Eald'narche(ミッション編)


  • ジラート人♂、独自フェイス、ジュノ ル・ルデの庭大公の間
  • 家族構成:姉(Yve'noile)、弟(Kam'lanaut
  • ジュノ大公Kam'lanautの弟を装って人間社会で過ごしているが、実はKam'lanautの兄であり、一万年まえにヴァナ・ディールで栄えたジラートの民の王族。
  • 弟のKam'lanautよりも幼い姿を留めている理由は、過去にクリスタルに触れた際の影響をより強く受けていたから。


  ここでは「ジラートミッション」最終章・および完結編とされるクエスト「世界に在りて君は何を想うのか?」の流れをまとめる。エルドナーシュについての詳しい経緯、考慮等はこちらを参考にしていただきたい⇒Eald'narche(詳細・ネタバレ編)

宿命の座で終焉を迎える一万年の夢(ジラートミッション)

  不思議な力で固く閉ざされているル・アビタウ神殿、最深部の扉。その奥にエルドナーシュは冒険者達を待っている。通路に入ると「侵入者」である冒険者らに警報が鳴り響く中、更に奥へ進む事になる。その奥で冒険者を待つものとは……。


Aldo :ち……、やられた。
Zeid :くっ、体が動かん……。これがクリスタルに接触した者の力か。

('Д')<・・・・・・

  トゥー・リアへ続く道を開く際に堂々と冒険者が手に入れた青水晶に「悪いが便乗させてもらうぞ。」と同行して、道が開いたら「先に行くぞ。」と冒険者を置いて行った二人は既に瀕死の状態だった。


勝ち誇ったエルドナーシュはすっかり上から見下ろす体制だった。

  エルドナーシュは残り僅かな今後の計画について語りだした。

Eald'narche :単刀直入にいこう。クリスタルラインの復旧に邪魔な獣人どもはおまえ達冒険者の働きでいずれいなくなるだろう。修復が済み次第、ここで神の扉を開く。その時ヴァナ・ディールがどうなるかはわからない。だが、神の扉をくぐれば真世界に……、神々の楽園に入れる。ジラート1万年の夢が、ようやくかなうんだ。

  エルドナーシュは、この計画が実際に遂行された時、今のヴァナ・ディールがどうなるか判らないと明かした。その目が見据えるのはその先、神の扉をくぐり、神々の楽園に入り、より完璧な存在になった自分だけである。しかし、世界で暮らし歴史を築いてきた人間、そして獣人、生きる全ての「今」を否定する事になる可能性だって残っている(メルト・ブローという過去もある)。それを否定する権利は、誰であろうと無いはずだ。
  しかしエルドナーシュはそんな事はお構いなしの様子で、逆に冒険者に、共に行かないかと誘ってくる。

Eald'narche :おまえ達は、どうする? 僕と共に神の扉をくぐらないか?より高い次元の生命に生まれ変わりたくないか?それとも……ことわる?どうしようもないバカだな、ほんと。最後のチャンスだっていうのに。より高い次元の、新しい生命になれるっていうのに……。愚かで、救いようないよ、ほんとに。

  改めて今を這いずりながらでも生きる意志を伝えた冒険者達に吐き捨てるエルドナーシュ。

Eald'narche :でも、まさか本気で思ってるわけじゃないよね、自分たちで何かを変えられるだなんて?ちっぽけでさ、とるにたらない、くだらない存在でしかないよ、人間なんて。内に闇を抱え込んで、世界をどんどんダメにしてくばかりじゃないか。まあ、いいや、そんなにムダ死にしたいって言うなら、べつにどっちでもかまわないよ。僕の計画に協力しないというなら……、おまえ達はここで終わっちゃえ!


冒険者達を「不要」と判断したエルドナーシュの体が宙に浮かんでいく。

そして不思議な機械に乗り込み、冒険者達に襲い掛かってきた。



戦闘スペック


第一形態では、周りをバリアのように巡る機械を先に破壊しないとエルドナーシュにダメージを与えられない仕様になっている。

Eald'narche
クエイク / スリプガII / トルネド / バースト / バインガ / フラッド / フリーズ / フレア

Exoplates
ウラノスカスケード / ガイアストリーム / クロノススリング / フェイズシフト
特殊技はどれも範囲攻撃+状態異常がある上に、名前を変えながら強化されていく。これを先に倒さないとエルドナーシュへのダメージは通らない。

