心の瑕、見えないもの ◆/Vb0OgMDJY
「ふざけるな!!」
静かな森に女性の怒号が響き渡った。
それは他人の――自身の――否定を許さない強い意志の表れ、聞く者に沈黙を強いるほどのものだった。
「言うに事欠いて聖上が悪道に身を染めただと! 性懲りもなく下劣な嘘をっ!!」
自身の内にある戸惑い“オボロが無力な者をその手にかけたという事実、ならば聖上も”
を振り払うがごとく、ありったけの力を込めて、トウカは咆えた。
それは他人の――自身の――否定を許さない強い意志の表れ、聞く者に沈黙を強いるほどのものだった。
「言うに事欠いて聖上が悪道に身を染めただと! 性懲りもなく下劣な嘘をっ!!」
自身の内にある戸惑い“オボロが無力な者をその手にかけたという事実、ならば聖上も”
を振り払うがごとく、ありったけの力を込めて、トウカは咆えた。
「某を二度も欺こうとしてもそうはいかん! ましてやそのような聞くに堪えん嘘をつくなど最早捨て置くことは出来ん! ここで成敗してくれる!!」
殺気すら篭ったトウカの叫び、否、それは既に咆哮と表現して差し支えのないもの。
殺気すら篭ったトウカの叫び、否、それは既に咆哮と表現して差し支えのないもの。
だが、
普段の彼ならば既に逃げ出しているような、それを受けてなお、春原陽平はその場所に留まり続けていた。
既に足には震えが奔っている。
心臓は辺りに響きそうなほど激しく高鳴っている。
恐怖のあまりに思わず失神してしまいそうなほどの緊張を感じてなお、
「う……嘘なんかじゃない! あいつは、あいつらは……人殺しだ!!」
陽平は叫び返した。
普段の彼ならば既に逃げ出しているような、それを受けてなお、春原陽平はその場所に留まり続けていた。
既に足には震えが奔っている。
心臓は辺りに響きそうなほど激しく高鳴っている。
恐怖のあまりに思わず失神してしまいそうなほどの緊張を感じてなお、
「う……嘘なんかじゃない! あいつは、あいつらは……人殺しだ!!」
陽平は叫び返した。
春原陽平は“必死”だった。
信じられる仲間などいない(自業自得だが)、
助けを求めて頼った相手は、平然と仲間だった相手を殺す危険人物達だった、
そして、最も頼りにしていた親友は死んだ、
最早、彼に頼れるのは元々の知り合いである坂上智代のみ、
つまり、陽平にとっては“智代の傍以外は等しく危険な場所”だったのである。
信じられる仲間などいない(自業自得だが)、
助けを求めて頼った相手は、平然と仲間だった相手を殺す危険人物達だった、
そして、最も頼りにしていた親友は死んだ、
最早、彼に頼れるのは元々の知り合いである坂上智代のみ、
つまり、陽平にとっては“智代の傍以外は等しく危険な場所”だったのである。
陽平には既に「逃げ場」など存在していなかったのである。
だから陽平は叫び返した、ありったけの力を込めて。
だから陽平は叫び返した、ありったけの力を込めて。
「あいつらは首輪を持っていた! そして僕が目覚めたとき観鈴はどこにもいなかった!」
“窮鼠猫を噛む”ということわざがある。
「観鈴はあいつらの事を信用していた! けどあいつらは首輪を手に入れる為に平然と観鈴を殺したんだ! 観鈴の知り合いが人殺しだったというだけで!」
今の陽平はまさしく“窮鼠”であった。
「そして僕が目を覚ました事に驚いて、殺そうと近寄って来た! だから僕は必死で逃げたんだよ!」
そして、窮鼠の一噛みは猫(というか、鳥?)に届いたのである。
“窮鼠猫を噛む”ということわざがある。
「観鈴はあいつらの事を信用していた! けどあいつらは首輪を手に入れる為に平然と観鈴を殺したんだ! 観鈴の知り合いが人殺しだったというだけで!」
今の陽平はまさしく“窮鼠”であった。
「そして僕が目を覚ました事に驚いて、殺そうと近寄って来た! だから僕は必死で逃げたんだよ!」
そして、窮鼠の一噛みは猫(というか、鳥?)に届いたのである。
こやつは何を言っているのだ?
聖上が、仲間だった相手を殺した?
知り合いが危険人物だから?
首輪を奪うために?
「そ、そのような妄言が信じられると思うか! 聖上がそのような理由で仲間を殺すなどありえん! あってたまるか!!」
そうだ、聖上は力無き者を殺したりはせん!
聖上が、仲間だった相手を殺した?
知り合いが危険人物だから?
首輪を奪うために?
「そ、そのような妄言が信じられると思うか! 聖上がそのような理由で仲間を殺すなどありえん! あってたまるか!!」
そうだ、聖上は力無き者を殺したりはせん!
「大体お主は、その観鈴とやらが死んのを見たわけでもないのであろう! お前の言っている事は推測に過ぎん!」
聖上は理由も無く人を殺したりもしな
「でっ、でも、……あ、あいつらが首輪を持っていたのは事実だ!!」
…………理由?
