墓地?
……っ!?
マリクとイシズが姉弟(きょうだい)なら、イシズもまた墓守の一族。
墓を守る、守る!
そのキーワードが、イシズのデッキにも秘められているとしたら…!
まさか!
これがイシズの戦略だったんだ。
海馬のデッキは死んで墓地。イシズのデッキは生き返る。
このために、イシズは次々とカードを墓地に送っていったんだ。
イシズの墓地には、海馬のデッキ破壊によって大量のカードが残されている。
しかもそのほとんどが、主力として使えるものばかり。
それに引き換え、海馬が墓地に捨てたカードはわずか6枚。
7ターン後にはドローも出来なくなり、海馬は負ける!
海馬……。
モクバ!
海馬。
海馬はオベリスクの召喚を狙っている……。
となると、手札にはあのカードがあるはず。
海馬!
俺には見えるぜ。
見果てぬ先まで続く俺達の戦いのロード!
自分の未来は自分のカードで切り開く!それがデュエリスト!
俺には見える。このバトルシティで俺とお前の戦う未来が!
海馬諦めるな!お前の未来を!
今の伏せカードは、恐らくクロス・サクリファイス!
だがイシズもそれは読んでいる。
最終更新:2007年11月14日 11:44