■『良い店の条件は「値引きしない店」「店主を含めて従業員数が2名以下の店」「店舗が持家であること」 』
その1は、「値引きしない店」
これは自転車屋に限らず、どんな分野においても当てはまるかもしれませんね。
もちろん定価で売る店すべてが信頼できるとは言えませんが、まずはこれが第1でしょう。
その2は、「店主を含めて従業員数が2名以下の店」
自転車技術というものは完全徒弟制でないと引き継ぎは無理でしょう。
店主が2名以上の弟子に完璧に技術を伝授するのは不可能です。
つまり、弟子が2名以上の店では必然的にサービスの質の低下が発生します。
アルバイト店員が自転車を売っている店に技術なんて求めてはいけませんよ、あたりまえですが。
その3は、「店舗が持家であること」
生活のために自転車を売る必要のある人、
または、経済的な基盤が弱い人はどうしても利益優先になってしまいます。
店舗が持家であれば金もうけのために自転車を売る必要性が薄まります。
実は、エンゾ早川氏のエイドステーションも持ち家ではないとのことで、
「だからうちだってこの条件をみたさないんですよ」って笑っていました。
以上、エンゾ早川氏が教えてくれた「信頼できるショップの条件3つ」でした。
[
http://www.roadbike-lodge.com/30sinraidekirushop/sinraidekirushop.html]
※要はエイドステーションは素晴らしいと言いたい訳ですか?
※1、理由が説明されておらず意味不明です。
また、値引きする店が良い店ではないという理由はどこにあるのでしょう!?
2、エンゾは独学で自転車屋をやってるので誰からも技術を引き継いでおらず、これに当てはまりませんね。
お客さんの自転車をけなすような人物に整備を頼むのはこちらからお断りです。
また、どうして2人以上の弟子に技術を引き継ぐのが無理なのかも説明がありません。
「完全徒弟制でないと引き継ぎは無理」というのは勝手な決めつけです。
3、生活のために自転車を売る必要のない自転車屋ってどれくらいあるんでしょうか!?
むしろ生活の為であるからこそ誠実な商売をする自転車屋さんが殆どです。
「貧乏人は誠実な商売が出来ない」というのはあまりにも勝手な言い分です。
■「(値引きは)ありません。ここで自転車を買うということは、この私が組んだ自転車に
乗ることが出来るということです。しかもこの私と話ができるということです。
人によっては一億二億積んでも得ることの出来ないものをお持ち帰りいただくこともあります。
[まちがいだらけ~ P19]
※凄い人の発言のように聞こえるが、
「この私」ことエンゾ早川はメカニックとしてもトレーナーとしても実績が無い。
唯一持っている自転車競技の公式記録と言ったら「DNS(出走せず)」くらいのものである。
■「五百万円以上の高級自動車に乗ってやってきて、十五万くらいのロードバイクをくれという。
それを横で聞いている(エンゾの店の常連の高校生)の諒くんの憤った顔を見るのが私は大好きである。
そして、そのオヤジが帰ったあとにかならず彼にたずねるのである。
今の人どうだろうね?
すると、彼はボソッと、
無理なんじゃないスか?
とつぶやくのがきまりとなっている。そして、ふたりで、
だよねー
といって笑うのである。
大人って、お金もってんのにちゃんとした買いもんできないんだなって思った。・・てか、イラっとした。」
[まちがいだらけ~ P80]
※15万円というのは初心者用ロードバイクとして適正価格であり、正しい選択です。
イラっとしても本に書くようなことでは絶対にない。客商売をナメすぎです。
※また「安全な場所から他者を嘲る行為」を高校生に教え込むというのは一人の大人としていかがなものでしょうか
※エイドステーションには駐車場がなく、
店の前の道路は狭い上にバスが通るので路上駐車は出来ず
この当時は店から見える範囲にコインパーキングは存在しなかった。
エンゾはどうやって相手が高級自動車に乗ってきたことを知ったのだろうか?