聖上は理由も無く人を殺したりもしな
「でっ、でも、……あ、あいつらが首輪を持っていたのは事実だ!!」
…………理由?
……オボロには聖上のためという理由があった、なら聖上には……首輪?
……某たちの命はこの首輪に握られている、何をするにもまずはこの首輪をどうにかしなくてはならん。
……首輪をどうにかするには……首輪を調べるしかない……
……首輪を調べるには……首輪を手に入れるしか…ない。
……首輪を手に入れる方法は、一つしか、ない。
……某たちの命はこの首輪に握られている、何をするにもまずはこの首輪をどうにかしなくてはならん。
……首輪をどうにかするには……首輪を調べるしかない……
……首輪を調べるには……首輪を手に入れるしか…ない。
……首輪を手に入れる方法は、一つしか、ない。
「く…首輪を……持っていたから何だと言うのだ! ……お、襲ってきた相手の物かもしれないではないか!」
そうだ、
首輪を手に入れる方法は一つだけ、
だが、手に入れられる相手は一人では無い。
悪漢を聖上が成敗し、その相手から手に入れた。 おそらくはこうに違いない。
そうだ、
首輪を手に入れる方法は一つだけ、
だが、手に入れられる相手は一人では無い。
悪漢を聖上が成敗し、その相手から手に入れた。 おそらくはこうに違いない。
「僕が会ったとき、あいつらは首輪の事なんか少しも言わなかった! その時にはまあ、色々あったんだけどさ……。
けど、その後僕が目を覚ました時には観鈴はどこにもいなくて、あいつらは首輪を持っていた! 僕が気を失っている間に誰かが襲ってきて、その相手を殺して、その後僕を運んで移動するなんてあり得ないよ!」
おのれまだ言うか、それ以上聖上を侮辱するのなら、本当にその首を貰い受けてくれようか。
けど、その後僕が目を覚ました時には観鈴はどこにもいなくて、あいつらは首輪を持っていた! 僕が気を失っている間に誰かが襲ってきて、その相手を殺して、その後僕を運んで移動するなんてあり得ないよ!」
おのれまだ言うか、それ以上聖上を侮辱するのなら、本当にその首を貰い受けてくれようか。
窮鼠の一噛みは、確かに猫に届いた。
必死な鼠は気づかなかったが、それは猫の傷を広げる一撃であった。
ゆえに猫も必死と成り、これ以上傷つかない選択肢を選ぼうとも考えた。
だが、
「ええい、うるさ「二人とも少し落ち着かないか」
トウカの言葉を遮って、この場に居た最期の人物、坂上智代が口を開いた。
必死な鼠は気づかなかったが、それは猫の傷を広げる一撃であった。
ゆえに猫も必死と成り、これ以上傷つかない選択肢を選ぼうとも考えた。
だが、
「ええい、うるさ「二人とも少し落ち着かないか」
トウカの言葉を遮って、この場に居た最期の人物、坂上智代が口を開いた。
さて、面倒なことになったな……。
頼りにならないとはいえ、折角顔見知りに会えたというのに、再会を喜ぶ暇もないとは。
とはいえ、このまま見ていてもどうにもならないしな。
「まず春原、おまえはその観鈴さんとやらが死んでいるのを確認したわけではないのだろう」
まずは春原を落ち着かせるのが先決だ。
「あ、ああ……で、でも」
「ただ、お前が目を覚ました時には、観鈴さんはどこにもおらず、ハクオロ…達か? は首輪を所持していたということだな」
「……ああ、そうだよ」
頼りにならないとはいえ、折角顔見知りに会えたというのに、再会を喜ぶ暇もないとは。
とはいえ、このまま見ていてもどうにもならないしな。
「まず春原、おまえはその観鈴さんとやらが死んでいるのを確認したわけではないのだろう」
まずは春原を落ち着かせるのが先決だ。
「あ、ああ……で、でも」
「ただ、お前が目を覚ました時には、観鈴さんはどこにもおらず、ハクオロ…達か? は首輪を所持していたということだな」
「……ああ、そうだよ」
どうしてだか春原は気絶していて、その間に何かがあったらしい。
そして、何故か一人減った仲間と、何故かあった首輪か……。
これだけ聞くと確かに疑わしいが、
「だが、トウカさんの言ったように、襲ってきた相手を倒し、首輪を奪ったという可能性もある。
ああ、言っておくが、お前が気絶している間ではないぞ、その前だ。
お前と出会う前に既に首輪を持っていた、と考えればそう不自然ではない」
こう考えれば、つじつまは合うな。
「だ、だけど」
「無論、お前の言うことが本当だという可能性もあ「聖上はそのようなことはせん!!」る」
一先ずなだめようとしたら、トウカさんに邪魔された。
そして、何故か一人減った仲間と、何故かあった首輪か……。
これだけ聞くと確かに疑わしいが、
「だが、トウカさんの言ったように、襲ってきた相手を倒し、首輪を奪ったという可能性もある。
ああ、言っておくが、お前が気絶している間ではないぞ、その前だ。
お前と出会う前に既に首輪を持っていた、と考えればそう不自然ではない」
こう考えれば、つじつまは合うな。
「だ、だけど」
「無論、お前の言うことが本当だという可能性もあ「聖上はそのようなことはせん!!」る」
一先ずなだめようとしたら、トウカさんに邪魔された。
「まあ、最後まで聞いてくれ。
