Atomを使用したNetBookへのインストール

NetBookにインストールした手順を記しておきます。
予想に反して、けっこうちゃきちゃき動いてくれます。Sleepは使えませんが、起動がそこそこ早いので苦になっていません。現在、Windows 7とXP、UbuntuとMacの○恥ブートです。

用意するもの


下準備

  • iDeneb v1.4 10.5.6はDVDに焼いておく。
  • Diablo's iDeneb 1.4 toolsは解凍して、ApplePS2Keyboard.kextとインストール後アクセスできる場所に置いておく。Fat32でフォーマットされているUSBメモリ(普通のものはFat32でフォーマットされています)が推奨。インストール後、設定無しでネットワークにアクセスできる場合は、NASや共有フォルダに置いておくのもOK。
  • Biosを最新の物に更新しておく。Aspire Oneを使用していたが、Biosを更新していなかったのでインストールにコケました。
  • デュアルブート、マルチブートがしたいなら、システムとデータのバックアップは忘れずに。

インストール手順

  1. USB接続のDVDドライブにiDeneb v1.4 10.5.6のDVDをセットしてブートする。
  2. 言語を選ぶ画面が出るので、"主に日本語を使用する"を選択して、次へ進む。
  3. 上のメニューバーから"ユーティリティ"から"ディスクユーティリティ"を起動する。
  4. パーテションを選択して、インストールするパーテションを作成し、"Mac(ジャーナリング)"フォーマットする。
  5. "ようこそ"画面が表示されているので、次へ進む。ライセンスに合意するか聞かれるので、"合意する"をクリック
  6. インストール先のパーテションを聞かれるので、指定して続行。
  7. カスタムを選んで"iDeneb Essential System"を選択。"Netbook"の項目に、自分の使用している機種があるなら、選択しておく。言語の"日本語"をしておく。
  8. インストールを実行します。インストールDVDのチェック中が出るので、"スキップ"します。
  9. 落ち着いて待つ。インストールが終了したら、リブートします。
  10. DVDを抜いておく。
  11. システムが起動したら秒読みが始まります。適当なキーを押して"-x"を入力します。
  12. 初期設定のWelcome画面が立ち上がります。"Show All"にチェックを入れて、"Japan"を選択して"Continue"を押す。
  13. Select Your Keybordが出ますが、特に日本語で設定する項目が無いので、"U.S."のまま"Continue"を押す。
  14. Do You Already Own aMacの画面が出ますが、持ってないので、そのまま"Continue"を押す。
  15. Enter your Apple IDと聞かれるが、"Altキー + q"を入力して、"Skip"を押してとばす。
  16. Create Your Accountの画面に移るので、"Name:"と"Short Name:"にログインするアカウントの情報を入力して"Continue"を押す。(パスワードを設定していないので、"これでいいのか?"みたいな確認メッセージが出ますが、"OK"を押す)
  17. Select a Picture For This Accountの画面に移ります。カメラが活きていれば、カメラ越しに動物が一匹、映し出されます。適当に設定して"Continue"を押す。
  18. Select Time Zoneの画面に移ります。"Tokyo-Japan"を選択して"Continue"を押す。
  19. Set Date and Timeの画面に移ります。時間を合わせて"Continue"を押す。
  20. Enter your Apple IDの設定をとばしたので、"Dont' Foget to Register"画面に移る。登録することは無いと思うが、"Done"を押す。
  21. Safe Bootのログイン画面に移ります。これでインストールは終了です。別途、ドライバや日本語環境を行ってください。

起動後の設定項目

ドライバのインストール

そのままの状態では、解像度が800×600で、Safe Bootでしか起動しないので、ドライバを入れます。
ここでは、チップセットGMA950とDoNotSleepのパッケージをインストールします。
  1. Diablo's iDeneb 1.4 toolsにGMA950.pkgとDoNotSleep.mpkgの二つのファイルがあるので、実行します。特に設定項目はないので、"Continue"を押し続けて完了します。
  2. DoNotSleep.mpkgをインストールした場合、林檎印 → "System Preferences" → "Energy Saver"のSleepの設定をPower Adopter、Batteryの両方のプロファイルで"Never"を設定します。
  3. iDeneb 1.4 toolsの"ShutdownSound"を"/Library/StartupItems"にコピーします。
  4. Diablo's iDeneb 1.4 toolsのOSX86Toolsを起動して、"Enable/Disable Quatz GL"のボタンを押し、"Quatz GL"を有効にします。設定が完了すると、Rebootがかかります。

