なるほど自然に唯紬ペアの構図が増えるのか
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大学に入り、より親密度を増した唯と紬の関係。
2人で遊びに行くことが増えた。
ときにはお互いの家に泊まり、朝まで語り合うこともあった。
新生活への不安も手伝ってか、2人は不思議な高揚感に包まれていた。毎日が楽しかった。
ときにはお互いの家に泊まり、朝まで語り合うこともあった。
新生活への不安も手伝ってか、2人は不思議な高揚感に包まれていた。毎日が楽しかった。
しかし、卒業後はじめてのバンド練習、
久しぶりに梓に会った唯は大はしゃぎで梓に抱きつく。
久しぶりに梓に会った唯は大はしゃぎで梓に抱きつく。
満更でもない様子の梓と、それをからかう律と澪。
そしていつになく瞳を輝かせる唯。
そしていつになく瞳を輝かせる唯。
そのとき、紬の胸にチクリとした痛みがかすめた。
それは思わず通り過ぎてしまうほど微かな、それでいてあまりに存在感のある痛みだった。
それは思わず通り過ぎてしまうほど微かな、それでいてあまりに存在感のある痛みだった。
(あれ……私、今、嬉しくない……)
(前はこんな状況、誰よりも喜んで見てたのに……)
(前はこんな状況、誰よりも喜んで見てたのに……)
(もしかして……)
紬「私って……嫌な子」
澪「ん?ムギどーしたんだ?」
紬「な、なんでもないの!うふふ」
(……唯ちゃん)
桜の花びらもすっかり散ってしまった、ある4月の出来事である。
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ここまで妄想した