俺は高坂京介。今大学1年だ。
加奈子:なぁブリジット。夏休みだっていうのになんで勉強なんかせにゃーならんのだ。
ブリジット:かなかなちゃん。またそんなこといって。
あやせ:加奈子。そんなことばかりいってると、又赤点とりますよ。
加奈子:うるせぇぶす。お前勉強ばっかりしてるくせに、1夜漬けの
あたしとたいしてかわらないくせに成績悪い癖に…。
あやせは、意外に成績が悪かった。成績でいうと、中の下。一応俺の母校に
受かったはいいが、かなり手をやいた。そこが可愛いんだが。
自分の受験とあやせの受験があったのと、受験前1ヶ月で
当選圏のはるか下だったので、加奈子は、黒猫と沙織に任せたのだが、
やつらに任せたのは、加奈子が意外に頭がいいので
頭はいいので頭のいい奴に面倒みさせたほうがいいと思ったのもある。
後で聞いた話によると加奈子はあの内申書をひっさげて、
1ヶ月で巻き返して合格し、試験の成績だけならば、
2~3番だったという。公立ということもあり、ダントツの成績は
出しにくいので、桐乃といい勝負だったという。
学力的には
桐乃=沙織 -文系科目の壁->黒猫-(才能の壁)->真奈美=俺-越えられない壁->あやせ>加奈子
だけど、頭は、ひょっとしたら桐乃よりはるか上なのではなかろうか。
加奈子:ひひひ。大丈夫だって。本当に危なくなったら、黒いのが
また助けてくれるから。それに、宿題はブリジットにでもさせとけば
そこそこの点数とれるって。
あやせ:(目の温度が氷点下に下がり、
メルルの縫いぐるみをひねりつぶす。)加奈子もこうなりたい?
加奈子:おぃあやせ。
それに、あたしが代わりにブリジットちゃんの宿題を解いてやってるんで
おあいこって。ひっ…。加奈子の血の気が引く。
京介:あやせ。なんだその縫いぐるみは…。
あやせ:あぁこれ。桐乃とおそろい。とても握りごこちがいいんですよ。
京介:そうか。そりゃよかったな。
加奈子:でもお前ももの好きだよな。可愛いカナカナちゃん
じゃなくってババアのあやせとつきあってるんだから。
お前教員志望ならロリコンなんじゃないのか?
あやせは、さらに強く縫いぐるみを強く握りしめ、ブリジットは本能的にのけぞる。
加奈子:そんなに怒ると小じわが増えるぞ。
あやせはさらにメルルの人形を握りしめ…メルルの人形から綿が…。
あやせ:あっ。またやっちゃった。テヘ。でも、代わりに掴むもの
ないかなー。
そういうや否や、加奈子をしばき倒す。
加奈子:あーギブギブ。ってこのクソババァ本気で殺す気かよ。
てかなんで笑顔なんだ。
あやせ:なにをいってるんだか全然わかんないんだけど…。
加奈子:あやせさまはとてもお美しく、京介のやつが夢中になるのも当たり前かと。
あやせ:ありがとう。
最終更新:2011年09月29日 20:45