次のターン、遊戯はファラオに、勝負を仕掛ける。

未来が見えたわけではありません。
そんな感じがしたのです。

分かりません。
けれど、今の遊戯を見ていると、ふと思い当たるのです。
蘇った名も無きファラオの魂。
その強さは、もちろん私たちの想像を超えた存在だった。
しかし、その強靭な魂を受け止める器も、それに匹敵しないはずがない。
たとえ最初は小さな器でも、ファラオの魂と共に歩むことで、
それは今や、途方もなく大きな器に育っているのかもしれないと。

そう。
人間は、試練を乗り越える事で持っている器をいくらでも大きく出来る。
人はそれを、時に可能性と呼び、時に奇跡と呼んできた。




あっ…。

あぁっ…!(一同)

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最終更新:2008年02月22日 23:57