565 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2007/01/14(日) 20:36:45 ID:Kyqc0yRl
プロローグ

フィランソロピー本部

オタコン「スネーク。新しいメタルギアの情報が手に入ったよ、場所は日本。」
スネーク「日本!?核保有国でない日本がなぜメタルギアを?」
オタコン「どうやら日本政府の一部では核にかわる抑止力となりうる兵器の研究、開発が行われているみたいなんだ。
そこで注目されたのが日本のとある寒村独特の風土病なんだよ。」
スネーク「細菌兵器という訳か。・・・まさかそれをメタルギアに!?」
オタコン「その通り。風土病の研究と並行して、その病原体を弾頭に搭載したミサイルとメタルギアの開発が進められているんだ。
君にはそのメタルギアと細菌兵器の研究施設を破壊して欲しい。」
スネーク「ちょうどいい、日本ヘは一度行ってみたかったことだ。日本のどこへ行けばいいんだ?」
オタコン「とりあえずその風土病の研究施設があるXX県鹿骨市雛見沢村ヘ行って欲しい。
すまないけどもっと具体的な場所の特定には時間が掛かりそうなんだ。
その代わりに情報収集にはもってこいの身分を用意したんだ。まずはその村唯一の学校に向かって欲しい。」
スネーク「学校?オタコン、何を考えているんだ?」
オタコン「着いてからのお楽しみ。いい息抜きにもなると思うよ。
何か分かったら連絡するからね。幸運を祈る。」
スネーク「?。・・・了解した。これより日本ヘ向かう!」

375 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 00:28:26 ID:28mRCdS0
スネーク! 君が潜入する雛見沢に潜む謎の部隊「ブカツ」のデータを送る。
わずか数名で日本の不正規戦部隊を手玉にとって壊滅させた少数精鋭のチームだ。
君の実力を承知の上で敢えて言わせてもらうが、十分に用心したまえ!

ザ・ハチェット
 大振りの鉈を愛用する事からこう呼ばれているらしい。
 「お持ち帰り」と呼ばれるモードに入った時のザ・ハチェットの身体能力は格段に
跳ね上がり、そのパンチをかわせる者はいないとの事だ。
 先行して現地偵察に赴いたCIAの精鋭「ケロタン・チーム」が彼女の元で行方を
絶っている。敗因は不明だ。
 まずは迷彩を使用して偵察したまえ。装備に「ガーコ迷彩」を入れておいた。

ザ・トラップ
 自衛隊の不正規戦部隊の教官を務める程のトラップの達人だ。
 人の心の裏の裏まで全て読み、的確にトラップに追い込む恐るべき敵らしい。
 彼女のテリトリーである裏山に入る時は十分に警戒しろ。

376 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 00:28:57 ID:28mRCdS0
ザ・メディウム
 彼女に関するデータもまた少ない。
 「徹甲弾」と異名を取る格闘戦の達人をガーディアンとして連れているらしい。
 あらゆる未来を知る予知能力者だという情報もあるが未確認だ。
 奇妙な事に、ザ・メディウムから大使館を通して我々にメッセージが届いている。
 「かわいそな蛇さんは今回はカレーの悪口は言わない事です。にぱー」
 まったくナンセンスだ。君が雛見沢に行くのはこれが初めてなんだからな。

ザ・クール
 「口先の魔術師」とも呼ばれる心理戦の達人だ。
 彼の言葉には絶対に耳を貸すな。絶対にだぞ!
 接触した偵察班は全員帰国後、「海軍水兵制服へのフェティズムの異常な昂進」を
見せて軍病院に収容された。
 耳栓を手に入れるまでは絶対に接触するな。

ザ・リーダー
 「ブカツ」を率いる百戦錬磨のカリスマ的なリーダーだ。
 その背中に日本の伝説上の悪魔「オニ」の刺青を入れているとも言われるが未確認だ。
 なお彼女にはよく似た双子の妹がおり、こっちも銃火器の扱いに習熟した戦士の上に、
 拷問のスペシャリストらしい。

幸運を祈る!!

377 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 01:39:48 ID:H1E4hQ+H
大佐、俺にそんな奴らと戦えってか

378 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 18:30:27 ID:BvCxgEzm
大佐、輿宮市に進入した、何故か園崎と名の付く店が多いみたいだ。
ここ一帯に園崎という組織があるのか?

379 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 19:11:46 ID:28mRCdS0
スネーク。
園崎家は雛見沢を支配する三大ファミリー最大の勢力だ。
市内は園崎家の息がかかったものばかりだ。
一人を敵に回す事が、街そのものを敵に回す事になるから気をつけろ。
まずは情報収集だ。
地図に表示されているオモチャ屋にでも言ってみたらどうかね?