そもそも私はハクオロという人物について、トウカさんから聞いただけだ。
それに対して、春原は一応知り合いではある、で、少なくともこのような嘘を付くような相手ではないと知っている。
だから」
と、一息入れて。
「ようは確認出来ればよいのだろう。
なら、本人に会いに行けばいい」
最も分かりやすい方法を提示した。
「直接、ハクオロ達に会いに行って、そこで観鈴さんに会えればそれで解決だろう。」
これなら問題も無い。
そもそも私はハクオロという人物について、トウカさんから聞いただけだ。
それに対して、春原は一応知り合いではある、で、少なくともこのような嘘を付くような相手ではないと知っている。
だから」
と、一息入れて。
「ようは確認出来ればよいのだろう。
なら、本人に会いに行けばいい」
最も分かりやすい方法を提示した。
「直接、ハクオロ達に会いに行って、そこで観鈴さんに会えればそれで解決だろう。」
これなら問題も無い。
と思うのだが、
「そんな、僕はいやだぞ、もう一度あいつらのところに行くなんて。
大体、危険だとは思わないのか?」
「某も反対だ! 聖上を疑うような真似はしたくない!
……それに、千影殿との約束もある、今からでは間に合わなくなる」
……まあ、来るとは思っていたが。
しかし、気になる単語があったな、まずはそこから片付るか。
「そんな、僕はいやだぞ、もう一度あいつらのところに行くなんて。
大体、危険だとは思わないのか?」
「某も反対だ! 聖上を疑うような真似はしたくない!
……それに、千影殿との約束もある、今からでは間に合わなくなる」
……まあ、来るとは思っていたが。
しかし、気になる単語があったな、まずはそこから片付るか。
「まずトウカさん、その約束というのはなんのことだ?」
これは初耳だ。
「む、そういえば智代殿には話していなかったか……。
某は第三回放送のときに神社にいるという約束を千影殿としているのです。
最も先ほどは思わぬ襲撃を受けて一度離れざるをえなかったが、千影殿はまだ生きているし、千影殿の知り合いも来るとなれば、行かないわけにはいかん」
これは初耳だ。
「む、そういえば智代殿には話していなかったか……。
某は第三回放送のときに神社にいるという約束を千影殿としているのです。
最も先ほどは思わぬ襲撃を受けて一度離れざるをえなかったが、千影殿はまだ生きているし、千影殿の知り合いも来るとなれば、行かないわけにはいかん」
神社か……、トウカさんが襲撃を受けた場所だな。
私としても危険人物がいる場所ならば優先的に行っておきたい場所ではあるな。
そして……ふむ、ならば
「そうか、なら我々は神社に向かうとしよう」
と言った。
私としても危険人物がいる場所ならば優先的に行っておきたい場所ではあるな。
そして……ふむ、ならば
「そうか、なら我々は神社に向かうとしよう」
と言った。
私があっさりと折れたことでトウカさんも、春原も唖然としていたが、やがてトウカさんが聞いてきた。
「智代殿……某が言うのもなんだが、何故そんな簡単に?」
「トウカさんは忘れたのか? 私は元々危険人物を排除するのが目的なんだぞ」
これを聞いてトウカさんが渋い顔をしたが、かまわず続ける。
「それに、私も迂闊だったが、もっと簡単な確認法があったんだ。
今トウカさんが言っただろう、“放送”だよ。
その観鈴さんが本当に死んでいるのなら、次の放送で名前が呼ばれるはずだ。
もし、本当に名前が呼ばれたら、その時は改めてハクオロ達に会いに行けばいい」
「智代殿……某が言うのもなんだが、何故そんな簡単に?」
「トウカさんは忘れたのか? 私は元々危険人物を排除するのが目的なんだぞ」
これを聞いてトウカさんが渋い顔をしたが、かまわず続ける。
「それに、私も迂闊だったが、もっと簡単な確認法があったんだ。
今トウカさんが言っただろう、“放送”だよ。
その観鈴さんが本当に死んでいるのなら、次の放送で名前が呼ばれるはずだ。
もし、本当に名前が呼ばれたら、その時は改めてハクオロ達に会いに行けばいい」
そう、この方法なら本当になんの問題も無い。
トウカさんも、私がハクオロの事をほとんど疑っていないと分かったのか、何も言わない。
まあ、私は疑っていないのではなくて、春原の話を聞いて多少無理を感じただけなのだがな。
そう思ったのだが、春原はしつこかった。
トウカさんも、私がハクオロの事をほとんど疑っていないと分かったのか、何も言わない。
まあ、私は疑っていないのではなくて、春原の話を聞いて多少無理を感じただけなのだがな。
そう思ったのだが、春原はしつこかった。
「あ、会いに行く必要は無いんじゃないか。
わざわざ危険人物のところまで行かなくてもいいじゃないか」
まあ、春原らしいな
「観鈴さんが死んだだけでは、お前の話が本当とは断定できない。
まあ、限りなく怪しくはなるが、一応襲撃されて観鈴さんが殺されたという可能性もある」
そこで一息ついて、
「それに、本当に危険人物だとしたら、私が殺す」
強い意志を込めて言った。
その言葉の前に、春原は押し黙った。
「それに、トウカさんも、そのときは協力してくれるだろう?」
確信をもって聞いた。
