リ・・・シド
リシド・・・リシド、僕はもうじき暗闇の世界へ行く。
その前にお前には言っておきたいことがあるんだ。僕は一族の掟に背き罪を犯した。
父上への償いは永遠の闇の裁きを持ってしても許される物ではない・・・

あれは僕に取って代わった闇の人格がやったこと、でも闇の人格を作り出してしまったのは、僕の心。運命を憎み、ファラオを憎んだ僕のゆがんだ心が作り出した結果だ。
リシド。墓守の儀礼の日、お前は僕と同じ苦しみを受け入れてくれた

(子ども時代回想)
リシド、助けて!リシド、リシドォォォォ!
ううぁぁうああああ!(悲鳴)痛い、痛いよ。

さわるな!教えて、教えてくれよリシド、僕は誰を憎めばいい!
・・・あ。リシド・・その顔は?

リシド・・・
(回想終わり)

リシド、お前はあのとき全ての業と宿命を僕と共に背負い。闇の中で生きる覚悟を決めた。
そんなお前がいたからこそ僕は闇の人格を閉じこめておくことが出来た。・・でも、もういいんだリシド・・お前の魂は今、どこをさまよっているか知れない。
でも、お前はこれ以上苦しみを背負う必要は無いんだ。たとえ生か死か、どちらであっても、おまえは光を目指せ。ありがとう、リシド・・

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最終更新:2009年04月13日 22:22