Chelsea Smile ◆S33wK..9RQ
「……少し浮かれすぎていたかも知れねぇな。こりゃ。……えっと『僕は足立透。』……違うな。なんでだぁ?……『僕は足立透。』……ちょっと違うか?」
クツロギ温泉を後にして、先ほど居た場所まで進む。目指すは閑古鳥村。本来向かおうとしていた村だ。
太陽が自分を照らし、夜中に冷えた体を温めてくれる。しかしその太陽さえ今は鬱陶しい。
脚に刺さった木片はペルソナを使っても抜けてくれなかった。もう筋肉が硬直してしっかり刺さっているのだろう。
忌々しいが……
「まぁ、自業自得だよな。クソ。……『僕は足立透。』……おお。これだ。この感覚」
あの戦いでアドレナリンが絶え間なく吹き出ていたが、戦いが終わった今は、自分でも驚く程、冷静になっていた。反動ってやつだろう。
冷静になった頭で考えると、苛々しても、勝ちは勝ちだ。あの3人は死んだのだから。
しかし、勝利を噛み締めている場合でもない。この脚に刺さった木片を抜く方法を探さなければ。
それと、自分の演技について。何故あのメイドは自分の事を怪しいと思ったのか。
先ほどまでは理由がわからなかったが、やはり、冷静になった頭なら直ぐにわかってしまった。そのせいで、今の冷静さも苛々する要因になってしまっているが。
先ず、自分の様な一般人はあの様な戦闘が行われている場所には喜んでいかないだろう。自分に自身が無い限り。
もう一つは自分は浮かれていた、ということだ。まるで修学旅行前夜の学生みたいに。きっとあのメイドの前で自分は……ニヤニヤしていたことだろう。
気を使う振りをした正義感溢れる警察官。だが口がニヤニヤしていたら近づきたくは無い。
ニヤニヤしていた理由はきっと、このゲームが心底楽しいものだから心躍っているせいだろう。そのせいか、自分は少し演技が下手になっている気がする。
「『僕は足立透。』……そうそうこれこれ。『警察官をしてるんだけど……困った状況だねこりゃ』。これで完璧かな。」
ここに来る道中に何度も練習をしてそれを取り戻すことができた。しかしこれではまだ足りないだろう。
どうすれば信用を勝ち取れるか。
例えば無力な警察官を演じる。ペルソナ能力なんてものも持ってない普通の警察官。
設定はこうだ。
『開始早々、タケシという少年と遭遇。二人で行動していた所、ある人物に襲われ、タケシを守れずに命からがら逃げる。』
いや、これだとデイパックの点が不審だな……。じゃあ、『タケシからデイパックを託され、逃してもらった。』
それで、『その後、温泉に知り合いがいると思い、向かったところ、ゲームに乗った3人に襲われる。』
……いや、考えるんだ俺。乗った人物が3人も同じ場所に居るわけがない。あのメイドは乗っていなかった筈だ。
太陽が自分を照らし、夜中に冷えた体を温めてくれる。しかしその太陽さえ今は鬱陶しい。
脚に刺さった木片はペルソナを使っても抜けてくれなかった。もう筋肉が硬直してしっかり刺さっているのだろう。
忌々しいが……
「まぁ、自業自得だよな。クソ。……『僕は足立透。』……おお。これだ。この感覚」
あの戦いでアドレナリンが絶え間なく吹き出ていたが、戦いが終わった今は、自分でも驚く程、冷静になっていた。反動ってやつだろう。
冷静になった頭で考えると、苛々しても、勝ちは勝ちだ。あの3人は死んだのだから。
しかし、勝利を噛み締めている場合でもない。この脚に刺さった木片を抜く方法を探さなければ。
それと、自分の演技について。何故あのメイドは自分の事を怪しいと思ったのか。
先ほどまでは理由がわからなかったが、やはり、冷静になった頭なら直ぐにわかってしまった。そのせいで、今の冷静さも苛々する要因になってしまっているが。
先ず、自分の様な一般人はあの様な戦闘が行われている場所には喜んでいかないだろう。自分に自身が無い限り。
もう一つは自分は浮かれていた、ということだ。まるで修学旅行前夜の学生みたいに。きっとあのメイドの前で自分は……ニヤニヤしていたことだろう。
気を使う振りをした正義感溢れる警察官。だが口がニヤニヤしていたら近づきたくは無い。
ニヤニヤしていた理由はきっと、このゲームが心底楽しいものだから心躍っているせいだろう。そのせいか、自分は少し演技が下手になっている気がする。
「『僕は足立透。』……そうそうこれこれ。『警察官をしてるんだけど……困った状況だねこりゃ』。これで完璧かな。」
ここに来る道中に何度も練習をしてそれを取り戻すことができた。しかしこれではまだ足りないだろう。
どうすれば信用を勝ち取れるか。
例えば無力な警察官を演じる。ペルソナ能力なんてものも持ってない普通の警察官。
設定はこうだ。
『開始早々、タケシという少年と遭遇。二人で行動していた所、ある人物に襲われ、タケシを守れずに命からがら逃げる。』
いや、これだとデイパックの点が不審だな……。じゃあ、『タケシからデイパックを託され、逃してもらった。』
それで、『その後、温泉に知り合いがいると思い、向かったところ、ゲームに乗った3人に襲われる。』
……いや、考えるんだ俺。乗った人物が3人も同じ場所に居るわけがない。あのメイドは乗っていなかった筈だ。
『そこで、メイドの少女と遭遇。しかし二人の人物によりまたもやメイドを守れずに、敗北』
いいじゃないか。何も守れなかった悲劇の警察官。この設定で、襤褸を出さなければ同情の嵐だろうなきっと。
「『始めまして僕は足立透。職業は警察官。』……完璧じゃないか」
さて、これで演技がばれることはなくなった筈だ。さて、ではこの演技をどこで使うことにするか。
タケシみたいな餓鬼の場合はすぐに殺してしまったが、使える奴は一緒に行動をすればいい。
そう、この殺し合いを打破する警察官、を演技して、最高のタイミングで裏切れば、最高に面白いじゃないか?
