ブラックマジシャン使い?
何!?
楽しいかよ、命を奪い合う戦いが。楽しいかって聞いてるんだよ!
腐ってるぜ貴様!
なら俺が教えてやる。真のデュエリストの、戦いって奴をな!
ブラックマジシャン、プレイヤーへのダイレクトアタック! ブラックマジック!
パンドラ! 貴様はカードを切り刻み、イカサマに利用した。このままゲームを続ければ、そのカードの痛みを思い知ることになるぜ。ゲームを降りるなら今のうちだぜ!
くっ。
その言葉で貴様への僅かばかりの哀れみも失せたぜ。ゲーム続行だ、パンドラ!
さあ、デュエル再開だ!
奴の場には、守備モンスターが1体のみ。俺のターンでモンスターを召喚して一気に攻め、勝負を付けるぜ。
俺のターン。マグネットウォーリアβ、召喚!
何!? トラップ!
ブラックマジシャン、復活!?
攻撃力の同じモンスターは、どちらも迂闊に攻撃を仕掛けられない。そうなると、魔法とトラップでどちらが先に相手のブラックマジシャンを倒すか、そこが勝敗の分かれ目になる。
このターン、更に2枚の伏せカードを場に出し、ターン終了だ。
俺のターンだ。カードを1枚伏せ、終了。
俺のターン。
何!? ギロチン!
ブラックマジシャン!
なら、マジックカード・オープン! マジカル・シルクハット!
見抜かれたか。それなら、魔法解除だ!
ブラックマジック!
互いのブラックマジシャンが消滅。
死者蘇生!(パンドラと一緒)
くっ。
俺のブラックマジシャンと対等に渡り合うとはな。褒めてやるぜ、パンドラ。
俺のターン。終了だ。
パンドラ、お前のテクは認めるぜ。お前ほどのデュエリストなら、奇術師としての腕も相当なものだったろうに、何故マリクの言うがままに、グールズのレアハンターなんかに成り下がっている。
うっ。
何故お前を励ましてくれていた恋人を信頼しなかったんだ。今からでも遅くはない、お前の真心で彼女に訴えれば!
マリク、また記憶を操ったのか!
デュエルだって信頼だ! 俺はどんなことがあっても、自分のブラックマジシャンを、信じるぜ!
このデュエル、どちらが最後まで自分とカードとが信頼し合えるか、それが勝敗の鍵だ。
それはどうかな。
最終更新:2009年03月19日 19:18