私(わたくし)の名前は、イシズ。
イシズ・イシュタール。


【遊戯たちと童実野美術館の回想】
私はイシズ・イシュタール。
3000年の長き月日、我が一族に伝わる、ファラオの記憶の一部をお守りしてきた者です。


自らの宿命に導かれ。
あの者は私の弟。いえ、今は異なるもう一つの魂に支配される、悲しみの器。
我が弟、マリクを救い出すために私はこのデュエルを制します!

マリク、必ずあなたを救い出します。

瀬人。この千年タウクには、未来を見通す力が秘められています。
あなたは私との戦いで敗北を迎える!
その運命から逃れる事はできません。

デュエリスト達を襲い、世界を暗躍するグールズの総帥こそ、私の弟、マリクでした。
でもそこにいるマリクではありません。
グールズの総帥として、レアカードを奪い、求めてきた罪も、もちろん許されるものではありません。
でも、今はそれ以上の脅威がマリクに宿っているのです。
私は自ら勝ち進み、我が弟マリクを支配しようという者と、刺し違えねばなりません。

あなたの敗北は、あなたのデッキに眠るオベリスクに導かれるとしたら……?

瀬人。既に見えています。あなたの未来が。
ブラッド・ヴォルスを攻撃表示で召喚。
更にリバースカードをセットして。
全ては私が見たビジョンの通り。
私のターンですね。

ケルドゥを守備表示。
そして、魔法カードを発動します。墓穴の道連れ!
カイザー・グライダーと融合を、お捨てなさい。
分かりました。ターンエンド。

マリク!いいえ、マリクの内より目覚めた邪悪な心。
私はこのデュエルを制し、勝ちあがり、自らの手で、お前を闇に葬り去ります。
ハッ!

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最終更新:2012年07月31日 15:13