380 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 20:43:30 ID:BvCxgEzm
大佐、オモチャ屋に進入した。
一足遅かったらしい、先程まで子供達がゲームの大会をしていたみたいだが帰ってしまった後だった。
だが、店の店長がゲーム大会は「ブカツ」メンバーが圧勝したと言っていた。
どうやら「ブカツ」の連中がゲームの大会に参加していたらしい……しかし、何の目的があってオモチャ屋の大会に?
大佐、これ以上怪しまれず情報を聞き出すのは危険かもしれない、指示をくれ。

381 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 20:59:09 ID:Q+F0Jsil
スネークは指示がないので、もう一度オモチャ屋を見回した。すると
中には、店番をしているボケ気味のじいさんと、大きなぬいぐるみを
じっと見つめて、むぅむぅ言っている金髪の若僧がいた。スネークは…

①買いたいのなら、店のしっかりした人に予約すればとアドバイスする。
  (なんて俺っていい奴なんだ☆)
②関わり合いになりたくないので、さっさとこの場を去る。
  (君子危うきに近寄らず、うん!)
③世間の厳しさを教えるため、大きなぬいぐるみを自分が買って去る。
  (やっぱり、なんて俺っていい奴なんだ☆)
④なんか後々役に立ちそうなので、一番かぁいい人形を買う。
  (言っとくけど、俺の趣味じゃないからな!ライフワークだ!)

382 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 21:18:37 ID:BvCxgEzm
親父、この大きな人形を貰おうk、『駄目だスネーク! 未来が変わってしまった! タイムパラドックスだ!』
親父、この展示してある輸入物の『駄目だスネーク! 未来が変わってしまった! タイムパラドックスだ!』

……親父、このケロタン人形を貰おうか。プレゼント包装と外から見えない用に不透明な袋をくれ。

383 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 21:35:13 ID:Q+F0Jsil
嬉々として、包装を抱えてオモチャ屋を出たスネーク。しかし、待ち構えたのは…
レナ…じゃなかったザ・ハチェット!!その視線の先は…抱えた包装!!
奴はやはり直死の魔眼(NG!?)の持ち主か?「はぅ~ケロタン、かぁいいよぅ!」
最悪だ…「かぁいいモード」が発動した!もう、奴には物理法則は通用しない!
いきなり迎えた最期の運命に、スネークはどう抗う?(逃げるしかないっしょ!)


384 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 21:45:19 ID:BvCxgEzm
大佐、妙な女の子がこちらをじっと見ている……いや、怪しまれてはいない、どうやら気まぐれで購入した人形を見ている様だが……
現地住民の可能性がある。情報を得る為に人形で懐柔してみる。

385 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 22:24:48 ID:Q+F0Jsil
気をつけろ、スネーク。「かぁいいモード」でお預けをしたりすると、マッハパンチ「れなぱん」が炸裂する!
ケロタンは、大人しくあげたほうが身のためだ。それと…詳細はまだ不明なのだが、「オヤシロモード」という
最終形態があるらしい。両手に鉈を持ち、まるで「ダブルトマホーク・ブーメラン」のように自在に操ってくる。
懐に入り込んでも、「れなぱん」と「ガソリン」+「ジッポライター」があるから、もうお手上げだ。
とにかく、ケロタンはあげろ。ここでポイントを稼げば、後々役に立つだろう。ケロタン代は…ああっ、分かった
分かった、涙声で訴えるな!何とか経費で落とすから安心しろ!

386 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 22:44:04 ID:BvCxgEzm
大佐、さっきから一体何を言っているんだ?
まるであの少女が特殊部隊のザ・ハチェットだと言っているみたいじゃないか。
……大佐、もしや俺に何か隠し事をしているのか?
とりあえず、人形を渡したら鼻血を噴きながら去っていってしまったが……。

もし奴が大佐の言うザ・ハチェットだったとしたら俺のスニーキングが既にバレている事になる。
信じられないが、彼女が雛見沢のジャパニーズマフィアだとしたら既に俺は罠に嵌っている。
人込みは危険だが人気の無い場所はもっと危険だ。どこか他の店に移動する。

387 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 22:53:00 ID:gTXjr0LX
スネーク、次はエンジェルモートという飲食店に潜入だ
そこに重要参考人物が勤めているという情報が入った

388 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 23:04:52 ID:BvCxgEzm
大佐、エンジェルモートに潜入した、この店の制服が性欲を持て余……いや、なんでもない。

店内の奥の席に案内された、客を装い重要参考人と接触する。
……ん?何か騒ぎが起きたみたいだ、店員が躓いて持っていた水を客にかけてしまったらしい
それに怒った客が店員に何か言っている様だが様子がおかしい。
どうする大佐。この騒ぎでは参考人と接触できない。
騒ぎを利用して店内に潜入するか、それともリスクを負ってもトラブルを諌めたほうがいいのか。

389 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 23:19:21 ID:28mRCdS0
その頃…

「はぅ~ ケロタンかぁいいよ~」
「おーいレナ、あのガイジンさん、びっくりしてたじゃねーか。
 いい加減にしとけよー」
「本当にレナさんには困ったものでございますわね…
 鼻血をふいたらどうですの?」
「みぃー 蛇さんのプレゼントは蛙さんだったのです。にぱー」
「さーて、おじさん、喉が乾いちゃったよ。ここらで詩音を冷やかしに、
 エンジェルモート寄ってくとすっかね」
「「「「お~~~~!」」」」