※環境により異なると思われます。

キーマップの修正

NetBookにインストールした場合、Windows用のキーボードなので正しく作動しません。("ろ"が無効になっていて"_"が入力できなかったり、エンマークのキーを押すと、ボリュームアップになったりする)そこをきちんと使えるように設定します。
コマンド操作で所有者をrootユーザに変更する際、rootで作業する必要があります。アプリケーションのユーティリティ"ディレクトリユーティリティ"でrootユーザを有効にしてから作業を行ってください。(ごちゃごちゃやっているうちに、きちんと使えるようになった)

  1. インストールディスクを開いて、/System/Library/Extensions/に移動する
  2. "ApplePS2Controller.kext"を右クリックして、"パッケージの内容を表示"を選択します。別ウィンドウで、中身が表示されます。
  3. ApplePS2Controller.kextの中身にアクセスできるので、"Contents/PlugIns/"の"ApplePS2Keyboard.kext"を修正済のものに置き換えます。
  4. コンソールを開いて、以下のコマンドを実行する。(どういうことをやっているかは、Unixのコマンドなのでそっち方面でググってください)
$ su
(パスワード入力)
# chown -R root:wheel /System/Library/Extensions/ApplePS2Controller.kext/Contents/PlugIns/ApplePS2Keyboard.kext
# chmod -R 755 /System/Library/Extensions/ApplePS2Controller.kext/Contents/PlugIns/ApplePS2Keyboard.kext
# rm /System/Library/Extensions.mkext
# reboot
再起動後にコンソールから"diskutil repairPermissions /"を実行してアクセス権を修復する。

日本語環境

  1. 林檎印 → "System Preferences" → "International"を選択します。
  2. "Laguages:"に"日本語"という項目があるので、項目の一番上にドラッグします。
  3. "Input Menu"の"Kotoeri"にチェックを入れます。
  4. キーボードのレイアウトファイル"PSJ.keylayout"をインストールドライブ直下のライブラリ内の"Keyboad Layouts"内にコピー。これにより、レイアウトが選べるようになります。
  5. FEPを「あ」hiraganaと変更して入力メニューから"環境設定を表示"を選択します。
  6. 入力のタブにある"英字入力時のキーボード配列"のポップアップメニューから"PS/2J"を選択します。

カードリーダ

SDカードを刺したままの状態で、非常に起動速度が遅くなる事があります。
その時は以下の二つのファイルを削除してください。
/System/Library/Extensions/IOSDHCIBlockDevice.ktext
/System/Library/Extensions.ktext

補足

  • Acer Aspire One A150で作業を行いました。単体で使用するには不自由はしていません。ただし、USBのキーボードの挙動が少しおかしい。
  • パーテションをフォーマットする際には、"マスターブート・レコード"を選択するのだが、ディフォルトで固定されています。
  • インストールするパーテションは、プライマリの方が無難。(拡張を試していません。たぶん大丈夫と思う)
  • パーテションの名前は何でもOK。インストール後、デスクトップに表示されます。日本語の名前は使わない方が無難。
  • デュアルブートやマルチブートを考えているなら、インストールするパーテションはあらかじめ作成しておいた方がいいみたいです。環境によっては、ディスクの認識に時間がかかってしまうみたいです。フォーマットは何でもOK。インストールの際に、Macのディスクユーティリティからフォーマットしてください。
  • インストールの際は、SDカードは抜いておく。起動がかなり遅くなる事があります。
  • 起動時に"-x"のオプションを付けるのは、Windowsで言うセーフブートみたいな感じです。
  • インストールのカスタマイズの項目に何やら怪しい項目がたくさんあります。ほとんどがオリジナルに作成されたバッチのようです。うまくいかない時は試してみてください。
  • インストール先の選択で、"オプション"という項目があるが、選択できません。

参考URL

  • iDeneb v1.4 10.5.6 Install guide
  • MacOS x86の夢を語る第14夜

ちなみに、あなた - 人目ですね。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2010年03月20日 19:30
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。