「ハハハ。じゃ、先ずは参加者を探そうかな……。お?」
そこに現れたのは黒こげの死体。自分が先刻殺したタケシであった。
「『タケシ君……救えなくてごめんよ……』」
そう口で言ったが、勿論、そんなことは毛頭思っていない。
タケシの死体を見るが、黒こげであまり見ていても気分が良いものではない。確かに自分は人を殺したが、死体で遊んだり死姦したりする鬼畜ではない。
だから死体を見てもすぐに目を離した。
さて、移動を始めるとしようか。
いいじゃないか。何も守れなかった悲劇の警察官。この設定で、襤褸を出さなければ同情の嵐だろうなきっと。
「『始めまして僕は足立透。職業は警察官。』……完璧じゃないか」
さて、これで演技がばれることはなくなった筈だ。さて、ではこの演技をどこで使うことにするか。
タケシみたいな餓鬼の場合はすぐに殺してしまったが、使える奴は一緒に行動をすればいい。
そう、この殺し合いを打破する警察官、を演技して、最高のタイミングで裏切れば、最高に面白いじゃないか?
「ハハハ。じゃ、先ずは参加者を探そうかな……。お?」
そこに現れたのは黒こげの死体。自分が先刻殺したタケシであった。
「『タケシ君……救えなくてごめんよ……』」
そう口で言ったが、勿論、そんなことは毛頭思っていない。
タケシの死体を見るが、黒こげであまり見ていても気分が良いものではない。確かに自分は人を殺したが、死体で遊んだり死姦したりする鬼畜ではない。
だから死体を見てもすぐに目を離した。
さて、移動を始めるとしようか。
『……あ…ぶ……』
その時だった。声が聞こえた。若い女の子の様な声だ。声の方向に向かう。
しかし周辺を探すがまったく見つからない。
引き続き、近くを捜索する。
しかし周辺を探すがまったく見つからない。
引き続き、近くを捜索する。
『……ぶ……い……!』
また声が聞こえる。こっちにいるのか?草を書き分けると。そこに現れたのは、、いや、それは唐突すぎた。
「あぶないって!」
金色の髪をした少女で、魔女にしてはどこか履き違えている服装。コスプレなのか。とか考えてる暇はなかった。
なにせ、自転車(それも前輪が二輪ある三輪車タイプの物で)で突っ込んできたんだから。
そこで待つのは衝突。
「うわ!」
足立に命中、はしなかった。間一髪のところで避けた。
「誰かとめて!ぐふ」
魔女はそのまま漫画みたいな体勢で石につまずき、1回転して転ぶ。そして三輪車はバラバラになる。
暫く、その魔女は動くことがなかった。
なにせ、自転車(それも前輪が二輪ある三輪車タイプの物で)で突っ込んできたんだから。
そこで待つのは衝突。
「うわ!」
足立に命中、はしなかった。間一髪のところで避けた。
「誰かとめて!ぐふ」
魔女はそのまま漫画みたいな体勢で石につまずき、1回転して転ぶ。そして三輪車はバラバラになる。
暫く、その魔女は動くことがなかった。
☆ ☆ ☆
「ゴホゴホ……なんだこりゃ」
パチパチと火の粉が魔理沙に降りかかる。しかし温度は低いので燃えることは無い。
この大木の寿命はそろそろ尽きてしまうだろう。生き物の最後には居合わせてその歳を重ねることで堆積していく魔力に肖りたいが、そんな暇は無い。
世界樹周辺を捜索するが人は見つからず。変わりに血のついた帽子を発見するが、これは役にはたたない。とりあえずデイパックに入れておいたが。
「……熱いぜ。あまりここには長いしたくはない」
そう結論づける。塩水を飲み、更には酷く高い山を登り、そしてそれを下ってきた。その状態でこの熱気が取り巻くこの場所にいたらすぐに脱水症状になってしまうだろう。
私は飲料水に口をつける。これで完全に消費してしまった。
八卦炉を持つ人物は結局見つからなかったが、しょうがない。
さて、移動を再開しようとしたそのときだ。
「……ハーイ」
「ん?上海人形の声?」
アリスが操る人形の中で一番のお気に入り(かどうかはわからないが)の上海人形の声がした。
結構前に拝借しようとしたが、かなり怒られた。いや、あれはキレられたレベルだ。その事を考えるとかなりのお気に入りの人形なのだろう。
その癖、よく似た人形を投げつけて爆破させたりしてるのにな。
いかん、話がずれた。
「おーい。上海?いるんだろう?」
声をかけてみる。姿は見えないが声は聞こえる。幽霊の真似事でもしているのか……
「っておい!?上海!?」
「シャンハーイ……」
目の前に現れたかとも思ったら驚いたことに背中についていた羽は切られていて、そこに大きい切り傷が出来ていた。人形は血はでないが、この背中に開いた穴から魔力が流れでていつか動かなくなるだろう。
つまりこのままじゃ絶命する。人形に絶命っていう表現があっているのかは分からないが。
いや、そんなことはどうでもいい。
「おい、なにがあったんだ!?」
「シャンハーイ……」
上海は弱々しく、ある方向に指を指す。
何がそこにあるかは予想はできた。しかし、今はそこに向かうわけには行かない。上海をやった人物を倒すより、上海の命の方が優先順位が高い。
湿気に塗れた土を蹴り、少しでも急いだ方がいい。脚の疲労は限界を迎えていたがそれでも上海人形を救う為には走るしかなかった。
走る。走る。走る。煙が容赦なく私の肺を襲う。後ろを振り返ると焼けた世界樹がこちらを覗いていた。