390 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/10/31(火) 23:25:03 ID:Q+F0Jsil
興宮のエンジェルモート内
(大 佐)
「ここは園崎一族の店舗だと言う情報は、すでに入っている。
園崎は、ザ・リーダーと深く結びついていると言う確かな筋からの情報もある。
というとは、この店舗内もそれなりの監視体制にあることが予想される。
店内潜入は、決して賢明な判断ではないな。
ならば、無理を言うがこの騒ぎを利用して、園崎の人間との接触を試みてくれ
ないか。
今情報が入った!今日の今の時間帯は、ザ・リーダーの双子の妹が勤務して
いる!!「…ですよねー」が口癖らしい!なんとしても接触を!
幸運を祈る!」

391 名前:K1がエンジェルモートで格闘のシーン探すので遅くなった、すまねぇ[sage] 投稿日:2006/11/01(水) 00:06:15 ID:BvCxgEzm
「さぁ観念するでござる~~~~!!ふぉっふぉっふぉ~~!!」
「そこの若いの、あまりオイタが過ぎると痛い目を見ることになる、もうやめておけ。」
ウエイトレスの間に入り込んで後ろへ下がらせる。

「わかっておらんでござるな。そのウェイトレスが余おズボンに粗相をしたのでござるよ?これはお仕置きなのでござる~!!」
「なら俺がお仕置きしてやる、歯ぁ食いしばれ」
ガス、ドガ、ズッギャーーーン!!!!
「心得はあるようだがそれだけだな、その構えには何のタクティカルアドバンテージも無い。」
「ひぃいーーー!くっ、曲者でござるー!誰か助けるでござるよー!!」
「むむむむ無理にゃりよ、きょ、今日はこれくらいで勘弁してやるにゃりーー!!」

騒ぎの元凶達はレジに金を叩きつけると足早に去ろうとした、がそこへ子供達御一行が到着、入り口で鉢合わせしてしまった。
その中には……

「さっきの人形の子供か……。」

392 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/01(水) 00:26:46 ID:UXK2G0Mf
「あれ、さっきのオジサンじゃないかな、かな?」
「あれ~?詩音じゃない、どしたの、そんな所で固まっちゃってさ~。ほらほらご案内ご案内(´・3・)」
「ところでレナがあまりに勢い良く扉を開けたのでこの方達が壁に叩きつけられてるでございますのよ?」
「みー、タンコブできてかわいそかわいそなのです☆」
「こいつらヤケに急いでたみたいだが何かあったのか、詩音?」
「えーっとですねぇ、こいつらが私の足をひっかけて「フキフキ」させようとした所をこちらのオジサマに助けて貰ったとこです。」
「そういうわけだ、これからそいつらを店の外に放り出すから悪いがちょっとどいてくれ。」
「お、そういう事なら俺達にやらせてくれよ、詩音に手ぇ出したからにはキッチリ落とし前つけさせねぇとな。」
「そうは言うがな、こいつらはもう……」

言い終わる前にオタクの二人は店の外へと引き摺られていってしまった。
そのすぐ後に野太い悲鳴が聞こえた、何が起きているのかはわからないがとにかく酷い目に会っているらしい。
止めに入るかどうか迷っていると、さっきのウェイトレスに話しかけられた。

393 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/01(水) 00:54:43 ID:UXK2G0Mf
「あの……どうもありがとうございました。」
「なぁに、ちょっとお灸を据えただけさ。ところで、さっきの子達と知り合いなのか?」
「はい、あの私に似た子が姉で、白い帽子の子が竜宮レナちゃん、男の子が圭一君で……



「――なるほど、あの子達が……」
「はい、雛見沢分校の部活の仲良しメンバーなんですよ、ハタから見ていて飽きませんねー。」
「機会があったら罰ゲームの現場でも見に行ってみるさ。ところで頼みがある。」
「はい?なんですか?」
「……メニューにあった季節のフルーツチョコフォンデュと練乳がけのき・ま・ぐれスペシャルパフェをくれ。」

394 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage俺はここまで] 投稿日:2006/11/01(水) 01:02:36 ID:UXK2G0Mf
「大佐、どうやら「ブカツ」のメンバーは全員さっきの子供らしい。このままだと「ブカツ」のメンバー全員に囲まれてしまう、どうすればいいんだ。
まだ警戒されていない様だが……む、彼等が戻ってきた様だ。クソっ、もう逃げられないらしい。」

