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L:燃料生産地 = {  t:名称 = 燃料生産地(施設)  t:要点 = 油田,精錬所  t:周辺環境 = 人里はなれた自然  t:評価 = なし  t:特殊 = なし   *燃料生産地の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。   *毎ターン燃料+15万tされる。  }  t:→次のアイドレス = 燃料精錬所(施設),海軍兵站システム(技術),燃料気化爆弾(技術) }  宰相府藩国は西国の環境を持つ藩国船であり、国中を覆う広大な砂漠地帯の地下には大量の「黒い宝」――化石燃料が眠っている。  居住区から西方を望めば、見渡す限り広がる“果ての砂漠”にいくつもの鉄の塊がそびえているのが見えることだろう。高度に機械化された採掘・精製・貯蔵施設が見渡す限り連なっている様はある種の威容すら感じさせる。  宰相府を藩国の脳とするなら、この施設郡こそ高度に技術化された宰相府藩国の心臓、燃料生産地である。  生産地の地表面積の多くを占める施設は精製・貯蔵モジュールである。  巨大な貯蔵タンクの周囲を4つの精製機が囲むという形で構成されたこのモジュールは、個々が完全にユニット化されている。もし何らかの事故で一つのユニットが破損したとしても、連結された他のモジュールには影響を及ぼさず、最小限の被害で食い止められる構造が実現されているのだ。  また、モジュール内に生活スペースが確保されており、施設労働者にとっても快適な環境となっている。  石油採掘システムは精製・貯蔵モジュールよりも間隔を空けて配置されている。システムは油井を通して自噴させる形式で、これは従来のものと大きく変わらない。  独特の工夫がこらされているのは油井を掘り抜くためのドリル部に導入された高圧網状ガスポンプである。  油井からの自噴のみで採掘できる石油量は貯蔵量の50%以下である。これは石油が抜き取られることによって自噴を行えるだけの圧力が維持できなくなるからだ。  宰相府藩国の石油採掘システムは、石油貯蔵層まで掘り抜いた後、そこでパイプ状の細い金属で出来た網を展開する。このパイプから二酸化炭素ガスを噴出し、石油が自噴出来るだけの圧力を維持することで高効率に石油を採掘し続けることが可能になった。  この貯蔵・精製モジュールと採掘システムは高度に調節された地上・地下両方のパイプラインで結ばれている。  地上を通るパイプは装甲化が施され、軽度の爆発では損傷しないほど強固に固められている。逆に地下のラインは軟質樹脂で作られているが、これはモジュール間の接続を定期的に変更するための措置である。  液化プラスチックを吹き付けて砂を一時的に固め、掘り抜いた空間にパイプラインを通す。ラインを抜いた場所には溶剤をかけることで容易に穴を塞ぐことができるのだ。このように地下のラインを定期変更することでラインの保守が容易になる上、パイプライン自体の整備点検も簡単に行えるようになった。  このように、先進的ながら実用的な技術で、宰相府藩国の心臓は脳に活発な活動を約束する新鮮な血液――燃料を日夜産出しているのだ。

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