- 【バイオレット】
- 紫色。赤と青の二次色。高貴、はかない、神秘的なイメージ。
- 戦隊ものだと、敵の女幹部。
- いわゆる1組。
- アリザリンクリムソンとウルトラマリンを混ぜれば作れる。
- しかし、鮮やかな紫が欲しいときには、やはり、紫絵の具が必要。
- 紫絵の具は高価なものが多い。コバルトバイオレットとかwww
- 不思議なことに、白を加えるだけで、灰色に見える。
- 逆に、不純物が混ざると、すぐ紫ではなくなってしまうということ。
- 種類
- コバルトバイオレット
- 澄んだ美しい紫色。半透明。着色力弱。耐光性大。乾燥性普通。
- 主成分①:リン酸コバルトまたはリン酸コバルト-リチウム。有害。混色制限Y。
- 主成分②:ヒ酸コバルト。砒素を含み猛毒。垂れ流し禁止。混色制限Y。
- 最近はどれも①のものである。毒性はそんなに強くない。
- ホルベインのコバルトバイオレットライトは②で、こちらは砒素を含み猛毒。要注意。
- 青みのあるものから、ローズ調のものまで売られている。
- 値段がバーミリオンと並んで絵の具の中でNo.1。普通のサイズでも一本3000円www
- 高いのに着色力は弱く、すぐ他の色に食われる。高い絵の具はみんな割に合わない。
- しかもバーミリオンと違って、hue(赤+青+白の混合物。400円)は耐光性が最悪なうえ、色も汚い。
- 着色力が弱いから、混色で使わず、そのままピンポイントで使った方が効果的。
- じゃないと、あっという間に3000円の絵の具を使い切ってしまうことになる。
- 混色するなら赤や青など紫に近い色と混ぜるとよい。離れた色だとすぐ灰色になる。
- マイメリのhueはジオキサジンバイオレット+キナクリドンバイオレットの混合物。一本300円。
- こちらは、色がきれいで、本物の色調をよく再現できている。オススメ。
- ウルトラマリンバイオレット
- 青みのある紫。透明。着色力中。耐光性中。乾燥性遅。
- 主成分:紫群青。無毒。混色制限S。
- 赤みの強いウルトラマリン。ウルトラマリンのようにも使える。
- 透明なので、グレーズに適する。
- マツダから出ている。一本400円。マツダスーパーだとミネラルバイオレットで出ている。
- ジオキサジンバイオレット
- 青みを帯びた紫。半透明。着色力中。耐光性普通。乾燥性普通。
- 主成分:ジオキサジン。無毒。混色制限なし。
- マイメリからパーマネントバイオレットブルウォッシュで出ている。一本300円。
- 安いし、色もきれいで着色力もあるので、コバルトバイオレットの代わりにできる。
- キナクリドンバイオレット
- 赤みを帯びた紫。透明。着色力中。耐光性大。乾燥性普通。
- 主成分キナクリドンバイオレット。無毒。混色制限なし。
- 紫というより、マゼンタ。彩度が高いので、花を描くときに便利。
- ホルベインはローズバイオレットトランスペアレントで出している。一本400円。
- ミネラルバイオレット
- 少し濁った紫。不透明。着色力中。耐光性大。乾燥性普通。
- 主成分:リン酸マンガンアンモニウム。無毒。混色制限なし。
- 着色力はあるので、混色に使うことができる。しかし、あまりきれいではない。一本600円。
- マルスバイオレット
- 汚い紫。不透明。着色力強。耐光性大。乾燥性普通。
- 主成分:酸化鉄紫。無毒。混色制限F。
- 紫というか茶色に近い。色がとても強い。
- 色が汚いので、下描きくらいしか使い道がない。一本300円。
編集者:Casablanku