395 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/01(水) 01:15:32 ID:CiilKQUl
「スネーク、さらに悪い情報だ。伝えておこう…
        「かわいそな蛇さんは今回はカレーの悪口は言わない事です。にぱー」
という、ナンセンスなメッセージがあっただろう。「カレーの悪口」を雛見沢で言うと、ブチ切れた誰かが
恐ろしい凶器を、同時に3つ飛ばしてくるらしい。あまり結果に変わりはないが、昼にNGワードを言うより
人の姿が見えにくくなる夜に言う方が、攻撃の容赦の無さが777倍に跳ね上がると言うことが分かった。
777という数字に関するソースは聞くな。とにかく、カレーの悪口は絶対言うな。以上だ、健闘を祈る。」

396 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/01(水) 01:37:04 ID:o3h6bDgr
「あ、あの、お客さま、よろしければ…
 いまご注文いただいたメニューと一緒に、当店のスイーツの試作品もお召し上がりになりませんか?
 先程のお礼に、店長が是非お出ししてはと申しまして。
 パンプキンパイのパンプキンクリーム添えなんですが…」
「ほう、パンプキン尽くしか… 分かった。いただこう…」
 その時、隣のテーブルについた子供たちの中にいた金髪の少女が身を乗り出した。
「まあ、詩音さん! わたくしたちにはそのスペシャルな試作品は出してくれませんですの?」
「ご心配なく。もちろんみなさんにもお出しします。
 このメニューは私が店長に相談して、沙都子のために考案した特別メニューなんですからね」
「ほーっほっほっほっ! わたくしのためになんて詩音さんも人間が出来て参りましたわね!
 楽しみでしてよ。パンプキンってよく知りませんけど外国の珍しい果物か何かですわよね?」
「みー きっと沙都子がとても喜ぶメニューなのですよ」
 やがて運ばれてきたパンプキンパイを金髪の少女が嬉しそうに食べる光景を見て、
年長の少年と二人の少女が必死に笑いを噛み殺しているのが分かった。
 まったく屈託のない、人生の楽しみを謳歌している子供たちだ。
 俺にもこんな時代はあったはずだが実感を持って思い出す事は出来ない…
 信じられない… こいつらが本当に「ブカツ」のメンバーなのか?
 それに大佐の言った、カレーというキーワード… カレー…?
 俺の記憶の中でチリチリと引っかかる… だが思い出せない…
 くそっ… 何だこれは…?

 その時、金髪の少女と同じくらいの年格好の、長い髪の少女がじっと俺を見つめているのに気がついた。

397 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/01(水) 07:29:42 ID:HgDsOCmB
「蛇さんは、詩ぃを見て「ナイスバディな娘だな!それにこんな露出バリバリの制服着ていたら……
はぅ~お持ち帰りぃ!」って思っているのです。でも、悪いことは言わないのです。とっとと雛見沢から
出て行きやがれなのです、にぱー☆」
謎のメッセージも最後の締めは、「にぱー」だったな。怪しい!
ならば、この娘を拉致り調教しようか。俺の勘だが、この娘は、5年もすればすごい美人になりそうな
気がする☆さっきから大佐が何か喚いているが、知ったことか!

398 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/11/01(水) 19:10:30 ID:1FzNTVTs
その頃…

「はぁ…はぁ…ひ、ひどい目にあったでござるよ…!!」
「もう散々にゃりーー!!」
ひた…
「ん?何の音でござるか?」
妙な気配を感じ、背後を振り返るオタク達
「…誰もいないにゃりよ?」
ひた…


……ッ!!
音のない音がした。
「「!?」」
直後、白い強化骨格をまとった一つ目の男が目の前に現れた!!
「チン…ゲフンッゲフンッ」
「で、出たあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そしてその男はその目を赤く光らせ、手に持っていた日本刀をオタク達に突きつけた。

「俺の友人はどこだ……?」

399 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/02(木) 02:47:16 ID:7I78GoJz
「でももし出て行かないというのなら…
 いくたびも繰り返した理不尽な死の記憶にすら怖じぬというのなら…」

 なんだ?

「楽園を乱した不吉な蛇すらも…
 死という月を映す水面を掻き消す小石になり得るのかも知れない…」

 この子は何を言っている?

「蛇よ… ここは大勢の意志のカケラが詰め込まれた歪んだ世界。
 死者がまだ生きている光景を目にしたり、
 矛盾するものを同時に見たりする事もある世界…」

 他の子供たちには少女の言葉が聞こえていないようだ。
 俺にしか聞こえていないのだ。どういうわけだ…?

「ここはもはや祭囃しすらも聞こえなくなったはずなのに、
 相も変わらずあの六月に閉じ込められたいびつなカケラの時間…
 私たちはそこに閉じ込められ、あの六月を繰り返す迷い子…
 そこから脱けだすにはもはや手持ちのカケラでは足りない…
 何処かよそから別のカケラを呼ぶ必要があった…
 だからあなたはここに呼ばれた…」

 頭がズキズキ痛む…! カレー…! カレーってなんだ?
 その子の目… まるで老婆のようだ…
 長い人生に疲れ切った老人のような…
 この子はいったい… 何だ?