その問いに対してトウカさんは睨み殺すような視線を向けてきたが、何も言わなかった。
そのまましばらく押し黙っていたが、ややあって
「……そのような事を考えるだけでも不快だが、もしそのような事があればお諌めするのが臣下の努め。
そのときは某自身の手で聖上を斬る」
予想された答えが返ってきた。
わざわざ危険人物のところまで行かなくてもいいじゃないか」
まあ、春原らしいな
「観鈴さんが死んだだけでは、お前の話が本当とは断定できない。
まあ、限りなく怪しくはなるが、一応襲撃されて観鈴さんが殺されたという可能性もある」
そこで一息ついて、
「それに、本当に危険人物だとしたら、私が殺す」
強い意志を込めて言った。
その言葉の前に、春原は押し黙った。
「それに、トウカさんも、そのときは協力してくれるだろう?」
確信をもって聞いた。
その問いに対してトウカさんは睨み殺すような視線を向けてきたが、何も言わなかった。
そのまましばらく押し黙っていたが、ややあって
「……そのような事を考えるだけでも不快だが、もしそのような事があればお諌めするのが臣下の努め。
そのときは某自身の手で聖上を斬る」
予想された答えが返ってきた。
「で、でも、」
「くどいな春原、大体お前の言うとおりハクオロ達が危険人物だとしたら、何故お前は生きているのだ?」
春原が結論の付いた話を蒸し返そうとする。
なので、ほとんど決定的な事実を突きつけた。
トウカさんの話を聞く限り、危険人物とは思えないが、もし仮にハクオロ達が危険人物ならば、春原を生かしておく理由は無い。
「それは…………そうだ! 気絶してたからだよ!
僕は何時でも殺せるから、先に観鈴を殺して、首輪を奪ったところで僕が目を覚ましたんだ!
その証拠に、ハクオロの服は血で染まっていた!」
「くどいな春原、大体お前の言うとおりハクオロ達が危険人物だとしたら、何故お前は生きているのだ?」
春原が結論の付いた話を蒸し返そうとする。
なので、ほとんど決定的な事実を突きつけた。
トウカさんの話を聞く限り、危険人物とは思えないが、もし仮にハクオロ達が危険人物ならば、春原を生かしておく理由は無い。
「それは…………そうだ! 気絶してたからだよ!
僕は何時でも殺せるから、先に観鈴を殺して、首輪を奪ったところで僕が目を覚ましたんだ!
その証拠に、ハクオロの服は血で染まっていた!」
む……、以外と説得力のある事を言ってきたな。
確かに先に春原を殺しては、もう一人を殺すときに差し支えはするな。
そして、こう見えてもこいつはかなり足が速い、逃げ足なら尚更だ。 距離があれば大抵の相手からは逃げられるだろう。
だが、
「それなら予め、縛っておくなりするだろう。
靴を奪っておくというのも単純だが効果は高い。
本当に危険人物なら、それこそ足を撃つぐらいはするだろうな。」
確かに先に春原を殺しては、もう一人を殺すときに差し支えはするな。
そして、こう見えてもこいつはかなり足が速い、逃げ足なら尚更だ。 距離があれば大抵の相手からは逃げられるだろう。
だが、
「それなら予め、縛っておくなりするだろう。
靴を奪っておくというのも単純だが効果は高い。
本当に危険人物なら、それこそ足を撃つぐらいはするだろうな。」
そもそも殺すつもりなら、気絶しているからといってそのまま放置しておく理由などない。
更にわざわざ運ぶなどありえない話だ。
これは流石に春原も反論できないのか、押し黙っていた。
まあ、これでこれ以上駄々は捏ねないだろう。
実際にそのハクオロ達と合流するときには一悶着あるかもしれないが。
更にわざわざ運ぶなどありえない話だ。
これは流石に春原も反論できないのか、押し黙っていた。
まあ、これでこれ以上駄々は捏ねないだろう。
実際にそのハクオロ達と合流するときには一悶着あるかもしれないが。
本来なら、智代は此処までで話を打ち切るべきだった。
だが、智代は無意識のうちに、次の質問をしてしまった。
だが、智代は無意識のうちに、次の質問をしてしまった。
「それと春原、見ての通りわたしも血まみれなんだが、おまえはわたしが殺人者だとは思わないのか?」
どうなのだ。
お前は先ほど服に血がついていたから殺人者だと言った
血に濡れていれば殺人者だというのなら、お前は私を殺人者だと思うのか。
お前は私のことも……恐ろしいと思うのか。
どうなのだ。
お前は先ほど服に血がついていたから殺人者だと言った
血に濡れていれば殺人者だというのなら、お前は私を殺人者だと思うのか。
お前は私のことも……恐ろしいと思うのか。
「え、……あ、その、智代がそんなことをするわけ……」
「したと言ったらどうする」
はっきりと答えた。
そう、私は恐慌のあまり、短絡的に、人を殺した。
だから殺人者も、陰で陰謀を行うものも許さないと誓った。
だが……、私が殺人を犯した事実は消えない。
「したと言ったらどうする」
はっきりと答えた。
そう、私は恐慌のあまり、短絡的に、人を殺した。
だから殺人者も、陰で陰謀を行うものも許さないと誓った。
だが……、私が殺人を犯した事実は消えない。
元々の知り合いであるおまえは、その事でわたしを責めるのか……?