想定外の大きさなのか、それとも移動していないのかはわからないが、それは私を焦らせる。
向かう所は山小屋。一番近い施設だ。そこでなら治療方法が見つかるかもしれない。あくまで可能性だが。
しかし、一向にそれらしきものは見当たらなかった。体力もそろそろ限界である。
今、私の胸の中には絶望でいっぱいだった。
サカキに襲われた事でこのくだらない遊戯に乗った人物が居ることや制限により空を飛べないこと。(しかもその状態で二階の窓から飛ぼうとしていたことに驚きである)
しかし、そんな弱音を吐くのは私らしくない、とそれを我慢してきた。だがそれでもこの現実が襲ってくる。
どうすればいい。
「……ん?」
その時だった。草むらに金属で出来たわっかが刺さっていた。あまりにも異質なそれは私をひきつける。
それを引っ張り出すと、車輪が付いたよくわからないものがでてくる。説明書が張り付いているので、これは誰かの支給品だったのだろう。
それは確か香霖堂で見掛けたガラクタに似ていた。前についていた金属製の箱は凹んでいたのが気になるが、これがあれば移動に時間はかからないだろう。
少し練習が必要だと思うが、そんな時間は無い。
腰をその何か(サドル?)に腰を下ろし、また脚を何か(ペダル?)にかける。確か外の人間はこれの二輪を乗りこなしているらしいが、私にそんな高等技術は無理だろうな、とか考えると同時に脚に力を込める。
すると前に進む。なるほど、これなら楽だ。
脚に込める力を大きくしてさらにスピードを上げる。すっと走りっぱなしだったので悲鳴を上げていた脚は少し休ませることが出来た。
風が私を包み込む。汗で滲んだ下着や防弾チョッキは風により冷える。しかし太陽が私を暖めてきたのであまりかわらない。
「シャンハーイ……」
「大丈夫だ!私が助けてやるからな!」
凹んだ籠の中で上海は弱々しく動く。人形に痛覚があるのかはわからんが、弱っているのは確かであった。早く背中の傷を防ぐ必要があった。
このまま動かなくなったら動かない唯の人形になるだろう。アリスに渡せば直してくれるだろうが、もうその状態では『前の上海人形』ではなくなってしまう。
上海人形というのは完全に自立している訳ではない。主人により命令を出されても一定時間立ったら、また命令し直す必要があるのだ。
しかし今の上海人形の様子を見ると命令された訳でもなく、自分の意志で動いてる様にしか見えなかった。マルクはこんな所まで細工していたのかはわからないが。
ガタガタと車輪が音を鳴らす。どうやらこの乗り物が土の地面を走るものでないらしい。じゃあどこを走ればいいのか。
そんなくだらないことを考えながら走らせるとようやく山小屋が見えてきた。
……外までガラクタが出ていて、それは香霖堂そっくりだ。看板がでていない以外は。
ここで上海人形を直す物が見つかるか怪しいが、ここにかけるしかなかった。
私はそこで止まろうと取手(ハンドル?)を曲げる。
そのときだった。
この大木の寿命はそろそろ尽きてしまうだろう。生き物の最後には居合わせてその歳を重ねることで堆積していく魔力に肖りたいが、そんな暇は無い。
世界樹周辺を捜索するが人は見つからず。変わりに血のついた帽子を発見するが、これは役にはたたない。とりあえずデイパックに入れておいたが。
「……熱いぜ。あまりここには長いしたくはない」
そう結論づける。塩水を飲み、更には酷く高い山を登り、そしてそれを下ってきた。その状態でこの熱気が取り巻くこの場所にいたらすぐに脱水症状になってしまうだろう。
私は飲料水に口をつける。これで完全に消費してしまった。
八卦炉を持つ人物は結局見つからなかったが、しょうがない。
さて、移動を再開しようとしたそのときだ。
「……ハーイ」
「ん?上海人形の声?」
アリスが操る人形の中で一番のお気に入り(かどうかはわからないが)の上海人形の声がした。
結構前に拝借しようとしたが、かなり怒られた。いや、あれはキレられたレベルだ。その事を考えるとかなりのお気に入りの人形なのだろう。
その癖、よく似た人形を投げつけて爆破させたりしてるのにな。
いかん、話がずれた。
「おーい。上海?いるんだろう?」
声をかけてみる。姿は見えないが声は聞こえる。幽霊の真似事でもしているのか……
「っておい!?上海!?」
「シャンハーイ……」
目の前に現れたかとも思ったら驚いたことに背中についていた羽は切られていて、そこに大きい切り傷が出来ていた。人形は血はでないが、この背中に開いた穴から魔力が流れでていつか動かなくなるだろう。
つまりこのままじゃ絶命する。人形に絶命っていう表現があっているのかは分からないが。
いや、そんなことはどうでもいい。
「おい、なにがあったんだ!?」
「シャンハーイ……」
上海は弱々しく、ある方向に指を指す。
何がそこにあるかは予想はできた。しかし、今はそこに向かうわけには行かない。上海をやった人物を倒すより、上海の命の方が優先順位が高い。
湿気に塗れた土を蹴り、少しでも急いだ方がいい。脚の疲労は限界を迎えていたがそれでも上海人形を救う為には走るしかなかった。
走る。走る。走る。煙が容赦なく私の肺を襲う。後ろを振り返ると焼けた世界樹がこちらを覗いていた。
想定外の大きさなのか、それとも移動していないのかはわからないが、それは私を焦らせる。