「思い出して… ソリッド・スネーク…」

 ガタン! 俺は思わず立ち上がっていた。
 子供たちがきょとんと俺を見上げている。
「あれれ、ケロタンのオジサン、どうしたのかな? かな?」
「なんか顔が真っ青ですわよ?」

 髪長の少女の目から、先程の老婆のような光は消えていた。
「みー 蛇さんはもうすぐお友達に会えるのです。
 本当はもういないはずのお友達なので蛇さんはきっと懐かしいのです。にぱー」

400 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/02(木) 08:05:40 ID:cLEhasXa
「大佐……!「ブカツ」は本当に敵だというのか、「ブカツ」のメンバーは、
いや、この子たちはただ平和を享受しているだけの少年少女に過ぎない。」

「落ち着け、スネーク。それは本当か。……いや、まだ油断は出来ない。
実は、ある組織の人間が「ブカツ」メンバーの学び舎に、教員として潜伏している。」

「組織だと?それはもしかして「ブカツ」メンバーのボスじゃあないのか?」

「わからん。「ブカツ」メンバーの正体を知ったのもついさっきだ。
もしかしたら、教師と教え子というカモフラージュかもしれない、
だとしたら「分校」というのは日本の特殊部隊のスクールかもしれん。
資料を調べてみたら、「分校」はダム紛争事件の時に無理に成立させた施設らしい。
可能性は否定できない。……話を戻そう。
我々とは違う目的で雛見沢村に潜伏しているそうだが、
少々難航しているらしくてな。我々との共同作戦を持ちかけてきた」

「ということは「ブカツ」メンバーが俺たちに協力要請をしてきた可能性が?」

「かもしれない。とにかく何とかして彼女と会ってほしい、
正直言って情報がいくらあっても足りないのが現状だ、なんとしてでも何か掴んでくれ。」

「彼女…女なのか?」

「ああ、そうらしい。コードネームは『弓』。合言葉は『転生体は』『エレイシア』だ」

「エレイシア……か、了解した。これより『弓』と合流する。
……そうだ、大佐。「カレー」について何か新しい情報はあったか。」

「いや、何も。もしかしたら秘密兵器か何かのコードネームかもしれん、早急に調べさせる。」

401 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/02(木) 19:43:52 ID:zO2Ad9kY
なんか、これ以上言ってたら「火葬式*」「土葬式*」「風葬式*」「鳥葬式*」
そして「第七聖*」と言う、意味不明な言語にまで言及しなければならなくなる。
何故伏字かって?お前もみおんwとかいう奴じゃあるまいし、空気嫁。
大人の都合と言う奴だ。とにかく、カレーの悪口だけは言うな。
興宮には、CoCo壱番館がないのか?
無ければ、手作りパン屋のカレーパンでもいい。彼女の心象はうんと良くなる
筈だ!いいな、絶対「カレーなんて所詮ジャンクフード」なんて事は、グワァァァ
……!!!!(何か6本の剣のようなものが刺さり、激しく炎上している模様)

「大佐、どうした!?一体何があったんだ!?…油売っている時間は無い!!
スネーク、雛見沢に潜入する!」

402 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/02(木) 23:17:08 ID:7I78GoJz
TIPS:「潜入捜査」

「どうかね、メイ・リン。
 スネークが雛見沢に潜入するための“顔”はうまく用意出来たのかね?」

「はい、大佐。「ブカツ」組織は「分校」と呼ばれる施設にいるとの事でしたので、
 スムーズに「分校」に出入りでき、なおかつ雛見沢村を歩き回っても不審に
 思われない身分を用意させました」

「ほう、どんな身分を用意したのか、尋いてもかまわんかね?」

「資料を見る限り、「分校」とはある種のスクール… 軍事訓練施設と思われます。
 でしたら、そこの訓練生として入り込むのが最適と判断しました」

「なるほど。スネークは生粋の軍人だ。観光客や報道関係者を装うのは無理があるからな…
 それに生徒ならば、教師として潜伏している『弓』とも接触しやすいだろう。
 君は的確な判断を下したな、メイ・リン」

「ありがとうございます、キャンベル大佐」

「スネークは明日から雛見沢分校の「転校生」になるわけか…
 任務の成功を祈っているぞ、スネーク…」

403 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/03(金) 02:44:24 ID:z7pBE4h4
TIPS2:「知恵先生のひとりごと」

最近私、何故か此処彼処でカレーの悪口と思った言われた瞬間、

意識を失って気が付いたら職員室の机に突っ伏せているのよね。

それは、カレーの悪口を言う人なんて17の肉片にしても許せない

けど、この私がまさかそこまで出来る訳無いし(笑)。

でも、こんな姿生徒達にはとても見せられないわね。校長先生には

尚更ね。竜宮さんも優しい子に見えて、こういうの結構鋭いから。

6本チョークでいつも起こしてあげている、園崎さん、前原さんにも

示しがつかないしね。

んっ、新しい転校生?どんな子かしら?好きな科目は数学、体育

苦手な科目は国語、好きな食べ物は蛙?苦手な食べ物はカレー

………スネーク君、先生楽しみに待あぁぁってるぅぅからぁねぇっ!!

