あー、うん、今行きまーす。
えへん(ドゥヒン☆)。
え? そうかな。ちょっと派手じゃない?
ええーっ、そんなの僕には似合わないよ。
えっ、何言ってんだよ。
え、べ、別にぃー。
行ってきまーす(イテキマース☆)。
えっ? もう、からかわないでよ!
杏子、お待たせ。
へへ、これ、もう一人の僕との大切な絆だから、これで絶対に切れたりしないんだぜ。
(回想)
みんなには黙ってたけど、デュエルする時の僕は、いつもの僕じゃない。
いつもは心の中に潜んでる、もう一人の僕が入れ替わって戦ってるんだ。
(回想終わり)
どうしたの? 杏子。
うん。
じいちゃん行ってくるねー。
えっ、何で?
ん?
んん…
あ、僕のこと占ってくれるんだって。
そ、そう?
ダメだよこれは。大事な物なんだ。
でも…
んん…
ほんとにちょっとだけだよ。
んん?(杏子と一緒に)
ああっ!
杏子、先に学校行ってて。僕あいつを!
んっ、はあはあはあ…
ああっ。
僕に来いって目印か。よおっし。
んっ、んんんっ、ううんっ。
誰かいるの? 僕の千年パズルを返して!
千年パズル!
返して、僕の千年パズルを返すんだ。
んっ。
あっ。
お前は誰なんだ。何故僕にデュエルさせようとするんだ。
どうしてもデュエルをしなきゃ、千年パズルは返してもらえないんだね。
わかった。だから約束は守って!
もう一人の僕、聞こえる?
良かった。この位置でも、君を呼び出すことはできるね。
ええっ、どうして?
じゃあ、いつもみたいに力を貸してもらえないんだね。
わかった。僕、君の為に戦うよ。そして必ず、千年パズルを取り返す。
最終更新:2009年08月03日 12:04