お前、やっぱりおしっこ我慢してたのかよ……」
「…………やだ、ハレったら」
 頬に手をあて、思い切りわざとらしく恥ずかしがるこの奔放極まりない少女にオレは何と
言ってやればよいのか。オレの涙も後悔も反省も安堵も全て丸ごと空回りですか。
結果としてはそれで良かったけれども、なんだか素直に喜べない。
「お前、それならそうと言えよ、ちゃんとさ~」
「グゥとて、乙女じゃけえのぅ……」
 どこ生まれだよアンタ。なに黄昏てんですか。
「さすがにあの場で漏らすワケにもいくまい。そもそも、ハレが悪いんだぞ? せっかく
我慢してたのに、いきなりあんな事……」
「ぅ゛……そ、それは悪かったけどさ……もっと早く言ってくれれば良かったのに」
「……そんな余裕、無かったからな。ハレがテクニシャンなのが悪い。あれは逃げられん」
「…………へぇ」
 そんな事を言われても、オレには自分の腕の程なぞ解らない。しかしそんな事を言われては、
その言葉の真偽に関わらずこちらが折れるしかない。くそ……やはり納得がいかん……。

「それより、ちょっと向こうへ行ってろハレ」
 言いながら、グゥはいきなりピシャピシャと水をかけてきた。
「な、なんだよいきなり。オレは気にしないって」
「そうじゃない。ぱんつを洗いたいんだ」
「……は?」
「そのまましてしまったからな。ちょっと脱いで濯ぐだけだが、今のままよりは良かろう」
 ……なんとも律儀な事を言う。やっぱり、グゥでもお漏らしは恥ずかしいのだろうか。
「それって、オレがここにいちゃ出来ない事?」
「……エロガッパ」
 オレをジロリと睨みつけ、まだたくし上がっていたブラを素早く下ろす。
完全にセクハラ野郎扱いだ。
「あー、どーせそーですよ。もう、認めるっての!」
「……開き直ったか…じゃあ、ハレも脱げ」
「うぇぇええ!? な、なんでオレが?」
「グゥだけ見せるのは癪だからだ。それにハレばかりグゥの身体を味わいおって。不公平だぞ」
「そんな大仰な……」
「いいから、見せろ。触らせろ」
「………はぁ」
 ……勝てない。
 それに確かに、グゥの言う通りだ。下手すれば、オレにお漏らしまで見られていたかも
しれないのだから。
 オレは罪滅ぼしの意味も込めて、渋々承諾した。

「んじゃ、いくぞ……」
「ほれ、早く」
 水面に浮かぶオレの影を真っ直ぐに見詰め、グゥはワクワクと上機嫌に眼を輝かせている。
 オレは溜息を一つ吐くとズボンに手をかけ、勢いよくトランクスごと一息にずり下ろした。
ズボンに溜まっていた空気が抜け、海水が一気に流れ込んでくる。
 広大な大海原に下半身を曝け出している。なんだか、少しの不安感と開放感が入り混じった
妙な気分になってしまう。

「……ほう」
「……なによ」
「いや、やはりここからじゃ良く解らんな、とな。……触ってもいいか?」
「もう、好きにして……」
 どうせ何を言ってもグゥの思い通りにしかならんのだ。むしろ下手に口を挟むと状況が悪化しかねん。
そうなるくらいなら素直に従っておこう。……実の所、グゥに大事な所を触られてしまうと言う背徳感に
オレの胸は静かに高鳴りはじめていたのだが。

「なんだ、柔らかいな」
 グゥはおもむろに人差し指と親指で、オレのものを摘み上げた。
「そりゃそうだよ。グゥが逃げたのに驚いたし、水は冷たいし。そりゃ萎えるっての」
「グゥを弄ってる時はビンビンだったのか?」
「ちったー言葉を選べ、乙女! ……ビンビンだったけどさ」
「ふむふむ」
 何故かオレの答えに満足げに頷き、グゥはオレの前で屈み今度は両手で弄り出した。
 掌にオレのものを乗せ、もう片方の手でぷにぷにと突いたり、先を摘んで持ち上げたり。
分身を支えている手の指先が時折、袋に触り、くすぐったくてどうしても身体が震える。
「───あダッ!?」
 グゥが先端の皮を引っ張り上げた時、中の粘膜に爪の先がかすり、股間から脳天まで鋭い
痛みが貫いた。思わず腰を思い切り引き、グゥの手から離れる。

