うっ……
やったな、遊戯!
あったりめえよ! あれくらいでくたばる、城之内様じゃねえぜ!
お前ら見たろ? 最後まで遊戯を守って場にいた、レッドアイズの雄姿をよ!
はははははっ。心配すんな! すぐに取り戻すぜ。
【回想】
負けんな遊戯。
お前言ってたじゃねえか。手札には必ず可能性が秘められてるってよ。
諦めんな、遊戯。それが真のデュエリストだろ?
【回想終わり】
お?
遊戯。
待てよ、海馬!
俺とデュエルしろ。負けたばっかでわりいけどよ、3位決定戦といこうじゃねえか。
え、え? この!
待てって言ってんだろ!
友の力なんか必要ねえだと? へっ。確かに、俺も昔はそうだったさ。そんな言葉を聞くだけで、虫酸が走るくらいだったぜ。けどな、俺は遊戯と知り合ってから変わったんだ。
見えるけど見えないもの、友情ってやつを、俺は遊戯と出会って知った。
そして、俺はその友情に応える為に、遊戯を倒す! 真のデュエリストになってな。それが俺のデュエル、俺のバトルシティだ。1回負けたくれえで終わっちまう、てめえとは違うんだよ!
うるせえ! じゃあ聞くがモクバ、お前はどうなんだよ。
俺達が友を思う気持ちと、お前が海馬を思う気持ちの、どこが違うってんだ?
おい海馬、俺は正直言って、お前はもうちょっと骨のある男だと思ってたぜ。けど、結局お山の大将になりてえだけなんじゃねえのか?
じゃあ決まりだな。俺とデュエルしろ、海馬!
言ってくれるじゃねえか。
へっ。そうこなくっちゃな。
おう! 望む所だ!
最終更新:2009年04月22日 21:26