ズドッ!ズドッ!ズドッ!ズドッ!ズドッ!ズドォォッンン!!!

(先生の投げたチョークが職員室の黒板に突き刺さる音!!)

「(みー、ボクのいたずらのせいで、スネークは初日からカワイソカワイソ

なのです。にぱー☆)」

404 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/03(金) 03:43:45 ID:02BksiWR
「はぅ……きっとふかふかであったくてかぁいいんだろうなぁ……お持ち帰りしたいな……」

「シベリアの大雪原を犬そりで疾走かあ、なんかカッコイイな!」

「みー、百一匹わんわん大行進なのですよー☆」

「おじさんも色々やってるけどスネークもなかなかだねぇ、我が部に参加したら面白い事になるかもね!
まぁ、雛見沢在中じゃないから機会がなさそうなのが残念だけどねぇ。」

「ですわねぇ、トラップに関してもこの方見所ありそうでしてよ!
……ところで、そろそろ暗くなってまいりましたが時間は大丈夫ですの?」

「そうですねー。もしかして電車ですか?なんせ田舎なんでそろそろ乗らないと、新幹線に乗り換えられないんですよ。」

「ああ、それなら大丈夫だ。今回は雛見沢に用があってな、宿は取ってある。しばらくはこっちに居るつもりだ。」

「へー、なら富竹さんと一緒で写真撮影かな?かな?」

「ならよ、明日俺達でスネークさんを案内しようぜ!もちろん、スネークさんが良ければの話だけど。皆はどうだ?」

「いいのか?確かに俺はそのほうが助かるんだが……」

「レナは賛成さんせ~い!」「みー☆」「おっほっほ!私もよろしくてよ、スネークさんなら裏山巡りも愉しめそうですわ!」
「おじさんは当然参加として、詩音はどうする?」「私は明日、明後日とバイトがありますので……お姉、スネークさんをよろしくね。」

「へへっ、決まりだな、じゃあ明日は学校が終わったら……一旦ここに集合でいいか。スネークさんもここなら迷わないだろ。」

「ああ、ありがとうな、前原君。明日はよろしく頼む。」

「水臭いっすよ、スネークさん。俺の事は圭一で構いません。」

「なら俺もスネークでいい。敬語も無しだ、よろしくな、圭一、みんな。」

「おう!」

405 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/03(金) 05:28:04 ID:KyNr23xX
「でも、その前に」竜宮レナと言う少女の眼つきが急に変わった。

何というか、鷹のような眼つきと言うか、さっきまでのおちゃらけた雰囲気はもう無い。

「スネーク君、レナ達に嘘吐いてないかな?隠し事してないかな?」

スネークは、そんなことする分けないじゃないかとレナの豹変に戸惑いながら答えた。


                    「  嘘  」


「あははっ、スネーク君。何か無線機のようなもので、必死に連絡とっているの見たよ…

あれって何なのかなぁ……うふふふ。」

スネークの背筋に、冷たい何かが這うように降りていくのを感じる。愛想笑いが精一杯だ。

「ねっ、スネーク君に内緒や隠し事があるように、

          レ ナ た ち だ っ て あ る ん だ よ ? 

その辺、分かってくれれば私達、いい関係でいられると思うんだよ?だよ?」

資料どおりだったとはいえ、レナが人間とは思えず、恐怖に金縛りにでもあったように、

身動き出来ないスネークだった(つづく)。

406 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/03(金) 15:10:54 ID:02BksiWR
今まで戦場で幾度と経験してきた恐怖、それをこんな所で、こんな少女一人から感じるなんて思いもしなかった。
抵抗した瞬間、どうやってかはわからないがとにかく殺される、と今まで培ってきた兵士のカンが告げていた。

「……スネーク。」

その声で我に帰った。声の主はザ・メディウム、あの疲れた目をした少女だった。
いつのまにか店の外の駐車場で一人放心していたらしい。日はすっかり落ちてあたりは暗くなってしまっている。

「もう、帰ったんじゃ無かったのか。」

「あなた、さっきレナに怯えたでしょう。」

「な……なに、を……そんなわけがない。」

「あなたの体を考えれば少なくとも発症はまだ先かと思っていたのだけれどダメだったようね。」

「何を言っている、発症?俺に何をした!」

「落ち着きなさい。……とりあえずこの注射を打ちなさい、話はそれからよ。」

「これは何だ……毒、か?」

「だったら囲んでる時に全員で取り押さえて打ってるわよ。いい、この土地には独特の風土病があって
それにあなたは既に感染している。その注射は発症を抑える物よ。」

「……わかった、これでいいんだな。で、その風土病ってのは一体なんなんだ。」

「信じられないでしょうけれど、空気感染する寄生虫よ。発症条件は疑心暗鬼等による興奮や極度のストレス。
発症すると、リンパ腺の痒みを誘発、最終的に喉を掻き毟り死に至る。
けれど、あなたはもう大丈夫。体の造りが違うから虫が寝ている間に除去が済んでるはずよ。」