坂上智代は強い心の持ち主である。
だから、彼女は罪を犯しながらも前に進むことが出来た。
非日常の中に放り込まれて、その非日常と戦う事を決意できるほどの強さ。
だから、彼女は罪を犯しながらも前に進むことが出来た。
非日常の中に放り込まれて、その非日常と戦う事を決意できるほどの強さ。
だが、いかに強いといってもこのような殺し合いの場では限度がある。
目の前での他人の死、自らの過ち、思い人の死――
智代の心は知らぬ間に疲弊していた。
それでも初めて会う相手、言い換えれば“非日常”の中では心を保てた。
だが、“日常”の残滓を目にして、彼女の心は知らぬうちに安らぎを――赦しを、求めていた。
目の前での他人の死、自らの過ち、思い人の死――
智代の心は知らぬ間に疲弊していた。
それでも初めて会う相手、言い換えれば“非日常”の中では心を保てた。
だが、“日常”の残滓を目にして、彼女の心は知らぬうちに安らぎを――赦しを、求めていた。
智代が?
智代まで人殺しだって?
そんな、じゃあ僕はどうしたらいいんだ?
智代は僕を助けてはくれない、いやそれどころか僕を■すかもしれないのか?
そんな、そんなわけがない、そうだ、何か、
智代まで人殺しだって?
そんな、じゃあ僕はどうしたらいいんだ?
智代は僕を助けてはくれない、いやそれどころか僕を■すかもしれないのか?
そんな、そんなわけがない、そうだ、何か、
「な、何か訳があるんだろう? じゃ、じゃなきゃ、智代が、そんな事を、する、するわけがない、じゃないか、そうだろ? そうなんだろ?」
そうだ、
きっと何か訳があるんだ、そうだ、そうに違いない! じゃなきゃ、じゃなきゃ僕は一体誰を頼ればいいんだ?
そうだ。きっとそうなんだ。
きっと何か訳があるんだ、そうだ、そうに違いない! じゃなきゃ、じゃなきゃ僕は一体誰を頼ればいいんだ?
そうだ。きっとそうなんだ。
「お前は、そう思ってくれるのか……?」
ああ、そうさ、
そう思うに決まってるじゃないか、
そうじゃなきゃ、そう思わなきゃ、僕は、僕は、
そう思うに決まってるじゃないか、
そうじゃなきゃ、そう思わなきゃ、僕は、僕は、
「ああ、そう思うさ、智代は人に危害は……まあ、その、なんだ………………け、けど自分から人を殺すなんてことはしないさ、なあ」
もう智代しか頼れる相手はいないんだ、
だから、智代が危険人物なはずがない、
じゃなきゃ、僕にはもうどこにも行くところがないんだ。
だから、智代が危険人物なはずがない、
じゃなきゃ、僕にはもうどこにも行くところがないんだ。
「そうか……、ありがとう。
お前はわたしを信じてくれるのだな」
「と、当然だろ、その、知り合いなんだしな」
お前はわたしを信じてくれるのだな」
「と、当然だろ、その、知り合いなんだしな」
ああ、やっぱり智代は危険じゃなかったんだな。
ああ智代、今は君が女神に見えるよ!
ああ智代、今は君が女神に見えるよ!
「だが、私が過ちを犯したのは事実だ、だからそのことを聞いて欲しい」
智代の話は終わった。
色々と考えることがありそうだけど、とりあえず智代が危険でないという事は分かったから僕としてはそれでいいや。
でも、
「智代の覚悟はすごいと思うけど……僕は危険人物に会いに行くのは絶対反対だぞ!
自分から危険なところに行くなんてとんでもない!」
これは譲れない。
色々と考えることがありそうだけど、とりあえず智代が危険でないという事は分かったから僕としてはそれでいいや。
でも、
「智代の覚悟はすごいと思うけど……僕は危険人物に会いに行くのは絶対反対だぞ!
