【城之内の夢】
んぅ……うん?

あれ…? お前ら、授業は…?

え?

そうだった…! デッキを確認しなきゃならねえ。
うぇ? あっ、うわあああっ!

るせえ!

んっ?

ヤロォー、いつかこの手でブッ倒す!

そうだった。デッキの中身は、このメモに書いてあるんだ。
あれ? 舞に静香。お前らまでどうして?

お前ら……。

ん?
お、おぅ。


ああ…上級生のワル共が送って来やがったのさ。
この間、そいつらの一人がかかって来やがったんで、逆にボコってやったんだ。
そのお返しにシメとこってんじゃねえの?

今日の放課後、体育館裏。

行かねえよ。
そんな下らねー事、どうだっていいんだ。
俺はもう、俺を見守ってくれるやつらを、悲しませるような事はしねえ。
そう、決めたんだ。


おう、わりぃなみんな。

サンキュー。(デッキにキスをする)
おーっし! こいつで今日こそは、優勝をかっさらうぜ。

いや…それが…何て言うか……体に力が入らなくって…立てねえんだ。

そう言わねえで、誰か手を貸して…
!?

っ…へへ。

ありがとうよ、みんな。

…!(目が覚める)

みんな…。
あれっ? んっ? 町内大会は?

っ……俺は……。

何で奴は、倒れてんだ?
そうか……思い出した。
奴がラーを召喚したら…。(無言で回想)

俺も奴の……攻撃を、くらっちまったんだ。

俺が……勝者…。

お、おう。


しっかりしろ、おい!

ああ……俺もだ。てめえも正真正銘、立派なデュエリストだったぜ。
お前、マリクなんかじゃねえんだろ? いったい何者なんだ、答えてくれ。

マリク!?(王様とユニゾン)

あの野郎が…!

てめえ……!!

もう一つの?

しっかりしろ…!


マリク……貴様…!

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最終更新:2010年03月09日 00:04