キャスター


キャスター(Caster)


概要

NW2/SFMに存在する、4種類のスタイルクラスの内の1つ。
「魔法攻撃を行う」「高い【魔導】の必要な発動魔法を使用する」事が、ゲーム中で求められる主な役割である。
標準的なセッションならば、このスタイルクラスを取得したPCが1人は存在する。

データ傾向

主に「攻撃魔装を使用した魔法攻撃」で戦うスタイルクラス。
攻撃魔装・発動魔法・魔法攻撃に関する特殊能力を備える。
その関連で、「属性を1つ選んで○○する」物が多い。

アタッカーと並ぶダメージディーラー役で、共通する特殊能力も多いが
異なる性格付けとして、範囲攻撃と搦め手の手段が豊富にある。
また、発動魔法によって行動の選択肢が更に増える為
状況に応じて、ダメージを出すか他の事をするかの見極めが必要になるだろう。

自衛能力が無い点も、アタッカーと共通しているが
こちらはHPや装備重量も少ないので、更に深刻である。
防具や防御魔装で守りを固めるのは勿論、攻撃魔装の射程を活かしてディフェンダーのカバーリング範囲内に留まりたい所だ。
(防御力を及第点程度の硬さにする事はそう難しくないが、HPの少なさを補うのは難しい)

