夜の楽しみ


みなさま、こんにちは! 都築藩国、バトルメード部隊広報課です。
そろそろ梅雨入り、少しうっとうしい天気が続きますが、みなさま元気にお過ごしですか。
バトメ的には、なかなかヘアメイクがきまらなかったりして、身だしなみに厳しいお姉さまからお小言を頂く季節だったり…というのは、ちょっと置いておいて。

お米の国である都築藩国にとっては、この恵みの雨のお陰で、藩国面積の30パーセントとまで言われる水田の稲がすくすくと成長する大切な季節でもあります。今年は比較的雨量が多く、稲の生育は順調だそうです。今後の食料供給に気を揉む関係者の方々も、ほっと一安心というところでしょうか。お米関連の体験学習施設も兼ねる観光地では、青々と美しい水田の雨の風景と見事に咲いた花菖蒲なども人気があるそうですよ。

そして夜が日増しに長くなっていくこの夏の時期、水田の夜はたくさんの蛍が飛び交う美しい光に彩られます。共和国での出稼ぎから戻られた方々にとっては、久しぶりに見る懐かしいふるさとの風景なのではないでしょうか。
自然環境の保護に力を入れ、水質の管理計画もしっかりと整えられている都築藩国だからこそ、蛍の生育出来るきれいな水も守られているのでしょう。そしてこの名水は、もちろん藩国の名産品である酒造業を支えるものでもあるのです。

ではここでひとつ、守人山周辺に古くから伝わる、蛍にまつわる伝説をご紹介しましょうか。最近温泉も見つかって話題になっている守人山ですが、この山の奥深く、険しい岩場に囲まれた人の近づかない場所には、大きな一本の巨木があるという言い伝えがあります。
この樹にはある夏の夜、何万という蛍が集まり、まるで空の星が降りてきて樹に宿ったかのように光り輝くのが、遥か遠くから見られるのだといいます。この光を眼にすることが出来た者には、奇跡のような幸運が訪れる、とも言われているのだそうです。


さて今日の話題は、都築藩国での「夜の楽しみ」です。共和国難民問題で様々な課題に取り組まなくてはならない状況ではありますが、こんな時こそ英気を養い問題点に取り組みたいところですね。
ということでここはやはり、お米の国の名産品、日本酒の晩酌は如何でしょうか。

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(絵:ホーリーさん)
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水産物にも恵まれている都築藩国ですが、この時期の酒の肴といえば何と言ってもホタルイカが定番ですね。
ホタルイカはその全身が青白い光を放つ不思議な生き物で、無畏川の河口にある灯台付近の漁村では、普段深海に生息しているホタルイカが、産卵のために岸近くに集まってくる幻想的な風景を見ることが出来ます。この酵素反応による熱をもたないため「冷光」と呼ばれる発光のしくみは、物質や酵素の構造には違いがあるものの、陸の蛍の発光と同じなのだそうです。
ホタルイカは醤油と酒で漬け込んだ沖漬けなどが有名ですが、干物を軽く火で炙って食べるのが、つまみにお勧め、とのことでした。

また、現在都築藩国では観光産業のてこ入れ策として、藩王様自らが陣頭指揮を執られる『都築藩国銘酒プロジェクト』も推進中。これまで藩国内のみで流通していた日本酒の販売を帝國全土へ広げるため、新ブランドの開発や酒蔵めぐりツアーなどの観光計画が準備中です。辛口の銘酒「守人」や、新登場で女性向けにもお勧めの「コロの散歩」など、是非一度お試し下さい。


(文:えるむ)






バトメ部隊広報課








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最終更新:2008年07月13日 18:21
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