「ど、どうした?」
「いや、なんでもない大丈夫。でももうちょっと優しくして……」
「すまん……デリケートなんだな」
「周りの皮はそうでもないんだけどね。中身がさ」
「ほ、ほほう……皮と中身、ね……」
 グゥは興味深げにふむふむと唸りながら、またオレの股間に手を伸ばした。
 やはり片手は竿を支え、よっぽど興味がわいたのか、もう片手で皮の先端部分ばかりをくにくにと
弄る。余った皮に指の腹を擦り付け、口の部分を摘んで揉みこね、時に竿全体をすべすべと撫でる。
継続的に淡い快感を与えられ、早くもそこに血が流れ込んでいくのが解る。
 分身を乗せている方の手も波の加減かゆらゆらと円を描くように動き、それも密かに快感だった。
「おぉ……?」
 一度その気になれば早いもの。あっという間に硬度を増し、ピクンピクンと脈を打つように
跳ねる度に首を高くもたげ、そのサイズも肥大していく。すぐにそれはパンパンに張り詰めた
状態に変化した。余っていた皮も外側に引っ張られ、皺だらけだった先端から少しだけ赤い
粘膜部分を露出させている。

「す、凄いな……。何と言うか、ケモノだな。ハレの凶悪な本性がここに潜んでいると言うワケだな?」
「好きに解釈すりゃええ……」
 やっぱり、これは恥ずかしい。グゥはやけに感心した様子で、今にも拍手の一つも飛び出さん
ばかりに興奮している。
 ……膨張したオレのものを見て興奮するグゥ、なんて文面を想像すると、より一層オレの分身は
堅牢なものになっていく。男って、自分で言うのもなんだが単純と言うか、馬鹿だ。

 しかし、そこまで言われる程凶悪か。自分じゃ解らんが。グゥにその辺を訊ねてみた所、
「佇まいというかスタイルというか、存在が凶悪」なのだそうだ。さっぱりわからん。ただ、
サイズとか見た目とか、そーゆー話じゃあない事は確かなようだ。……どうせ、年相応ですよ。


「次はグゥだぞー」
「あ……あ、ああ。うむ。……ハレが洗うか?」
「いらんっ」
 こんな時にもこいつは冗談を忘れない。ある意味サービス精神旺盛というか仕事熱心と言うか。
 グゥは家で着替えでもしているようにさらりと腰に手をかけ、すました様子でするりと、物凄く
中途半端な所まで水着を下ろしてこちらをジッと睨んできた。……具体的には、オレの、ものを。
「ハレ。いいかげんそれを鎮めろ」
「は?」
「そんなにやる気満々なものをこちらに向けられては、無防備な姿になるのが怖い」
 そう言って銃口でも向けられたような眼で見詰められているオレの分身は勿論バリバリの臨戦態勢を
保っている。当たり前だ。目の前で愛しの少女が下半身スッパになろうとしている最中に萎える男が
何処にいる。
「グゥがそんなカッコで目の前にいる以上、無理」
 こればかりはどうしようもない。直球で伝える。
「むぅ、パンツを洗うのも命がけだな」
 いや、命まではかけんでもええがな。っつうか、貞操も大丈夫だっての。
 グゥはもう一度オレのものを見ると、諦めたように溜息を吐き再度パンツに手をかける。
途中まで降ろすとあとは勝手に水中を漂いながら足首まで下りていく。それを足の指で
器用に摘み、持ち上げて手に渡す。ベルに怒られそうなくらいお行儀が悪いが、目の前で
その格好で脚を広げられたオレとしては言葉もなかった。生まれて初めて海の環境汚染と
水質の浄化について真剣に考えた瞬間だった。一瞬だけだったけど。

