母サマが死に、父サマも事故でなくなって、周りの親戚の奴らも父サマの遺産を食い荒らした挙句、俺たち兄弟を施設に預けやがった。
兄サマと…俺だ!
そうだ…ああやって俺は父サマや母サマとの幸せな日々のことを思い出していたんだ
幼少モクバ 「あ…兄サマ…」
幼少モクバ 「ごめん兄サマ、俺、いつも遊んでいた公園に行けば父サマがいた頃に戻れるような気がして…」
幼少モクバ 「兄サマ…」
あれが、兄サマの口癖だったね…。
幼少モクバ 「まただぁ。兄サマはやっぱり強いや」
あの頃の兄サマはよく遊んでくれた。でも…あの日を境に兄サマから笑顔が消えた。
幼少モクバ 「ん?」
そう…あの日…あの男がやってきてから…!
アイツだ
幼少モクバ 「兄サマ?」
幼少モクバ 「養子?」
あの時すでに兄サマには、現在までの全ての青写真ができていたんだね
あの時…あの時、兄サマがあいつに…剛三郎に勝たなければ…
兄サマの顔から笑顔が消えることもなかったはず…!
今からでも過去を変えられるのなら、俺は昔の、笑顔が似合う兄サマでいて欲しいんだ!
うわ、うわあああああああ!(悲鳴)
最終更新:2007年11月05日 01:22