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呪文(わ行)



ワード・オヴ・ケイオス

Word of Chaos/混沌の咒
系統:力術[音波、混沌];呪文レベルクレリック7
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声
距離:40フィート
効果:術者を中心とした半径40フィートの拡散内にいる、属性が混沌でないクリーチャー
持続時間:瞬間
セーヴィング・スロー:不可あるいは意志・無効;本文参照;呪文抵抗:
 効果範囲内でワード・オヴ・ケイオスの呪言を耳にした、属性が“混沌”でないクリーチャーは、自身のHDに従い以下のような有害な効果を被る。
HD 効果
術者レベルと同じ 聴覚喪失
術者レベル-1以下 朦朧、聴覚喪失
術者レベル-5以下 混乱、朦朧、聴覚喪失
術者レベル-10以下 死、混乱、朦朧、聴覚喪失
 これらの効果は累積し、かつ同時に作用する。これに対して意志セーヴに成功することで効果を軽減するか除去する。
 聴覚喪失:クリーチャーは1d4ラウンドの間、聴覚喪失状態となる。意志セーヴに成功すると無効化する。
 朦朧:クリーチャーは1ラウンドの間、朦朧状態となる。意志セーヴに成功すると無効化する。
 混乱:クリーチャーは1d10分の間、混乱状態となる。これは[精神作用]の心術効果である。意志セーヴに成功すると効果時間が1ラウンドになる。
 :生きているクリーチャーは死亡する。アンデッド・クリーチャーは破壊される。意志セーヴに成功すると効果は無効化されるが、3d6+術者レベル(最大+25)のダメージを受ける。
 これに加えて、術者が自分の出身次元界でこの呪文を発動した場合、効果範囲内にいて属性が“混沌”でない他次元界のクリーチャーは直ちにそれぞれの出身次元界に退去させられる。このように退去させられたクリーチャーは少なくとも24時間の間、戻ってくることはできない。この効果は、そのクリーチャーがワード・オヴ・ケイオスの呪言を耳にしたかどうかに関わらず発生する。この退去効果は-4のペナルティを受けた意志セーヴに成功すれば無効化できる。
 クリーチャーのHDが術者の術者レベルより高い場合、ワード・オヴ・ケイオスはそのクリーチャーには作用しない。


ワード・オヴ・リコール

Word of Recall/呼び戻しの咒
系統:召喚術(瞬間移動);呪文レベル:クレリック6、ドルイド8
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声
距離:無限
目標:術者及び接触した物体あるいは他の同意するクリーチャー
持続時間:瞬間
セーヴィング・スロー:不可あるいは意志・無効(無害、物体);呪文抵抗:不可あるいは可(無害、物体)
 ワード・オヴ・リコールの呪言を唱えると、術者は即座に自分の避難所へと瞬間移動する。術者は呪文を準備するときに避難所を指定しておかなければならず、そこは術者がよく知っている場所でなければならない。実際に到着する地点は、あらかじめ指定しておいた10フィート×10フィートまでの広さの範囲である。術者は同じ次元界の中なら、どんなに離れた距離からでも瞬間移動できるが、異なる次元界の間を移動することはできない。術者は自分自身に加えて、物体を何でも持ってゆくことができる。ただし物体の総重量が術者の最大荷重を超えてはならない。これに加えて術者レベル3レベルごとに、同意した中型以下のクリーチャー(最大荷重までの装備品や物品をもった状態でよい)1体相当の者を連れて行ける。大型クリーチャー1体は中型クリーチャー2体ぶん、超大型1体は大型2体ぶん……等々と勘定する。連れて行かれるクリーチャーはみなお互いに接触しており、かつその1体以上が術者と接触しておらねばならない。以上の制限を守らなかった場合、呪文は失敗する。
 同意しないクリーチャーをワード・オヴ・リコールによって運ぶことはできない。同様に、クリーチャーの所有する物体は、そのクリーチャーが意志セーヴ(あるいは呪文抵抗)に成功すれば瞬間移動されないようにすることができる。装備中でなく、魔法の力を持たない物体はセーヴィング・スローを行うことはできない。


ワールウィンド

Whirlwind/旋風
系統:力術[風];呪文レベル:ドルイド8
発動時間:1標準アクション
構成要素:音声、動作、信仰
距離:長距離(400フィート+40フィート/レベル)
効果:基部の幅10フィート、頭頂部の幅30フィート、高さ30フィートの竜巻
持続時間:1ラウンド/レベル(解除可)
セーヴィング・スロー:反応・無効;本文参照;呪文抵抗:
 この呪文は激しい風の強力な竜巻を作り出し、地面や水面に沿った空中を60フィート/ラウンドの速さで動かす。術者は集中によって竜巻の動きを制御することができるが、単純なプログラムを指定することもできる。竜巻の行動を指示したりプログラムされた行動を変えるには1回の標準アクションを消費する。竜巻は術者のターンの間、常に動く。竜巻が呪文の範囲を超えたなら、1d3ラウンドの間制御を失ってランダムに移動し、その後消滅する(範囲内に戻っても竜巻の制御は戻らない)。
 この呪文の効果と接触したサイズが大型以下の全てのクリーチャーは、反応セーヴに成功しなければ3d6のダメージを受ける。最初のセーヴに失敗したサイズが中型以下のクリーチャーは、2回目のセーヴを行う。失敗すれば竜巻の強い風に巻き上げられ、術者のターンごとに1d8ポイントのダメージを受ける。セーヴを行うことはできない。術者はいつでも竜巻に捕まえたクリーチャーを排出するよう指示することができ、その不幸なものたちは排出されたときに竜巻が存在していた場所のいずれかに置かれる。


最終更新:2023年05月02日 01:19