はぁ・・・はぁ・・・
はぁ・・・はぁ・・・ああっ
マリク様、墓守の一族に課せられた過酷なさだめは、
イシュタール家に悲劇を生み、憎しみと怒りがマリク様の中に邪悪な心を宿らせました
うっ・・・うう・・・
マリク様、今、あなたは自ら絶望という深き闇に身を投じようとしている
ぐぁっ!・・・ぁ・・・・・・大丈夫・・・です
しかし、たとえ闇をさまよおうとも、人は生きていかなければなりません。
それは、墓守の宿命ではない。人の宿命なのです!
マリク様、人は決して光を目指すのではない。生きてこそ、光はあるのです
マリク様
マリク様
マリク様、あなたの心に残されていた生きる力、その力が邪悪なる意思に打ち勝ったのです
最終更新:2009年04月22日 21:12