自分から危険なところに行くなんてとんでもない!」
これは譲れない。
「しつこいなお前も……なら私たちととりあえず神社までは来い。
トウカさんの話を聞く限りは、おまえを野放しにしておくのは危険のような気もするからな。
そこで放送と人を待ってそのときに色々と考えることにするか」
「……まあそれでいいさ」
しかし、考えてみると僕の言うことに智代がおとなしく従ってくれるとは思えない、つーかありえない。
なので、あんまり危険じゃなさそうな神社まではおとなしく着いていこう。
何人か人が増えれば智代も少しは気が変わってくれるかもしれないからな。
トウカさんの話を聞く限りは、おまえを野放しにしておくのは危険のような気もするからな。
そこで放送と人を待ってそのときに色々と考えることにするか」
「……まあそれでいいさ」
しかし、考えてみると僕の言うことに智代がおとなしく従ってくれるとは思えない、つーかありえない。
なので、あんまり危険じゃなさそうな神社まではおとなしく着いていこう。
何人か人が増えれば智代も少しは気が変わってくれるかもしれないからな。
「智代殿、こやつも連れて行く気か?」
と、思ったらいきなりなんてこと言い出すんだこいつは、
僕に何か怨みでも……そういえばあったな。
まずい、でも、それでも智代なら……智代ならなんとかしてくれる。
と、思ったらいきなりなんてこと言い出すんだこいつは、
僕に何か怨みでも……そういえばあったな。
まずい、でも、それでも智代なら……智代ならなんとかしてくれる。
「まあ、不安になるかもしれないが、悪い奴じゃあない、それに……話したいこともあるしな」
いやっほーう! 智代最高ー!
でも話したいことってなんだ?
「智代殿がそういわれるのなら……、某は反対はしませんが」
いやっほーう! 智代最高ー!
でも話したいことってなんだ?
「智代殿がそういわれるのなら……、某は反対はしませんが」
そうして一人増えた一行は、再会を願い神社へと向かう。
すぐ傍にあった危険に気づくことも無く。
それは彼女らにとっては間違いなく幸運な出来事であった。
それは彼女らにとっては間違いなく幸運な出来事であった。
だが、その幸運は大小あれ三人に共通すること……心の疲労によるもの。
トウカは、心のどこかでハクオロを信じきれなかった。
智代は、無条件に知り合いを信じすぎてしまった。
陽平は、智代の疲弊に気付けなかった。
智代は、無条件に知り合いを信じすぎてしまった。
陽平は、智代の疲弊に気付けなかった。
三人が三人とも、お互いの齟齬に気付けなかった。
それが、いつまで幸運であり続けるかは……わからない。
それが、いつまで幸運であり続けるかは……わからない。
【C-3 森/1日目 夕方】
【坂上智代@CLANNAD】
【装備:無し】
【所持品①:支給品一式×3、サバイバルナイフ、トランシーバー×2、多機能ボイスレコーダー(ラジオ付き)、十徳工具@うたわれるもの、スタンガン、
催涙スプレー(残り4分の3)、ホログラムペンダント@Ever17 -the out of infinity-】
【状態:中度の疲労、血塗れ、軽度の精神的疲労、左胸に軽度の打撲、右肩刺し傷(動かすと激しく痛む・応急処置済み)、少量の失血、ゲームに乗った人間に対する深い憎悪】
【思考・行動】
基本方針:殺し合いに乗っている人間を殲滅する(無謀な行為は極力避ける)。一応最終目標は主催者の打倒。
0:とりあえず神社に向かう。
1:体調が回復するまでは、トウカと春原と行動を共にする。(回復後は不明)
2:万一放送で観鈴の名前が呼ばれたら、ハクオロ達に会いに行く。
3:自身の基本方針に、僅かながら迷いがある。
【備考】
※蟹沢きぬが殺し合いに乗っているかもしれないと疑っていますが、疑惑は薄れています。
※ネリネと舞を危険人物として認識しています。
※『声真似』の技能を持った殺人鬼がいると考えています。
※トウカからトゥスクルとハクオロの人となりについてを聞いています。
※第三回放送の時に神社に居るようにする(禁止エリアになった場合はホテル、小屋、学校、図書館、映画館の順に変化)
【装備:無し】
【所持品①:支給品一式×3、サバイバルナイフ、トランシーバー×2、多機能ボイスレコーダー(ラジオ付き)、十徳工具@うたわれるもの、スタンガン、
催涙スプレー(残り4分の3)、ホログラムペンダント@Ever17 -the out of infinity-】
【状態:中度の疲労、血塗れ、軽度の精神的疲労、左胸に軽度の打撲、右肩刺し傷(動かすと激しく痛む・応急処置済み)、少量の失血、ゲームに乗った人間に対する深い憎悪】
【思考・行動】
基本方針:殺し合いに乗っている人間を殲滅する(無謀な行為は極力避ける)。一応最終目標は主催者の打倒。
0:とりあえず神社に向かう。
1:体調が回復するまでは、トウカと春原と行動を共にする。(回復後は不明)
2:万一放送で観鈴の名前が呼ばれたら、ハクオロ達に会いに行く。