Orbital×2
エレクトロチャージ
HPが少なく倒しやすいが、無限に出現する。


第二形態ではエルドナーシュ単体の出現になり、自ら浮遊して襲ってくる。

Eald'narche
ヴォーテクス[範囲ダメージ・テラー/バインド] / オメガジャベリン[単体ダメージ・石化] / ステラバースト[範囲(ダメージ無)・静寂/スロウ] /クエイク / スリプガII / トルネド / バースト / バインガ / フラッド / フリーズ / フレア


  二度に渡り冒険者に敗北したエルドナーシュは、「カムラナートと同じでしょせんは僕も、ここまでの存在でしかなかったってことか……。」と語る。しかし、いまさら引き返せない、とばかりに背後の巨大なクリスタルが設置されている機械へ向かった。


Eald'narche :しかし、まだ終わらないぞ。こうなったら、現状のまま不完全なクリスタルラインを稼働させてやる!!クリスタルの力が暴走して、今一度メルトブローが引き起こされるぞ。そうすれば、世界はまた……おまえ達はよくやったよ。……でもね、これで終わりさっ!


Eald'narche : 集束がはじまった……。もう間もなくすべてが終わる、僕の夢とともに。

  思い通りにならないなら、エルドナーシュは全てを消滅させる道を選んでしまったようだ。機械を通しクリスタルの力を暴走させていく。


AldoZeidも絶望する光景だった。

  「この方法しか思い浮かばなかった」とつぶやきながらLionが最後の力を振り絞り、よろめきながらも立ち上がった。そしてAldoの静止を振り解き、走り出した……。


エルドナーシュの足元にある巨大なクリスタルに飛び込んだ彼女は……。

その直後、エルドナーシュが怯む「声」が響き渡った。

Yve'noile : これ以上この世界を……、ヴァナ・ディールを傷めてはいけません。

Yve'noile : あなたにならわかるでしょう、エルドナーシュ?なにものにも終わりはない……、ただ、カタチを変えるだけ。

Yve'noile : あなたにも、その時が来たのよ。

  その呼びかけに応えたのか、エルドナーシュはその場に崩れ落ちた。そして彼の魂を受け入れるかのようにYve'noileがその体から立ち上る光の粒を抱きしめた。そして冒険者に一礼をし、彼女も消えていった。


最後はジラート人同士で話をつけたようにも見える。

  ル・オンの庭に出てきたのは冒険者、Aldo、そしてZeidだった。こちらも失ったものは大きいが、とにかく生きている。1万年もの永い悪夢は終わったのだ。

Aldo :ふぅ……、とりあえずこれで、ジラートのヤツらの計画は阻止できたな。お前達のおかげだよ。それと、ライオンのな……。いつがあの時、ああしてなければ今ごろこの世界がどうなっていたことか。
Zeid : こころから礼を言おう、この地に生きる、あらゆる生命を代表して……。
Aldo : さあ、それじゃそろそろ帰るとしようぜ!こんなところに長居はゴメンだ。それによ、いつまでもくよくよしてたら、あいつに笑われちまうからな!先に行くぜ。じゃあな、<PC NAME>!
Zeid : 私も行くとするか。いずれまた会おう、勇者達よ。我らが祝福の地、ヴァナ・ディールにて……。


全てが終わってすっかり元気になった「あらゆる生命の代表」。


世界に在りて君は何を想うのか?

  「ジラートの幻影~プロマシアの呪縛」と現実時間の2~3年にわたるストーリーの終着点として、追加されたクエスト軍の最終章にて、「5つ目の母なるクリスタル」に残った淀みから世界の終わりに来るもの」が蘇ろうとしていた。それを阻止する為にジラートミッション・そしてプロマシアミッションで「共に戦った」NPC達が一同に集い、最終決戦に向かう、といった内容である。
  クリスタルに飛び込み、その暴走を阻止したLionは、その後もクリスタルの中で悪意と戦い続けており、Prisheから生まれた魔晶石を抱えた姿でこの世に再び具現化された(それによりPrisheの悪夢を引き継ぐ形になり、間接的に彼女も救った事になる)。
  一方、クリスタルから噴出した「虚ろなる闇」も具現化を始めた。それは、これまでの長い道のりでかつて冒険者の前に立ちはだかった強敵たち。その中にはKam'lanautとエルドナーシュの姿も。


姿・戦い方はジラート兄弟のそれであるが、意思は全く異なる。クリスタルに魅入られた魂の哀れな末路といえる。


ジラートミッションでは裏切ったエルドナーシュだが、この最終決戦では同時に襲い掛かってくる。

最終更新:2008年09月25日 05:45