向かう所は山小屋。一番近い施設だ。そこでなら治療方法が見つかるかもしれない。あくまで可能性だが。
しかし、一向にそれらしきものは見当たらなかった。体力もそろそろ限界である。
今、私の胸の中には絶望でいっぱいだった。
サカキに襲われた事でこのくだらない遊戯に乗った人物が居ることや制限により空を飛べないこと。(しかもその状態で二階の窓から飛ぼうとしていたことに驚きである)
しかし、そんな弱音を吐くのは私らしくない、とそれを我慢してきた。だがそれでもこの現実が襲ってくる。
どうすればいい。
「……ん?」
その時だった。草むらに金属で出来たわっかが刺さっていた。あまりにも異質なそれは私をひきつける。
それを引っ張り出すと、車輪が付いたよくわからないものがでてくる。説明書が張り付いているので、これは誰かの支給品だったのだろう。
それは確か香霖堂で見掛けたガラクタに似ていた。前についていた金属製の箱は凹んでいたのが気になるが、これがあれば移動に時間はかからないだろう。
少し練習が必要だと思うが、そんな時間は無い。
腰をその何か(サドル?)に腰を下ろし、また脚を何か(ペダル?)にかける。確か外の人間はこれの二輪を乗りこなしているらしいが、私にそんな高等技術は無理だろうな、とか考えると同時に脚に力を込める。
すると前に進む。なるほど、これなら楽だ。
脚に込める力を大きくしてさらにスピードを上げる。すっと走りっぱなしだったので悲鳴を上げていた脚は少し休ませることが出来た。
風が私を包み込む。汗で滲んだ下着や防弾チョッキは風により冷える。しかし太陽が私を暖めてきたのであまりかわらない。
「シャンハーイ……」
「大丈夫だ!私が助けてやるからな!」
凹んだ籠の中で上海は弱々しく動く。人形に痛覚があるのかはわからんが、弱っているのは確かであった。早く背中の傷を防ぐ必要があった。
このまま動かなくなったら動かない唯の人形になるだろう。アリスに渡せば直してくれるだろうが、もうその状態では『前の上海人形』ではなくなってしまう。
上海人形というのは完全に自立している訳ではない。主人により命令を出されても一定時間立ったら、また命令し直す必要があるのだ。
しかし今の上海人形の様子を見ると命令された訳でもなく、自分の意志で動いてる様にしか見えなかった。マルクはこんな所まで細工していたのかはわからないが。
ガタガタと車輪が音を鳴らす。どうやらこの乗り物が土の地面を走るものでないらしい。じゃあどこを走ればいいのか。
そんなくだらないことを考えながら走らせるとようやく山小屋が見えてきた。
……外までガラクタが出ていて、それは香霖堂そっくりだ。看板がでていない以外は。
ここで上海人形を直す物が見つかるか怪しいが、ここにかけるしかなかった。
私はそこで止まろうと取手(ハンドル?)を曲げる。
そのときだった。
ポキン
「……え゛」
取れた。否、折れた。ん?どっちなんだろうな。まて!どっちでもいいだろそんなこと!
「ちょっ まっ」
止まらない。脚を下ろし、地面でブレーキをかける。しかしそれでも止まらない。それも必然。なぜなら坂だから。
あぁ、何故。こんなことに。
私は、この『前二輪三輪車(大人用)』が落下による衝撃により殆ど壊れてる状態だった事は後で知ることになる。
☆ ☆ ☆
「いやーよかったぜ。足立のお陰で助かったぜ。」
「いや、いいよ。お互い面倒なことにまきこまれちゃってさ」
「いや、いいよ。お互い面倒なことにまきこまれちゃってさ」
閑古鳥村の民家内。足立透と霧雨魔理沙、そして上海人形が滞在していた。
その名の通り、寂れた村で、急に人が居なくなった様な村で足立は寒さを感じた。ホラーゲームが題材の映画を昔見たが、それに雰囲気が凄く似ている気がする。
あまりここに長居はしたくなかったが、この魔女、霧雨魔理沙はそんな事も、気にせずに情報交換を持ち出してきたのだ。
情報交換を持ち出したということは信用を勝ち取れた、って事だが、ここで情報交換する必要はないだろう。いや本気で。
しかし、驚いた。幻想郷にスペルカードルール。なんともファンタジーな世界じゃないか。
異世界を信じることは容易だった。もっともマヨナカテレビの事があるのだ。今なら何が起こっても信じられる。
向こうから情報は沢山貰ったが、こちらの情報、ペルソナやマヨナカテレビの事は話していない。つまり自分はやはり無力な警察官を演じていた。
「シャンハーイ!」
元気になった上海人形が声を上げる。この民家で見つけた裁縫道具で縫ったのだ。嘘の様に元気になる、ってわけでない。背中に付いた羽の根元が弱々しく動く。
「それで、情報交換を続けようなじゃないか。それにしても、まともな奴にあえてよかったぜ本当」
「え?まともな奴って?」
「いやさ、さっき襲われてね、私の魔法で撃退したけど。サカキっていう男だ」
どうやら殺し合いに乗った人物はあの二人よりも多いらしい。となるとあのソリッドスネークが言っていた言葉は案外本当なのかもしれない。
まさか‘殺さないほうが異端‘という言葉が的を得ているとは。
「サカキ、ね。本当、殺し合いに乗った人物が多いね……僕もさっき襲われてさ、タケシっていう少年を守れなかった」
「……案外、ヤバイ状況だな……」
