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タミヤ製1/23(表記は1/24) NISSAN GT-R (R35)



備考

  • 2008年5月発売の比較的新しいキットである。シリーズ第300作目の記念すべきキットという事らしい(Item No.24300)。


デフォルメの概要

  • 実車の全幅(バックミラー含む)は1,895mm(日産ホームページより)、1/24に縮小すると78.95mmだが、しかしタミヤのキットの全幅(バックミラー含む)は82mmでその差は実に約3mm、実車のスケールに換算すると73.2mmオーバースケールとなる。
  • また82mm/1.895mm=23.109・・・・となり、タミヤGT-Rの全幅は1/24ではなく1/23である。


画像での比較

  • 実車とは随分形状が異なることがわかる。第300作目に相応しいデフォルメぶりである。
※この実車のバンパーは社外品である。
※実車の写真・キットの写真共にパースがかかっており全幅よりバックミラーの幅が狭く見えるが、バックミラーの幅の方が広い。
※タミヤのキットが実際にどの角度から見てもフェンダーのボリュームが異常に大きい事はリンク先のその他の実例 - プラモ比較研究所で確認出来る。

キットの画像募集中

タミヤ模型の商品説明

  • タミヤ模型はこの意図的に全幅を広げたデフォルメモデルを正確な形状であるかのように説明しており、消費者が誤解し誤って購入してしまう恐れがある。以下タミヤ模型による説明文
  • 世間一般で言う「リアル」とは現実のこと。また、現実的であるさま。実物そのままであるさま。写実的。(goo辞書より引用)となっており、意図的に寸法変えておいてリアルだと虚偽の宣伝をすると少々マズイ事になりそうです。第300作目に相応しい景品表示法スレスレ表記ですね。
  • タミヤ模型さんの言う「リアル」とは世間一般で使われている「リアル」とはまったく別の意味で、それは「1/24スケールと表記しつつも実際は1/23スケールで設計する事」という事なんでしょうかね?


他社製との比較

全幅(バックミラーを含めないもの)
タミヤ 81.2mm
フジミ 78.3mm
アオシマ 79.2mm
  • 全幅に関してはタミヤより3mm幅が狭いフジミが一番正確という事になる。
  • アオシマはタミヤよりは正確であるが1mmほど全幅が広げられデフォルメされている事がわかる。
  • このようにデフォルメの手法・量はメーカーにより様々であり、統一見解や絶対的な補正基準があるわけではなく各社が勝手な思い込みを基準に実車の形状を歪めている実態が確認できる。













最終更新:2010年10月15日 15:43
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