「……なんだ、いつまでそうしているつもりだ? 貧血で死ぬぞ」
「いや、大丈夫っす」
 じゃぶじゃぶとパンツを洗いながら、怪訝な眼差しでまた見詰めてくる。
なんだか、本当に心配しているような目つきだ。
「もしかして、その、発散しないと収まらないのか?」
「いやいや、ほっといたら治るから。勃つたんびにしてたら、身がもたんわ」
「……普段そんなに勃ってるのか」
「ぐっ……」
 墓穴を掘ってしまった。いや、実際普段そんなに勃っているのだが。普段は特別
気にかける程の現象じゃあ無いねってくらいに勃っているのだが。
「……ちょっとした拍子にすぐ元気になるもんなの、コイツは」
「ほ……ほほぅ……男とは大変なんだな」
「それにさっきまで、グゥとあんな事してたんだから、当分収まんないよ……」
「…………ふむ」
 そう、先ほどまでグゥの身体を思うように弄んでいたのだ。いくら海の水で冷やしたとしても、
身体の芯で燃え上がった熱がそんなに簡単に冷めるはずも無い。
 一旦は萎えたとしても、発散するまではまたすぐにこの状態に戻るだろう。お屋敷に帰ったら
まず最初に長めにトイレに入るであろう事はほぼ確実だった。


「……お互い様、という事か」
 グゥは腰に手を当て、「なるほどな」と呟くと、真っ直ぐにこちらに向かってきた。
「え……? え? え!?」
 そしてオレにぴたりと寄り添い、オレのものをオレとグゥの身体で挟み込む。
次いでオレの肩に腕を回し、そのまま唇を重ねた。
 驚いて何も出来ないオレのぽかんと開けた口の中に、素早く舌が滑り込んでくる。
舌を絡め、唾液を掬い取り、それをまた口内に塗り付ける。
 ぷは、と唇が離れた瞬間、唇の間に引いた糸が海面にまで届き、波に融けていった。
「グゥも、身体の火照りが止まらん」
「ぐ、グゥ……」
「ハレにいろいろ弄ばれたせいだからな……」
「───うぁッ?」
 グゥは片手を水面に着け、おもむろにオレのものを握り込む。
「熱いな……」
 小さくそう呟くとグゥはオレのものをぐっと前に倒し、そのまま真っ直ぐに自分の下半身に突き入れた。
「ぅあ! ふあぁっ」
 ……グゥの中に、入ったと思った。実際には、グゥの股と閉じた太ももに挟まれた状態になっていただけ
だが、経験の無いオレにはその区別など付かず、どちらにせよオレの分身にとってそれはとんでもない
快感である事に変わりはなかった。
 ひたすら柔らかく、それでいてしっかりと適度な張りを残した圧迫感。
 細い隙間に無理やり挿し込んだせいで包皮が剥き下ろされ、ほとんど外気に触れた事の無い敏感な
部分が完全にその姿を露出させていた。
 ゾクリと、背中に冷たいものが走る。そこは自分を慰める時にも触れた事の無い場所。最近やっと
剥け切ったばかりの、まだ乾いてもいない傷口のようなデリケートな場所。そこに触る事なんて、
お風呂でおっかなびっくり洗う時くらいのものだ。それが今、グゥの柔らかい肉に包まれている。
少しの恐怖とそれを遥かに上回る高揚感が、オレの鼓動を高めていく。

「────ンぅぅッ!!」
 剥き出しの状態の亀頭が太ももに擦られ、そのあまりに強い刺激にカクンと膝が折れる。
なんとかグゥの腰を抱き身体を支えるが、少し動くたびにビクビクと痙攣してしまう。
「なるほど、ハレの弱点か。形勢逆転だな?」
 グゥはニヤリと笑うと腰をゆっくりと前後させはじめた。カリの広い部分がグゥの粘液で濡れた
スリットとこね合わさり、感じた事の無い快感と痺れるような甘い痛みが同時に身体を襲う。
先端部分はその殆どを太ももに揉み潰され、竿がゆっくりとグゥの肢体に埋まる度に鈴口が
パクパクと開く。
「か…は……っ」
 喉元から何かを吐き出すように声が漏れた。
 地獄のような快楽と苦痛の連鎖に、頭の芯がチリチリと痺れ、思考が定まらない。
オレはすがるようにグゥの胸にしがみつき、倒れないようにするのが精一杯だった。