魔理沙は顎に指を当てて考え始める。何を考えているのかはわからないが、深刻そうな顔だ。
「その後、戦闘音が聞こえて、旅館に向かったんだけど、そこでも二人に襲われて、そこでメイドの子を守れなかった。」
「え!?メイド!?」
その食いつきに驚く。知り合いだったのか。
「咲夜が死んだのか!?アイツが!?殺しても死ななそうな奴が!?嘘だろ!?」
「え……戦闘の衝撃で旅館が崩れてさ……」
怪しまれないように本当のことを伝える。ここで真偽の怪しい事を伝えては怪しまれるだろう。
「……そうか。」
魔理沙は急に黙り込む。また何かを考え始めた。
きっとこの魔女は絶望に怯えているだろう。その時、自分は良い事を思いついた。
「……魔理沙ちゃん、きっと大丈夫だよ」
「……え?」
「こんな所でまだ諦めるわけにはいかない。魔理沙ちゃん。ここで諦めたら、全て終わりだよ」
「……そうか、そうだよな。」
思いつきで優しい言葉をかけてみる。
……ここで優しい言葉をかければ、この餓鬼は希望を持つだろう。そうすればこの少女は完全に俺を信じる筈だ。
その名の通り、寂れた村で、急に人が居なくなった様な村で足立は寒さを感じた。ホラーゲームが題材の映画を昔見たが、それに雰囲気が凄く似ている気がする。
あまりここに長居はしたくなかったが、この魔女、霧雨魔理沙はそんな事も、気にせずに情報交換を持ち出してきたのだ。
情報交換を持ち出したということは信用を勝ち取れた、って事だが、ここで情報交換する必要はないだろう。いや本気で。
しかし、驚いた。幻想郷にスペルカードルール。なんともファンタジーな世界じゃないか。
異世界を信じることは容易だった。もっともマヨナカテレビの事があるのだ。今なら何が起こっても信じられる。
向こうから情報は沢山貰ったが、こちらの情報、ペルソナやマヨナカテレビの事は話していない。つまり自分はやはり無力な警察官を演じていた。
「シャンハーイ!」
元気になった上海人形が声を上げる。この民家で見つけた裁縫道具で縫ったのだ。嘘の様に元気になる、ってわけでない。背中に付いた羽の根元が弱々しく動く。
「それで、情報交換を続けようなじゃないか。それにしても、まともな奴にあえてよかったぜ本当」
「え?まともな奴って?」
「いやさ、さっき襲われてね、私の魔法で撃退したけど。サカキっていう男だ」
どうやら殺し合いに乗った人物はあの二人よりも多いらしい。となるとあのソリッドスネークが言っていた言葉は案外本当なのかもしれない。
まさか‘殺さないほうが異端‘という言葉が的を得ているとは。
「サカキ、ね。本当、殺し合いに乗った人物が多いね……僕もさっき襲われてさ、タケシっていう少年を守れなかった」
「……案外、ヤバイ状況だな……」
魔理沙は顎に指を当てて考え始める。何を考えているのかはわからないが、深刻そうな顔だ。
「その後、戦闘音が聞こえて、旅館に向かったんだけど、そこでも二人に襲われて、そこでメイドの子を守れなかった。」
「え!?メイド!?」
その食いつきに驚く。知り合いだったのか。
「咲夜が死んだのか!?アイツが!?殺しても死ななそうな奴が!?嘘だろ!?」
「え……戦闘の衝撃で旅館が崩れてさ……」
怪しまれないように本当のことを伝える。ここで真偽の怪しい事を伝えては怪しまれるだろう。
「……そうか。」
魔理沙は急に黙り込む。また何かを考え始めた。
きっとこの魔女は絶望に怯えているだろう。その時、自分は良い事を思いついた。
「……魔理沙ちゃん、きっと大丈夫だよ」
「……え?」
「こんな所でまだ諦めるわけにはいかない。魔理沙ちゃん。ここで諦めたら、全て終わりだよ」
「……そうか、そうだよな。」
思いつきで優しい言葉をかけてみる。
……ここで優しい言葉をかければ、この餓鬼は希望を持つだろう。そうすればこの少女は完全に俺を信じる筈だ。
☆ ☆ ☆
「サカキ、ね。本当、殺し合いに乗った人物が多いね……僕もさっき襲われてさ、タケシっていう少年を守れなかった」
その言葉に絶望を覚えた。
もしかしたら、この異変を解決するのは無理なんだろうか。こんな巫山戯た遊戯に乗る人物はいないと思っていたが、そんなことはなかった。
そして世界樹まで来たのに、そこには血糊と血が付いた帽子。
「(……幻想郷の常識は通じないってことか。いや、私の常識か?)」
幻想郷じゃ争いごとで人が死ぬことなんてなかった。だから殺し合いなんてそんな非現実な事はありえなかったし、人殺しが居ること自体が異常なのだ。
だが、ここでは人が死んだ。殺しあう奴が居る。ではもしかしたら、私の知り合いも?それだけは考えたくない。
それで、知り合いが死んでしまったら、私はどうすればいいのだろう。
「その後、戦闘音が聞こえて、旅館に向かったんだけど、そこでも二人に襲われて、そこでメイドの子を守れなかった。」
「え!?メイド!?」
だが、現実は非情だった。
「咲夜が死んだのか!?アイツが!?殺しても死ななそうな奴が!?嘘だろ!?」
「え……戦闘の衝撃で旅館が崩れてさ…」
「……そうか。」
知り合いが死んだ。別に親友ってわけでもないが、宴会で集まったら酒を飲みあう仲だ。悲しくないわけがない。
じゃあ、咲夜の他にも知り合いが死んでいたら?霊夢が、アリスが、東風谷早苗が?もしかしたら花の妖怪と吸血鬼も?