3:自身の基本方針に、僅かながら迷いがある。
【備考】
※蟹沢きぬが殺し合いに乗っているかもしれないと疑っていますが、疑惑は薄れています。
※ネリネと舞を危険人物として認識しています。
※『声真似』の技能を持った殺人鬼がいると考えています。
※トウカからトゥスクルとハクオロの人となりについてを聞いています。
※第三回放送の時に神社に居るようにする(禁止エリアになった場合はホテル、小屋、学校、図書館、映画館の順に変化)
【トウカ@うたわれるもの 散りゆくものへの子守唄】
【装備:舞の剣@Kanon(少々の刃こぼれ有り)】
【所持品:支給品一式、永遠神剣第七位『存在』@永遠のアセリア-この大地の果てで-】
【状態:全身に軽い打撲、胸に中度の打撲、右脇腹軽傷(応急処置済み)、中度の肉体的疲労】
【思考・行動】
基本方針:殺し合いはしないが、襲ってくる者は容赦せず斬る。
0:とりあえず神社へと向かう。
1:ハクオロと千影、千影の姉妹達を探し出して守る。
2:ネリネを討つ。
3:命の恩人である智代を守る。 春原はついで。
4万が一放送で観鈴の名前が呼ばれたら、そのときは……。
5:可能ならば赤坂と合流。
6:次に蟹沢きぬと出会ったら真偽を問いただす。
【備考】
※『声真似』の技能を持った殺人鬼がいると考えています。
※蟹沢きぬが殺し合いに乗っていると疑っていますが、疑惑は薄れています。
※陽平を嘘吐きであると判断しています。 (微妙に疑いきれなくなっています)
※第三回放送の時に神社に居るようにする(禁止エリアになった場合はホテル、小屋、学校、図書館、映画館の順に変化)
※永遠神剣第七位"存在"
アセリア・ブルースピリットが元の持ち主。両刃の大剣。
魔力を持つ者は水の力を行使できる。
ウォーターシールド…水の壁を作り出し、敵の攻撃を受け止める。
フローズンアーマー…周囲の温度を急激に低下させ、水分を凍結させ鎧とする。
他のスキルの運用については不明。
【装備:舞の剣@Kanon(少々の刃こぼれ有り)】
【所持品:支給品一式、永遠神剣第七位『存在』@永遠のアセリア-この大地の果てで-】
【状態:全身に軽い打撲、胸に中度の打撲、右脇腹軽傷(応急処置済み)、中度の肉体的疲労】
【思考・行動】
基本方針:殺し合いはしないが、襲ってくる者は容赦せず斬る。
0:とりあえず神社へと向かう。
1:ハクオロと千影、千影の姉妹達を探し出して守る。
2:ネリネを討つ。
3:命の恩人である智代を守る。 春原はついで。
4万が一放送で観鈴の名前が呼ばれたら、そのときは……。
5:可能ならば赤坂と合流。
6:次に蟹沢きぬと出会ったら真偽を問いただす。
【備考】
※『声真似』の技能を持った殺人鬼がいると考えています。
※蟹沢きぬが殺し合いに乗っていると疑っていますが、疑惑は薄れています。
※陽平を嘘吐きであると判断しています。 (微妙に疑いきれなくなっています)
※第三回放送の時に神社に居るようにする(禁止エリアになった場合はホテル、小屋、学校、図書館、映画館の順に変化)
※永遠神剣第七位"存在"
アセリア・ブルースピリットが元の持ち主。両刃の大剣。
魔力を持つ者は水の力を行使できる。
ウォーターシールド…水の壁を作り出し、敵の攻撃を受け止める。
フローズンアーマー…周囲の温度を急激に低下させ、水分を凍結させ鎧とする。
他のスキルの運用については不明。
【春原陽平@CLANNAD】
【装備:無し】
【所持品:無し】
【状態:肉体的疲労大、重度の人間不信、朦朧状態、空腹、右手首に手錠、上はTシャツ、下はジーンズを着用】
【思考・行動】
基本方針:死にたくない。
0:とりあえず神社へと向かう(でも行きたくない)
1:智代と行動する。
【備考】
往人とハクオロと瑛理子を危険人物と認識しています。
【装備:無し】
【所持品:無し】
【状態:肉体的疲労大、重度の人間不信、朦朧状態、空腹、右手首に手錠、上はTシャツ、下はジーンズを着用】
【思考・行動】
基本方針:死にたくない。
0:とりあえず神社へと向かう(でも行きたくない)
1:智代と行動する。
【備考】
往人とハクオロと瑛理子を危険人物と認識しています。
そうして、彼女達が立ち去った後、近くにあった危険は動きだした。
彼女がここに来たのは、森の中に響いている叫び声に誘われてである。
殺し合いに乗った彼女からすれば、参加者の下に行くのは当然の行動である。
ただ、彼女は少し方針を変更していた。
前回の戦闘において、彼女は一人も殺せなかった。
その前の戦闘では、結局一人に逃げられてしまった。
彼女はこの島でも最高クラスと思われる武器を所持しているのに、である。
殺し合いに乗った彼女からすれば、参加者の下に行くのは当然の行動である。
ただ、彼女は少し方針を変更していた。
前回の戦闘において、彼女は一人も殺せなかった。
その前の戦闘では、結局一人に逃げられてしまった。
彼女はこの島でも最高クラスと思われる武器を所持しているのに、である。