「もっと、よくしてやるぞ……」
「ふ、ぐぅッ!? ……ぅあ、は、ああああッッ!!」
 不意に、グゥは太ももを強く閉じたままぐりぐりと捻るように脚を交差させた。
太ももの片側にカリ首を根元から引っ張られ、その柔らかい肉に食い込んだまま傘の裏側を
勢い良くズリズリと摩擦される。もう片側には逆に押し込むように圧迫され、先端部分を
押し潰されたまま強引に擦り上げられる。
 更にカリの上部は蕩けるようにぬめったプニプニの餅のような感触に優しく包まれ、
混ざり合いそうな程に絡み付き、吸い付いてくる。
「やめ、やめ……ダメだよ、こん、な……ッ」
 パンパンに腫れ上がった敏感な部分にあらゆる方向から異なった刺激を素早く交互に、
擦り切れんばかりに何度も何度も与えられる。自分の分身に今どんな種類の刺激が
加わっているのか、もはや判別も出来ない。
「ダメ、っは…ホントに、ダメだよぉ……うんンッ、オレこんな…死んじゃう、よぉ……ッ」
 何度も息を継ぎ、震える声で訴える。呼吸をする度にとろみがかった唾液が零れ、
だらだらとグゥの胸元に糸を引いた。
 身体中が茹るように熱い。特に頬と額は湯気が上がっているのではと思う程沸騰し、
薄らと目頭に溜まる涙に視界がぼやけていく。
 グゥに腰を強く抱かれ、逃げる事も出来ない。オレはグゥに力なく持たれかかったまま、
その拷問にも似た愛撫が止むのをただ待つしかなかった。

「ふふふ、お返しだ。ハレも離してくれなかったろ」
 グゥはそんなオレの様子を舌を舐めずりながら見下ろしていた。オレ以上にふぅふぅと
短く早く息を切らせ、酷く興奮しているように見える。
「オレは、はっ、離したろッ!」
「む、そう言えばそうだったか。……ギリギリでな」
 言いながら、グゥはニヤリと笑った。
 その意味深な言い回しと表情に一抹の不安を覚える。が、それに構っていられる程の
余裕も今のオレには残されていなかった。
 グゥは更に激しく太ももを擦り合わせ、オレの分身を搾り込み、捏ね回す。腰を扇情的に
グラインドし、前後運動も加え、オレはいよいよその快楽に逆らえなくなっていく。
 親指よりふた周りほど大きいだけのただの棒を掴まれているだけなのに、今やオレの全身は
グゥに完全に掌握されていた。

「やっ、やっ、も、や、やだ、いく、でるぅ……ッ」
 鼓動が際限なく加速する。息が細切れにしか出てこない。
 身体の芯に灯る熱が、一直線にオレの分身へと流れ込んでいく。尾てい骨のあたりから
竿の根元までを甘い痺れが広がり、腰が小刻みに震えだす。根元からじわじわと快楽の波が
昇りつめ、その出口へと辿り着こうとした瞬間……

 ふ…、と。オレのものを締め付ける圧迫感が、消えた。
「そ、んな……」
 ぼやけた視界で前を見る。グゥはオレの身体から離れ、少しずつ後ろに下がっていた。
 オレの分身は今や何にも触れてはおらず、ただ波の流れに逆らうように真っ直ぐそそり
立っているだけだった。
 あとほんの少し、もう一擦りでオレはその熱情を放出できていただろう。腰はまだ震え、
分身に灯った熱も高まるばかりで、甘く切ない痛みが鼓動のようにズクズクと疼く。

「グゥ、なんで……」
「……もう、出そうなのだろう? だから解放してやったのだ。……ギリギリで」
「…………ッ」
 腕を組み、ニヤニヤと口端を歪め、グゥはオレから二人分ほど離れた所で足を止めた。
 ……先ほど感じた不安は、コレだったか。こんな復讐を企んでいたなんて、幾らなんでも
酷すぎる。
 分身に灯る熱は一向に収まる気配を見せず、むしろますます充血しビクビクとその脈動を
大きくしている。
 このままじゃ、波の流れから受ける刺激だけで達してしまいそうだ。ここまで来て、
それは絶対に嫌だ。自分で触るなんてのも、虚しすぎる。オレは半ば麻痺したかのように
筋肉の弛緩した脚を動かし、ゆっくりとグゥに近づいていった。

