前回のあらすじ
待て、リシド! 攻撃するな!
城之内は……神のカードで仕留めろ!
リシドよ。
お前が墓守りの一族ならば、その強靭な心によって、
神のコピーカードを操ることができる。
お前が神のコピーカードを操ることが出来たら、
亡き父上も、お前を本当の息子と認めるさ。
決して移し身なんかじゃない、一族の後継者であると!
それが一族の証だ、リシド!
フッ。
ッフン。
リシド、よくぞ神の移し身を従えた。
お前は身をもってイシュタールの一族である証を立てたのだ!
目の前でラーの姿を拝めば、誰一人お前が神の所持者、マリクであることを疑う者はいまい!
リシド、神の力はお前のものだ!
!?
何だ……このオーラは…!?
感じる…怒り……途方もない憎悪…。
馬鹿な……僕のデッキに眠る真の神が、怒りのオーラを発しているのか?
はっ…!
なんだ? あれはラーの姿などではない…。
!
【グールズの実験を回想しながら】
コピーカードを使ったことへの、神の怒り!
そうだ…! 神の怒りは、そのゲームに参加した者全員に下される。
リシド!
【リシドの回想】
少年マリク:
リシド……! リシドーーーーー!!
リシドォォーー!!
ぐぁっ…うぅぅぁっ…!
ぬぅっ…あぁぁぅぅぅぁ…!!
【イシズの回想】
少年マリク:
助けて! 助けてリシド!
リシド、助けてぇ!!
ぅっ……リシド……! リシドォォー!!
むぐっ…ぅっ……んぐぅぅぅー…うっ…!!【回想終わり】
【再びイシズの回想】
少年マリク:
教えてくれよリシド……僕は誰を憎めばいい…!
っ…!
リシド、その顔は…。
リシド…。【回想終わり】
ぐっ…ぅぁぁぁぁっ…!
最終更新:2010年02月19日 16:48