考えたくもなかった。平和ボケは自覚していたが、ここまでの弊害がでるとは思わなかった。
「……魔理沙ちゃん、きっと大丈夫だよ」
その時だった。唐突に、足立が言った。
「こんな所でまだ諦めるわけにはいかない。魔理沙ちゃん。ここで諦めたら、全て終わりだよ」
……諦めたら、全てが終わり。そうだ。そうじゃないか。諦めるなんて私らしくないじゃないか。
それに殺し合いに乗ってない奴もいるじゃないか。ここに、足立がいるじゃないか。
「そうか、そうだよな。」
ここで負ける訳にはいかない。異変解決の為にはまだ、死ぬわけにはいかないのだ。
希望はそこにある。私は努力家だと自負している。それなら努力してこの状況を打破すればいいじゃないか。
「(待ってろよマルク、お前のくだらない遊戯はぶっ潰すぜ)」
その言葉に絶望を覚えた。
もしかしたら、この異変を解決するのは無理なんだろうか。こんな巫山戯た遊戯に乗る人物はいないと思っていたが、そんなことはなかった。
そして世界樹まで来たのに、そこには血糊と血が付いた帽子。
「(……幻想郷の常識は通じないってことか。いや、私の常識か?)」
幻想郷じゃ争いごとで人が死ぬことなんてなかった。だから殺し合いなんてそんな非現実な事はありえなかったし、人殺しが居ること自体が異常なのだ。
だが、ここでは人が死んだ。殺しあう奴が居る。ではもしかしたら、私の知り合いも?それだけは考えたくない。
それで、知り合いが死んでしまったら、私はどうすればいいのだろう。
「その後、戦闘音が聞こえて、旅館に向かったんだけど、そこでも二人に襲われて、そこでメイドの子を守れなかった。」
「え!?メイド!?」
だが、現実は非情だった。
「咲夜が死んだのか!?アイツが!?殺しても死ななそうな奴が!?嘘だろ!?」
「え……戦闘の衝撃で旅館が崩れてさ…」
「……そうか。」
知り合いが死んだ。別に親友ってわけでもないが、宴会で集まったら酒を飲みあう仲だ。悲しくないわけがない。
じゃあ、咲夜の他にも知り合いが死んでいたら?霊夢が、アリスが、東風谷早苗が?もしかしたら花の妖怪と吸血鬼も?
考えたくもなかった。平和ボケは自覚していたが、ここまでの弊害がでるとは思わなかった。
「……魔理沙ちゃん、きっと大丈夫だよ」
その時だった。唐突に、足立が言った。
「こんな所でまだ諦めるわけにはいかない。魔理沙ちゃん。ここで諦めたら、全て終わりだよ」
……諦めたら、全てが終わり。そうだ。そうじゃないか。諦めるなんて私らしくないじゃないか。
それに殺し合いに乗ってない奴もいるじゃないか。ここに、足立がいるじゃないか。
「そうか、そうだよな。」
ここで負ける訳にはいかない。異変解決の為にはまだ、死ぬわけにはいかないのだ。
希望はそこにある。私は努力家だと自負している。それなら努力してこの状況を打破すればいいじゃないか。
「(待ってろよマルク、お前のくだらない遊戯はぶっ潰すぜ)」
☆ ☆ ☆
「足立、お前武器持ってないだろ?これ貸してやるよ」
「え、いいのかい?魔理沙ちゃんも武器もってないんだろう?」
「大丈夫だぜ、魔法があるし、なあ上海」
「シャンハーイ!」
「え、いいのかい?魔理沙ちゃんも武器もってないんだろう?」
「大丈夫だぜ、魔法があるし、なあ上海」
「シャンハーイ!」
正直、気味の悪いくらい上手く信じてくれた。その証拠にこの魔女は自分に武器を譲ってくれたのだ。
さて、この魔女をどのタイミングで裏切ってやろうか。何もかも上手くいかずにまた絶望の淵に立っている所を堕としてやろうか。
それとも何もかも上手く行き、希望の壇上に立っている所を引きずりおとしてやろうか。
しかし、いまはそのときじゃない。
その時だった。
「え?私にも紙とペンをだって?いいけど……」
上海人形が魔理沙にペンを借り、そして紙に文字を書いていく。
自分にとっちゃどうでもいいことだったが、魔理沙にとっては大変な内容だった
「な!?霊夢がサカキに!?」
「え?どうしたんだい?」
しかしどうでもいい事でもその様子を見ると何があったのか知りたくなった。
上海が書いた手紙を覗くとその理由が納得できた。
『霊夢がサカキに洗脳された!』
なるほど、洗脳か。いやしかし洗脳なんてどうすればできるのか。洗脳することが出来る支給品でもあるのか。
まぁ規格外の支給品もあったのだ。それならそんな物も支給されているかもしれない。
「今すぐ行こう!」
「ちょっと待ってよ!今から放送だし、僕の事一人にしないでよ!」
「大丈夫だよ足立なら!なんか不思議な力を感じるし、拳銃持っているし」
不思議な力を感じる、という言葉に少し動揺してしまうが、それを隠す為に努力した。
しかし、自分勝手な奴だ。苛々するなおい。
だが、脚に刺さった木片を引き抜いてもらったり、その後民家にあった衣服を包帯代わりにして巻いてくれたりしたのは根が良い奴だからなのか。