「そうだ。ここまで来い」
 グゥはそんなオレの姿に満足げに微笑み、両手を大きく広げた。思い通りの行動、って所か。
だけど、それでもいい。グゥに包まれて、グゥの身体にこの欲望を発散出来るなら。
 一歩ずつグゥの傍に寄る。水の抵抗だけで、本当に出してしまいそうになる。グゥの身体に
触れた瞬間、それがどの部位だったとしてもオレのものは即座に暴発してしまう事だろう。
 手を伸ばし、母の所に辿り着こうとする赤ん坊のようによたよたとおぼつかない足取りで
前に進む。
 そうしてようやくグゥの目の前に到着した時、グゥは前に伸ばしたオレの手をきゅっと握って
引き寄せてくれた。
「ふふ。お疲れ」
「お前なあ~。もう離さんからな、こんにゃろう」
「……うん。絶対、離さないでくれ」
「え……?」
 オレの言葉に、グゥは穏やかな微笑みを返す。
 一瞬、呆気に取られたオレにグゥはぐっと急接近し、
「───好きだ。大好きだぞ、ハレ」
 直接、その言葉が息と共にオレの中に吹き込まれるくらいにすぐ傍で。そう小さな声で呟くと、
そっと唇を重ねた。

「…………ふっ? んっ───んんんふッ!!」
 瞬間、ビクンと身体が大きく跳ね上がった。心臓が胸から飛び出したかと思った。
 唇から入り込んだグゥの息吹が全身を駆け抜け、これまでにないくらいの大きな快感の
波となって一気に体外で放出された。
 ドクン、ドクンと鼓動にあわせて強烈な快感が身体の芯を走り抜け、弾け飛ぶ。オレは
その最後の瞬間までグゥの唇を一瞬も離さないように、震える膝にぐっと力を込めていた。
 やがて、体内に溜まっていた熱が全て外に排出され、波が収まっていく。途端に全身の
力が一気に抜け、オレはそのまま膝が抜けザパンと胸まで海に浸かった。
 ハァー、ハァーと細く長い息を吐く。何が起こったのか、身体は理解していたが心では
今ひとつ納得できなかった。果たしてそんな事があるものなのか。いや、実体験した直後に
考える疑問では無いかもしれないが、しかし、俄かには信じ難い。
「どうした、ハレ?」
 グゥがオレと同じように海にしゃがみ込む。突然オレがへたり込んだので驚いたのだろう、
心配そうな目でこちらを見詰めている。

「グゥ、あの、オレ……」
「……ん。脚に、ホースでぬるい水をかけられたみたいだった」
「……うん」
 お互い、気恥ずかしそうに俯く。グゥもオレに何が起こったのか、一応は解っているようだ。
「我慢、出来なかったのか?」
 そして何故かグゥは申し訳無さそうに、指を胸の前で弄りながらそう訪ねて来た。どうやら
グゥは、オレがグゥに辿り着く寸前で達してしまったのだと思っているらしい。
 オレも最初はそうだと思ったのだが、多分違う。かといって、他の要因といえば一つしかない。
説明するのが恥ずかしすぎるのだが……ええい、ここは男らしく覚悟を決めよう。

「───多分オレ、グゥに……その、持ってかれたんだと思う」
「……え?」
「キスで、一気にキちゃったって言うか……」
「…………」
「それと、その前にグゥ、言ってくれたよね。好き、って。多分、一番の原因は……ソレ」
「…………ハレぇ……」
「い、いやまさかオレもそれでイ────っんぷ?」
 照れ隠しに頭をかくオレに弾丸のようにぶつかり、グゥはオレの唇を奪う。そのまま
バランスを崩し、グゥもろとも海にドボンと沈んだ。

「────ぶはっ! お前いきなり何……」
「ハレ~~~!!」
「ぉわあっ!!」
 起き上がった瞬間、海面から飛び出てきたグゥにしがみ付かれまた海中に倒れ込む。
そんな事を、グゥが落ち着きを取り戻すまでしつこく繰り返した。

戻る<< [5] >>進む