■「私の店でロードバイクを購入する人は、半ば強制的にケイデンス機能付きの
ハートレートモニターというアイテムを買わされる。
買わないというと、私はあからさまに落胆した表情を見せ、たとえバイクのグレードを
一つ落とさせてでも買わせようとする。」
[ロードバイクに乗るときに読む本 P100]
※客からすれば大きなお世話だし、迷惑このうえない。
つまりエイドステーションにGIOS LESTA(フル105、176,400円(税込))を買うつもりで行ったら、
GIOS AEROLITE(ティアグラ、149,100円(税込))とPolar CS100(19,950円(税込))
とケイデンスセンサー(5,880円(税込))を買わされるハメになる。
無茶苦茶である。
■「初めての人や安い予算で注文した人のホイールはセンター出しと横フレは取るが
よほどひどくない限り縦フレは取らないことにしている。あえてイジワルでとらない。
なぜかというと高い予算で私に注文した常連さん達に申し訳が立たないからである」
[まちがいだらけ~ P20]
※いい加減な仕事の自転車を売っているわけで、手抜きを正当化しています。
※わずかな接地面積で地面に立つ自転車にとってタイヤとホイールは
命を乗せている部分といっても過言ではありません。それなのにこの仕打ちです。
※高い買い物をした客にまともな品物を渡し、安い品を買う客には不完全な品物を渡す。
これこそ「ロードバイク業界の売上至上主義」といえるエピソードではないでしょうか?
※その一方で、同じ本のP248、249では、こう書いている。
ショップを売上によって、"格付け"するのである。
シルバーとか、ゴールドとか、プラチナとかね。
それによって掛け率が違ってくるのである。
(中略)
いずれの"システム"にしても、最終的には(バカな)ユーザーがワリを食うことになっている。
結局のところ、買う側の人間が賢くならないかぎり、いつまでたってもまともなロードバイクには
ありつけないということなのである。
■以前、シマノの部品といえば、私の店でも定価の五〇パーセント前後(一部、もうすこし取る部品もあったが)
で仕入れることができた。六〇パーセントのカンパニョーロよりもずいぶんもうかった。
それがいまでは六七パーセントである。自信を持って売れない商品なのに、しかももうからないって……だから、
何年もかよってきている常連以外の人がシマノでロードバイクを組むばあいには、やむを得ず一万円の工賃を
とるようにしている。
もうからなくて、しかも、職人としての面白さを感じることのできない仕事をするのだから、カネでももらわなければ
やってらんねえ! というのが偽らざる心境なのである。
[まちがいだらけ~ p188]
でも、職人としては、自分がよいと思っていないい商品を売りたくないわけである。
万札を数えながら罪悪感にさいなまれたくないのである。
(中略)
しかも、一致団結して、あらゆる批判にたいして耳をふさいでいられるのだから、卑屈になることもなくなる。
[まちがいだらけ~ p42]
※つまり『汚い商売をしてカネもうけをして、批判に耳をふさいで開き直っている』ということですね。
※面白さを感じることができない仕事ならば受けなければいい、そんな簡単なこともわからないらしい。
本音では人の命なんかよりもカネのほうがたいせつってことだ
[まちがいだらけ~ p61]
※客に商品を定価で売っておいて、自分が客の立場になると仕入れ値が以前より高いと不平をいう。
しかもその儲からない分は客に補填させる。
いずれの"システム"にしても、最終的には(バカな)ユーザーがワリを食うことになっている。
[まちがいだらけ~ p249]
つまり、エンゾの言葉を信じるならば、エイドステーションではまともなロードバイクにありつけないという結論になる。
店主自らが言ってるのだから間違いないはずである。
結局のところ、買う側の人間が賢くならないかぎり、いつまでたってもまともなロードバイクには
ありつけないということなのである
■かつて、二十六穴の山岳決戦用ホイールを作ったことがある。
(中略)
しかし、上り始めて十分ほどで達した結論は・・・・"遅い"ということであった。
そして、下り始めて10秒で達した結論は・・・・"やばい"であった。
せっかく丹精こめてホイールを組んだのに、登りとくだり、両方が遅くなってしまったのである。
この教訓から私は"軽いものには必ずリスクがある"という真理を学んだのである。
そのホイールは、体重60キロに満たない常連に仕入れ値で売ってあげた。
これで、損をすることなく勉強が出来たのだから、安いもんである。
[まちがいだらけ~ P124]
■『だから私も、自分の大切な読者のみんなには、あえて危険なリスクをおかして欲しくないのである。
ボトル一本どころか、おしっこ一回分くらいの軽量化で、
もしかしたら一パーセントくらいはヒルクライムが速くなるのかもしれない。
それは私も認めるところであるし、その誘惑の甘美さは身をもって、狂おしいほどに熟知している つもりだ。
しかし、その結果として死んじゃう確率が二パーセント高くなってしまっているのだとしたら…
そんなものを私は”男の趣味”とは認めるわけにはいかないのである』
[まちがいだらけの~ P145]
※上の文と下の文で矛盾が生じていますね。
相手にどんなホイールか説明はしたんだろうけど、コレでいいわけ!?
