(ルート>っんなのよぉ! あの和服の女ぁ!!
月光の中、ルートは独り激昂していた
「反魂と復讐の魔女」――アンジェリカと名乗る少女が彼女の目の前から姿を消して、ほんの数秒後の事だ
「反魂と復讐の魔女」――アンジェリカと名乗る少女が彼女の目の前から姿を消して、ほんの数秒後の事だ
(ルート>何が創造主よ・・・何が観測者よぉ・・・訳分かんないことばっかり言ってぇ!!
怒りのままに、動かぬ子供の身体を切り刻む
元の形が分からないほどにすると、肩で呼吸をし始めた
少年――黄昏裂邪との戦闘
不死身の魔女――アンジェリカとの対峙・・・とは言え、向こうは何もしていなかったのだが
能力の使い過ぎで、ルートの体力は著しく消耗していた
元の形が分からないほどにすると、肩で呼吸をし始めた
少年――黄昏裂邪との戦闘
不死身の魔女――アンジェリカとの対峙・・・とは言え、向こうは何もしていなかったのだが
能力の使い過ぎで、ルートの体力は著しく消耗していた
(ルート>・・・もぉいいや、金は奪ったしぃ・・・行こっと
きょろきょろ、辺りを見回して、
(ルート>エーヴィヒ~、だいじょぉぶぅ? 行くよぉ
呼ぶと、木の陰からちょこちょこと白いふさふさの毛を持つネコが駆け寄り、
ぴょんっ、とルートの肩に軽々跳び乗った
それを確認して、彼女は夜闇の中へ溶けていった
ぴょんっ、とルートの肩に軽々跳び乗った
それを確認して、彼女は夜闇の中へ溶けていった
† † † † † †
―――こんなところに「魔女」が2人、か
エーヴィヒが振り向くと、公園の1箇所が、風に吹かれた霧のように揺らめいた
そこには、2つの人影
そこには、2つの人影
―――君の言う通りにしたよ・・・これで、良かったのかい?
1つは、両腕が無く、心臓――――――ではなく、腹部から血を流して倒れている黒衣の少年
もう1つは、
もう1つは、
―――――――「慈悲と寵愛の魔女」さん?
エーヴィヒと見てにたりと笑う、黒いワンピースの少女だった
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