執筆のヒント・注意事項

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hengue

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執筆のヒント・注意事項


『へんぐえ』のコンセプト

 妖怪とは、現代まで伝承される過程において、多様で魅力的なキャラ設定(眉唾でアヤシゲなものも含む)を獲得してきた存在です。
 本誌『へんぐえ』では、そうした妖怪たちの既存のキャラ設定を存分に活用した上で、彼らを主役とした作品を執筆していただきたいと考えております。

 特に、この「既存のキャラ設定を存分に活用」するという点を、本誌『へんぐえ』で重要視しています。
 例えば、河童をテーマにする場合は、河童を河童たらしめている特徴的な要素を、如何に巧みに作品に盛り込むことができるかが、執筆される上での重要なポイントとなります。

 作品中に、テーマとなる妖怪の特徴を充分に描けていない、あるいは適切に描けていないため、読後に「あれ、結局、どんな妖怪が登場したんだっけ?」とか「一般的な▲▲のイメージと描写がかけ離れているなぁ」とならないよう、充分にご注意ください。

 このあたりの感覚は、人気マンガやアニメのキャラクターを二次創作する場合を考えていただけると、イメージしやすいかと思います。
 如何に秀逸なオリジナルストーリーであったとしても、そこに登場するキャラクターが充分に原典の設定を踏まえたものでないと、二次創作としての面白さは半減します。

 冒頭で述べた通り、妖怪もまた、マンガやアニメの登場人物と同じように、すでに一定のキャラクター性を獲得した存在です。
 そうしたキャラクター性は様々な要素に分解されますが、その一つ一つが、創作を行う上での魅力的なネタ・ヒントであると考えてみてください。
 そう考えると、テーマとなる妖怪たちが一人でに動き出し、自ずと作品を出来上がっていくような気がしませんか?

 豊かなキャラクター性を持つ妖怪たち――。
 そんな彼らを、あなたが用意した舞台の中で、あるがままに自由に遊ばせてみてください。

【追記】
 本誌のコンセプトは、決して妖怪に対する解釈の多様性を否定するものではありません。
 妖怪とは、そのイメージが一概に定義できないことが特徴であり、であるからこそ魅力的でもあります。きっと100人の妖怪ファンの頭の中には、100通りの(あるいはそれ以上の)河童のイメージが存在することでしょう。
 しかし、本誌では、敢えて「キャラクターとしての妖怪」、「一般的にイメージされてきた妖怪」という限定的な枠組みを設けた上で、その範囲内でどれだけオリジナリティ溢れる妖怪譚が生み出せるか――その点に主眼を置いています。
 本誌の趣旨が決して、「この妖怪のイメージはかくあるべし!」と、妖怪のイメージの固定化・矮小化を意図したものではないことは、重ねてご理解の程をお願い申し上げます。

作品の掲載について

 ご応募いただいた作品は、基本的に全て掲載する予定です。
 しかし、以下の項目に該当すると編集部で判断した場合は、お手数ですが、内容を修正していただいた上で、再度のご応募をお願いする場合があります。予めご理解とご了承をお願いします。
  • 応募枚数の上限をオーバーしている作品(後述)
  • 特定の個人・団体の名誉を損なう恐れがある作品
  • 妖怪の存在感が作中に希薄な作品
  • 題材としている妖怪の描写が、一般的にイメージされるものと著しく乖離している作品
  • (特別部門のみ)内容がテーマに沿っていない作品
  • その他、『へんぐえ』の趣旨から逸脱している作品


応募枚数の上限について

『へんぐえ』の応募枚数の上限は、400字詰め原稿用紙×3枚分です。
 これは実際の400字詰め原稿用紙に手書きした場合でも、空白や改行も含め、きちんと3枚以内に収まる分量であることを意味しています。決して、「400字×3枚だから1200文字以内ならOK」というわけではありません。

 なお、Microsoft社のWord等、大概のテキストエディタは、ページごとの文字数と行数を自由に調整する機能を有しています。その機能を利用して、1ページあたり20字×20行の設定にすれば、分量を把握しやすいかと思います。

 応募枚数を上限をオーバーした作品については、お手数ですが修正をお願いする場合がございます。くれぐれも上記規定を順守いただきますよう、お願いいたします。

 なお、応募枚数が規定内かどうかは、下記リンク先の原稿用紙カウンターでチェックできます(この原稿用紙カウンターは、「落書屋雑貨店・JavaScript工房」様のコンテンツとなります)。
 原稿用紙かうんたぁ 
【使い方】
  1. 用紙を、「原稿用紙(縦20×横20)」に設定する。
  2. テキストボックス内に、作品の本文全文をコピー&ペーストする。
  3. [計算]ボタンを押下する。
  4. カウント結果の枚数が「3枚と0行」以内なら、規定枚数内となります。それをオーバーしている場合は、お手数ですが、規定枚数内に収まりますよう、内容の見直しをお願いします。


表記の統一について

頂戴した原稿は、下記のルールに従って、一律、表記を統一させていただきます。予めご了承をお願いします。
なお、特段の事情により、下記のルールに従った表記統一をご希望でない場合は、別途ご相談をお願いします。


【冒頭・書き始めについて】
  • 本文冒頭と各段落の書き始めは 一文字さげること。
  • ――(ダッシュ)や……(リーダー)で書き始める場合も、一文字さげること。
  • セリフ等、冒頭の書き出しが括弧の場合は、一文字下げは不要。


【!と?について】
  • !や?の後にも文章が続く場合は、一文字分スペースを挿入すること。
  • !や?で文章が終わる場合は、句点は不要。


【……や――について】
  • 沈黙や余韻を表現する、三点リーダー(……)やダッシュ(──)は2マス分を使う。
  • 三連の中点(・・・)や、二点リーダー(‥)は使用しない。


【数字表記について】
  • 印刷時には縦書きとなる関係上、数字は漢数字に改める。
    • 基本は数詞で表現する。ただし、桁数が多かったり、数値が細かい等の理由により、数詞表現が不適切と判断される場合は、その限りではない。
  • 固有名詞にアラビア数字・ギリシア数字が含まれている場合等、漢数字以外の表記が適切であると認められる場合は、それに従う。


【英字表記について】
  • 基本的には、縦書きとする。


【【ルビについて】
  • レイアウトの都合上、ルビ振りは不可。
  • 難読文字については、読み仮名を括弧書きして対応する。
    • ただし、その場合の括弧+読み仮名の文字数も含めて、規定応募枚数内に納めること。
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