「その死に方、聞き覚えがある。たしか……盧溝橋事件……!」

「詳しくは知らないけれど、そうかもしれないわね。」

「……もうひとつ、聞いていいか。」

「ええ、知らないことには答えられないけれど。」

「俺はわずか数名で日本の不正規戦部隊を壊滅させた少数精鋭のチーム「ブカツ」のメンバーの調査で送り込まれた。
本当に、お前達が「ブカツ」のメンバーだって言うのか。」

「そうとも言えるし、違うともいえるわ。だって、まだ実際には何も起こっていないもの。」

「それはどういう……。」

「全部話すから落ち着きなさい。店の中で矛盾するものを同時に見たりするって言ったでしょう。ここは、そういう世界なのよ。
カレーの悪口を言わない方が良いっていうのは「前」のあなたがそれが原因で死んだから。でも目の前のあなたは生きている。
あなたの持ってる「ブカツ」の情報も過去のあなたが入手したものでしょうね。」

「信じられん……でも、なんとなく身に憶えがある気がする。」

「証拠は無いけれど、信じてもらうしかないわ。私達にはどうしてもあなたの力が必要でここに呼んだ事も。」

「……どうやら嘘でもいたずらでも無いみたいだな、非常識だが。」

「ええ、私も何でこうなってるのかさっぱりなくらいよ。……この非常識をどこから話していいやら。
沙都子を家に待たせてるから続きは歩きながら話すわ。」

407 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/04(土) 05:31:46 ID:uj9WoPvK
「――そうして、百年、変わらない惨劇を繰り返して。私達はようやくこれ以上無いくらいの大円団を迎えられた。
私は間違いなく百年の内で最も幸せだった1983年を過ごせたわ。」

「……なら、何故また1983年を繰り返している。」

「何が起こったのかはわからない、だけれど私のカケラは1983年8月以降に繋げられなくなってしまったのよ。
そこから、私はまた惨劇とにらめっこ。何度も仲間達の力を借りて、鷹野の、いえ、東京の陰謀を退けてきた。
だけれど気がつけば長くても8月の終わりにはまた戻ってきてしまっている。」

「それでどうやってかは知らないが、君が俺をここに呼んだわけだ。」

「ええ、荒唐無稽な話だけれど。」

「いや、その手の話にはうんざりする程付き合ってきた、少し面食らってただけだ。」

「ありがとう、信じてくれて。そして、ごめんなさい、巻き込んでしまって。」

「いつだって俺は戦いの中に居る、その戦場がたまたまここになっただけの話だ。
何故俺なのかはわからんが、東京みたいな連中とやりあうなら俺や大佐みたいな人間が必要なのかもしれないな。」

「……ん、もうずいぶん話し込んでしまったみたいね、ここをのぼると私と沙都子の家よ。
ここまで付き合ってくれてありがとう。――また明日なのです、にぱー☆」

「ああ、また明日な、…………行ったか。大佐、聞こえるか。」

「今までの会話も含めて全部な。東京については調べさせている、しかし、私はにわかには信じられんな。
そういうオカルトな話なら教会か精神科向けだろう……が、妄想と切って捨てるにはあまりにもリアリティがありすぎる。
そういえば、『弓』はそういったオカルト染みた世界にも精通しているらしい、信用出来る様なら協力を持ちかけてみるといいだろう。」

「わかった、今日のところは輿宮に引き上げる。」

「ああ、それとだスネーク。弓と接触する為のカモフラージュとして明日から君は雛見沢分校の生徒として潜入してもらう。」

「なんだって、それはどういう……」

「どうやら今回はいつもの戦場と毛色が違う、惑わされるなよ、スネーク。今日はゆっくり休みたまえ。」

408 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/06(月) 20:22:12 ID:6LCJBlk6
「梨花、ちょっと…」家に戻ると、沙都子が私を呼び寄せる。
時々聞こえる足音が少し気になるらしい(L4位まで戻ってる?入江の所に週末行かなくちゃ)が、
料理の手を休めると、小声で話し出す。