※エンゾは損をしなかったが、この常連は遅い上に危ないホイールを売りつけられて大損である。
※しかしこのことから得られた教訓は全く役に立たなかったらしく、
エンゾは現在カーボンフレーム+レコード+決戦用軽量ホイールを使用していたりする。
※「26穴の軽量リム」も実在しているのか不明
(基本的にリム穴は4の倍数であるため。24穴か28穴なら普通に買える)です。
※パーツの軽さだけを基準にしてホイールを組んだら剛性の足りない欠陥ホイールが出来ました、
という初心者にありがちな失敗だと思われます。
また、軽量ホイールの分野では専用設計の部品を使える完組みホイールのほうが有利であり
手組みで決戦用の軽量ホイールを作るメリットはほぼありません。
■このヴァイパーは特別に縦フレもとってあげることにする。
(中略)もちろん、あらかじめ張ってあるうさんくさいワイヤーはすべてとりはずし、新品と交換してやる。
はずしたワイヤーは捨てずにとっておき、ママチャリの修理のときにでも使えばよい
[まちがいだらけ~ P20]
※縦フレも横フレも取って当然の作業です。
極当たり前の作業を”してあげる”って・・・。
おまけにご自分が胡散臭いと評した、中古のワイヤーをママチャリ整備に流用?
元の所有者とママチャリの方の了解は得ているのでしょうか?
※「うさんくさいワイヤー」のせいでママチャリが事故を起こしたらどう責任を取るつもりなのだろうか。
ママチャリと言えども胡散臭い部品を使うなどとんでもない話である。
■神奈川県の大型プロショップで購入した商品で私の店に持ち込まれた面白いものは
「センターが1センチもずれた"リッチー"の完組みホイール」
(タイヤがチェーンステイに当たると言って持ってきた)、
仮組みのままでまだテンションのかかっていない手組みホイール
(これがびっくりすることに所有者は私が指摘するまで気づかなかった)」
[まちがいだらけ~ P25]
※ロードバイクは設計がタイトなので、ホイールのセンターが1cmもずれていた場合
チェーンステイにあたるどころか組み付けすら出来ません。
梱包用の箱に入らない場合もあるくらいです。
というか1cmもズレが出来るようであれば殆ど確実に組みまちがいであり
一目でわかるような状態になっている筈で、
それがメーカーの検品や店員の目をすり抜けてきたとは考えにくいです。
また、テンションのかかっていないホイールは、まともに走ることが出来ません。
これって本当の出来事なのでしょうか?どうやらこの話は捏造の可能性が大きいですね。
※普通はその大型プロショップに連絡して返品するはずですが…。
出来ない理由があったのでしょうか!?
