Rahal / 少年時代(詳細・ネタバレ編)


  • エルヴァーン♂、4a(銀髪)、サンドリア・ドラギーユ城H-9
  • フルネームはラーアル・S・ルブラール(Rahal S Lebrart)。
  • 少年騎士団副団長。


この頃からオールバックでした。


少年達の贈り物

  冒険者が過去のサンドリア・番犬横丁を訪れると、少年の声が聞こえてきた。先日冒険者がコッソリ逃がす事になってしまったオークの事で口げんかをしているようだ。


そこにもう一人の少年が走りよった。

Excenmille :……ラーアル(Rahal)。どうした、そんなにあわてて。
Rahal : ビスティヨ(Bistillot)の奴、ついに例のブツ、完成させたらしいぜ!
Excenmille : 本当か!?
Rahal : ああ!だからいつもんとこ、早く行こうぜ。


少年の名前はラーアル。20年後の「現代」では、王立騎士団の団長というポストに就いている。


もう一人のExcenmilleは、幼馴染のようで、口喧嘩よりも「例のブツ」に興味津々の様子。その場を切り上げて、二人で番犬横丁の奥へと駆けていった。



二人が向かった小さな広場には、同じ鎧に身を包んだ少年たちが待っていた。Excenmilleはこの少年騎士団の団長、そしてラーアルは副団長ということらしい。人数が集まったらしく、早速「例のブツに関して」話を進めようとするExcenmilleだが、ラーアルの注意は別の所に固定されていた。


Rahal :……なあ、エグセニミル。
Excenmille :ん、なんだよ?
Rahal :……変なのがいる。
Excenmille : げげっ、なんでオレたち少年騎士団の領地に大人がいんだよ!

  凄まじい勢いで、その場に居合わせてしまった冒険者に食って掛かるExcenmilleだが、更に来訪者が現れ会話が途切れる。 彼女はAltennia。ボーレル家の者であり、王立騎士団の従騎士でもある。任務の傍ら少年騎士団の面倒も見ているようだ。


  Excenmilleは彼女に「変な大人(冒険者)」を追い払ってほしいとAltenniaにせがむが、その冒険者と話した結果、Altenniaは彼(彼女)を少年騎士団に入れて仲良くしてほしい、と逆にお願いしてきた。
  結局、「変な大人」を退散させられなくなったどころか、仲間に入れないといけなくなってしまった少年騎士団。ラーアルを含め他のメンバーは、大人の入隊に反対しながら、最終的にはExcenmilleの決断に任せる、と意思表明した。その結果、「例のブツ」である、少年たちが作った御守を指定の軍人に、冒険者に渡してくるように指示し、入隊テストをすると言い出したのだ。
  そして無事に指定された軍人達にお守りを配った冒険者は、新入りとして少年騎士団の会議に参加することを許された。


オーク軍団掃討作戦


  ある日少年騎士団は大人たち(騎士団のと思われる)の情報を手に入れた。サンドリアを襲ったオーク族の禿鷲軍団がバタリア西部にいるのを急襲する予定だったらしいが、ムシャン神殿騎士団長が暗殺されて牛歩状態にあるという。大人の騎士団が躊躇うそのオーク軍団に、Excenmilleは勇み足になった。

Excenmille : あー、もういい!要するにその話が白紙に戻っちまったんだろ。これだから大人はアテになんねぇんだよ!
Rahal : 少なくとも、そのドッグヴデッグは今も野放しにされているってことか。
Excenmille : よーし、決定!明日はドッグヴデッグ軍団の掃討作戦だ!バタリア丘陵に行くぞ!
Bistillot : 団長、この場合は掃討というよりむしろ……
Rahal : ま、待てよ。作戦名はともかく、大人の騎士団が総がかりでやっとの相手をどうやって僕らが倒すんだ?
Excenmille : それは、行ってから決める。
Rahal :……。

  流石に団長の発言に困り顔のラーアル。そこにAltenniaが様子を見にたずねてきた。あからさまに静かになった少年騎士団を見、彼女は危ない計画を立ててたんじゃないかと疑いだす。


さすがにお姉さんは鋭い。

Rahal : 領地内の「ゴミ掃討作戦」さ。

Altennia :……ふう、それならいいわ。まったく、オーク軍団掃討作戦とか言い出すのかとひやひやしちゃったわよ。

  ラーアルの機転によりAltenniaは満足そうに去っていった。一安心する一同。Excenmilleは、Altenniaに告げ口したら即除隊と冒険者に釘を刺し、本来の作戦である「オーク軍団掃討作戦」は後日、有志を募って決行することにした。


一同「おー!」


  しかし後日、集合場所に立ち寄ると、そこに居たのは警備隊長のRholontのみ。彼がExcenmilleから託った伝言によると「大人たちに先を越されるのがイヤだから先に行く」との事。Rholontの推測だともうジャグナーに到着するのでは、と聞き冒険者は慌てて少年達の後を追った。
  東ロンフォールを抜けてジャグナーに差し掛かった所で冒険者は、こちらに向かって戻ってきている少年騎士団との合流に成功したが、心配していた非常事態になっていたようだ。


Rahal : あっ……<PC Name>!!た、大変なんだ!!僕ら、バタリア丘陵へ向かうためにジャグナー森林を抜けようとしたんだけど……途中でオーク兵に襲われて……。
Rahal :……あれっ!?エグセニミルがいない!?あいつ、途中まで一緒に逃げてたのに……まさか、はぐれたのか!?


 他の騎士団員に、サンドリアへ戻りRholontAltenniaに至急状況を説明して助けを呼ぶように指示するラーアル。そして彼は冒険者と共にはぐれてしまった親友のExcenmilleの捜索に、ジャグナーに戻ることにした。そして二人が見つけた時、Excenmilleはオーク2匹相手に剣を抜いている場面だった。


急いで助太刀に入る。

  冒険者に襲い掛かるオーク。しかし冒険者たちは辛うじてオークの片方、Fingerfilcher Dradzadを下した。


ジャグナーの奥へと走り去るZogbog。少年達の初陣は勝利に終わった。そこにAltennia達が駆けつけてきた。少年騎士団の少年達の報せで走ってきたのだった。早速説教を始めるAltenniaだったが、全く悪びれもしないExcenmille。彼女は諦めて、とにかく今は無事を喜ぶことにした。そして、二人を助けた冒険者に礼を述べる。

Altennia : ありがとう。<PC Name>さん。もし、あなたがこの子たちを追いかけてくれなかったら、エグセニミルは今ごろどうなっていたことか……。
Excenmille : べつにお前が助けになんかこなくても、あんな奴ら、オレひとりでぶっ倒せたんだからな!


Rahal : でも、<Your Name>が頼りになることはよくわかったよ。
Excenmille :……ふんっ。
Excenmille : まだお前のこと、信用したわけじゃねーけど、次の作戦会議にもぜってー参加しろよ!これは少年騎士団長としての命令だからな!!

  照れを隠すように、ロンフォールに向かって走っていくExcenmilleと、それを追うラーアル。


そして走っていた二人の少年は

振り返り、冒険者に少年騎士団の敬礼をした。

  彼の元気な姿に安堵しつつ、二人に今日の罰に敷地内の草むしりをさせる、とチョコボでAltenniaは追いかけていった。

  彼のこの後の物語はこちらのページ へと続いていく。



この時代から補佐的役割を自ら買って出てしまう為に、振り回される印象がある。

最終更新:2008年04月21日 10:27