クラス修正

命中 回避 攻撃 防御 魔導 抵抗 魔攻 魔防 耐久力 魔法力 行動値
- - - -

スタイルクラス4種の中で、唯一【防御】の修正を持たない。
LvUPによる成長はMP>HP。

CL依存特殊能力

魔法攻撃力UP》(常時、自動取得)
【魔攻】を上昇させる。
CLが上がると、効果量が増加する。

魔力の器》(常時)
【魔法力】及び[魔法記憶容量]を上昇させる。
CLが上がると、[魔法記憶容量]の上昇量が増加する。

魔装の器》(常時)
【魔法力】及び[魔法装備可能レベル]を上昇させる。
CLが上がると、[魔法装備可能レベル]の上昇量が増加する。

マジックルーラー》(オート、【魔導】【抵抗】【魔攻】【魔防】ジャッジの直後)
ジャッジの結果をC値に変更する。
CLが上がると、使用可能回数が増加する。

クラス特殊能力一覧

取得CL 名称 対象 効果の概要 代償 回数制限 前提 備考 掲載
タイミング:常時
自動取得 魔法攻撃力UP 自身 【魔攻】上昇 CL依存 NW2
0 代償軽減:攻撃魔法 自身 攻撃魔装の[魔法力修正]マイナスを軽減 NW2
0 ファストキャスト 自身 攻撃魔装の[行動修正]マイナスを軽減 NW2
0 マジックマスタリー 自身 【魔導】上昇 属性毎に別の特殊能力として取得 NW2
0 エレメントマスタリー 自身 【魔攻】ジャッジ達成値上昇 属性毎に別の特殊能力として取得 SMZ
0 代償軽減:弱体魔法 自身 弱体魔法の[代償MP]軽減 SMZ
0 代償軽減:発動攻撃魔法 自身 発動攻撃魔法の[代償MP]軽減 SMZ
0 連係魔法 自身 【魔導】【魔攻】ジャッジ達成値上昇 SMZ
0 魔力発動体 自身 発動攻撃魔法の[命中判定][ダメージロール]達成値上昇 LAC
0 攻撃魔法限界突破 自身 発動攻撃魔法の[最大値]上昇 FTE
0 マジックライブラリー 自身 合計価格が一定以下の魔法を常備化 FTE
1 マジックマスタリーⅡ 自身 代償軽減:攻撃魔法》の効果量を増加
ファストキャスト》の効果量を増加
マジックマスタリー FTE
1 魔力の器 自身 【魔法力】上昇
[魔法記憶容量]上昇
CL依存 FTE
3 魔巧の極み 自身 プラーナ使用時の効果を増加
(【魔攻】ジャッジのみ)
FTE
0 魔装の器 自身 【魔法力】上昇
[魔法装備可能レベル]上昇
CL依存 REM
1 マジックマスタリーⅢ 自身 発動魔法の[代償MP][代償カウント]軽減 マジックマスタリー REM
5 魔巧の極みⅡ 自身 [ダメージロール]達成値上昇 魔巧の極み REM
タイミング:オート
0 マジックコントロール 自身 「対象:範囲」の魔法を使用する直前に使用
対象を[範囲]→[範囲選択]に変更
シーンSL回 NW2
0 死点撃ち:魔法 自身 魔法攻撃の【魔導】ジャッジがC値の時に使用
攻撃対象の【魔防】ジャッジ達成値低下
MP SMZ
3 チェインマジック 自身 魔法攻撃によって、対象のHPを0以下にした時に使用
[行動カウント]増加
MP ラウンド1回
シナリオSL回
SMZ
0 サクリファイススペル 自身 発動魔法の[代償]を無しにする プラーナ シナリオSL+2回 LAC
1 マジックエキスパンド 自身 魔法の対象を[単体]→[範囲選択]に変更 MP
カウント
ラウンド1回
シーンSL回
LAC
3 死点撃ちⅡ:魔法 自身 死点撃ち:魔法》を使用した攻撃で、
対象に1点以上のダメージを与えた直後に使用
対象の【防御】【魔防】低下
プラーナ 死点撃ち:魔法 ラウンド持続 LAC
0 マジックエクスプロード 自身 発動攻撃魔法の[絶対命中]を無効化
発動攻撃魔法の[ダメージロール]達成値上昇
カウント FTE
0 協調魔撃 単体 【攻撃】【防御】【魔攻】【魔防】ジャッジ達成値上昇 カウント 自身には使用不可 REM
0 マジックルーラー 自身 【魔導】【抵抗】【魔攻】【魔防】ジャッジをC値に変更 プラーナ シナリオCL/3回
(※端数切り上げ、最大3)
CL依存 REM
1 エクステンドスペル 自身 魔法の[射程]増加 MP ラウンドSL+2回 REM
1 複合弾幕 自身 魔装弾幕》使用時、更にマイナーアクションを行う HP メインプロセス1回
ラウンドSL回
魔装弾幕 REM
3 スプレッドスペル 自身 マジックコントロール》の効果を変更
マジックエキスパンド》の効果を変更
魔法の対象を[n体]に変更
カウント マジックコントロール
マジックエキスパンド
(※どちらか片方)
REM
5 アラウンドキャスト 自身 魔法の対象を[シーン選択]に変更 プラーナ
カウント
シーン1回
シナリオSL回
REM
タイミング:セットアップ
タイミング:イニシアチブ
0 進路確保 n体 対象を移動させる
装備中の攻撃魔装が使用不可能になる
カウント ラウンド1回 魔装の使用ペナはラウンド持続 LAC
5 ジャストキャスト 自身 メインプロセスを得る
そのメインプロセス中【魔攻】ジャッジ達成値上昇
プラーナ シーン1回 LAC
0 スタンバイマジック 自身 魔装1つを装備または交換 ラウンドSL回 REM
タイミング:クリンナップ
タイミング:リアクション
タイミング:マイナー
0 ジャミングスペル 自身 [重圧][放心][狼狽]の何れかを付加 MP メインプロセス持続
バッドステータス毎に別の特殊能力として取得
REM
3 魔力励起 自身 ダメージロール達成値上昇 MP ラウンド持続 REM
タイミング:メジャー
0 フォージマジック 単体 魔法攻撃を行う
その攻撃のダメージロール達成値上昇
カウント マジックマスタリー
エレメントマスタリー
(※どちらか片方)
REM
3 ツインキャスト 単体 魔法攻撃を2回行う プラーナ シーン1回 REM
10 ファイナルスペル 単体 魔法攻撃を行う
その攻撃のダメージロール達成値上昇
プラーナ
カウント
ラウンド1回
シナリオSL回
REM

EX月衣一覧

取得CL 名称 対象 効果の概要 代償 回数制限 前提 備考 掲載
タイミング:常時
EX エレメンタルアデプト 自身 エレメントマスタリー》の効果量を増加 エレメントマスタリー REM
EX マジックエキスパート 自身 発動魔法の[代償HP][代償MP][代償カウント]軽減 マジックマスタリー REM
タイミング:オート
EX エグゼキューター 自身 魔法攻撃のダメージロール達成値上昇
相手の【魔防】を低下させてダメージを算出
MP シナリオSL回 REM
EX ジャマー 単体 汎用ジャッジ達成値低下(【行動値】を除く) カウント シーンSL回 REM
EX セージ 単体 サクリファイススペル》の効果を他人に適用 カウント サクリファイススペル REM
EX ディスターバー 自身 [命中判定]達成値上昇
死点撃ち:魔法》の条件を満たす
シナリオSL回 REM
タイミング:セットアップ
タイミング:イニシアチブ
タイミング:クリンナップ
タイミング:リアクション
タイミング:マイナー
タイミング:メジャー