※神奈川で大型プロショップといえばワイズロードくらいしかありませんが、
この本が出版された時点ではワイズロードの開店から8ヶ月しか経っていません。
(複数店舗を持つ店というならサガミサイクルやコギーが挙げられますが、
せいぜい兄弟店という程度の規模です)
その短い間にエンゾの店に欠陥ホイールが2つも持ち込まれるというのはどう考えてもおかしいですね。
※エイ出版社の「ロードバイク初・中級テクニック」という本には
初心者のモデルとして登場する清水さんに
自分が勝手に作り上げた方法論を基に本来の適合サイズより小さいフレームを注文し、
スレッドステムにスペーサーをかまして誤魔化し売りつける自転車屋が登場します。
他ならぬエンゾ自身です。
シンプルで格好いいクラシックスタイルのロードバイクが台無しになってしまったうえ、
いい加減な仕事で妥協。
件の大型プロショップといい勝負・・・・
いや、エンゾの批判が嘘にしか見えない分、大型プロショップの方がマシかもしれません。
■「さいきんの客はそういった(パーツから自転車を組み上げていく)想像力が欠如している。
もちろんそんな客は完成車をキラキラとならべたてている
軽薄なショップで買えばよいことなので、お帰りいただく。
ときには、めんどくさいのであろうか、想像力が欠如しているんじゃなくて、
想像すること自体を拒否しているんじゃないかと思われるフシもあったりする。
子どものことからなんでもかんでも、それこそ女のアソコから自分の将来までをもリアルな映像として
お手軽に見てきたようなれんじゅうは、きっと”墨”を爪で引っ掻いたことも、
目を細めてモザイクのむこうがわを見透そうと念をこめたこともないのだろう。」
[まちがいだらけ~ P108,109]
※それだと氏に”お任せ”で自転車を組んでもらったロッジの森本氏もダメということになりますね。
※流石は、"妻帯者でありながら裏ビデオを買いに、せっせと配達帰りにスズキバーディーを飛ばした"人
ならではの発言です。
普通の人なら、無意味な努力と斬って捨てるところです。
※その一方で、「まちがいだらけ~」では
『エンゾさんに全てお任せします!と言われると職人冥利につきる』とも書いている。
結局、その判断基準はエンゾ自身が気分よく仕事できるかどうかという非常に自分勝手なものである。
※只でさえスポーツバイクは高価なのに「自転車を組み上げる程度の知識を持った上で買え」と
更にハードルを上げて間口を狭めるのはあまり賢い行動とは言えません。
初心者の為のハードルはなるべく低くしておかないと、ロードバイクというスポーツの衰退を招くだけです。
■すなわち、最初の自転車選びに失敗しないためには、まず信頼できる専門店の店主と友好的な人間関係をむすび、
あとは店主にすすめられたロードバイクを買うべきなのである。
つまり、事前に商品を見たり、試乗したりする必要はないということなのである。
[まちがいだらけ~ p45]
※えらく気の長い話ですね。
普通の店で実際にこれをやったら
「ロードバイクを持ってもいないし、買い物もしないのに
自転車の話をしに来る客ですらない迷惑な人」
と思われるのがオチです。
店員さんも暇ではないので絶対にやめましょう。
※つまらない見栄やプライドで175ミリのノーマルクランクを使うエンゾという人もいるくらいなので、
自分の好みで最初の自転車を選んでも問題ないのでは!?
※前の文章では「(パーツから自転車を組み上げていく)想像力が欠如している」と書いているのに
ここでは「店主のオススメを買え」「事前知識は必要ない」と書いています
事前知識がなければ頭の中でパーツから組み上げるなんてことは出来ませんし、
店主のオススメを買うだけならパーツから組むだけの想像力も必要ありません。
えらく矛盾した文章ですが、エンゾは書いてて気がつかなかったのでしょうか!?
■やはり高額な商品を購入するのだから、勉強はしておくべきなのである。
私は耐震偽装マンションを購入した人に微塵も同情を感じない。
[セッティングバイブル p136]
※しかし自分が経営難の会社に入社して半分騙されたような形で借金を作ったことは
恨みがましく書いている。
「他人が騙されるのは馬鹿にしても、自分が騙されるのは許せない」という本性が露見しています。
■「実は私は3本ローラーに乗ることが出来なかった。
その為店で3本ローラーを売ることを拒否していたのだ。」
[BICYCLECLUB 2007年2月号]
※3本ローラーは正しいペダリングを身に着けるためのロードバイクの基本です。
それに乗ることが出来ない人間が、ポジションやらレースを語っていて良いのでしょうか?
(セッティングバイブル P158によると現在は乗れるようになった模様)
※ちょっと前まで三本ローラーに乗ることも出来なかった
(要するに綺麗なペダリングが出来なかった)人間が
「カリスマ」を名乗るというのは如何なものでしょうか。
■私の店ではヘルメットの購入優先順位はけっして高くない。
なぜなら、ヘルメットは「転んだときに効果を発揮するもの」であって、
「転ばないためにはなんの役にも立たないもの」であるからだ
■グローブ&アイウェア
「路面からの衝撃緩和と滑り防止
そして万が一の落車時にグローブは必ず身に着けたい」
ロードバイクバイブル P39
※同じページの文章なのに話が破綻しています。
万が一の落車のことを心配するなら、やはりヘルメットは優先して買い、被るべきでしょう。
※業界や読者からの反発があったのか、ロードバイクバイブル改訂版だと
エンゾの店ではヘルメットもちゃんと買わせていることになっている。
所謂「オトナの都合」というやつである。
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最終更新:2024年03月30日 10:07