彼女は少しその原因を考えて、すぐに気付いた。
つまり、一人では多人数を殺すのは難しいということである。
最大の武器であるブラウニング M2 “キャリバー.50”を用いればその限りではない、がその弾数には不安が残る。
なので、彼女は見つけた相手が多人数、しかもかつて逃がした強敵が含まれているのを見て、襲撃せずに気付かれない程度に近くで話を聞くことにした。
本来なら、気配察知に優れたトウカに気付かれるところではあるが、彼女が動揺していたのは、お互いにとって幸運だったのだろう。
つまり、一人では多人数を殺すのは難しいということである。
最大の武器であるブラウニング M2 “キャリバー.50”を用いればその限りではない、がその弾数には不安が残る。
なので、彼女は見つけた相手が多人数、しかもかつて逃がした強敵が含まれているのを見て、襲撃せずに気付かれない程度に近くで話を聞くことにした。
本来なら、気配察知に優れたトウカに気付かれるところではあるが、彼女が動揺していたのは、お互いにとって幸運だったのだろう。
そうして、彼女達の話を聞きながら、彼女は一つの決心をした。
それは“神社に向かうこと”である。
普通なら、多くの人間が集まるらしい神社に向かうのは得策ではない。
しかし、彼女は話を聞いて一つの事実を思い出していた。
それは“神社に向かうこと”である。
普通なら、多くの人間が集まるらしい神社に向かうのは得策ではない。
しかし、彼女は話を聞いて一つの事実を思い出していた。
“多分……それで合っているはずだ。
私の支給品が……この島にある全ての銃火器の予備弾セットなんだ。”
そう、自分がかつて約束した相手、
そしてトウカというらしい女の人が約束したらしい相手、千影。
彼女の支給品はこの島にある全ての銃火器の予備弾セット。
なら、当然キャリバーの弾も含まれているはず。
少々の危険を冒してでも手に入れたいもの。
とはいえ無理はしない、ただ千影の存在を確認できれば、それを追えばいい。
チャンスはきっと来る。
私の支給品が……この島にある全ての銃火器の予備弾セットなんだ。”
そう、自分がかつて約束した相手、
そしてトウカというらしい女の人が約束したらしい相手、千影。
彼女の支給品はこの島にある全ての銃火器の予備弾セット。
なら、当然キャリバーの弾も含まれているはず。
少々の危険を冒してでも手に入れたいもの。
とはいえ無理はしない、ただ千影の存在を確認できれば、それを追えばいい。
チャンスはきっと来る。
それを求めて、彼女――川澄舞は静かに歩き出した。
【C-3 森/1日目 夕方】
【川澄舞@Kanon】
【装備:ニューナンブM60(.38スペシャル弾5/5) 学校指定制服(かなり短くなっています)】
【所持品:支給品一式 ニューナンブM60の予備弾32 バナナ(フィリピン産)(3房)、ブラウニング M2 “キャリバー.50”(ベルト給弾式、残弾45) 】
【状態:疲労(中)、肋骨にひび、腹部に痣、肩に刺し傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、太腿に切り傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、後頭部にたんこぶ】
【思考・行動】
基本方針:佐祐理のためにゲームに乗る
0:神社に向かい、千影と支給品を確認する。
1:佐祐理を救う。
2:全ての参加者を殺す。ことりも殺す。
3:相手が強い場合、多人数の場合は無理はしない。
【装備:ニューナンブM60(.38スペシャル弾5/5) 学校指定制服(かなり短くなっています)】
【所持品:支給品一式 ニューナンブM60の予備弾32 バナナ(フィリピン産)(3房)、ブラウニング M2 “キャリバー.50”(ベルト給弾式、残弾45) 】
【状態:疲労(中)、肋骨にひび、腹部に痣、肩に刺し傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、太腿に切り傷(止血済。痛いが普通に動かせる)、後頭部にたんこぶ】
【思考・行動】
基本方針:佐祐理のためにゲームに乗る
0:神社に向かい、千影と支給品を確認する。
1:佐祐理を救う。
2:全ての参加者を殺す。ことりも殺す。
3:相手が強い場合、多人数の場合は無理はしない。
144:先の先、後の先。 | 投下順に読む | 146:第三回定時放送 |
144:先の先、後の先。 | 時系列順に読む | 146:第三回定時放送 |
130:泥の川に流されてたどりついたその先に | 坂上智代 | 150:憎しみの果てに |
130:泥の川に流されてたどりついたその先に | トウカ | 150:憎しみの果てに |
130:泥の川に流されてたどりついたその先に | 春原陽平 | 150:憎しみの果てに |
131:再会、混戦、決戦/Blue Tears(後編) | 川澄舞 | 152:炎の魔法少女(前編) |