さて、この魔女をどのタイミングで裏切ってやろうか。何もかも上手くいかずにまた絶望の淵に立っている所を堕としてやろうか。
それとも何もかも上手く行き、希望の壇上に立っている所を引きずりおとしてやろうか。
しかし、いまはそのときじゃない。
その時だった。
「え?私にも紙とペンをだって?いいけど……」
上海人形が魔理沙にペンを借り、そして紙に文字を書いていく。
自分にとっちゃどうでもいいことだったが、魔理沙にとっては大変な内容だった
「な!?霊夢がサカキに!?」
「え?どうしたんだい?」
しかしどうでもいい事でもその様子を見ると何があったのか知りたくなった。
上海が書いた手紙を覗くとその理由が納得できた。
『霊夢がサカキに洗脳された!』
なるほど、洗脳か。いやしかし洗脳なんてどうすればできるのか。洗脳することが出来る支給品でもあるのか。
まぁ規格外の支給品もあったのだ。それならそんな物も支給されているかもしれない。
「今すぐ行こう!」
「ちょっと待ってよ!今から放送だし、僕の事一人にしないでよ!」
「大丈夫だよ足立なら!なんか不思議な力を感じるし、拳銃持っているし」
不思議な力を感じる、という言葉に少し動揺してしまうが、それを隠す為に努力した。
しかし、自分勝手な奴だ。苛々するなおい。
だが、脚に刺さった木片を引き抜いてもらったり、その後民家にあった衣服を包帯代わりにして巻いてくれたりしたのは根が良い奴だからなのか。
そのお人好しが命取りだが。
「その方向に僕も向かうよ。だから今は放送を聞こう。禁止エリアを聞き逃して首輪が爆破、っていうのは勘弁だからね」
「ついてきてくれるのか!?ありがとう足立!」
「うわ。驚かせないでくれよ」
喜ぶ魔理沙に抱きつかれる。想定外の事で驚く。
そんな自分はすっかり放送のことなど忘れていた。魔理沙は上海からメモ用紙を取りあげた。自分も取り出すことにする。
この放送で魔理沙の知り合い、あのクソメイドの名前以外にも呼ばれたのならしっかり元気付けなければならない。
そうすることで、自分の信用は格段にあがるだろう。そういうことなら脚の傷も少しは我慢できる。
「その方向に僕も向かうよ。だから今は放送を聞こう。禁止エリアを聞き逃して首輪が爆破、っていうのは勘弁だからね」
「ついてきてくれるのか!?ありがとう足立!」
「うわ。驚かせないでくれよ」
喜ぶ魔理沙に抱きつかれる。想定外の事で驚く。
そんな自分はすっかり放送のことなど忘れていた。魔理沙は上海からメモ用紙を取りあげた。自分も取り出すことにする。
この放送で魔理沙の知り合い、あのクソメイドの名前以外にも呼ばれたのならしっかり元気付けなければならない。
そうすることで、自分の信用は格段にあがるだろう。そういうことなら脚の傷も少しは我慢できる。
「(マルク、絶望しかない遊戯に私達を落としたつもりだが、希望はまだあるぜ。お前は高みの見物だろうが、その場所に居る事を後悔させてやる。
それと、待ってろよ霊夢。私がサカキをやっつけるぜ。あと咲夜、安らかに眠れよ……。まぁこんな事言うと怒られるかもしれんが)」
それと、待ってろよ霊夢。私がサカキをやっつけるぜ。あと咲夜、安らかに眠れよ……。まぁこんな事言うと怒られるかもしれんが)」
そんな決意を心の中でしている魔理沙だったが、足立は全く反対の事を考えていた。
「(なあ、魔理沙ちゃん、君の持っている希望は仮初めの物だってことをわかるかな?気付く時は何も言えなくなってると思うけど。)」
足立により希望を持った魔理沙。
希望を与えたつもりじゃない足立。
二人はこのあとどの様な運命を歩むのか二人は知らない。
今は、不敵に笑う足立透の姿だけが確かな物であった。
希望を与えたつもりじゃない足立。
二人はこのあとどの様な運命を歩むのか二人は知らない。
今は、不敵に笑う足立透の姿だけが確かな物であった。
【C-2 最南端の民家/早朝 放送直前】
【足立透@ペルソナ4】
[状態]:疲労中、SP消費、冷静、右足脚に貫通傷(治療済み)
[装備]:M1911A1(6/7)
[道具]:基本支給品一式、M1911A1(6/7)@メタルギアソリッド、ランダム支給品×2(確認済み)、
タケシの穴あきデイパック(基本支給品一式、魔剣グルグラント@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡)
[思考]
基本方針:ゲームを楽しむ
1:放送を聞く
2:霧雨魔理沙を最高のタイミングで裏切る
3:しょうがないから魔理沙についていくか
※十六夜咲夜、漆黒の騎士、リボルバー・オセロットは死んだと思っています。
※作品からの参戦時期は真ENDルート突入前、ペルソナはマガツイザナギ固定です。
※どこに向かうかは次の書き手さんに任せます