メモ

攻撃魔装の選択

NW2/SFMでは、魔法攻撃を行う主な手段として「攻撃魔装」「発動攻撃魔法」の2種類が存在する。
取り回しの良さから、普段の魔法攻撃には攻撃魔装を使用する事になるだろう。

攻撃魔装は、
「MPを消費せずに魔法攻撃が行える」というメリットと
「装備する事により、【魔法力】【行動値】にマイナスのペナルティを受ける」というデメリットを合わせ持つ。
見方を変えればこれは、「魔法を使用する事による代償を、先払いしている」とも取れる。

また、
「使用回数の制限が存在しない攻撃魔装」と
「使用回数の制限が存在する代わりに、範囲攻撃を行える攻撃魔装」の2種類に大別される。
(影響の大きい特殊効果or高い魔攻修正を持つ物は、対象単体でも使用回数の制限が存在する場合はある)

使用回数の制限が存在する攻撃魔装は、持ち替え用の予備として
普段は、魔法記憶容量に入れておく事になるだろう。
範囲攻撃手段を攻撃魔装に依存する場合、2種類以上の魔装を常備化して使い分ける事になる。

発動攻撃魔法の選択

発動攻撃魔法は、攻撃魔装と異なり
基本的に、「使用する度に代償を支払う」事になる。

ただ魔法攻撃を行いたいというだけならば、軽めの攻撃魔装を装備しておけば済むので
発動攻撃魔法を使う時というのは、「発動攻撃魔法を使う、明確な理由」がある時になる。
「高い火力」「広い攻撃範囲」「付随する特殊効果」等が、主な使用目的となるだろう。

これらは該当する攻撃魔装を複数用意して、魔装の入れ替えをする事によって解決する事も可能だが
発動攻撃魔法で解決する場合、魔装の入れ替えが不要になるというメリットがある。

同名魔法の複数常備化

NW2/SFMでは、範囲攻撃を行う手段に対して
原則、「ラウンド1回」等の使用制限が設けられている。(一部に例外はあるが)

但しこの制限は、アイテムや魔法であればそれぞれ個別に課される為
範囲攻撃を行う魔法を2つ常備化すれば、ラウンド中に2回の範囲攻撃が可能となる。

アタッカーとの差別化

アタッカーと並んで、ダメージディーラーを務めるスタイルクラスだが
単純火力では、アタッカーの方が勝るケースが多い。
『NW2』のウィザードは、物理攻撃を魔法ダメージ化する手段も豊富且つ手軽な為
魔法ダメージを与えたいというだけならば、キャスターである必要は無かったりもする。

一方、攻撃魔装には「射程が長く、複数攻撃(範囲攻撃)の可能な」物が多く用意されている為
「範囲攻撃が容易な事」が、キャスターの特徴と言える。
(アタッカーは範囲攻撃手段を得る為にスキル枠を使用しなければならず、使用回数も限られる事が多い)
LAC環境で《サクリファイススペル》や強力な発動攻撃魔法が導入されると、この傾向は更に顕著になる。

また、【魔導】を高める都合から
各種発動魔法についても、アタッカーと比較して使い易い。
(アタッカーでも【魔導】を高めて発動魔法を使用する事は有効だが、その為には戦闘値の割り振りを工夫する必要がある)
上手く織り交ぜていこう。

命中率の確保

キャスターはダメージディーラー役ではあるのだが、意外と[命中判定]の達成値を上昇させる手段に乏しかったりする。
マジックマスタリー》は、無属性の攻撃魔装では恩恵が受けられず
連係魔法》は、発動させる条件に難があり
魔力発動体》は、発動攻撃魔法に限定され
マジックルーラー》は、効果は強力だが使用回数の制限が厳しい。

装備品で【魔導】の上がる物を選ぶ、総合レベル修正を【魔導】に割り振る等
特に高レベル環境では、命中率に気を配る事になる。
高回避エネミー用に、[絶対命中]の発動攻撃魔法を用意しておくのも有効だ。


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最終更新:2019年06月06日 03:36