Jabbos (詳細・ネタバレ編)


  • ガルカ、5a(茶髪)、通常配置無し
  • ムバルポロスでモブリン達と共に生活してるガルカ。
  • モブリン語・ヴァナディール標準語が理解出来る。


特記事項
  • 100前後、モブリン達とムバルポロスで流浪の生活を平和に続けていた。
  • 突然現れた謎の少年に刺激され、男神プロマシアを崇める様になり人に攻撃的になったモブリン達に心を痛めている。
  • かつてプロマシア像を見たことがある為、謎の少年がプロマシアではないと認識している。(モブリンは生まれ変わりと思っている)
  • 謎の少年の事を多少なりとも知っていそうなプレイヤーに興味を持ち、共に旅に出ることになる。
  • バストゥーク出身のガルカ曰く「ガルカであることをやめたガルカ」。



流浪の民・モブリンとムバルポロス



  一般に定住をしないゴブリンに対し、モブリンは地下都市「ムバルポロス」を形成し、そこで生活を送っている。そこから出ることはほとんどないが一部のモブリンは行商を営んでおり、ゲーム中ではモブリンのNPCが三国でムバルポロスの特産品を販売している。
  ムバルポロスには他に「バグベア」というモブリンが巨大化したような姿をしたモンスターがいるが、これは奴隷として使役するために人体改造が施されたモブリンの成れの果てである。その改造は腕や脚など肉体的な部分はもとより臓器や脳にまで及んでおり、モブリンの持つ技術力の一端がうかがえる。
  一般に獣人は人間の言葉をある程度話せるが、モブリンはあまり人間の言葉が上手ではない。何とか意味の通じるレベルで話せればいいほうで、モブリンの言葉が混ざった言葉を話したり、全く話せなかったりとコミュニケーションがとりづらい。中には人間の言葉が話せるのに話せないふりをするしたたかなモブリンもいる。人間の言葉が話せないモブリンでも、こちらの言うことはちゃんと理解できるようだ。
  また、彼らが地面の下を掘り進める目的は、光輝く鉄の巨人を探し、その力を入手することであり、その途中でプロマシアの石像を発見するに至ったようだ 。現在のヴァナ・ディールでの情勢等を考えるとこれはアトルガン皇国に伝わる「アレキサンダー」の可能性も高い。プロマシア、アトルガンと意外に色々な事に係わっているようである。
  ムバルポロスより遥か東方、エラジア大陸(アトルガンエリア)の蛮族「トロール傭兵団」の雇い主もまたモブリンであることが判明している。彼らはムバルポロスと袂を分かったモブリンで、トロール傭兵団の本領であるゼオルム火山やハルブーンにはごく少数ではあるもののモブリンが数匹徘徊している。当地には彼らが登場する内容のクエストもある。

伝わりし「偽りの神話」
作中でジャボスが語る、モブリン達が信じている伝説と、それについて彼が誤って伝えてしまった偽り。彼がムバルポロスに留まる理由でもあり、モブリンの為にプレイヤーに後々同行するきっかけにもなる。ここでは彼の話を分かりやすくまとめてみた。

  モブリンたちははるか昔から光輝く鉄の巨人を探していた。彼らに大いなる力を与えるという言い伝えの鉄の巨人を探していた。だが、モブリンたちは地の底で鉄の巨人ではなく石像を見つけた。だから彼らはそれを鉄の巨人だと思うことにした。けれどいくら祭っても大いなる力はもたらされなかった。
  その理由を求めてモブリンたちは地上を目指し人をさらい、書物を奪った。ジャボスはそれを止めさせるために旅をして石像のことを調べた。そしてジャボスはあれが男神の石像だと知り、伝説とともにモブリンたちに教えた。モブリンたちは自分たちが男神の子ならば、人を憎み、殺めるべきだとそう思った。
  しかしジャボスはタブナジアの司祭に「人の伝説は間違っている。モブリンたち、獣人たちは男神の子ではない」とも教わった。男神は獣人が生まれるずっと前にすでに死んでいたのが真実らしい。でもいつか男神は世界の終わりを望んで生まれ変わる。それまでに本当の鉄の巨人を探さないとならない。本当の鉄の巨人を見つければ眠れる神々がモブリンたちを説いてくれる。そう言い、ムバルポロスから司祭は石像を持ち帰った。モブリンたちはあの像を失い、また鉄の巨人を求めて地の底へ争いのない世界へ戻った。

Jabbos:大きな輝く石……見つけるまでは……。

しかしここでモブリン達に見つかり、人に自分達の秘密を教えてると思ったモブリン達はジャボスを裏切り者と罵り一方的に「さよなら」と言い残して去っていった。


Jabbos:みな……待ってくれ……

現在のモブリンも目標は、男神の生まれ変わりと信じている謎の少年を「大きな輝く石」に案内する事。そしてそれはプレイヤーが求める「5つ目の母なるクリスタル」でもあった。ジャボスは、自分が誤って伝えてしまったモブリン達の伝説、そして真実を伝える為に、プレイヤー達と共に行動する事にした。