「あくまで夢の話ですのよ。梨花はこういうの鋭いですから話しますわね。ファンタジーな夢なの
ですけど、終わりがちょっと…」

「沙都子、何ですの?もったいぶらないで教えてください!」

「ひあっ!びっくりしましたわ!いつもの梨花と別人みたいですもの…ごめんなさい。
実は、この雛見沢に大きな羽のついた巨大な火炎竜がやってきて、村を火炎の息で一瞬で焼き
払ってしまうのですよ。みんな一切の抵抗も許されず、炎の中で悲しい最期を遂げるのですわ…
でも、ここからが気になるのですわ。火炎竜の手引きをしているのは、1匹の蛇なんですの。爬虫
類同士だからですわね、きっと。
それと、この夢の中の日付は8月31日のようでしたわ。うちの日めくりがその日でしたから…でも
有りませんでしたのよ梨花……9月1日以降の日めくりが。
私、何か訳の分からない衝動に駆られて、ねーねー、魅音さん、レナさん、圭一さんに次々電話
しましたの……みんな9月以降のカレンダーが消えてるって……
梨花ぁ、ただの夢なんですけどね。私すごく胸騒ぎがするのですわ。梨花なら、この話から何か
分かりませんこと?」
411 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 01:16:11 ID:+/r0JEL2
つまり、八月の最後の日に火を噴く竜が飛んできて、一瞬で雛見沢を焼き尽くしてしまう。
しかも蛇……つまりスネークが原因?そんなことがあるだろうか。
スネークは私を助けてくれると言ったのにそれが原因で雛見沢が焼き払われる運命になってしまった?
いや、その前に8月が突破できなくなったから蛇の居るカケラを持ってきた筈だから、それはおかしい。
でも、もしかしたらスネークという因子が加わった事で関連性が強まって、竜が飛んできて雛見沢を焼き尽くす
という雛見沢が滅ぼされる方法が確定されたのかもしれない。
つまり滅ぼされる方法がスネークの世界に合わせて改変されてしまったと言う事だろうか。
どちらにせよ、沙都子が見た夢は以前のカケラの記憶みたいだけど記憶が鮮明じゃないみたいだから判断できそうにない。
しかし、あと2ヶ月もすれば確実に私達は雛見沢ごと死んでしまう。
けれど、沙都子を不安にさせない方がいいのか、それとも皆と協力して早めに対策を立てた方がいいのか……
ちょっと考えて気付いた。数々の世界で後悔してきたのだから、悩む必要なんてなかった。

「みぃ、驚かせてゴメンなのです。実はオヤシロ様がうっかり沙都子に一番悪いお告げを伝えてしまったらしいのですよ。」

最初はちょっとだけ誤魔化す、けれど否定はしない。

「ど、どういう事ですのよ?梨花ぁ、お、脅かそうって言ったってそうはいかないのでございますのよ。」

何かあぅあぅ言ってるが気にせず沙都子をなだめる。

「安心するのです沙都子。オヤシロ様がアレは沙都子が見る筈じゃなかったモノを見せてしまった為に
ちょっと間違ちゃったものを見せてしまってごめんといってるのです。」

「そういう事でしたの……オヤシロ様もうっかりモノでございますわね。」

「まだ心配なら明日にでも皆に聞いてみるのですよ、皆きっと真剣に聞いてくれますです。にぱー☆」

「そうですわねぇ、圭一さんはともかくとして皆は夢の話くらい聞いてくれますわよね!」

「圭一もちゃんと聞いてくれますですよ、だって沙都子が夢を怖がってるなんて言ったら
きっと毎晩圭一がオフトン持参で添い寝しにくるのですよ☆」

「……なんか気持悪いですわねぇ。でも手を出そうとしてもワタクシの華麗なトラップで返り討ちでございましてよ?」

「みー☆きっとそうなのですよー。じゃあ沙都子、そろそろ寝るのです。
おてて繋いでてあげるから安心しておやすみなさいなのです。」

「ん……おやすみですわ、……その、ありがとう、梨花……」

412 名前:ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage] 投稿日:2006/11/07(火) 02:47:28 ID:LcCiw61a
床に着く前に、梨花は思った。沙都子の話と、現実的な話を結びつける必要が
有るのではないかと。怪しいものはとことん疑え、鬼が淵沼ももう一度調べる
必要がありそうだ。場合によっては、診療所の「あの人」の力もいるかも…

竜の話も、そのまま受け取るには無理がある。村を一瞬で焼き払う…そんなこと
が外部に目に付かず出来るには、今度こそ自然災害を利用するしかないのだ。
そんなことが出来る自然災害とは…すぐに思い浮かぶのは、噴火……。
分からない、分からない。全ては憶測の域だ。
でも、沙都子の夢にとらわれなければ、炎で焼き払えないまでも、火山性ガスで
一気に殲滅ということも不可能ではないのだ。ただ、そうしなければならない理由
…東京より厄介かもしれない。

蛇のバックにどれほどの組織がいるのかもしれない。雛見沢を何のために偵察
しに来たのかもしれない。鬼が淵沼が、今度こそ重要な鍵を握っている気がする
あの人…鷹野三四が調べた過去数百年の歴史に、何かヒントがあると信じて…

…私は、またしても同じ過ちを犯す所だった。最強の集団「ブカツ」にまず相談し
なければ。あの集団なら、私では見つけられなかった盲点を、いとも簡単に見つ
け出してくれるはずだ。信じてる。何故か今回は、知恵ですら、戦力になりそうな
気がするしね☆
蛇の尻尾を捕まえられるかどうかが、生きるか死ぬかの瀬戸際になりそうね。
じゃ、おやすみ。私と共に、また最後まで戦ってね、羽入。

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最終更新:2007年03月14日 15:33