※魔理沙と情報交換をしましたが、自分の情報(マヨナカテレビやペルソナ能力)は何も話していません。
※普通の警察官で正義感が強い、という役作りをしています。
またこれまでの行動は『タケシ少年と遭遇した後、何者かに襲われ、デイパックを託され、逃して貰う
その後、戦闘音が聞こえた為、旅館に向かった所、十六夜咲夜と遭遇。しかしそこでもソリッドスネーク、漆黒の騎士に襲われ、善戦するも咲夜を守れず一人生き残る』
という設定になっており、魔理沙にはそう説明をしました。
【足立透@ペルソナ4】
[状態]:疲労中、SP消費、冷静、右足脚に貫通傷(治療済み)
[装備]:M1911A1(6/7)
[道具]:基本支給品一式、M1911A1(6/7)@メタルギアソリッド、ランダム支給品×2(確認済み)、
タケシの穴あきデイパック(基本支給品一式、魔剣グルグラント@ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡)
[思考]
基本方針:ゲームを楽しむ
1:放送を聞く
2:霧雨魔理沙を最高のタイミングで裏切る
3:しょうがないから魔理沙についていくか
※十六夜咲夜、漆黒の騎士、リボルバー・オセロットは死んだと思っています。
※作品からの参戦時期は真ENDルート突入前、ペルソナはマガツイザナギ固定です。
※どこに向かうかは次の書き手さんに任せます
※魔理沙と情報交換をしましたが、自分の情報(マヨナカテレビやペルソナ能力)は何も話していません。
※普通の警察官で正義感が強い、という役作りをしています。
またこれまでの行動は『タケシ少年と遭遇した後、何者かに襲われ、デイパックを託され、逃して貰う
その後、戦闘音が聞こえた為、旅館に向かった所、十六夜咲夜と遭遇。しかしそこでもソリッドスネーク、漆黒の騎士に襲われ、善戦するも咲夜を守れず一人生き残る』
という設定になっており、魔理沙にはそう説明をしました。
【霧雨魔理沙@東方project】
[状態]:疲労中、両足パンパン、衣服が汗まみれ、悲しみ、確かな希望
[装備]:防弾チョッキ@現実、上海人形
[道具]:基本支給品一式(飲料水を完全消費)、
首輪探知機@現実、拡声器@現実、マスターボール@ポケモン、レッドの帽子、上海人形
[思考]
基本方針:主催者を倒しゲームを止める
0:咲夜……
1:放送を聞く
2:上海が指を刺した方向(B-2東)に向かい、霊夢をサカキから助ける。
3:「殺し合いの開催理由」と「脱出方法」を考える。
※弾幕を撃つのに溜めが必要、という制限がかかっています。威力は変わりません。
また空が飛べないことに気付きました。
※会場が鏡写しにループしていることに気付きました。
※参戦時期は東風谷早苗と知り合ってから、明確な時期は不明。
※モンスターボールの使い方がわかりません。
※マスターボールの事は足立に話していません。
[状態]:疲労中、両足パンパン、衣服が汗まみれ、悲しみ、確かな希望
[装備]:防弾チョッキ@現実、上海人形
[道具]:基本支給品一式(飲料水を完全消費)、
首輪探知機@現実、拡声器@現実、マスターボール@ポケモン、レッドの帽子、上海人形
[思考]
基本方針:主催者を倒しゲームを止める
0:咲夜……
1:放送を聞く
2:上海が指を刺した方向(B-2東)に向かい、霊夢をサカキから助ける。
3:「殺し合いの開催理由」と「脱出方法」を考える。
※弾幕を撃つのに溜めが必要、という制限がかかっています。威力は変わりません。
また空が飛べないことに気付きました。
※会場が鏡写しにループしていることに気付きました。
※参戦時期は東風谷早苗と知り合ってから、明確な時期は不明。
※モンスターボールの使い方がわかりません。
※マスターボールの事は足立に話していません。
【上海人形】
[状態]背中に大きな裂傷 (かなり荒い治療済み。汚い布と汚い糸でこれでもかと汚く縫われている。)
[思考]
1:魔理沙と足立と共に霊夢を助けに行く
2:アリスにちゃんとした裁縫をしてもらいたい。
※サカキと霊夢の会話は全て聞いていました。
またその事を魔理沙と足立には簡潔にしか伝えていません
※羽が無い為、空を飛べません。
[状態]背中に大きな裂傷 (かなり荒い治療済み。汚い布と汚い糸でこれでもかと汚く縫われている。)
[思考]
1:魔理沙と足立と共に霊夢を助けに行く
2:アリスにちゃんとした裁縫をしてもらいたい。
※サカキと霊夢の会話は全て聞いていました。
またその事を魔理沙と足立には簡潔にしか伝えていません
※羽が無い為、空を飛べません。
※閑古鳥村のどこかにバラバラの前二輪三輪車(大人用)@現実が放置されてます。
また、それはタケシの支給品です。
また、それはタケシの支給品です。
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