プロマシアでのジャボスの足取り

上記の通り、モブリン達を想いモブリン達の為にがんばってきたジャボス。しかしモブリン達に絶縁される形になってしまった。そこからの彼の物語をここでまとめてみた。

モブリン達と別れた後、冒険者と共にバストゥークのCidと会いモブリンの動向を伝える。
人だけではなくモブリン達も救いたい、と同行を決意。
ジュノでUlmiaら、他の同行NPCと合流。男神の復活の話を聞く。
復活すればモブリン達は止めれなくなると悟る。
ジュノで捕らえられたPrishe奪還の為に奮闘する。


マメット・オメガ・アルテマ連戦時のイベントにも登場。

Bahamutからの攻撃の際に霊獣フェニックスが倒される。
その時助かった冒険者を気遣い、「心の薬」が必要ならくれると言ってくる。
ジュノ兵がムバルポロスへ進軍する話を聞き、慌てて戻る。


傷ついて倒れたモブリンを見て逆上する。
ジュノ兵を動かした首謀者と聞いたNag'moladaへの復讐を誓う。
傷ついたモブリン達をバストゥークで運び、次の作戦(プロマシアミッション)まで看病を続ける。
5つ目のクリスタルの前で、謎の少年ことSelh'teusと再会。


Yve'noileに導かれ、他の者らと「アル・タユ」へ。
奥へと進み、Selh'teus自ら語る過去の出来事の告白に立ち会う。
「不思議な声」に惑わされている一同と共に、Tenzenに「峰打ち」される
声が見せた幻惑により、虐げられたものを護強さを与えられる夢を見る。
(※これがジャボスの内なる最終的な目標であり欲望であると思われる)
プロマシアとの最終決戦後に登場。



ジャボス後日談・澪標

ジャボスはその後、ムバルポロスに戻っていた。しかし冒険者が訪れてみると、声をかけてきたのはモブリン達。悔悟の甲斐があり、彼への信頼は修復されているようだ。しかし男神に会ったはずなのにモブリン達にその話をしてくれない、して欲しいから説得してくれとモブリン達に頼まれる。


ジャボスは自ら牢の中に入っていた。

モブリン達が声を掛けるも、ジャボスは背中を向けたままだった。冒険者との再会に喜ぶが、本心を告白しだした。男神プロマシアは人の親でもあった、その事実をモブリン達に伝えたら人にも伝わる恐れ、そして再び争いが起こる不安。しかしそこに現れたモブリン達は冒険者を人質にとり、聞いてきた真実を話せと迫ってきた。


諦めて真実を語るジャボス。

Jabbos:俺……、そこにいる<PC name>と……男神プロマシア……会いに行った……。そして……本当のこと……分かったんだ……。俺たち……人は……男神の子……だったんだ……。
Tarnotik:!?
Rakorok:!?


Jabbos:俺たち人は……みんな……ずっと……、自分たちが……女神アルタナの子……、そう、思っていた……。でも、人には……、ふたりの親がいたんだ……。俺たち……人は……、男神プロマシアと女神アルタナの……子供だったんだ……!
Chekochuk:ジャボスはァ……ほんとなことォ言ってるなァ、よくわかるゥ。
Jabbos:わ、わかって……くれるのか!?
Movamuq:そんでェ、ジャボスはァ……ほんとなことォ信じィられなァ、よくわかるゥ。
Jabbos:そうだ……。俺は……、本当は……、信じられない……。信じたく……ないんだ……。でもこれは……俺が……昔……みんなに……、教えたことの……報い、だ……。


言葉につまるジャボスを見守るモブリンとバグベア達。

Trikotrak:大丈夫ゥ……。モブリンはァ、男とォ女なァいるゥ。だかァら、わかってたなァ……。
Rakorok:男神プロマシアがァオヤジならァ、どこかにィカアちゃんがァ、いらはずだってェ。
Swipostik:女神アルタナがァカアちゃんだってェ……それにゃァちょっくりィビックリしたけだなァ。
Jabbos:……?
Tarnotik:ジャーボスガルーカだこらァ、独るぼっちなだァ。だこらァ、カアチャンのいるこたァとったもォ、ビっクリしたるだなァ?



獣人と人は女神と男神が生んだ兄弟だった。それに喜び踊りだすモブリン達。

しかしモブリン達は、自分達はあくまで男神(と女神)の子供だということを信じて疑っていない様子に戸惑うジャボス。冒険者をムバルポロスの出口に案内する際に、真実を語るべきか冒険者に問う。



Jabbos:……あれ?でも俺……、本当に……本当のこと……知ってるのか……?モブリンが……男神の子じゃない……。そのことが……本当か嘘か……わからないぞ……。もし……、モブリンが……女神の子だったと……しても……それでも……俺たち人と……、獣人は……兄弟に……変わりないな……。
Jabbos:うん、わかった……。このまま……俺は……モブリンたちと……歌って騒ぐよ……。そして……人と獣人が……兄弟だってことを……ゆっくり……ゆっくり……伝えていく……。
Jabbos:<PC name>、タンキッヤァ(モブリン語で「ありがとう」)……。




  なお、プロマシアミッション最後のムービー(エンディング)でのジャボスは、モブリンと共にタブナジアの大地を冒険している様が描かれている。最後にモブリン達と和解出来た描写とあわせて、幸せそうなジャボスである。



最終更新:2008年05月03日 21:43