合わせ鏡のアクマ 58
都市伝説4コマ風劇場
解毒中
「そういえばバイトさん」
「ん、なにか?」
「そういえばバイトさん」
「ん、なにか?」
「恋愛経験ってあります?」
「あ、それ私も気になる」
「・・・」
「あ、それ私も気になる」
「・・・」
「・・・ノーコメントで」
「あ、ずるーい」
「いや、本当に勘弁してくれ」
「あ、ずるーい」
「いや、本当に勘弁してくれ」
「ちなみに私はキスまでならあります」
「えぇえええええ!!いつ、どこで!?」
「えぇえええええ!!いつ、どこで!?」
バイトさんに恋愛関係は鬼門だろうなーと、結局はぐらかしてみた
姫さんは恋愛経験ないので、妹ちゃんに先を越されたと驚きを隠せません
姫さんは恋愛経験ないので、妹ちゃんに先を越されたと驚きを隠せません
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都市伝説4コマ風劇場
「先越された・・・」
「都市伝説時代の話ですけど」
「その時かい!」
「都市伝説時代の話ですけど」
「その時かい!」
「で、相手は?」
「兄さんです。子供の頃の」
「兄さんです。子供の頃の」
「あの頃は兄さんも小さくて、可愛らしい声で恥ずかしそうに私に言ったんです」
「いつかぼくをおよめさ」
「言うなぁあああ!!」バタン
「お帰りなさい、兄さん」
「言うなぁあああ!!」バタン
「お帰りなさい、兄さん」
ま、妹ちゃんは年長者だから経験くらいありますとも
・・・可愛かったんだろうなぁ
・・・可愛かったんだろうなぁ
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都市伝説4コマ風劇場
「お婿さんとお嫁さんを間違えて・・・かわいかったですねー」
「子供だったからよく意味を知らなかったんだよ!!」
「子供だったからよく意味を知らなかったんだよ!!」
「だいたい、お前はどうなんだ!」
「え?私は・・・・・・」
「え?私は・・・・・・」
「・・・・・・・・・」ボンッ
「ににに兄さんには関係ありません!」ポカポカ
「あだっ!?叩くな!」
3コマ目の音は顔が赤くなった時のアレ
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都市伝説4コマ風劇場
「で、肝心のキスシーンはどんなだったの?」
「それは・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「そっか
「それは・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「そっか
じゃあちゅーしてよ」
「なんでぇ?」
「ちゅーは好きな人同士がする儀式みたいなものなのよ」
「なんでぇ?」
「ちゅーは好きな人同士がする儀式みたいなものなのよ」
「だからしてくれないとあなたのこと嫌いになっちゃむぐっ」ちゅー
「えへへー、これでいい?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「言えません///」「えー」
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「言えません///」「えー」
昔はけっこう行動が早かった主人公
ためらいなくキスとか、今は無理だろうな
ためらいなくキスとか、今は無理だろうな
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都市伝説4コマ風劇場
「でもしたってことは好きだったの?」ヒソヒソ
「はい・・・でも兄さんには」ヒソヒソ
「言わないわよ・・・」ヒソヒソ
「はい・・・でも兄さんには」ヒソヒソ
「言わないわよ・・・」ヒソヒソ
「昔のことはさておき、今はどうなの?」
「今ですか?」
「今ですか?」
「ないですね。今は姫さんの恋を見ている方が」
「わー!?」
「わー!?」
「どうした?」ヒョイ
「いえ姫さんが「××は気にせずご飯作ってて!」
「いえ姫さんが「××は気にせずご飯作ってて!」
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都市伝説4コマ風劇場
「できたぞー」
「今日はなに?」
「肉じゃが」
「今日はなに?」
「肉じゃが」
「ジャガイモ崩れてるなぁ」
「そういう時は・・・」
「あの」
「そういう時は・・・」
「あの」
「質問していいか?」
「なんですかバイトさん」モグモグ
「なんですかバイトさん」モグモグ
「さっきの都市伝説時代って一体なんだ?」
「「「・・・・・・あー」」」
「「「・・・・・・あー」」」
事情を知らねばわからないさっきの会話