「そっか。エーテルは、そのCOAって言うネットゲームの世界に、入っていくんだね?」
「あぁ」
「あぁ」
ダレンに、事の次第を話したエーテル
エーテルの話を聞いて、ダレンは心配そうだ
エーテルの話を聞いて、ダレンは心配そうだ
「それで…彼の、怪我の具合は?」
「まぁ、「組織」にも蝦蟇の油を初めとして治療系都市伝説があるからな、命に別状はない」
「…良かった」
「まぁ、「組織」にも蝦蟇の油を初めとして治療系都市伝説があるからな、命に別状はない」
「…良かった」
ほっとしているダレンの様子に、エーテルは苦笑する
相変わらず、優しすぎる男だ
ほとんど面識のない相手であるサイレスの事まで、心配するとは
相変わらず、優しすぎる男だ
ほとんど面識のない相手であるサイレスの事まで、心配するとは
「お前、確かあいつとは、ほとんど面識なかったよな?」
「うん、でも、「組織」から離れる直前に会ってるし。よく、覚えてるよ」
「うん、でも、「組織」から離れる直前に会ってるし。よく、覚えてるよ」
エーテルの言葉に、何気なくそう答えたダレン
……だが
その言葉は…エーテルに、やや、引っ掛かりを覚えさせる
その言葉は…エーテルに、やや、引っ掛かりを覚えさせる
「…「組織」を離れる直前?」
「うん……えっと、顔を隠してた人達に襲い掛かられる、少し前かな。訓練所の場所を教えてくれたよ」
「うん……えっと、顔を隠してた人達に襲い掛かられる、少し前かな。訓練所の場所を教えてくれたよ」
何もかも、正直に話すダレン
本当に、彼にとっては何気ない事であり、話す事に一切の抵抗も存在していない
本当に、彼にとっては何気ない事であり、話す事に一切の抵抗も存在していない
己の話した事が後に与える影響になど、気付く故も、なく
to be … ?